9回
2022/06 訪問
梅雨ノ時間もまた良し。
真夏は苦手ですが、夏の入り口は嫌いではありません。
普段和食にワインはあまり合わせない達ですが、珍しい県内産があったのできりっと冷たいのを頼んでみました。
大三島みんなのワイナリー ロゼ
光ワイン(西予市末光農園) 白
果実感がありよく冷やしていてもフレッシュな香りが広がりました。主張しすぎないので料理に合わせやすそうです。
春の御膳とは器や設えも異なりすっかり初夏の献立です。白磁、ガラス、漆器と趣の異なる器のリズムがなんとも愉快。演奏会のあとの食事ということもあってか、まるでオーケストラの延長線のような感覚さえしました。
思わず係の方にも伝えましたが、特に茄子と鮑の碗物は秀逸でした。素材ごとに味付けし手間をかけられた炊合せ。あまりの旨味に我を忘れかけたが、愛おしむように時間をかけて頂きました。
今期初の玉蜀黍ご飯、初物の枇杷はコンポートで最後まで余韻の残る名演奏でした。スタンディングオベーション&BRAVO~♪
ここで得た特別なひとときは明日からの仕事の原動力となるでしょう。多謝。
2025/11/22 更新
2022/04 訪問
春の夜の夢の如し。
たまに思い出す美輪さんの金言。
遊びや文化は人生に欠かせない必要ムダ。
心へのビタミン補給を怠れば、少しのことでイライラしたり、考えも行動もマイナスの事ばかり吐き散らし、それが人間関係を悪くする悪循環となり全てのことが破滅に向かう。
うめ乃やさんに伺うのは心へのビタミンを補うためなんだと改めて想いました。
時に山の世話は手間がかかる。筍をこうして食べさせて頂けると素材も山も喜んでいることでしょう。
華やかさもありつつ品格と滋味深さのある春の御膳に心から感謝致します。
きょうの一番のお気に入りは…蛤の小鍋
よく食べよく呑みよく眠れた(拝)
2025/11/22 更新
2022/01 訪問
正月の道後は秀逸な年明け。
新年初湯は道後うめ乃やさんへ。
日本一美味しい朝食を出す宿だと私は思っています。この想いを語り始めると長くなるので割愛。きょうは正月にしか味わえない料理を堪能しました。
"千社唐"や"#初物の筍"、丹精な味わいのイクラに数の子、炙ったからすみ等など。どう考えても酒が進んでしまいます。
そして何よりいずれの器もとにかく目を引きました。料理を引き立てるのか、料理が器を引き立てるのか、兎にも角にも#蓋を開けるのが楽しみ。
特に輪島の塗りは息を呑む美しさでした。
もう腹八分目はとうに越して寝床ですくざま横になるという食っちゃ寝の堕落論のまんまです。(お布団ふかふか~)
翌朝、朝湯のあと昨日の満腹はすっかり忘却の彼方。日本一美味しい朝食を出す宿の正月の朝餉はおせちと雑煮。又しても蓋物が多く開けるのが楽しくて仕方ない。
料理で四季を表すことはあるが、料理で日本の美を愛でさせてくれる御膳が、ここにはありました。
初春の寿ぎを五感で感じさせ、さらに幸せな予感という六つ目の感覚まで磨かれる宿は他にはないと思います。
2025/11/22 更新
いつだったかの夜の懐石コース。
お皿は我が家にもある砥部のヨシュア工房。
自分ではこうは盛りつけられず、
そのアイデアも皆無なので勉強になります。
勉強してもこう盛り付ける事はないが(笑)
土地のものを最高の状態で提供してくれる
季節を感じながら過ごす時間、癒しの刻。