この口コミは、ジャイアン21さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.7
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.8
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.7
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.8
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク- ]
驚愕の旨さの「絶品とんかつ」☆彡 この価格でこのクオリティは素晴らしい‼
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ロース200g@1,600円(税込)(お味噌汁付き)
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20mm以上もある豚ロース肉
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*ロース200g@1,600円(税込) *ごはん@200円(税込) *わさび@30円(税込)
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この入口が目印です。
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2018/01/07 更新
本日の目的地は、浅草橋界隈にあるとんかつで人気の【丸山吉平】です。
こちらのお店は、以前からお気に入りに登録していた宿題店です。
親愛なるマイレビューアーの青山の粋人様のレビューを拝読し、ようやく初訪問が実現しました。
■お店データ:
☆食べログ【とんかつ百名店2017】に選出
☆食べログ「東京都」×「とんかつ」ランキング「第7位」
☆食べログ「浅草橋・蔵前」×「とんかつ」ランキング「第1位」
■お店へのアクセス:
JR総武線 浅草橋駅西口 徒歩7分
都営地下鉄浅草線 浅草橋駅 徒歩8分
■お店の雰囲気:
清潔感あふれる店内で、ダウンライト照明を使用しています。
店内のラジオを通じて、1976年にリリースされたABBAの「Money Money Money」が流れていました。
その雰囲気とは裏腹に雑談するお客様はなく、店内は緊張感が漂いピーンと張りつめた空気でした。
そんな雰囲気も先日訪問した「鍋割山荘」小屋主の凄い迫力を経験済みだったので、全然問題ありませんでした(笑)
■平日の行列度: (天気は曇)
PM0:40 行列なし ※5分後着席
■店のシステム:
入店後、まず券売機で食券を購入します。
①中待ち3人まで、4番目以降は店舗の外に待ちます。
(店内待ちの場合は、黄色の線の内側で待ちます)
②席が空いていても店主に呼ばれるまでじっと待ちます。
店主に言われたカウンター番号に着席するルールです。
テーブルにある「お冷」はセルフ方式になります。
店内は携帯電話での通話禁止です。
■当日注文した料理:
*ロース200g@1,600円(税込)※お味噌汁付き
*ごはん@200円(税込)
*わさび@30円(税込)
●ビジュアル
鮮やかな「揚げ色」に思わず「うまそぉ~」、うっとりしてしまいます。
ロース肉の断面は20mm~23mmで厚切り豚ロース肉(林SPF)を使用しています。
断面は低温で油調しているため薄いピンク色に輝いています。
●とんかつ
衣はメッシュ粗目の生パン粉を使用しています。
注文に応じて、一枚、一枚、豚肉に「打ち粉」を打ち、「溶き卵」を絡め、パン粉付けを行っています。
低温(150℃~160℃)でじっくり丁寧に揚げています。
一度に揚げるのは2枚が目安で、大量投入による油の温度の低下に対策を講じています。
また高温で揚げると過加熱による「たんぱく変性」で固くなってしまうため、基本に忠実で丁寧な仕事ぶりだと思いました。
油調温度は、使用するパン粉の「糖度」、「揚げ時間」、「中心温度」、「余熱時間」で仕上げが変わります。
温度63〜65℃以上になると「たんぱく変性」が始まります。
過加熱防止対策として、中心温度は60℃以下付近で止まるように油切りの「余熱工程」できちんと中心温度をコントロールしていました。
「剣立ち」した衣は、「サクッ」とした歯ごたえで、豚肉は焼きたてのローストポークを食べているような食感で、脂は甘く美味しかったです。
まさに「匠」の技、「職人」の技ですね。
■豚肉の予備知識:
日本国内の豚の「純粋品種」は、ランドレース(L)、大ヨークシャー(W)、デュロック(D)、バークシャー(B)、ハンプシャー(H)、中ヨークシャー(Y)が主流です。
今国内で流通している豚肉は、この品種同士を組み合わせて(交配)生まれてきた豚が主流になっています。
有名になっている「三元豚」は、(L)+(W)+(D)の組み合わせ(配合)です。
また「黒豚」で有名なバークシャー(B)は、純粋品種のまま今日に至っています。
豚肉の本来の美味しさは「血統」+「餌」+「飼育環境」+「水」で変わります。
豚肉の美味しさは、「旨み」だけでなく、「脂肪の融点」、「水分含有量」も大事な要素です。
■「SPF豚」の予備知識:
①ほとんどの豚が「帝王切開」でなく「自然分娩」によって行なわれています。
②母体のお腹の中は無菌状態ですが、SPF豚は「刺身」で食べる事はできません。
■パン粉の予備知識:
パン粉は水分含有量の違いにより「生パン粉」「セミドライパン粉」「ドライパン粉」(着色や無着色)に大別されます。
さらにパンの焼成方法の違いによる「電極パン粉」「焙焼パン粉」があります。
糖度高めの「パン粉」・・・・きつね色に短時間で綺麗に揚がる。
糖度低めの「パン粉」・・・・薄い揚げ色で仕上がる。(長時間揚げて揚げ色を付ける)
そして挽き目(メッシュ)は、お店の特徴を出す上で大事なポイントです。
衣が尖って立つことを「剣立ち」と呼び、食感は「剣立ち」や「油切れ」が美味しさを大きく左右します。
■揚げ油の予備知識:
ラード、ごま油、菜種油、コーン油、べに花油、オリーブ油等を使用するお店があります。
■打ち粉の予備知識:
サクッと仕上げるための「打ち粉」であり、サクッと仕上げる重要な過程の作業です。
打ち粉を打つ事で、水分を封じ込める役割を果たしてします。
■おすすめの顧客属性:
とんかつ好き、友達同士、リーマン、カップル
■寸評:
近年「柔らかい」=「美味しい」という方が、ずいぶん増えました。
こちらのお店は、豚肉にジャガードをするわけでもなく筋切りのみでとてもやわらかいとんかつに仕上げています。
時間をかけて低温調理し、余熱工程で中心温度を達温させる事で「やわらかさ」を引き出しています。
見事な「匠」の技術で調理した、とても美味しい「とんかつ」でした。
次回は「リリカレー」を頂きに訪問したいと思います。
接客でいろいろと厳しい評価がありますが、店主さんはストイックなくらい、ひとつひとつの仕事が丁寧です。
最高な状態で「とんかつ」を提供するために集中しているのが、私には理解できました。
これからも応援して行きたいと思います。
ごちそうさまでした。
■備忘録:(今年の待ち時間記録)
2018年待ち時間累計 ・・・5分