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単身赴任者メタボへの誘い (1月/羽田空港)
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kuan (男性・北海道) 認証済
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1回
夜の点数:5.0
2015/04 訪問
昭和の古きよき風景の中で制約を楽しむ 〈惜別〉
H27.07.31 野毛の、横浜の伝説の店 武蔵屋が今日、閉店した。 お母さんの年齢を考えると、そう遠からずこの日が来るであろうことは、想像はしていたが現実となるとやはり寂しい。 もっと行けたのでは…。そんな思いが去来する。 行こうと思えば行けた千秋楽。でもそこに立ち会わなかったのは、2〜3年行っただけの若輩者は、真のご常連の邪魔はしたくないという思いがあった。 そしてもう一つ。 千秋楽を見ないことで、きっとあそこへ行けばこれから先も営業し続けているような、そんな思いでいたかったのかもしれない。そう、お店もお母さんも自分の心の中では、これからもずっと元気に頑張っていらっしゃるのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーH24.10 今日こそはと、仕事を早めに切り上げ、列に並ぶこと30分。念願叶って初めて入店させていただくことができた。感無量である。〔店〕★★★★4.0 この店となりなどは既に幾多の諸先輩方々が書かれているので新参者が書くのは野暮なので控えておく。 この日の所用を予定していたとおり早めに切り上げ店に向う。程なく10名ほどの列を脇道に見つける。2度ほど偵察(いずれも定休日)をしていたのだが見過ごしていたのは、見ていた地図が若干ずれていたためで、探索していたルートから僅かながら脇道に入ったところが正解であった。早速列の最後尾に並び開店を待つこと10分程度で店内へ案内された。生憎直前でお目当てのカウンター席は埋まってしまい土間のテーブル席に落ち着く。…落ち着く? とは言え、初来店周りは全て知らない方々と言う完全アウェーでの状態は居心地がいいとは言いがたく、あたりをキョロキョロ挙動不審者となり、しばし人物観察、建物観察を楽しむ。程なくして満員御礼となりオーダー取りが始まった。〔食〕★★★3.0 待つこと暫し「櫻正宗」のぬる燗が年代物のやかんから目の前のコップになみなみと注がれる。待ちわびた瞬間である。歴史を重ねた机に置かれたコップに口を持って行きまずは一口。人肌に燗され優しい口当たりのそれは伊勢藤の白鷹とも通じるものがあった。 一杯目を空ける頃、ふと気づくと先ほどまでの居心地の悪さは消え、いつの間にか店と同化している自分に気づく。 二杯へと進む酒に合わせてタイミングよく肴が供される。それぞれ何杯目なのか提供した肴で分かるようにしているようだ。二杯目半ば、品書きが無いのでその日の小鉢を伺うと〆鯵があるとのことで迷わず注文。鯵も勿論旨かったのだが添えられた生の山椒がこれまた秀逸であった。 三杯目。〆の漬物を供され本日の結びとなり、留めの盃をいただき速やかに退散。酒の三杯止め、定番の肴、膝寄せ合う席、それらある種の制約も歴史であり愉しむべき肴といえる。次回は叶うならカウンターの席をお借りして愉しみたいものである。
2015/08/03 更新
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
H27.07.31
野毛の、横浜の伝説の店 武蔵屋が今日、閉店した。
お母さんの年齢を考えると、そう遠からずこの日が来るであろうことは、想像はしていたが現実となるとやはり寂しい。
もっと行けたのでは…。そんな思いが去来する。
行こうと思えば行けた千秋楽。でもそこに立ち会わなかったのは、2〜3年行っただけの若輩者は、真のご常連の邪魔はしたくないという思いがあった。
そしてもう一つ。
千秋楽を見ないことで、きっとあそこへ行けばこれから先も営業し続けているような、そんな思いでいたかったのかもしれない。そう、お店もお母さんも自分の心の中では、これからもずっと元気に頑張っていらっしゃるのだ。
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H24.10
今日こそはと、仕事を早めに切り上げ、列に並ぶこと30分。念願叶って初めて入店させていただくことができた。感無量である。
〔店〕★★★★4.0
この店となりなどは既に幾多の諸先輩方々が書かれているので新参者が書くのは野暮なので控えておく。
この日の所用を予定していたとおり早めに切り上げ店に向う。程なく10名ほどの列を脇道に見つける。2度ほど偵察(いずれも定休日)をしていたのだが見過ごしていたのは、見ていた地図が若干ずれていたためで、探索していたルートから僅かながら脇道に入ったところが正解であった。早速列の最後尾に並び開店を待つこと10分程度で店内へ案内された。生憎直前でお目当てのカウンター席は埋まってしまい土間のテーブル席に落ち着く。…落ち着く?
とは言え、初来店周りは全て知らない方々と言う完全アウェーでの状態は居心地がいいとは言いがたく、あたりをキョロキョロ挙動不審者となり、しばし人物観察、建物観察を楽しむ。程なくして満員御礼となりオーダー取りが始まった。
〔食〕★★★3.0
待つこと暫し「櫻正宗」のぬる燗が年代物のやかんから目の前のコップになみなみと注がれる。待ちわびた瞬間である。歴史を重ねた机に置かれたコップに口を持って行きまずは一口。人肌に燗され優しい口当たりのそれは伊勢藤の白鷹とも通じるものがあった。
一杯目を空ける頃、ふと気づくと先ほどまでの居心地の悪さは消え、いつの間にか店と同化している自分に気づく。
二杯へと進む酒に合わせてタイミングよく肴が供される。それぞれ何杯目なのか提供した肴で分かるようにしているようだ。二杯目半ば、品書きが無いのでその日の小鉢を伺うと〆鯵があるとのことで迷わず注文。鯵も勿論旨かったのだが添えられた生の山椒がこれまた秀逸であった。
三杯目。〆の漬物を供され本日の結びとなり、留めの盃をいただき速やかに退散。
酒の三杯止め、定番の肴、膝寄せ合う席、それらある種の制約も歴史であり愉しむべき肴といえる。
次回は叶うならカウンターの席をお借りして愉しみたいものである。