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昼の点数:4.5
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料理・味 4.5
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通常利用外口コミ
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和菓子屋の絶品赤飯
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2015/10/01 更新
H27.09
月に一度程度だが、銀座に飲みに行くと店の様々なイベントに付き合わされることになる。先日は某クラブの○周年ということでひとしきり飲んだ後、この手の店の恒例「お持たせ」を持たされる。まぁ、この手の物は荷物が増えてしまうから途中のお店であげちゃったりもすることも屡々だが、さすがに銀座の「お持たせ」は「粗品」とはチョイと違う。
所謂「通のお持たせ」というか、名の通った店の逸品であることが多く、お勉強になるので、ちゃんと家に持ち帰るのだ。まぁ今宵の飲み代に含まれているから、持って帰らなきゃ勿体無いしね(苦笑)
今回は特に重かったので、また和菓子だろうと想像しつつ家に持って帰った。手提げから出すと箱には「赤坂 塩野」とあった。ちょうど甘いものを欲していたので、早速開けてみる。
(ん?赤飯)
想定外のビジュアルだが、冷静に考えると周年記念だったので、のしも付いていたし当然といえば当然なのだろう。まぁ、折角開けたし徐に立ち上がり台所から箸を持ってきて一口食べてみた。
(う…旨い!)
酔ってはいたが、もち米の食感と絶妙な塩梅。五感に訴える味わいに箸は止まらずまた一口。もともと、自分は赤飯やいなり寿司が大好きだ。なので、出張の夜などコンビニで赤飯のおにぎりやいなり寿司を買うこともよくある。が、それとは似て非なるもの。この年になって赤飯の旨さを再認識させられるなんて。驚いた。
一旦どんな店なんだ?と気になってググってみた。
やはり名店の和菓子司であった。
赤坂で上生菓子を60年間作り続けている和菓子司で、(創業して60年ということなので「老舗」という表現は控えさせていただく)では一代の職人として技を極めた山形出身の初代・高橋十一氏が創業、今は二代目高橋博氏が後を引き継いでいる店とのこと。サイトで見る和菓子も端正で品がある。
(なるほど美味い和菓子には美味い米と小豆は必須だからな)
納得至極である。
我が北海道では赤飯には甘納豆を入れるが、昔この「甘いご飯」が大嫌いで、小豆を使った赤飯の方が好きだった。だが、年を重ねるごとにその「甘いご飯」の味が、妙に懐かしくなり今では好物になっている。
逆に小豆の赤飯は正直「どこで食べても特徴なくそこそこ」のイメージであったのに、ここの赤飯を食べ、恥ずかしながら初めて「美味い赤飯」があるということを思い知らされた。申し訳ないがその辺の和菓子屋の赤飯とは明らかに一線を隔している。
折を見て赤坂へ行き、その際にはぜひ和菓子をいただきに立ち寄らせてもらおうと思う。和菓子だけではなく赤飯もいただきたいが、受注製造だろうし難しいだろうなぁ。この味、もう一度出会いたいものである。