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フィンガーフード
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グリーンピースのスープ
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ガスパチョ
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夏鮪のバトゥータ
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ラヴィオリ
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スズキ
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甘鯛
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越の鶏
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牛フィレ
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洋梨シャーベットのシューサンド
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リンゴゼリーとパイナップルソルベ
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エスコフィエのメルバ
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フルーツのインプレッション
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小菓子
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主人の誕生日に利用しました。
お店はハイアットリージェンシーの1階にあるので昼間は中央公園の緑を
眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
お店に入るとウェイティングスペースに通され、物凄いごついソファに
座って案内されるのを待ちます。座り心地がいいので眠くなります。
案内されたのは窓際のテーブル。
ゆったりした椅子に座ると外の緑が目の前に広がるので、個人的に
とてもリラックスできる空間。
テーブルについて程なくすると一口サイズの小さなおつまみが運ばれて来ました。
これらをつまみなながら本日のメニューを決めるのですが、こんなかわいらしい
おつまみを目の前にしたら、とりあえずシャンパン!と言いたくなります。
ランチコースは3種類用意されていますが、その他にアラカルトもありました。
あれこれ食べてみたかったので「始まりの一歩」とゆー7900円のコースと
「道に沿って」とゆー10500円のコースを各自オーダーしました。
〇共通 △始まりの一歩 □道に沿って
〇おつまみ
サクッサクの薄いチーズサブレに西瓜を乗せた物、とうもろこしのピュレカレー風味、
パリパリに焼いたカラスミのクラッカーの上に生ハムのようなお肉を乗せた物。
全部説明してもらっても全然覚えられないほど凝ったおつまみ。
カリカリサックサク食感大好きな私達夫婦はこれだけでやられました(^^ゞ
西瓜とチーズサブレの塩気&甘味やカラスミ&生ハムのカリトロな食感が
たまらなく美味しいおつまみでコースを頂く前から「凄い好きなタイプ」と
一目ぼれチックな感想を抱きました。
△グリーンピースのスープ
グリーンピースのスープの上には円盤状に凍らせた生クリームが乗っています。
ほぼすり流しのようなピースはまさにピース100%といった味で上に乗ってる
生クリームを割って一緒に口にすると、フレンチ味になる面白いスープ。
スープの中にはオレンジが入っているので後味爽やか。
□ガスパチョ
同じくスープですが、こちらはガスパチョでした。
中には細かくカットされた夏野菜が入っていてカリコリとした食感も
楽しめる濃厚なスープでした。
よくある酸味の強い物と違って非常に口当たり滑らかなガスパチョなので
苦手な私でも美味しくいただけまし
△前菜
夏鮪のバトゥータ。
トマトのジュレの上に小さくカットされたマグロと野菜が宝石のように
キラキラとまばゆい、見た目にも美しい一皿。
トマトのジュレやバジルの味でさっぱっりと鮪を頂けます。
□前菜
胡桃とパセリのラヴィオリ。
これが食べたくてこのコースを頼んだのですが、これが物凄く美味しかったです。
あれこれ説明してくれたのですが、一口食べたら全部吹っ飛んでしまう程
美味しくて、鼻から抜ける香りも素晴らしかったです。
ラヴィオリの皮も極々薄いので中に詰まっているパセリの緑もお皿の上で
映えておりました。
口に入れた途端、全てがほどけていくような感じで口の中ですべての具材が
クラッシュすっるような、とにかくたまらない逸品でした。
パセリの味か?と言われるとそうではないような気もするのですが
味は抜群に美味しかったです。
添えられている茸も美味しく大満足の一皿。
△お魚
天然スズキのラケ 野菜のブリュノワーズ。
照り焼きチックなソースがあらかじめスズキの上にひかれてるのですが
それとは別にフレンチチックなソースもかかっています。
このソースは別皿のソースパンでも供されるので、好みの分量を
かけて頂く事が出来ます。
すずきの身のジューシー&ウェット感が素晴らしく、添えられたミニマムサイズの
酢漬け野菜とのバランスも最高です。
すずきがソースも野菜も全て受け止めてるような、すずきの懐の深さすら
感じる様な一皿でした。
添えられたソースも全てパンにつけて綺麗に平らげました。
□お魚
甘鯛 柑橘類のナージュ。
これまた凄い逸品で皮目をカリッと焼き揚げた甘鯛のポワレに
爽やかなオレンジ色の柑橘類のソースをかけて頂くのですが
味見させてもらったスズキをはるかに凌駕するお味でした。
甘鯛の身の脂を含んだしっとり感といい、柑橘類のソースとの相性といい
「何なんだ?これは~!!」と言いたくなる程美味しくて、思わず
めまいすら起こしそうなほど素晴らしい味わいでした。
甘鯛の身はナイフを乗せるとほどけてしまうようにやわらかく、口に入れれば
溶けてしまうように儚い、柑橘類ソースの海の中にプランクトンの
ようにひっそりと息づく非常に繊細な味わいでした。
甘鯛もソースも別に食べても完成してる味なので最後はソースを
スプーンですくってスープのように飲み干しました。
ほんっと美味しかったです。
△お肉
越の鶏のシュプレーム エストラゴンの香り。
越の鶏という新潟の鶏胸肉を使用したお料理。
胸肉なのに極限までやわらかく仕上げてあるので噛まずとも舌で
つぶせそうな食感です。
ささみのように裂けるような身で、これまたもっと食べたくなる胸肉でした。
添えられている玉葱のキャラメルチップも美味しかったです。
□お肉
牛フィレ ピリッと辛いハーブ野菜のティアレ。
この日は群馬の牛肉に絡みのきいたハーブが乗せられていました。
ソースは牛肉からとった少々ぼんやりした、良く言えば牛肉の味を
邪魔しない味でしたが、ピリ辛のハーブがわさび的な役割を果たしているので
ハーブをつけて食べると、途端に味がしまります。
このハーブ、個人的には山盛りで欲しかったです。
牛肉もやわらかくて美味しいのですが、やはりお肉は驚きや味わいでは
鶏肉の方が良かったです。
ただ牛肉に添えられていた野菜のティアレがこれまた美味しく、
サクサク食感のサブレの上にズッキーニやトマトが乗っていて
サクッ&ぐにゃ(表現悪くてすみません)が病み付きになる旨さでした。
メインのお魚やお肉がとてもやわらかい分、おつまみや添え物ではあえて
食感を残すとゆーバランスにはたまらないものがあります。
△プレデセール
洋梨シャーベットのシュークリーム。
サクサクのシュー生地の中に洋梨シャーベットとわずかなクリーム、
チェリーが入った可愛らしいデザート。
夏らしい爽やかな味わいなので、これならもう1つ食べれます。
□プレデセール
パイナップルシャーベットとリンゴのゼリー。
薄くスライスされたパインの甘さと少し酸味を残したリンゴのゼリー。
プレデセールに関しては洋梨シャーベットの方が好みでした。
△デセール
エスコフィエのメルバ オーギュストにオマージュを捧げて。
もう何の事やら1つもわかりませんが、要するに桃のデザートでした。
ピーチシャーベットと極々薄い桃タルトのような、これまた食感も楽しく
美味しい一皿でした。
□デセール
フルーツのインプレッション アーモンドの風味。
和菓子のような薄皮でブランマンジェを包んだ、後味は杏仁豆腐のような
和洋折衷的なデザート。
形は中華のおみくじクッキーのようで可愛らしいです。
さすがにおみくじは入ってませんでしたが(^^ゞ
〇小菓子
白、黒、黄色、オレンジと彩りの良い4種類の小菓子。
やわらか~いマシュマロやオリーブオイルのトリュフチョコなど
色んな味わいがあって楽しい一皿。
チョコレートの不思議な苦みと酸味が物凄く美味しかったです。
〇コーヒー
かなり濃いめのコーヒーなので甘い小菓子を食べながら飲むには
ちょうどいい。
ミルクをたくさん入れても色の変化がないほど濃い物でした。
個人的には好きなタイプです。
たまたまこの日はトロワグロ氏が来日されていたので、通訳の方を伴って
席まで挨拶に来てくれましたが、いかにも美味しそうな料理を作りそうな
毛むくじゃらのおっさんでした。
通訳の方がいらっしゃるのでソースが美味しい事や誕生日にこのお店に
来れて幸せだとゆー事を伝えてもらいました。
サービススタッフも各テーブルに目を光らせてはいるものの、ゲストは
外を向いている為、見張られてる感もないので優雅に食事を楽しめます。
こちらのシェフはお料理1つとっても和食が好きなのかな?と思えるほど
全般的に上品で軽やかな仕上がりだったので、フレンチが特に好きでは
ない私達夫婦にとっては素晴らしすぎるお店でした。
こんなフレンチならば通ってでも食べたくなります。
しかも食べた後の余韻にも長く浸れるのでお値段以上の価値がありました。