ごろ寝さんが投稿した日本橋笈川（東京/日本橋）の口コミ詳細

2016.2月再訪。
今回は一足早く春の恵みを堪能してきました。
華やかな盛り付けのお料理に気持ちはすっかり春気分に浸れました。

・先付　　　　　ホワイトアスパラの唐墨がけ。
　　　　　　　　唐墨の塩気でホワイトアスパラの甘みも感じられる春先取りの先付でした。
・お椀　　　　　聖護院蕪と伊勢海老の金箔すっぽん椀。
　　　　　　　　おいかわさんお得意のすっぽん出汁はやはり旨い！旨すぎる。
　　　　　　　　この美味しい出汁に浸った聖護院蕪のかたさもちょうどよくとろける様な食感です。
　　　　　　　　伊勢海老もブリンとした弾力で噛めな噛むほどに後からじわじわと甘みが口の中を支配する
　　　　　　　　何とも贅沢なお椀でした。ほんと美味しかったなぁ。
・八寸　　　　　緑・赤・白と色とりどりの華やかな八寸はえんどう豆、鯖寿司、のし梅、車海老キャビア乗せ、
　　　　　　　　花豆、鰯のオイル煮、くわい、サーモン大根巻き、たらの芽、蓮根など見ているだけで
　　　　　　　　ワクワクするような内容でした。
　　　　　　　　えんどう豆の独特の苦みも美味しくて四季のありがたみを感じます。
　　　　　　　　鯖寿司の〆加減、酢加減がドンぴしゃで甘くて美味しいこと！２切れあって良かったぁ。
　　　　　　　　大きな花豆や甘く炊いたくわい、車海老とどれもこれも手の込んだ一品で大満足。
・向付　　　　　竹筒に盛り付けられたお造りは明石の鯛、とり貝、雲丹の３種類。
　　　　　　　　これらを醤油と梅肉の２種のつけダレでいただきましたが、こちらの梅肉ソースが美味しくて
　　　　　　　　お皿を舐めたくなります。
　　　　　　　　お造りはもちろん、添えられた筍もシャキシャキとした歯ごたえがあって美味しかったです。
・焼き物　　　　筍を器にした中に甘鯛の焼き物が蕗の炊いたんと共に盛り付けられて来ました。
　　　　　　　　甘鯛の身はしっとりとしていて非常に柔らかく塩加減も抜群でした。
　　　　　　　　焼き筍も程よい食感で春を実感出来る味わい。
　　　　　　　　蕗の炊いたんは独特の苦みが何とも言えない一品でした。
・小鍋　　　　　鶉鍋。
　　　　　　　　ぐつぐつに煮立った鶉鍋は鶉特有の独特の風味があって個人的には好きな一品。
　　　　　　　　鶉のつくねは久々に食べたので嬉しかったなぁ。
・食事　　　　　桜鱒の炊き込みご飯と漬物コレクション。
　　　　　　　　このお漬物だけでご飯何膳もいけちゃいそうな程豪華なラインアップですが
　　　　　　　　桜鱒の炊き込みご飯が上品な味わいなのでちょうど良かった。
　　　　　　　　ご飯のおかわりもいただいてお漬物も全て食べきりました。
・デザート　　　今の時期しか出回らない三宝柑ゼリーは程よい苦みもあってサッパリといただけます。
　　　　　　　　この後柚子羊羹とお抹茶をいただきました。
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015.12月再訪。
だいぶ人気店になってきたようで築地の仲買人さんも安く譲ってくれないみたいで
以前ほどのCPはのぞめなくなってます。
悲しいけどしゃーないかって現実で訪れたこの日もお昼から満席でした。

・先付　　　　　菜の花の辛子和え。
　　　　　　　　もう菜の花が出て来るとは驚きましたがピリッとした辛みと鰹節で目がシャキッと
　　　　　　　　覚めるような早春の味わいでした。
・向付　　　　　鯛、アオリイカ、雲丹の３種類。
・お椀　　　　　蟹しんじょうとめかぶのお椀にはずわい蟹の脚肉も入ってました。
　　　　　　　　ふわっとしたしんじょうは蟹の甘みもあって美味しかったです。
・八寸　　　　　毎回楽しみな八寸は相変わらず豪華で華があります。
　　　　　　　　鮟肝旨煮、押し寿司、サーモン砧巻き、海老、空豆、くわい、粟麩、牛蒡と彩り鮮やか。
　　　　　　　　鮟肝にはざくろの実が添えられているので濃厚な鮟肝の後味をサッパリとさせてくれます。
　　　　　　　　くわいの歯ごたえもほくほくとしていて、ほんのり甘い味付けが栗を彷彿とさせます。
・酢の物　　　　香箱蟹は生姜と赤蕪の酢漬けが添えられております。
　　　　　　　　今月で終わってしまう香箱蟹を内子と絡めてじっくり味わいました。
・蒸し物　　　　甘鯛の蕪蒸しにはトリュフが散らされていたので香りが素晴らしくしばらく嗅いでいたい一品。
　　　　　　　　この時期の蕪蒸しは体の芯から温まるので、まだ温かい今年は汗かきそうになります。
・食事　　　　　蟹の炊き込みご飯を毎回美味しい香の物と一緒にいただきました。
　　　　　　　　贅沢な蟹のご飯と胡瓜の浅漬けがやけに旨い。
・デザート　　　フルーツの乗ったブランマンジェ。
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2015.9月再訪。
久々の再訪になりましたが、アド街放送後は予約電話がひっきりなしにかかってきているそうです。
今回も大将の背負い投げの様な物凄い料理の数々を堪能して参りました。

・先付　　　　　お浸しには菊花やいくらが散りばめられていて、ほんのり薄味の出汁がしみた青菜と
　　　　　　　　いくらをあわせて食べるとちょうどいい味わいになります。
　　　　　　　　サッパリとした口当たりで上品な先付でした。
・八寸　　　　　蚊帳の器の中には鮟肝、イサキ鮨、きぬかつぎ、ウド酢漬け、茄子田楽など様々なお料理が
　　　　　　　　盛り付けられていて、野菜や魚の旨味を堪能出来る盛りだくさんの八寸です。
　　　　　　　　特に独活の酢漬けやイサキの押し鮨、茄子の田楽、さっぱりと味付けされた鮟肝が美味しくて
　　　　　　　　お酒がすすむ品々に思わず笑みがこぼれます。
・土瓶蒸し　　　鱧と松茸の土瓶蒸し。
　　　　　　　　「秋ですねぇ」としみじみしてしまう一品です。
　　　　　　　　お出汁が美味しくてゴクゴクと飲み干してしまいました。
・向付　　　　　屋形船のようなあしらいで登場した向付は鯛と炙った秋刀魚。
　　　　　　　　秋刀魚はやはり鉄板で美味しいですね～。
　　　　　　　　炙ってあるので香ばしさも加わりたまらない味わいでした。
　　　　　　　　鯛の身もねっとりと柔らかく煎り酒とあわせて食べるとさっぱりした口当たりで、これまた
　　　　　　　　お酒に合う味わいでした。
・向付２　　　　伊勢海老と雲丹のジュレがけは氷の器で供されました。
　　　　　　　　冷え冷えの状態で伊勢エビちゃんも身が引き締まる思いでしょうか(^^ゞ
　　　　　　　　上品な出汁のジュレと伊勢海老、雲丹が口の中で豪華共演。
・蒸し物　　　　鮑と毛蟹、フカヒレの蒸し物。
　　　　　　　　何とまぁ贅沢な一皿でしょう。
　　　　　　　　毛蟹の身は甘く、鮑はとことん柔らかく、ふかひれには美味しい出汁が沁み渡っていて
　　　　　　　　とにかく美味しい蒸し物でした。
・食事　　　　　松茸ご飯、伊勢海老のお味噌汁、香の物色々。
　　　　　　　　毎度楽しみな香の物、今回は独活の金平が物凄く美味しくて一気に食べてしまいました。
　　　　　　　　気のいい大将がおかわりをくれましたが、これだけでご飯３膳いけそうです。
　　　　　　　　松茸ご飯は香りが良く味はかなり上品なので香の物がすすみます。
　　　　　　　　じゃこも薄味で実に旨い！
・デザート　　　グレープフルーツゼリーとわらび餅。
　　　　　　　　程よい甘さのゼリーとぷるんぷるんのわらび餅、このわらび餅の食感といい黒蜜といい
　　　　　　　　物凄く美味しくてお皿を舐めちゃう勢いで食べました。
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2015.4月再訪。
今回も大将にお願いして春の味覚を大満喫してきました。
毎度の事ながら料理の見た目にも華があり、それでいてそのビジュアルを忘れてしまう程旨いんです。
添えられる野菜も多く珍しい物や新鮮な物ばかりで嬉しくなります。
ここは絶対に行った方がいいと太鼓判を押せるお店です。

・先付　　　　　白魚、白子筍（京都の土中にある筍）の木の芽味噌。
　　　　　　　　白子筍は驚くほど柔らかい食感で何のえぐみもなく素晴らしい味わいです。
　　　　　　　　木の芽味噌がちょうどいい塩梅で白魚と筍をより一層美味しく食べられました。
・八寸　　　　　二段の器で提供され蓋を開けると緑やピンク等春らしい彩りが賑やかに盛り付けられておりました。
　　　　　　　　車海老、もろこ南蛮漬け、空豆、伊達巻、お麩、蕗の薹のたいたん、酢取蓮根、筍とひき肉の飯蒸し。
　　　　　　　　蕗の薹のたいたんは優しい味付けでシャキシャキとした歯ごたえが楽しい一品。
　　　　　　　　もろこの南蛮漬けも程よい苦みがたまらない、夏の鮎が楽しみになる味わいでした。
　　　　　　　　筍と挽き肉の飯蒸しは挽き肉が入っているのでアッサリしすぎずとにかく旨い！
　　　　　　　　このあたりの大将のセンスは素晴らしい！車海老も甘くて美味でした。
・お椀　　　　　鮮やかな緑色のグリーンピースのすり流しにはアイナメの葛叩き、筍、松露、板蕨、玉子豆腐が
　　　　　　　　入っていて、素材そのもののすり流しとふんわりみずみずしいアイナメが溶け合って
　　　　　　　　とにかく素晴らしいお椀でした。
　　　　　　　　滅多に口に出来ることのない松露はライチのような食感で独特の苦みがあり、
　　　　　　　　筍はシャキシャキとした食感の後に甘みが口いっぱいに広がる目にも口にも楽しいお椀でした。
・向付　　　　　可愛らしく貝の器で供されたお造りはサヨリ、赤貝、烏賊の３種類。
　　　　　　　　それぞれの器に季節の野菜が添えられていて梅、塩、醤油の３種で味わいます。
　　　　　　　　特にさよりと梅の相性が良く梅から離れられなくなりました。
　　　　　　　　赤貝も柔らかく添えられた静岡産の海苔もいい味です。
　　　　　　　　烏賊は甘みがあり、これまた嬉しい味わいです。
・酢の物　　　　鯛の昆布締めの酢ジュレには鯛の白子も乗っていて、昆布がしっかりと鯛の身に
　　　　　　　　しみていて下に敷かれたネギや紫蘇が後味をサッパリとさせてくれます。
　　　　　　　　白子もふりかけられた海苔がアクセントとなって美味しい酢の物でした。
・炊合せ　　　　大きな筍を器に見立てた若竹煮に雲丹が乗っています。
　　　　　　　　中には鮑まで入っていて、この煮物の出汁がすこぶる旨い！
　　　　　　　　赤唐辛子は甘みが強く白子筍はシャキシャキ、鮑はひたすら柔らかく文句なしの若竹煮でした。
・食事　　　　　合鴨と筍の炊き込みご飯はあっさりしがちな筍ご飯を合鴨がナイスフォローした
　　　　　　　　大将ならでは美味しいご飯でした。
　　　　　　　　お新香も種類豊富なので自然とおかわりしてしまいます。
・デザート　　　フルーツポンチ、桜餅の２種類。
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2015.1再訪。
マイレビュアーのsweet sugarちゃんと新年会＆誕生会って事で大将にお願いして
松葉蟹堪能コースをいただいて来ました。
今回はまた更に素晴らしい料理の数々をいただき大将の仕入れ力の凄さを感じました。
・先付　　　　　菜の花の辛子和えにたっぷりと鰹節がかかっていていいスターターでした。
・八寸　　　　　毎回楽しみな八寸は鯛の押し寿司、フォアグラ西京漬け、金柑甘露煮、
　　　　　　　　鴨ロース、松葉蟹の錦巻きの５種類。
　　　　　　　　ここのフォアグラ西京漬けはとにかく味が良く、ザクロと合わせて食べると
　　　　　　　　清涼感すら感じられて美味しいです。
　　　　　　　　鴨ロースには粒マスタードをつけて食べるのですが鴨ロース自体いい味なので
　　　　　　　　本当に旨いです。
　　　　　　　　蟹の錦巻きも蟹の甘さを堪能出来てもっと食べたい一品でした。
　　　　　　　　鯛の押し寿司にいくらまで乗せちゃってうまいのなんの。
・お椀　　　　　蟹しんじょうのお椀にはめかぶやカラスミも入っていて味に変化があり楽しめました。
　　　　　　　　蟹しんじょうは甘みもあってふわふわの食感です。
・向付　　　　　鮭児と松葉蟹とゆー何とも贅沢なお造りは甲乙つけがたいほど、どちらも美味。
　　　　　　　　鮭児のとろける様な脂のノリも素晴らしく、松葉蟹の甘さたるや！もう無言になります。
・焼き物　　　　活きたまま焼いた松葉蟹。
　　　　　　　　身がぎっしり詰まっていて甘い甘い！こりゃしんぼーたまらんな味わいです。
・蟹味噌　　　　これは日本酒でちびちびやりたくなる一品。
・蒸し物　　　　劇的に美味しい蕪蒸しは甘鯛と蟹が入ってる上にフカヒレの餡かけがかかってます。
　　　　　　　　今まで食べた蕪蒸しの中でダントツ１位の味わいです。
　　　　　　　　この蕪蒸しは次回もリクエストしたい一品でした。
・揚げ物　　　　鮑の柿の種揚げにたっぷりの肝ソースを乗せた一品は柔らかくて香ばしくて
　　　　　　　　これまた素晴らしく美味しい揚げ物でした。うう～ん贅沢。
・食事　　　　　松葉蟹と空豆の炊き込みご飯。
　　　　　　　　蟹の身がたっぷり入っていてやめられない止まらない旨さ。
　　　　　　　　２人共おかわりしまくりで三膳いただきました。
・デザート　　　三宝柑ゼリーと干し柿の抹茶揚げの２種類。
　　　　　　　　この時期しか食べられない三宝柑はサッパリとした清涼感溢れるゼリーです。
　　　　　　　　干し柿の抹茶揚げは甘い干し柿と抹茶の苦みがたまらない一品。
全ての料理にケチのつけようがないパーフェクトな美味しさで大満足でした。
今回いただいたコースをまた食べに行こうと思います。
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2014.11再訪。
冬の味覚を堪能したくて何でもリクエストに応えてくれる気風のいい大将にお願いして
蟹、河豚、ブリ、松茸を盛り込んだコースをいただいて参りました。
行けば行くほど好きになる店って滅多にありませんがＯＩＫＡＷＡさんは何度行っても毎回
素晴らしい料理を食べさせてくれます。
・八寸　　　　　籠の中に彩りよく盛り付けられた八寸は見るだけでワクワクするような内容でした。
　　　　　　　　むかごと銀杏の飯蒸し、鮟肝ザクロ、鴨ロース、くわいの甘露煮、無花果、なますと
　　　　　　　　品数豊富でどこから箸をつけていいのやら迷ってしまいます。
　　　　　　　　くわいの甘露煮は栗に似た食感でほっくりしています。
　　　　　　　　飯蒸しは程よい粘りでおかわりしたくなるような美味しさ。
　　　　　　　　鮟肝とざくろは濃厚な鮟肝とざくろの酸味が口の中で溶け合ってしばし目を閉じたくなる味わい。
　　　　　　　　鴨ロースには粒マスタードが添えられていてしっかりした鴨の味をピリッと引き締めていて
　　　　　　　　ただでさえ美味しい鴨ロースを更に美味しく感じさせてくれます。
・香箱蟹　　　　リクエストしておいた香箱蟹には生姜の甘酢漬けやキュウリの漬物が添えられていました。
　　　　　　　　内子たっぷりの香箱蟹は甘みも十分で口に含むと思わず頬が緩みます。
　　　　　　　　この時期ならではの味わいに喜びを隠せずお酒もすすみます。
・向付　　　　　柚子皮に盛られたブリとアオリイカ。
　　　　　　　　ブリは脂ののった部位を出してくれたのでとろける様な食感です。
　　　　　　　　イカには細かく包丁を入れてくれているので非常に柔らかく、とんでもなく甘い！
　　　　　　　　ここまで甘いイカは今季初めてで目当てだったブリを凌駕する旨さでした。
・向付２　　　　河豚のポン酢ジュレ、雲丹、キャビア。
　　　　　　　　何とも贅沢な食材が惜しみなく盛り付けられた一品で河豚ブツもゴロゴロ沢山入ってます。
　　　　　　　　ポン酢ジュレの味が濃い目なのでぶつ切りにされた河豚にはちょうどいい味わいになります。
・揚げ物　　　　これまたリクエストしておいた河豚の唐揚げはふわっとした身がしっかり味の付いた衣と
　　　　　　　　一体となり何とも言えぬ味わいです。
・鍋　　　　　　何と！もう二度と口には出来ないと思っていた鯨のハリハリ鍋です。
　　　　　　　　今となっては入手困難の鯨を大将が手を尽くして用意してくれた涙物のお鍋。
　　　　　　　　やはりこの鍋の出汁は絶品！濃厚でまろやか、深みのある味わいです。
・食事　　　　　松茸ご飯。
　　　　　　　　松茸がたっぷり入ったご飯は一粒一粒に松茸の香りが行き渡った贅沢な味わいです。
　　　　　　　　あまりに美味しいので大盛りをおかわりしました。ああ、幸せ。
・デザート　　　フルーツあんみつにはキュウイやイチゴがたっぷり入っているので、あんみつといえども
　　　　　　　　サッパリと食べられます。
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2014.6再訪。
今回は記念日利用でしたので大将にお任せの豪華懐石料理をいただいて来ました。
内容からすれば１人２万超えてもおかしくない豪華食材をふんだんに使用してくれて
めくるめく体験をして参りました。
いつもの事ながらきっぷのいい大将とおかみさんに感謝感謝の昼餉でした。
・八寸　　　　　いきなりのっけから豪華ですが八寸を詰めた重箱の蓋の上にあの高級食材である
　　　　　　　　ばちこが乗せられて登場しました。
　　　　　　　　よ～く炙ってあるので焦げ具合もそそります。
　　　　　　　　蓋を開けるとじゅんさい、イサキの笹鮨、鴨ロース、蓬麩田楽、水ナス等
　　　　　　　　4種類の料理が盛り付けられておりました。
　　　　　　　　田楽のもっちりとした食感にほんのり甘い味噌が溶け合って腹ペコの胃に
　　　　　　　　心地よくおさまります。
　　　　　　　　鴨ロースも粒マスタードをつけて食べると脂の甘みが何とも言えぬ美味しさです。
　　　　　　　　ばちこ・・・旨すぎます。ちびちびと舐めながら戴きました。
・鍋　　　　　　ふかひれ入りのすっぽんスープ。
　　　　　　　　すっぽんスープは想像以上に濃厚で旨味が詰まった美味しいものでした。
　　　　　　　　変な生臭さもなく抵抗なくぐいぐい飲めます。
　　　　　　　　ふかひれのサクサクとした食感も楽しい、贅沢すぎるスープでした。
・向付　　　　　くじらのおのみと平貝。
　　　　　　　　ここでもまたくじらのおのみというレアなお造りに大感激です。
　　　　　　　　レバ刺しのような食感で、だけど味は全く異なる不思議な味わい。
　　　　　　　　色はかなりグロテスクなのに味は決してグロくない、美味しいお刺身でした。
　　　　　　　　平貝は梅肉ソースで戴きましたが、こちらの梅肉が美味しいのでもともと
　　　　　　　　好きな平貝をより一層美味しく味わう事が出来ました。
　　　　　　　　添えられていた野菜も珍しい物が多く、沖縄のしかく豆やトマト、加賀キュウリなど
　　　　　　　　食べて楽しいお造りのお皿でした。
・焼き物　　　　京都の桂川と高知のにおど川の天然鮎２尾の食べ比べ。
　　　　　　　　なんちゅー贅沢な食べ方なんだ！と食べる前から期待に胸が膨らみました。
　　　　　　　　大きさは違うものの、それぞれ美味しい鮎でねっとりとした蓼酢と絡めても美味。
　　　　　　　　はっきりした違いはわからないものの、京都の鮎の方が美味しく感じました。
・向付２　　　　鱧の煎り酒ジュレに雲丹とキャビアが鎮座しておりました。
　　　　　　　　煎り酒ジュレの梅のきかせ方が良く、とても美味しい贅沢な一品でした。
・お肉　　　　　ビフカツ。
　　　　　　　　素揚げされた唐辛子も甘くて美味しい。
　　　　　　　　ビフカツは辛子黄身醤油でいただきましたが衣がサクッとしていて美味しかったです。
　　　　　　　　この後ご飯をいただいたのですが、ちょっとした定食みたいで楽しかったです。
・食事　　　　　うすい豆ご飯、なめこの味噌汁、香の物。
　　　　　　　　うすい豆ご飯には唐墨をかけてくれます。もうどこまでも太っ腹！
　　　　　　　　うすい豆ご飯を唐墨の塩気で食べ、おかずにはビフカツ、美味しいお新香と
　　　　　　　　かなり豪華な定食スタイルにして大満足の昼餉でした。
・デザート　　　グレープフルーツゼリーとハート型最中。
　　　　　　　　ここのゼリーは用意があればテイクアウトも出来ます。
　　　　　　　　最中はあんこが甘さ控えめで大人の味わいです。
　　　　　　　　この後お薄もいただいてお食事終了。今回も大満足でした。
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2014.01再訪。
週末の昼間にお邪魔したらカウンターに先客があり後から個室にもお客さんが
来たので、すっかり人気店になってるようです。
今回も８千円代のコースを頂き、改めてCPの素晴らしさを実感しました。
・先付　　　　　氷魚の梅肉和え。鮎の稚魚の梅肉和えはさっぱりとした口当たり。
・鍋　　　　　　　またまた鯨のハリハリ鍋をリクエストしておきました。
　　　　　　　　　脂の浮いた出し汁が濃厚で、堀川牛蒡や葱も味がしみて旨い。
・向付　　　　　寒ブリ、アオリイカ、河豚の３種類。
　　　　　　　　　寒ブリはトロ以上に脂が乗っていて口に含むと途端にとろけます。
・蒸し物　　　　伊勢海老の蕪蒸し。
　　　　　　　　　蕪蒸しは何度も頂いてはいるものの、伊勢海老の入った贅沢な蕪蒸しは初体験。
　　　　　　　　　大きく切られた伊勢海老がゴロゴロ入った贅沢な蕪蒸しでした。
・八寸　　　　　唐墨大根、蚕豆、くわい、鮑、才巻海老、鴨の小鉢、鯛鮨と豪華絢爛。
　　　　　　　　　鮑も柔らかくて美味しいし、鯛の押し寿司の上に乗ったいくらがちょうどいい塩梅で
　　　　　　　　　お寿司の美味しさを倍増させておりました。
・お肉　　　　　京都牛のステーキ。
　　　　　　　　　カリカリにトーストしたパンの上にステーキが盛り付けられていました。
　　　　　　　　　山葵塩やポン酢、特製ダレの３種類で楽しめます。
・食事　　　　　鯛と小豆ご飯、白菜と鶏肉、揚げのたいたん、香の物、お味噌汁。
　　　　　　　　　こちらの香の物は毎回楽しみですが、お気に入りの胡瓜をたっぷり頂けて幸せでした。
　　　　　　　　　茗荷の甘酢漬けもサッパリして美味しいし、これだけでご飯何膳も頂けます。
・デザート　　　きな粉のムースあんみつ。
　　　　　　　　　苺やキュウイも入ったデザートで濃厚なきな粉ムースが美味しかったです。
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2013.11　前回頂いた鯨のハリハリ鍋の味が忘れられず主人と再訪しました。
今回は事前にハリハリ鍋と炊き込みご飯をリクエストしておきました。

・八寸
　だいだいの器の中に鮟肝、胡瓜、ざくろ　唐墨と青芯大根　車海老、柿、椎茸、隠元の白和え　
　平目の押し寿司の４種。
　白和えの上にはいくらも乗っていて濃厚な白和えとあわせて食べるととても美味。
　濃厚鮟肝もざくろの実が酸味をもたらしとても食べやすい。
　唐墨もいい塩梅に仕上がっておりました。
・鍋
　鯨のハリハリ鍋はやはり旨味が濃厚で出し汁の味がしみた聖護院蕪や堀川牛蒡も美味しく
また是非とも食べたい鍋となりました。
本当に美味しいので主人もすっかり気に入り二人して病みつきになりました。
・向付
　スミイカ、ブリ、鮭児の豪華三点盛り。
　ブリは大トロのような口当たりでたまらん旨さです。
　スミイカも驚くほど柔らかく鮭児も素晴らしい味わいです。
　お造りのお皿を食べ終えるとふぐのぶつ切りにポン酢ジュレをかけてその上に
　たくさんの雲丹とキャビアが乗せられた小鉢が出てきました。
　ふぐに雲丹にキャビアと何とも贅沢な小鉢です。
　ジュレの味が良くとても美味しい小鉢でした。
・焼物
　香箱蟹。
　内子たっぷりのメスの松葉ガニは身が甘く、濃厚なうちこを絡めて頂くと
　白いご飯が欲しくなるような美味しさです。
　自家製のお漬物も爽やかな味わいでいい漬け加減です。
・お肉
　京都牛のステーキはほんのりと甘いタレで頂きますが山葵を乗せると
　もりもりイケちゃいます。
　添えられていたまこも茸や松茸もタレの甘味と歯ごたえが良く美味しいものでした。
・食事
　リクエストしておいたご飯は牛スジと生姜、銀杏、椎茸の炊き込みご飯でした。
　ご飯一粒一粒に濃厚な旨味がしみわたっていてお腹が膨れているのにも関わらず
　おかわりせずにはいられない程美味しかったです。
　一緒に出された数々の香の物もアッサリとしていてどれも美味しかったです。
・デザート
　フルーツのジュレ。
　お肉をいただいた後にサッパリとしたフルーツは有り難いです。
　苺やブルーベリーの酸味とジュレの優しい甘味が胃に優しいデザートでした。
　この後ハート型の最中とお薄を頂き今回も大満足出来ました。

主人もこちらのお料理と大将のサービス精神をいたく気に入り「また絶対来よう！」と
次回の訪問を今から楽しみにしております。
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2013．9
雑誌「フィガロ」に掲載されていたこちらのお店、ご飯が美味しそうだったので
平日のお昼に女２人でお邪魔しました。
場所は「この先に本当に和食屋さんがあるの？」と少々不安にもなる路地裏にあり
お店のロゴがまた洋風チックなので看板だけ見ると、とても和食屋さんとは
思えぬポップなものです。
ちなみに大通りに面している小諸そばを曲がるとこちらのお店があります。
店内はこじんまりとしたカウンター席と宴会用の個室があり、店主の目が
行き届くちょうどいい空間です。
この日頂いたのは８５００円のコースです。
・先付
　しめじと法蓮草のお浸し　唐墨。
　さっぱりとしたお浸しに唐墨をまぶして食べると唐墨の塩気がきいて
　お箸の速度が加速します。
・八寸
　朱色の蓋付きのお重の上に柿を器にしたお料理が乗せられてきました。
　柿の実の下にはさっぱりとした酢の物、上にはキャビアが添えられていて
　甘さと塩気がいい塩梅です。
　松に刺さったむかごもほくほくして美味しかったです。
　お重の蓋を開けるとかぼすの皮の器に３種類のお料理が盛り付けられておりました。
　鱧の南蛮漬け、フォアグラの西京漬け、子持ち鮎の煮物が緑のかぼすの中で
　映えておりました。
　鱧の南蛮漬けはしっかりとした味わいで鱧の身も柔らかく甘酸っぱい幸せな味わい。
　フォアグラの西京漬けは濃厚でまったりとした口当たり。
　これは大変美味しく添えられた隠元を箸休め的に頂くとお酒がすすみます。
　子持ち鮎の煮付けもしっかり濃いめの味付けで、これまたお酒のアテにちょうどいい。
　見た目、味共に素敵な八寸でした。
・お椀
　お椀代わりのくじらのハリハリ鍋。
　このお出汁がたまらん旨さで脂を含んだお出汁は濃厚且つマイルドです。
　くじらもこりこりとして美味しかったのですが、とにかくお出汁が秀逸。
　この美味しいお出汁がしみ込んだ椎茸も美味でした。
・向付
　肝つきのかわはぎとイカともうお一品（失念）。
　醤油と煎り酒の２種で頂きましたが白身には煎り酒が合いますね。
　添えられていた山葵がとても美味しいので、ほとんど煎り酒で頂きました。
　最初のお造りを食べていると鯛の器に盛り付けられた鯛が登場。
　身がしっとり柔らかく添えられていた胡瓜の酢の物もしっかり美味しい。
・焼物
　竹籠の中に綺麗に盛り付けられた子持ち鮎。
　焼き目の色が食欲をそそる一品です。
　程よい塩加減の鮎は頭も柔らかく丸ごと頂けます。
　蓼酢はドロリとした濃厚なものでこれまた美味でした。
・お肉
　京都牛。
　ほんのり甘いタレがかかったお肉に山葵を乗せて頂きました。
　上品な味わいの牛肉はほとんど脂を感じさせないので意外とさっぱり
　食べられます。
　それにしてもこちらのわさびは本当に美味しい。
　山葵のおかげで食材が生きるというか、お魚にしてもお肉にしても
　この山葵のおかげでグンと旨味が増すような気がしました。
・食事
　楽しみにしていた食事は白米とご飯のお供。
　このご飯のお供が素晴らしい！
　じゃこ、鯛味噌、昆布、糠漬け等々、思わず迷い箸をしてしまいそうなラインナップ。
　長野県産の白いご飯は小粒ながらも甘くて美味しいです。
　鯛味噌は酒呑みならこの小鉢だけで一合は呑めそうな濃厚な味わい。
　胡瓜や昆布もしっかり美味しく大満足の内容でした。
・デザート
　グレープフルーツゼリー。
　ほんのりワインの味がする上品なゼリー。
　かたすぎず柔らかすぎない食感でとても美味しかったです。
・お抹茶と干菓子
　最後にお抹茶を頂きました。
　こちらも大変美味しいお抹茶でした。

こちらのお料理には見た目にも色艶があり味もしっかり美味しいので
季節ごとに訪れたくなります。
若干３７歳の店主のリップサービスも楽しいお店なので和食好きの方には
おススメしたい一軒です。
あのハリハリ鍋のお出汁は是非とも味わって頂きたい逸品です。