1回
2017/07 訪問
気さくな女将と寡黙な大将が提供してくれる、北の海の幸。ウニ、北寄貝、帆立等。うまい。
根室でお刺身などの海の幸にありつこうと、食べログや観光マップを見てここへ。貝とウニのうまみで根室のとりことなった。
JR根室駅の北口を背にして、まっすぐ北へ歩いて数分でここへ。数階建てのビルの一階にあっておそらく迷わない。ただこのあたりの建物の特徴として、半畳くらいの雪よけ玄関みたいなものが入り口にある。その奥がすし屋の玄関になっているので、見落とす可能性はゼロとは言い切れない。あと、道幅が広いので、駅を背にしてロータリーを右回りに回るとよいかもしれない。
客がいなかったので、カウンターの隅っこに座らせてもらい(カウンタ隅っこが好きなんです)、刺身盛り合わせを頼む。
さんまをさっと煮たものが突き出し。結構な量なので驚きながらいただくと、ビールに合っておいしい。これはあたりだとホクホクしながら、刺身を待つと、そのボリュームに驚く。そして、おーいーしーいー。
まずは、北寄貝の造りの上品な甘さがいい。帆立貝柱うみゃい。そして、おひょう(といわれた。初めて聞いた魚だけど白身で単体で食べても美味しそうな味だった。もうちょっと細かい説明をしてもらったのだけど、忘れてしまった)の薄造りで生ウニを巻いたもの、これがね、もうね。心の中で再訪を固く決意するレベルでおいしい。全体的に貝系がいつも食べる貝とは別次元の上品な甘さとうまみ。
ここで白状すると、実は造りの中で唯一苦手だったのが鮭。でも、鮭の良いものをこれまで食べたことがないだけであることが判明。鮭おいしい。鮭の本気を初めて知ることができてうれしい。ここの鮭なら進んで食べたい。
このあたりで、恒例の日本酒祭りへ突入。日本酒7-8銘柄のラインナップで、そのなかで北海道産は根室酒「北の勝」と聞いたら、それは根室のお酒一択。また、これが、造りにとても合うすっきりした酒。初めて聞いた銘柄だけど、これ、他の地域にいるときでも飲みたい。
そんなこんなで造り食べて日本酒飲んでウキウキしていると、女将さんが気さくに話しかけてくれた。7月で長袖が必要だったので、けっこう寒いなと思っていたのに、地元の人から見ると今日は暑いのだそう。うわー。
地元民用の宴会の仕込みをしている寡黙な大将にウニの造りを追加でお願いする。海苔とうにの甘み。海苔の仕事がいい感じ。わさびいらない。根室最高。
ウニ食べまくって、お刺身食べまくって、ビール日本酒飲んで、一人五千円。安い。どういうことなの。胃袋がもう一つあれば、もう少しお刺身を堪能したかった。きっとまだまだ美味しい北の幸があると見た。また行く。絶対行く。
2017/08/01 更新
お刺身、日本酒、ウニ、貝、JR根室駅徒歩数分
2017/08/01 更新