5回
2021/10 訪問
和の香り漂うミールス
突き詰めて日本人に合わせた結果なのか?
和食のようなミールスをいただけるこちら、今回はバスマティライスを大盛りにしたところ、風情のある陶器の器で提供されました。
それはどうやらビリヤニを出すときの器のようで、ミールスを手食するのにももってこいの形状をしています。
平日ランチで選べる三種のカレーはそれぞれ個性があり、今回はパイナップルポークをいただきました。
甘味と豚の旨味が合わさった逸品ですがやはりシーフードなら野菜のシチューカリーが一番でしょう。
カレーが二種ついてグレービーが多いので、ライスは多めが正解です。
またお邪魔します。
2021/10/21 更新
2021/10 訪問
休日はさらに豪華に
平日ランチと比べると、値段も上がりますが内容も豪華になります。
こちらのお店は、平日と休日では内容は同じで値段だけ違うような方針とは違うようです。
今回はドーサをいただいたところ、ドーサ以外に少量のビリヤニとフルサイズのカレーがついてきました。
休日はドーサを注文するだけでミールスのメインカレーとビリヤニも楽しめるのはなかなかのお買い得です。
味は文句なしにおいしいと思いますしサービスも良好、ただドーサをメインにするにはグレービーが多いので、ライスを追加して量のバランスが取れるくらいです。
量のバランスだけは平日ランチの方が取れているように思いました。
またお邪魔します。
2021/10/10 更新
2021/10 訪問
海鳥の巣のビリヤニ
ビリヤニはお店の特徴が強く出るメニューです。
今回はランチでビリヤニを注文したところ、一人前ずつ生のバスマティライスを炊き込むスタイルのようで、提供には15分ほど時間がかかります。本格的スタイルであっても事前に大量に炊き込んだものをサーブする多くの店とは違うと主張しているかのようです。
ランチは魚のビリヤニが多いらしく、seabird colony の名の通り魚介中心のメニューを得意としているようです。シェフの出身地は港町マドラス(チェンナイ)でしょうか?
本日はスズキのビリヤニでした。
炊き立てなだけあって、ライスの中に埋もれているスズキは熱々です。南インド料理は基本的に手で食べますが、あまりに熱く、まずスプーンでほぐしました。
味は魚のビリヤニだけあってかなりあっさりめ、カレーも炊き込んだときに中に埋もれており、全体にスパイスの香りと辛さが回っているロイヤルパラソル系列やカラチの空とは根本的に方針が違うようです。
スズキとカレーとバスマティを混ぜてもやや味が薄いので、ライタともう一品のカレーをかけて食べる前提のように感じます。
選べるカレーはマトンララを選択したところ、単品としては素晴らしい出来ですが魚のビリヤニに合わせるべきではなかった。(自分の選択ミス)
魚のビリヤニには肉でなく野菜のカレーが合います。ダールとかでもよいでしょう。
選べるカレーのシチューカリーは野菜が多いようなので、次回ビリヤニを頼むときはシチューカリーにします。
食後はフィンガーボールがサーブされたのは、バンゲラズキッチンに続いて二店目、高級店の証です。
メニューの選択を間違わなければ素晴らしい南インド料理体験ができるので、また近いうちに訪問します。
2021/10/05 更新
2021/08 訪問
南インドx和食の高級店
平日ランチにお邪魔しました。
銀座の料亭街にあり、値段設定も高めなのでさぞかし高級な料理なのだろうという予想は当たりました。
内装は、日本人が想像しやすい銀座の小さな高級店という印象です。
南インド料理でありながらどこか和食を感じさせるミールスは、器も陶器で旬の魚が意識して使われています。
現地らしいバナナの葉を敷いたミールスとは違い、ラッサムが先付、ボリヤルやチャトゥニーは八寸、ワラサのパコラは向付、鯛と鮭のカレーは椀物、バスマティライスは食事とみなせば立派な日本料理のコースを集めたものと見てもおかしくない。しかし手で混ぜて食べるとしっかり南インド料理です。
ランチでも2000円弱しますが、お値段以上と言ってよいでしょう。
それぞれ素材の味が生きており、特に魚のカレーは絶品でした。オイリーさをあまり感じないのもよい。
ぜひまたお邪魔します。
2021/08/24 更新
しばらくぶりの平日ランチ、相変わらずハイクオリティなミールスがいただけました。
シーバードの基本はシーフード、選べるカレーは野菜のシチュー一択です。
イノシン酸が豊富なシーフードに合わせるには、同じくイノシン酸のポークやマトンではなく、グルタミン酸の野菜がよい。
辛さはないですがバランスはこの組み合わせが一番です。
和食のように魚介の出汁が効いたカレーは、他ではそうそう味わえない。日本料理を研究して創作されたのでしょうが、よくここまで完成度を上げてお店を始められたものです。
これからも新しい挑戦に期待します。