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昼の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 3.8
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|雰囲気 3.4
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|CP 3.4
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス3.8
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| 雰囲気3.4
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| CP3.4
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| 酒・ドリンク- ]
理想のかつ丼
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2017/12/31 更新
美味しいかつ丼を求めてPart6。
実は先週、ここに来ようとしたらちょうど終わりの時間で、仕方なくすぐ近くの「勝漫」のかつ丼を食べてがっかりしました。
もともとやまいちは勝漫にいた先代が独立して開店したらしいので、同じ系統かなとは思ったのですが、こちらが満員で勝漫はガラガラだったことが気になって再挑戦してよかったです。
自分には理想とするかつ丼があります:
・カツの厚さは10ミリ以上(値段次第)。噛みしめるとしっかりと豚肉の旨味が出るもの。完全に火が通っていて硬くなっていてはダメで、ギリギリの火加減で柔らかさとわずかに赤みが残っているのが理想。
・衣には軽くツユがからむ程度。ご飯の上にカツを乗っけただけなのもダメだし、ベチャベチャに煮込んであるのもダメ。
・卵はゆるめの半熟。スクランブルエッグ状なのは焼き過ぎ
・タマネギは少なめで小さめに切ってあり、あくまでもカツの引き立て役としてその存在を意識させないのが理想。タマネギの厚い層を片付けないとご飯が出てこないほど多いのはNG。
・ご飯は固め。量は多過ぎず少な過ぎず、カツを食べながら最後まで自然に美味しくいただける量が理想。
・ご飯にはまんべんなく軽めにツユが染み込んでいる。ご飯がベチャベチャになるほどツユだくもNGだし、真っ白なご飯が残るのもNG。
これらの条件をすべて満たしているのは、今のところ西荻窪の「坂本屋」とここだけです。
坂本屋のかつ丼は800円で国民栄誉賞的コストパフォーマンスですが、やはり値段的に豚肉の質も量もそれなりだし、超人気店なので行列しないと食べることができません。
こちらのかつ丼は1700円で値段は倍以上ですが、豚肉は明らかにもっと高級で分厚いので、値段を度外視してとにかく美味しいかつ丼をお腹いっぱい食べたいならやまいちです。
ここで、せっかくなので「勝漫」のかつ丼との比較をしてみたいと思います。とんかつのボリュームと、煮込み具合が大きく違います。
・値段は同じ1700円
・やまいちは最初にお皿にキャベツが出るけれど、勝漫はなし
・とんかつは、勝漫は15ミリくらいの厚さに対して、やまいちは20ミリ以上あってボリュームが多く、揚げ具合も絶妙で味も上。
・勝漫はかなりかつを煮込んであって衣にも肉にもつゆがひたひたになっているのに対して、やまいちは上の理想に書いてあるように、適度な染み具合でとんかつとしての食感を楽しめます。
・味噌汁はどちらもなめこ入りの赤出しだけど、勝漫はえらくぬるかったのに対して、やまいちは熱々。
・ご飯へのツユの染み具合はどちらも適度だけど、勝漫はとんかつのボリュームに対してご飯の量が多すぎて最後まで美味しくいただくことができず残してしまいました。量が多ければ残せばいいだろうと言う人もいるかと思いますが、残すということは精神衛生上よくないし、最後まで自然に美味しく「完食できた」という満足感も食事体験の内だと思っています。
こう考えると、やまいちのかつ丼は1700円でも納得できるけれど、勝漫は高すぎると感じました。やはり値段に対する納得感がなければ、もう一度来たいとは思いません。これがこの二店の人気の差だと思います。
【追記】
やまいち訪問後にかつ丼で有名な銀座「梅林」の2500円のとんかつを食べたところ、ここの1700円のかつ丼が急に「安い」と思えるようになりました。「梅林」より安くて味は断然上です。