ごろ寝さんが投稿した赤坂 菊乃井（東京/赤坂）の口コミ詳細

2015.2月再訪。
２月末の訪問だったのでお料理は３月の内容になっていました。
久々の再訪でやはり菊乃井のお料理は楽しいなぁ～と改めて実感した次第でございます。
・八寸　　新作の二段重ねの器にはピンクのリボンがかけられていてお雛様気分を味わえます。
　　　　　筍・独活・烏賊の木の芽和え、菜種、わらび、助子落雁、白魚寿司、花弁百合根いくら、
　　　　　人参葉の辛子胡麻和えと春らしい食材が品よく盛り付けてあります。
　　　　　木の芽和えをいただくと春が来たな～と嬉しくなります。
　　　　　人参葉の辛子胡麻和えはちょうどいい辛子具合で後ひく旨さです。
　　　　　助子落雁も塩加減が良くお酒のアテにちょうどいい味わいでした。
・向付　　一皿目はボタン海老とさよりでしたがサヨリの上品な味わいにうっとりしました。
　　　　　ボタン海老は美しい緑色の卵が乗っていて塩気と身の甘みを同時に味わえました。
　　　　　二皿目はさごしでこちらはポン酢ジュレでサッパリといただきました。
・蓋物　　蛤真蒸春丘仕立てにはこごみと筍も添えられていて、この筍がまるでとうもろこしのような
　　　　　甘みがあり、春を飛び越えて夏を感じる様な味わいでした。
　　　　　蛤真蒸はふわふわと柔らかく甘みがあって美味しかったです。
・酢物　　白アスパラ、蕗、わらび、蓬麩の白和えはくどさが全くなくサッパリした口当たり。
・強肴　　新海苔鍋には穴子、帆立、浅利、蓬豆腐が入っていました。
　　　　　このお出汁がとても美味しくて海苔の風味も素晴らしく火傷しながら夢中で飲みました。
　　　　　彩の為に青のりも入っていましたが出汁と海苔の饗宴といった感じでお茶漬けにして
　　　　　食べたいくらいでした。
・食事　　蟹ご飯と法蓮草のすり流し。
　　　　　蟹ご飯には紅ズワイガニの味噌も入っているので濃厚な味わいです。
　　　　　ご飯も美味しいのですが法蓮草のすり流しは白みそ仕立てなので程よい甘みがあり
　　　　　すこぶる美味しかったです。
　　　　　辛子もきいているので甘さの中にスッキリ感があり癖になる旨さでした。
・水物　　ピスタチオアイスクリーム　マンゴーソース。
　　　　　マンゴーの酸味が甘いアイスの味を引き締めていてとても美味しいスイーツでした。　
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2014.9月再訪。
お料理内容が去年の９月と全く同じではありましたが、やはりここの懐石は華があり目でも楽しめます。
お祝いで利用したので菊花酒をいただいた後に紅白なますとお赤飯のサービスがありました。
・先付　　胡桃豆腐　山葵餡　デラウェア　花穂紫蘇。
　　　　　胡桃の食感を残した濃厚な豆腐と程よい酸味のデラウェアの組み合わせ。
・八寸　　かます菊花寿司、車海老紹興酒漬け、鱒の子醤油漬け、焼目栗、鱧の子煮凝り、鱧の子落雁。
　　　　　緑色の新銀杏とさつま芋でイチョウに見立てた黄色が彩り豊かで美しい八寸。
　　　　　味に関しては美味しいものあり、大味な物ありですがかます菊花寿司は美味しかったです。
・向付　　あこう　さごし焼き霜ポン酢ゼリー。
　　　　　あこうは弾力が凄くてなかなかの噛みごたえでしたが、さごしの身は柔らかくポン酢ゼリーで
　　　　　サッパリといただけました。
・煮物椀　鱧豊年椀　松茸　つる菜　三日月豆腐。
　　　　　鱧の身にお米の衣をつけて揚げてあるのでボリュームのあるお椀でした。
　　　　　三日月豆腐がほわぁ～んとした味わいでどこかホッとします。
・焼き物　鮎の塩焼き。
　　　　　本来は焼き雲丹ですが去年いただいてイマイチ好きではなかったので千円の追加料金で
　　　　　鮎に変更してもらいました。
　　　　　小ぶりな鮎でとても美味しかったです。
・酢物　　柿とマスカットの白和え　ザクロ　黒胡椒。
　　　　　あまり熟していない柿なので甘ったるさがなく食べやすかったですが個人的にフルーツの
　　　　　白和えは好きじゃないので、これはイマイチでした。
・強肴　　穴子豆腐　菊菜餡。
　　　　　焼いた穴子が入った揚げだし豆腐に春菊の餡がかかっています。
　　　　　穴子の香ばしさもあり菊菜餡もいいお味です。
・ご飯　　地鶏と栗のご飯　枝豆すり流し　香の物。
　　　　　甘栗と地鶏のご飯はいい出汁が米の一粒一粒にしみわたり、地鶏自体も美味しいです。
　　　　　甘栗なのに甘さが抜けてなかなか美味しいご飯でありました。
　　　　　枝豆のすり流しは色鮮やかで見た目にも綺麗な一品。
・水物　　バニラアイスとカスタードプリン。
　　　　　苦みのきいたカラメルソースがプリンの甘さを引き締めているのでとても食べやすいデザートでした。　
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2014.2月再訪。
１万円の懐石コースをいただいて来ましたがテーブルにはお品書きが置かれるようになりました。
・猪口　　赤蕪蒸し海老餡かけ。
　　　　　　ほんのり生姜がきいた赤蕪蒸しは体の芯から温まる美味しい一品でした。
・八寸　　手綱寿司、白魚柚香煮、菜種辛し和え、助子落雁、蕗の味噌漬け、梅豆腐、黒豆、のし梅、葉山葵。
　　　　　　絵馬に盛り付けられた季節感あふれる八寸は目で舌で楽しめます。
　　　　　　特に葉山葵のお浸しが後味の辛味が何ともたまらない、あとをひく美味しさでした。
・向付　　針烏賊とぼたん海老はどちらも甘く、特にぼたん海老は卵とあわせて頂くとその甘さが更に倍増する旨さ。
・蓋物　　鴨しんじょう薄氷仕立て。焼九条葱や草餅、絵馬に見立てた慈姑の御椀には上に薄くスライスされた
　　　　　　聖護院蕪が乗っていてタイトル通り薄氷のようでした。
　　　　　　鴨しんじょうもボリュームがあり食べごたえのある美味しいお椀でした。
・焼物　　塩鰤の酒焼。辛味大根と共に頂く塩鰤はこってり＆サッパリで食べやすかったです。
・強肴　　三宝柑蟹豆腐。これは非常にクリーミーで濃厚なお豆腐でプルンプルンの食感でした。
　　　　　　ポン酢も添えられているので途中でかけると味もサッパリと別物になるので二度楽しめるお豆腐でした。
・食事　　貝柱と揚げ、金時人参の炊き込みご飯と牛蒡のすり流し。
　　　　　　牛蒡のすり流しの中には揚げ牛蒡と百合根餅が入っていて牛蒡の旨味をダイレクトに味わえます。
・水物　　焼きリンゴとバニラアイス、抹茶アイスと白玉小豆。
　　　　　　どちらのアイスも美味しく食後にサッパリとして良かったです。
２月の献立は初めてだったので久々にトキメキました。やはりここの御料理は楽しいです。
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2013.12再訪。
今回は初のお弁当（¥５０００）を食べて来ました。
お弁当にプラスして１２月のコースで出される鴨鍋（¥１５００）を一人前追加して２人でシェアして食べました。
柚子酒を頂いた後に６つに区切られた憧れのお弁当が運ばれて来ました。
焼き鮭が入っている一角には大根の酢の物、焼き胡桃、お隣の一角に胡麻豆腐、右端には里芋と太刀魚のあられ揚げ、生麩田楽、
手前の左端は柿の紅白なます、胡麻酢和え、真ん中は卵焼き、鶏肉の松風、秋刀魚の昆布巻き、サーモンの酢漬け大根巻き、
菜の花、南瓜、右端の煮物の小鉢には聖護院蕪、昆布の湯葉巻き、穴子がいいお出汁に浸ってました。
八寸の豪華版のようなお弁当はワクワクします。
ゆっくりつまんでいると焼物などはすっかり冷めてしまいますが、鮭なのであまり違和感はありません。
そうこうしているうちに向付が運ばれて来ました。
鯛と寒ブリの二種盛りでブリには大根おろしがこんもりと乗っていました。
お椀は蕪のすり流しの中に海老しんじょうとどんこが入っていました。
割とかためのえびしんじょうは海老その物を食べているかのような味わいです。
追加した鴨鍋には九条ネギがたっぷり入っているので２人で分け合ってちょうどいい分量でした。
お出汁が美味しいので注ぎ足してもらいました。
〆の食事はいくらと鮭のご飯。こちらのいくらご飯が大好きなので、お弁当の〆に出て来るとは嬉しい限り。
デザートはタルトタタンと生姜アイスor柿と紅茶ジュレ、柚子シャーベットの二択でしたが
選びきれず両方お願いしました。ちなみにデザート１品追加で¥５００ポッキリ。
ずーっと食べてみたかったので満足しました。
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2013.11再訪。
１１月のお料理を頂くのは初めてなので今回も楽しみにしておりました。
まずは柚子酒がふるまわれます。
・八寸　　　黒塗りのお盆の上に鮟肝、鴨の松風、銀杏、唐墨とイカ紅葉が紅葉した紅葉の
　　　　　　　葉と共に盛り付けられておりました。
　　　　　　　烏賊の入ってた器は昆布で編んだ篭なので丸ごと食べられます。
　　　　　　　鮟肝が濃厚でお酒が欲しくなる味わいですが鴨の松風もこってりしているので
　　　　　　　こちらはワインが欲しくなります。
・向付　　　えぼ鯛とマナガツオのポン酢ジュレ。
　　　　　　　マナガツオのお刺身は初めて頂きましたが、これがとても美味しくしつこくない脂が
　　　　　　　口の中で溶けて何とも言えない味わいでした。
　　　　　　　このポン酢ジュレが味がしっかりしているので更に美味しく感じます。
・蒸し物　　若狭ぐじ饅頭の春菊餡かけ。
　　　　　　　ふっくら柔らかいぐじの中には粟団子が入っていて全くえぐみのない春菊餡が
　　　　　　　三位一体となって体を温めてくれる一品でした。
　　　　　　　粟団子とぐじがとにかく美味しかったです。
・焼物　　　かますの味噌焼き。
　　　　　　　かなり身の厚いかますは脂が乗って上品に味付けされた味噌の味とベストマッチでした。
　　　　　　　添えられてるどんこまでやけに旨いです。
・酢の物　　柿の胡麻酢和え。
　　　　　　　大根と人参、柿の入ったなますは胡麻酢で和えているのでさっぱりとした味わいで美味しかったです。
・煮物　　　小蕪、海老芋、金時人参、穴子の煮物は蕪が極限まで柔らかく炊かれていて
　　　　　　　金時人参の甘味を存分に楽しめる美味しい一品でした。
・食事　　　いくらご飯と白菜のすり流し。
　　　　　　　こちらのいくらご飯が大好きなのでお土産にしてもうつもりでしたが、あまりの旨さに
　　　　　　　全て食べきってしまいました。
　　　　　　　いくらの分量が程よく満足いくご飯です。
・デザート　そば粉と胡桃のカステラ、キャラメルアイスクリーム。
　　　　　　　カステラ程目がつまっていないのでそこまで重くなくキャラメルアイスと絡めて
　　　　　　　頂くとさっぱりとしてちょうどいいデザートでした。
やはり初めての内容のお料理はトキメキもあり楽しめます。
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2013.09再訪。
９月のお料理を頂くのは初めてなので初めて伺うようなワクワクした気持ちで伺いました。
まずは菊花を入れたお酒をふるまわれ、お祝いサービスのなますとお赤飯を頂きました。
・先付　　　胡桃豆腐。もちもちのお豆腐の中に胡桃が入っていて濃厚なタレには
　　　　　　　ぶどうも使われていて、しょっぱなから美味しいお料理で期待が膨らみます。
・八寸　　　涼しげな篭で登場した八寸は魳の菊花寿司、栗、銀杏、鱧の落雁、鮎の塩辛に鱒の子と
　　　　　　　秋の食材がちらほらお目見え。
　　　　　　　魳のお寿司は皮目の香ばしさと甘めの酢飯が何ともいわれぬ旨さ。
　　　　　　　鮎の塩辛の上には鱒の子が乗っていましたが、これまた何とも言えぬ
　　　　　　　美味しい塩辛で思わず「うっま～い」と口に出してしまいます。
　　　　　　　鱧の落雁もとろける様な食感でお酒がすすむ味わい。ああ、美味しかった。
・向付　　　さごち、あずきはた、剣先イカの３種類。
　　　　　　　さごちにはポン酢ジュレが添えられているのでそのまま何もつけずに頂きましたが
　　　　　　　このポン酢ジュレが美味しいこと！ここのポン酢ジュレはいつ食べても旨い！
　　　　　　　剣先イカにはお醤油と黄身醤油のつけだれが用意されましたが、黄身醤油で
　　　　　　　頂くイカは甘味が増して旨い旨い。
　　　　　　　山葵醤油で頂くイカとはまるで別物でとにかく美味しかったです。
・お椀　　　玉子豆腐、松茸、甘鯛の新米揚げの入った澄んだお椀。
　　　　　　　これがまた上品ながらもしっかりと出汁のきいたお椀で、甘鯛の新米揚げが抜群に
　　　　　　　美味しく、そこに優しい口当たりの玉子豆腐がほっこりさせる美味しいお椀でした。
・焼物　　　焼き雲丹。蛤の殻にたっぷりと雲丹を詰め込んだ贅沢な一皿。
　　　　　　　一度蒸してから焼いた雲丹は生で食べるよりもサッパリとした味わいでかぼすを
　　　　　　　絞って頂くと更にサッパリ感が増し、結構な量にも関わらずペロリと頂けます。
　　　　　　　下には鳴門ワカメも添えられていてこちらも味が濃くて美味しかったです。
・蒸し物　　穴子の揚げ出し。お酒を呑んでいたので詳細は忘れましたが緑色↓した餡が
　　　　　　　とても美味しく、揚げ出しはカリッカリの衣とふわ～っとした中身のコントラストが
　　　　　　　たまらない逸品でした。これほんと美味しかったです。
・追加　　　お隣でお弁当を食べていた方の出汁巻き卵が美味しそうだったので追加でお願いしました。
　　　　　　　出汁をたっぷりと含んだ卵は水分をたくわえてプルプルです。
　　　　　　　甘くないので大根おろしとの相性が良く出汁の味を堪能出来ます。
食事　　　　鶏と栗の炊き込みご飯、枝豆のすり流し。
　　　　　　　鶏出汁で炊いたお米は味わい深く、栗の甘味が邪魔にならないモロ好みのご飯。
　　　　　　　上品な味わいで凄く美味しかったのですが枝豆のすり流しもこれまた美味しく
　　　　　　　満腹状態でも残せないお食事セットでした。
・デザート　この日は無花果のコンポートかプリンだったのでそれぞれ頼みましたが
　　　　　　　プリンとバニラアイスが最高に美味しかったです。
　　　　　　　バニラアイスが濃厚なのに後味爽やかで満腹のお腹にちょうどいいデザートでした。
　　　　　　　無花果のコンポートは紅茶のジュレとアイスが添えられていて全く甘ったるくない
　　　　　　　苦みのきいたサッパリデザートでした。
　　　　　　　これも甘さと苦さのバランスがとれた素晴らしいデザートでした。
　
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2013.05月再訪。
先付は長芋豆腐。お酢のきいたタレが美味で一口目から食がすすむすすむ。
八寸のお皿には鯛の子の養老寒、ズイキのお浸し、穴子の養老巻き、南蛮漬け、
鯛のちまき寿司が菖蒲の葉の上に盛り付けられておりました。
穴子の養老巻きのかんぴょうがとても柔らかくていいお味。
ずいきのお浸しもしっかりと出汁がしみていて口に含むと出汁が口いっぱいに広がり
みずみずしい！
南蛮漬けの酢加減もたまらなく旨い。
お造りはしまあじと鯛。しまあじがとても美味しい。
お椀は若狭ぐじの新茶蒸し。
茶そばをグジで巻いて蒸したお椀ですがグジのふっくらとした身と茶そばが
美味しい出汁に浸ってこれまた美味！
昨今塩で食すお蕎麦がありますが、その意味がわかりました。
鰹のポン酢ジュレは身の厚い鰹が２切れが新玉葱の上に盛り付けられてました。
鯛の花山椒鍋。ここでも花山椒を頂けて幸せです。
爽やかな花山椒がふきや筍等の春野菜と共演しているこの時期ならではのお鍋。
中に入っている粘り気のある揚げ出し豆腐のような物がねっとりとして美味しかったです。
鯛の炊き込みご飯は鯛の香りがぷぅ～んと香ってきて何とも贅沢なご飯。
上品ながらもお米の一粒一粒に鯛の味がしみ込んでいるので思わずお代わりをお願いしました。
キャベツのすり流しの中には小ぶりのジャガイモも入っていてお椀からはキャベツの
香りがプンプン匂い立ちます。
デザートは冷やし汁粉を選びましたがひんやりと上品な味わいでこの時期には嬉しい一品。
今回も菊乃井ワールドをしっかり堪能出来て大満足でした♪
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2013-01再訪時の写真を追加します。
去年の１月に頂いたお料理と同じメニューでしたがブリしゃぶ用の酒粕鍋に白味噌を
加えたのか？このお出汁は去年よりもグッと美味しくなっておりました。
百合根饅頭トリュフ餡もほどよい甘さがたまりませんでした。
大好きな蒸し寿司も頂けて幸せなひと時を過ごせました♪
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2012‐12再訪時の写真を追加します。
今回も柚子の香りのする日本酒から始まり極上の時間を過ごすことが出来ました。
数ある和食店の中でもこのお店が１番好きなので定期的に訪れては
その都度、初めての驚きと美味しさに出会える私にとっては大変貴重なお店です。

前菜6種の中では辛子蓮根とえぼ鯛を椿に見立てた椿寿司、鮟肝奈良漬けが
特に美味しく迷い箸してしまうほどでした。
寒ブリのお造りにはたっぷりの辛味大根が乗っていたのですが、脂の乗った
ブリの身と合わせて食べるとサッパリするだけで全く辛さを感じない事に驚きました。
前菜の鮟肝＆奈良漬けもそうですが食べ物の組み合わせ方って面白いなと
改めて思いました。
そしてとーっても美味しかった鴨鍋は出汁がとにかく旨い！
この出汁にうどん入れて食べたい位濃厚な味わいで、出汁のお代わりを
出して下さったほどゴクゴク飲んでしまいました。
〆のいくらご飯もとてつもなく美味しく、お腹がいっぱいなのについつい
お代わりをお願いしてしまうほど、いくらの潰れた個所も味がしみて美味しかったです。
デザートの焼きリンゴと生姜のアイスは絶品で生姜の薄い飴のカリカリとした
食感がアイスの柔らかさの中で生き生きしておりました。
ほんと至福の時を過ごせて幸せでした。
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２０１２年１０月
前回お邪魔した際に予約を入れておいたので、ただでさえ旨い秋の味覚を
菊乃井さんの繊細な技で更に美味しく頂いて参りました。
御料理が美味しいので今回はシャンパンのハーフボトルと共に楽しみました♪

定番の日本酒を盃で頂いた後に運ばれてきた盛り合わせのお皿は一目見ただけで
秋の川面を連想させる素晴らしい演出でした。
すすきと川面にうつる満月に見立てたお皿、そこを漕ぎ出す船といった、何とも
素晴らしい演出にアホーな私は一品目からメロメロです。
盛り付けられたお料理もどれも美味しく、特に秋刀魚の押し寿司は脂のとろけ方が
たまらなく美味しい逸品でした！
酢飯にはサフランと生姜が入っているので黄色くなっているので酢飯まで秋色です。

お造りは鯛とえぼ鯛のポン酢ゼリー、こしびの黄身醤油。
黄身醤油は甘くない割下といった感じで黄身がねっとり絡んで旨い。
卵かけご飯にして食べたい味わいでした。

松茸と鱧の土瓶蒸しもそこらで頂くものとは違い深い味わいがありました。
韓国産ではありますが松茸もゴロゴロ入っていて松茸食べたなと
満足出来る一品でした。

焼物は子持ち鮎。これまたたっぷりの卵をお腹にたたえた鮎で、魚卵の塩気と
淡泊な身がたまらなく美味しかったです。

蕪蒸しのゴマダレもくるみが入っていて濃厚な甘いタレが水分豊富なカブと
混ぜあわせて食べると、ちょうどいい塩梅になります。

松茸ご飯とカブのすり流しを出汁と合せたお汁。
松茸の匂いがプンプン香る美味しいご飯。
お汁がこれまた物凄く美味しくて最後までやっつけ的な品が１つもない！
ほんと美味しすぎてお代わりしまくったので、お土産に持たせてくれた折には
うっすーいご飯しかありませんでした(^^ゞ

レモンシャーベットと洋梨のコンポート。
シナモンがふりかけられた洋梨とさっぱり味のレモンソルベ、旨かったなぁ～。
また予約入れて店を後にしましたが、このお店に関しては行くたびに虜に
させてくれるので私には最高の和食店です。
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２０１２年８月
技を駆使した美味しい京料理を頂きたくて週末のお昼に再訪しました。
今回はカウンターど真ん中の眺めのいい席に案内されました。
板場のお弟子さん達のキビキビした動きを見ながらの楽しく驚きに
溢れたお料理の数々、まさに至福の時を過ごすことが出来ました。

まずは盃に紫蘇の入った日本酒がふるまわれ、先付は無花果の西京辛子味噌。
大きな無花果にたっぷりのからし味噌がかけられているので無花果の甘味を
キリッとひきしめる、濃厚ながらも大人の味わい。

次に運ばれて来たお皿では思わず歓声を上げてしまいました♪
ガラスのお皿の上に赤く色づいたほおずきが５つ。
ほおずきには切り込みが入っているのであけてみると中にお料理が入っておりました。
なんとかわいくて楽しいお皿でしょう(^^♪

お造りは天然鯛と太刀魚。
皮目を香ばしく炙った太刀魚にはポン酢ゼリーが添えられているので
醤油をつけずに頂きます。
このポン酢ゼリーがまた美味しくて参りました。

続いて鱧と梅肉ソース。
梅肉ソースの味も私にはど真ん中の味わいで美味しい鱧がより一層
美味しくなり幸せな一皿でした。

次に見た目完全茄子の器が運ばれて来ましたが蓋の部分は本物の茄子でした。
こーゆー細かい演出がかわいくて楽しいのです。
中には賀茂茄子の煮びたしと万願寺唐辛子と海老ボール。
お出汁が美味しいのは勿論の事、海老ボールが激ウマでした。

そして楽しみにしていた鮎です。
小ぶりな鮎で今季食べた中では１番美味しい鮎でした。
蓼酢まで美味しいので、やはりここのお料理は私の口には最高の味わいです。

酢物はあさ瓜。まぶされてる胡麻の味が生きていて美味しかったです。

食事は鱧の炊き込みご飯と万願寺赤唐辛子のお汁。
鱧がたっぷり入ったご飯に飲んでいるうちに体がカッカしてくる赤唐辛子汁。
付け合せのキュウリの浅漬けやこんぶもやけに美味しいのでご飯がすすみます。

この後デザートを頂いてお店を後にしましたが今回も余韻の残る素晴らしいお料理に
大満足の時間を過ごす事が出来ました。

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今月誕生日を迎えるので前倒しで菊乃井さんでお昼の会席を頂いて参りました。
まずエントランスに驚かされます。
「ここ本当に赤坂？」と言いたくなる程、背の高い竹林の小道の先に
お店の入り口があるので、歩いてるうちに異空間に迷い込んだ
気分にさせられ、店内に入る頃には日常生活を忘れ去る素敵な道のり。
お店に入る前からの憎い演出に、こちらのお店のおもてなしの姿勢が
しっかりと伝わってきます。
お店に入ると店内は賑わっているようで楽しそうな雰囲気。
見事なヒノキの一枚板のカウンターに案内されましたが
目の前には大きなガラス窓があり庭を眺めながらお食事出来ます。
テーブル席も贅沢すぎるほどお隣との間をとってあるので
どのお席でもゆっくりと寛げそうです。

まずは金箔入りの日本酒を盃に注がれ一気に流し込みました。
金箔まで入っているので再びお正月気分になります。
続いてお料理です。

・赤飯、湯葉、ウニのべっこう庵がけ
　やはりお正月らしくおめでたいお赤飯の上に湯葉と雲丹が乗っています。
　そこへ綺麗なべっこう色をした餡がかかっているのですが、この餡が
　とっても美味しくて一皿目からガッシリ心と胃袋をつかまれました。
　湯葉もふわふわと優しい口当たりでべっこう餡がよく合います。
　中に入っているお赤飯も小豆は固めに炊いてあるようで、いい食感が
　しっかりと残っていました。

・サーモンと大根のお寿司・黒豆・子持ち昆布・小くわい・からすみのイカ巻き等
　黒塗りのお皿に様々なお料理が綺麗に盛り付けられて、何からお箸を
　つけていいのか迷い箸になりそうな程。
　黒豆やくわい等、おせち料理の定番ですがやはりお店で頂くものは
　味わいや食感が違って美味しいですね。
　特にくわいの美味しさには参りました。
　酢飯をサーモンと大根で包んだお寿司も大根のシャキっとした食感と
　サーモンの柔らかい身、程よいお酢加減の酢飯との三位一体が
　バランス良く、とても美味しいお寿司でした。

・天然鯛とこしび（マグロの幼魚）
　天然の鯛は身の弾力が半端なく、噛んでも噛んでも跳ね返してくるほど
　引き締まった身がぶりんぶりんでした。
　こしびは初めて頂きましたが身が柔らかく濃厚な味わいで
　噛む毎にマグロの味が染み出てくる美味しいお造りでした。

・ユリ根饅頭
　お椀のフタをあけると黒トリュフの香りが鼻孔に広がる贅沢な一品。
　ユリ根饅頭の中にフォアグラとウズラが入っています。
　ユリ根饅頭はふわふわと柔らかく黒トリュフの餡と馴染んで
　それぞれの美味しさをしみじみと味わえる一皿。
　今まで食べた黒トリュフを使用したお料理の中で１番美味しかったです。

・えび芋のあられ揚げ・ひしの実揚げ
　えび芋をあられとひしの実の2種類の衣で楽しめます。
　えび芋はほくほくでカリッと揚がった衣との食感が楽しく
　特にひしの実の衣の香ばしさが良かったです。

・氷見の寒ブリの酒粕鍋
　カブの入った酒粕鍋に九条ネギ、寒ブリ。
　まずお出汁から頂きましたが酒粕苦手な私にも優しい味わいで
　下品ですがゴクゴク飲み干したくなるほど素晴らしいお味でした。
　カブも九条ネギも甘味が強く、しっかりとしたお出汁に負けない味わい。
　氷見の寒ブリ、半生でもよく煮てもとにかく美味しい。
　薄く切られているので上品で何枚でも食べたくなります。
　お鍋をさげた後は酒粕のお出汁だけを注いでくれるので残さず飲み干しました。

・穴子の蒸し寿司
　お食事は穴子の蒸し寿司です。
　お酢を控え目にした甘味のある蒸し寿司で、これがまたまちゃくちゃ美味しい。
　酢飯にまぶされた胡麻の香ばしさといい、穴子の身のふっくら感といい
　お腹がいっぱいなのにお箸が止まらなくなりました。
　なんてことない錦糸卵まで旨いです。
　小皿の塩昆布との相性も良く食がすすみます。
　一緒に出された西京味噌のお味噌汁も甘みが強くホッとする味わいで
　中には甘くて嫌がる方もいらっしゃるそうですが、私はとても好きな味でした。

・イチゴのアイスとスープ
　デザートは２種類から選べるそうでもう１つはきなこのアイスと羊羹でしたが
　イチゴのスープに惹かれたのでこちらにしました。
　いちごの酸味がきいた美味しいスープに控え目な甘さのアイス。
　これまたちょうどいい塩梅の甘さで無理なく胃におさまります。


京料理を満喫して帰り支度をしていたら料理長がお見送りをして下さり
その際、食事中使用していた菊乃井オリジナルの手ぬぐい生地のナプキンを
「宜しければお持ち帰り下さい。これ見てまた思い出して下さい」と渡されました。
粋なはからいに最後まで笑顔がたえない素晴らしいお店でした。
お料理はもちろんの事、エントランスからお店の空間、サービスに至るまで
「おもてなしってこーゆー事なのね～」とため息が出るような何とも言えない
満足感に浸れた極上の昼餉でございました。