kuanさんが投稿したとんかつ燕楽(東京/池上)の口コミ詳細

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単身赴任者メタボへの誘い (1月/羽田空港)

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とんかつ燕楽池上/とんかつ、かつ丼

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/07 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

蒲田 丸一、池上 燕楽 甲乙つけ難し

H27.07

 今日は朝から雨。起きた瞬間に仕事に行きたくない病が体中に蔓延して起きられない。
 仕事もイマイチうまくいっていなくて、フラストレーションが溜まるし、しかも朝から天気が悪い。
(昼からでいいや)
 思い切って午前休にする。まずは部屋のごみと洗濯物を片付け、朝のワイドショー的な番組を10時近くまで観る。その後徐に シャワーを浴びると腹が減って来た。
(そうだ普段行けないところに行こう!でも1時までには職場に入りたいし…)
 結局仕事を忘れきれないところが日本人の性か。
(あ。…この前の忌まわしい記憶を消しておくか)
 まずは大森のとんかつが頭に浮かんだが生憎の定休日。その界隈で行ってない店で…
(ここでいいか?いや!ここがイイ!
 外は雨模様だし然したる距離でもないのでタクシーで向かう。なにせ自転車でも30分程で来れるのだが、電車を乗り継ごうとすると、距離の割にアクセスが悪いのだ。この微妙な距離感が私を中々ここへ来させない一番の理由かもしれない。
(自転車で行けばって?坂がキツいんです。それに今日は雨だし…)

 11時開店で着いたのは5分過ぎ。引き戸を開け中へ入る。閉めようとすると老婦人が一人それを遮るように入って来た。先客は2人特に指定されたわけでは無いが奥から詰めて座る。後から来たご婦人は私より先に手前に座るや否や「とんかつ定食ご飯少な目で」なんとも忙しないというか江戸っ子なのかね(苦笑)
 席につき目の前のメニューに目をやる。とは言っても注文は決まっている。わがとんかつの心の師匠とういうべきレビュアーKOKOKOさんも食された「ロースかつ定食」だ。

■ロース定食(2,100円:税込)
 先に漬物3種盛りと自家製ポテトサラダが先に運ばれてくる。とんかつは鍋に投入されてから揚がりまで17分、さらに2分の余熱を経て供された。厚さはMAX3センチのロースは若干火入れが短かったか、最頂部の一切れのみ追い火入れされたが、食しても食感を損なうほどでは無かったので見なかったことにする。実に惜しい!

 まずはその最頂部の右隣の一片をそのまま頂く。中心はわずかにピンクがかって肉汁が染み出す。一口食べてみると水分とは違う肉のうまみが滲み出て、揚げ油の香ばしさに負けない旨味を主張する。平牧三元豚には林SPFのあのヒレっぽい上品な食感は無いがその分、肉肉々しい食感と旨味が有って、個人的にはこちらの方が好みである。

 続けてピンクソルトをかけてその右側の一片を頂く。うーんさらに甘みが増してくる。続いて醤油を使い更にその外側の少し脂身の多い箇所を頂く。中温で丁寧にケアされて揚げられた衣は醤油にも剥がれることなく肉と調和し続けている。
 そして一番端の脂身の多い肉をソースで頂く。と、その前に同時にソースをかけたキャベツを一口…二口…
(旨い!)
 今日される直前に店主自ら切った千切りはどこまでも瑞々しくそれでいて水にお晒されていないので、キャベツの甘みが逃げていない。まさに絶品のキャベツである。
 思わず、自らの手順を放棄してご飯を食べてしまった。長野県駒ヶ根の低農薬息吹農法で栽培されたコシヒカリを使用したご飯は開店早々で炊き上がりだったせいか旨味はあるが粘り気が少ない淡泊な印象だったが、それでも他店の比較しても上位の旨さだった。
 さて一番端の肉をソースたっぷりめでいただく。ジュワーッと溢れ得る脂の旨味がまた食欲をそそる。このソースは甘すぎず辛すぎずの中庸で主張し過ぎない味がまたよい。
 しかしこの油の量。削ぎ落とし方が少ないのか、結構な油感。僕は大好きなのだが、これがもしかしたら他店のSPFに比較して評価が分かれている、ところなのかもしれない。

 ここで小休止・
 具だくさんの豚汁を頂き、自家製マヨネーズで和えられたポテトサラダを頂く。角が無く優しい味だ。個人的にはもう少しスパイシーなポテサラが好きだが、定食にはこのくらいでもいいのかもしれない。瑞々しいキャベツの千切りと言い、このポテトサラダと言い、味も量も申し分なし。
 そしてぬか漬けは浸かり具合もちょうどよく、箸休めにはもってこいである。

 さぁ、折り返しだ。
 ちょうど3切れ。再度真ん中から、塩⇒醤油⇒ソースといただく。最後に残った端の部分まで、美味しくいただけた。さすがにこの厚み。なかなかのボリューム。ご飯は完食出来そうだが、キャベツとサラダ、漬物は完食は厳しいか…と気弱になりつつも、なんとか漬物以外のすべては完食出来た。すでに我が胃袋には何も入る隙間は無いように思える。この満足感は久しぶりだ。

・ロースの赤身の部分にしっとりとした肉汁を感じられるか否か
・最後に一番端の脂身を残しても口飽きせず美味しく食べられるか否か
・店が選ぶソースは、肉の味を殺さず楽しめるか否か
トンカツの自分の評価基準は、全てにおいて文句なしだ。

 全く持って個人的感想だが…
味では林SPFの蒲田 丸一と、ここ燕楽は肉質のベクトルも違うし甲乙付けがたい。
ただ、キャベツの旨さや米、付け合せの質の高さ。店主以下、全員が終始腰の低い丁寧で品のある接客でこれまた申し分なし。厨房内も綺麗に手入れがなされていて清潔感がある。などとんかつ以外のファクターも考慮すると、城南地区に、有名とんかつ店数多あれど、自分がお邪魔したお店の中では、総合力では一番の名店と言いたいお店だ。

さて、これであの忌まわしいケロっと記憶も消え、昨日の憂さもカラっと晴れて、スッキリと仕事に行けそうだ。
ただし、体はズシっと重くなった気がする…次回はランチメニューにしようっと(汗)

2015/07/29 更新

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