レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2013/02訪問 2013/06/18
数年前、野生の勘ではいってみて大当たりだった、自宅から近いところにあるフレンチの老舗です。
ランチタイムに一人で利用したり、当時小学生だった息子を連れて行ったり、息子をキャンプに送り込んだスキに夫とディナーを楽しんだり、ひんぱんではありませんが、コンスタントに訪れていました。
先日、山手通りの反対側の歩道から見たら、店が工事中になっていました。
「ああ、ビルもボロだったし、地上げにあって閉店しちゃったんだ」
「私がもっと行ってやらなきゃいけなかったんだ」
と、しばらくはくよくよして過ごしました。
ところがまた少したって通りかかると、新しい看板が出ているではありませんか。
閉店ではなく、リニューアルオープンだったんです!
嬉しくなって、久々に行ってみました。
ビルの外側もきれいになり、オープンキッチンに変わると同時に手前にカウンターが新設され、明るい雰囲気に変わっていました。
マスターご夫妻はお変わりない様子で、安心しました。今は、娘さんも店を手伝うようになったみたいです。
マスターは私のことがいまひとつぴんとこないようでしたが、ママさんは、
「顔見たらわかりましたよ」
と言ってくれました。
カウンターの右端に座りました。この席は、マスターがせっせとパンを焼く場所の真正面です。
「お孫さん、たしか、うちの子と同い年だったでしょ?」
なんて話しているうちに、マスターもちょっと思い出してくれました。
1000円のバジルチキングリルセットを注文し、二人のシェフの作業を楽しみながら、料理が出るのを待ちました。
まずサラダ。生野菜にドレッシングをかけるだけでなく、ボウルの中で注文ごとに野菜とドレッシングをあえてから盛り付けてくれます。野菜全体にまんべんなく味がつき、くどさがなく、食が進みます。
パンはバゲット(細いからパリジャンかな?)をオーブントースターで軽く焼いたものです。最初に2つ出ますが、その後はマスターがこまめに巡回して、常に焼きたてのあったかいものを1つずつ置いてくれました。バターをつけるとおいしくて、今日は調子に乗ってさんざんお代わりしてしまいました。
なお、後から来た大柄な男性には、一度に4つ出していました。
いよいよメインです。チキンは厚みがあってふっくら、グリルの焦げたところがなんとも香ばしいです。バジルソースがちょっぴりかかっていますが、どちらかというとトマトソースがメインの味でしたね。
付け合せのポテト、品のよいクリーミーさです。さすがいい仕事をしています。自分ではこんなの作れません。
野菜はチンゲンツァイ、ブロッコリー、スナップエンドウ、ヤングコーン、カブ、インゲンなど色とりどりで、春らしさ満点です。
皿のソースをふくためにパンをもうひとつ頼んだとき、マスターが本当に焼き立てのをカウンター越しに渡してくれたため、「あっちっち!」と騒いで、周囲のお客さんに笑われてしまいました。
紅茶にはマーブルクッキーがひとつつきます。
この内容、ボリューム、いい雰囲気も楽しめて1000円こっきりですよ!満足、満腹です。
また行こうっと!今度はコースランチにしたいな。
2012年5月20日再訪
ここ数日過酷な環境にいた私の慰労会という趣旨で、家族でディナーに繰り出しました。
あいにく、夫が会いたがっていたがんこマスターは不在でした。
「予約してくだされば、お得なコースもあったんですけどね」
と、ママさんが残念がります。
でも、息子の好き嫌いがけっこうあるので、アラカルトでよしとすることにしました。
黒板に書かれていた本日のお勧め料理は海鮮っぽいものが多く、息子が喜ばなかったので、ママさんにレギュラーメニューから相談してみました。
「今日はアジ、おいしいですよ」
の一言で、前菜には息子でも大丈夫な、アジのマリネにしました。もう一品はシーザーサラダ。
その前に、まず乾杯。私がビールで夫がウーロン茶、息子がジンジャーエールです。
パンが運ばれてきました。ランチのバゲットと違い、店でこねて作っているという、まん丸なライ麦パンがころんころんとカゴにはいっています。ディナー客のためのスペシャルサービスなのだそうです。
本当の焼き立てで、皮はカリカリ、香りもよく、「うまいうまい」とみんな大喜びで食べました。
そのうちに、前菜が運ばれてきました。
アジのマリネは、4つのブロックになっていて、一人分として1ブロック取り分けると、生アジの下に、ナスとズッキーニのソテー、パプリカ、モッツァレラチーズが隠されていました。アジの鮮度はよく、バジルソースがモッツァレラチーズと調和していました。
シーザーサラダにはパンチェッタがごろごろとはいっており、他店で出されるものとは異なる迫力がありました。かけられていたおろしパルメザンチーズも、糸ガツオのように繊細で、ふんわりと軽い口当たりでした。
合間にパンを容赦なくおかわりしながら、メインへと突き進みます。
違うものを頼んでくれればレビュアー的にはありがたいのに、そういう機微のわからない夫と息子は、同じビーフステーキを注文しました。私は鴨のコンフィ。
いずれも、前のランチのときのように彩り豊かな季節の野菜がたっぷりと添えられており、目を楽しませてくれました。
鴨のコンフィからは珍しいハーブの香りがしました。ママさんに確かめると、クミンシードなのだそうです。
もも肉にはじっくりと火が通されており、ナイフで少し力を入れるとほろほろと崩れました。あっという間に完食。きれいに骨が残りました。
やっぱりデザートも食べたい、と息子が身を乗り出し、ココナツのブラマンジェ(550円)に決めました。何も考えていない夫も同じものにしました。私は昼夜にわたってパンを食べ過ぎたので、軽くマンゴーと洋梨のシャーベット盛り合わせ(400円)にしました。
すると、夫子のブラマンジェの足元に、私のと同じように、洋梨とフランボワーズのシャーベットがぽこぽことついているではありませんか!150円の差でこの待遇の違いはいったいなぜ!?
夫のブラマンジェにスプーンを突っ込んで一口奪ったら、とても軽い口どけでうまかったです。もちろんシャーベットも美味だったのですが、今夜ばかりは自らの選択を深く後悔したのでした。
2012年8月2日再訪
近所に住んでいる町内会報仲間の女性とランチを楽しみました。
この日はなんだか大盤振る舞いな気分で、ワインも白、赤とがんがんいってしまいました。
がんこマスターはしばらくおいでにならないとのことで、バゲットではなく昼も丸い手作りパンが出るようになりました。
焼きたてでうまい!
2000円のプリフィクスコースで、前菜は各自違うものを選びました。
5月に来たときに気に入ったアジのマリネ、そしてホウレンソウのキッシュです。
取り皿をもらって、半分こしました。
キッシュを切ったのは友人。
細長いので、タテに等分するのに苦労したようです。
キッシュは濃厚な味がつまっており、マリネはさっぱりと、いずれも美味でした。
メインは鶏モモ肉の香草パン粉焼です。
力のある肉料理でした。
見た目は小さく思えましたが、厚みがあって、物足りなさは感じませんでした。
いつも通り、季節のさまざまな野菜が付け合わされていました。
夕張メロンのジュレははかないばかりの濃さに固められており、舌の上でほろほろととろけていきました。
桃のシャーベットは、季節のものを使ったらしい、フレッシュな香りがしました。
最後は温かい紅茶で。
ここの紅茶は、とても上手にいれられているんです。
今回のランチはイレギュラーで、3000円を超える贅沢をしてしまいましたが、いつもは1000~1500円のものをいただいているので、データの支払い金額欄は変更しないでおきます。
2013年2月1日再訪
最近食べログによく登場する、同業同年輩の友人R子さんと中目黒で合流することにしました。
彼女とは同業者の同じ委員会に所属、その委員会は午後開かれるのが通例なので、ランチをご一緒することが多いのですよ。
今回は月曜日にはいりそこねたベルポルトを紹介したところ、ぜひそこで、と彼女も希望したのでそう決めました。
私は自宅から15分、R子さんは中目黒から10分歩いて、11時半、ちょうど店の前で落ち合いました。
ママさんが満面の笑顔で出迎えてくれました。
「壁の絵を変えたんですよ」
言われても、どれを変えたかはあいにくよくわかりませんでした。
1000円の週替わりランチはチキンのトマトアボカドチーズ焼き。
私はそれにして、彼女も同じ値段のスズキのバルサミコソースを選び、400円のランチデザートをつけることに決めました。
自家製の、丸いライ麦パンが出ました。
「焼き立てでおいしい!」
R子さんが嬉しそうです。
二人とも2個ぺろりと食べて、1個ずつおかわりしました。
メインはほぼ同時に出されました。
トマトもアボカドもチーズも、加熱されてとろけています。
チキンとよく調和します。
いつものように、付け合わせの野菜もいろいろ盛られています。
メインを交換して一口ずつ味見してみました。
スズキの身は厚くて、よいものでした。
デザート、特に希望を言わなかったら、違うものを2種類持ってきてくれました。
R子さんに先に選んでもらいました。
彼女は洋梨のコンポートにソルベが乗ったものをとりました。
チョコレートケーキのキャラメルアイスクリーム添え、なかなかの実力でした。
ケーキはどっしり、アイスは焦げたキャラメルの風味がよく立っていました。
紅茶にはあったかいミルクがピッチャーで添えられたので、ストレートのつもりでしたが、もったいなくてたっぷり入れていただきました。
2位
2回
2020/10訪問 2020/10/25
皿いっぱいのビッグチキンカツ!ご近所ランチはいつも安心のここで
ご多分にもれず、我が家も自粛期間中は夫が毎日のように家にいました。
三食料理するのは負担なので、昼は近所で食べたり、テイクアウトしたりして、地域経済に貢献すべく努力しました。
特にこちらには何度も来ていました。
あまりメニューは多くなく、日替わりに定番がいくつか、というところなのですが、技術がしっかりしているので、飽きないんですよ。
写真の後半は、5月に食べたサバ塩焼き定食と、日替わりの飛竜頭定食です。
今日は珍しい日替わり、塩唐揚げと小松菜煮というものだったのでそれにしようと思ったら、
「売り切れです」
と言われてしまいました。
13時過ぎに行ったのが敗因です。
気を取り直して、ビッグチキンカツ定食を二人で注文しました。
先客は若いカップル。
サバと日替わりだったようです。
料理ができ始めると、順々にカウンターに置かれます。
わかっている客は手伝いをします。
今日は席の都合上、夫がお運びをしました。
皿からはみ出すような立派なチキンカツです。
小皿のソースをたっぷりつけつけして、ゴハンにオン!
ジューシーで、ほどよく肉を広げてあって、いい揚げ具合です。
キャベツはきれいに細く切られています。
白いゴハンもうまいです。
味噌汁はなめこでした。
ぬか漬けは大根、きゅうり、ニンジンです。
夫はからしを使い切ることばかり考えて、一口に多くつけすぎたらしく、悲鳴を上げていました。
今日も満ち足りた気持ちで食べ終えました。
カウンター上空には、重箱の写真が。
お客さんから春の弁当を、と頼まれて注文に応じたところ、たいへん気に入ったと、写真を引き伸ばして持ってきてくれたそうです。
だから、これは見本のために作った料理ではないのです。
ふきの湯葉巻きなど、季節を感じる料理がはいっています。
最近の秋の弁当は、緑鮮やかな銀杏が目に入りますね。
おせちの受け付けもしているそうです。
こちらは上等な食材を使うので、少々お値段が張るということでした。
京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩約5分、淡島通りに面した、小ぢんまりとした店です。
夜は割烹で、昼はランチを出しています。
客層は、圧倒的に男性が多いですね。
ガテン系のお客さんが目立つかな?
物理的に狭いうえ、大将が一人で切り回しているので、ランチタイムに満員にでもなると、店内は身動きがとれなくてもうたいへん。
すると、お客さんはおおむね常連なので、リレーで料理を運び、ゴハンは店の奥に自分でよそいに行き、自然に協力します。
もちろん、食べ終えた食器も自分でカウンターまで戻します。
ランチメニューには刺身、焼き魚、日替わりといろいろあるのですが、いつも「鶏唐揚げユーリンソース定食」を注文してしまいます。
なんと、この定食、650円!
大き目の唐揚げがごろごろと盛り付けられ、キャベツもこんもりで、この値段!
本当に大きい「ビックチキンカツ定食」の700円も捨てがたいのですが、やっぱりこのユーリンソース定食が好きなんです。
そんなわけで、息子の高校行事の昼休み、夫と一緒に訪問し、ユーリンソース定食を頼みました。
カウンターだったので、中の調理もよく見えます。
日替わりのあんかけ豆腐定食も、注文ごとにナベでていねいに作られていて好感が持てたのですが、貧乏人には「外食するなら肉」という観念が染み付いているので、なかなか新しい世界に踏み出せません。
お新香、みそ汁、と順番にカウンターに出され、注文が揃いました。
ぬか漬け、上手に漬かっています。
私が自宅で作るのは、どうしてまずいんだろう?
みそ汁にはいったナスが嫌いで、自分では絶対に入れないのですが、この日のナスは汁によく合ってうまかったです。
いよいよメイン。
目の前でアツアツに揚げられた唐揚げ、甘酸っぱいソースがかけられて、いつも通りの美味です。
ゴハンが進みます。
脇に添えられたマヨネーズ、手作りではないのですが、大将によると
「業務用だから、薄味に作られているんですよ」
とのことで、軽くて甘い感じが好きです。
唐揚げにこのマヨネーズをつけると、また気分が変わります。
うまうまと最後までおいしくいただきました。
※2012年5月29日、食事はしませんでしたが、ちょこっと立ち寄り、ランチ仕込み中の大将から食べログ掲載の許可をもらいましたので、喜び勇んで書き込みました!
2013年5月10日再訪
気がつくと1年が経過していました。
そう、今日は再び息子の高校の行事です。
夫は仕事の都合がつかず、私一人での訪問となりました。
抜け目なく、午前最後のプログラムで退出し、12時前には店に到着。
日替わりはサバの味噌煮。
好物です。
カウンターに座っておもむろに注文すると、
「すみません、もう終わりました」
とのこと。
見ると、奥の方の3人組、同僚っぽい男性たちの前にサバの味噌煮が…
大将、もうちょっと多めに作っておいてよー。
しかたがないので、ビックチキンカツ定食にしました。
少し後にはいってきたおひとりさま男性が唐揚げユーリンソース定食を注文したので、大将は上手に2品を一緒に揚げ始めたようでした。
こちら、店が狭いのと、大将が一人でやっているため、いろいろ同時にやらないといけないんですよね。
奥の男性グループは常連らしく、大将の手が回らないと見るや、お代わりは自分たちで勝手に盛りつけていました。
さて、私の注文ができました。
アツアツのチキンカツは当然、モモ肉。
皿いっぱい、といっていいような大きさです。
小皿のソースをつけてほおばると、衣はざくっ、中から鶏の脂がじゅわっ。
ああ、ゴハンが進む。
こんなにカツがいっぱいあるし、しかもうまいのに、ゴハン1杯で終えるのはまことにもったいないです。
今日もナスの味噌汁、おいしゅうございました。
自分では作りませんが。
「鶏肉の扱いが本当に上手ですね」
と大将をほめると、
「こういうのは、板前にとっては賄い料理ですから」
とさらりとしたお言葉。
やっぱり、夜の腕前を見てほしいのでしょうね。
ランチばかりでごめんなさい。
3位
1回
2013/08訪問 2013/08/29
7年ほど前からの行きつけです。
最初のきっかけは忘れましたが、一人で店を探していて、ランチが手ごろな値段だったので飛び込んだように記憶しています。
それ以来、いろいろな人と一緒に訪問しています。
今回は、郷里の高校の吹奏楽部で一緒だった友人が娘ちゃんの大学入学式のために上京したので、連れて行きました。
近くの歩道に出ている「南仏家庭料理」という看板を友人に見せて期待を高め、地下への階段を下りて行くと、12:45くらいでほぼ満席でした。
二人でカウンターに座りました。
あいそのいいママさんと、よく入れ替わる男性シェフで店をやってます。今日のパートナーは日本人のおにいちゃんでした。
リガトーニ(極太のマカロニ)のパスタランチセットで1500円。大好きなカルボナーラがありましたので、二人ともそれにしました。
パン、サラダとゆっくり出されます。ムードも楽しめる店なので、おしゃべりをしながら、ほおばります。
話好きな家庭婦人同士なので、しゃべっているうちに、サラダの写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。
ガラスの皿にきれいに盛り付けられて、生ハムが少し載った、生野菜サラダでした。
さて、カルボナーラが出てまいりました。
作っているのを見ていると、何種類もの洋酒が加えられており、他店ではまず味わえない逸品です。
最後に、中央に黄身を落とすのがポイント。
これが安易に落とした温泉卵だったりしたら、ただ全体の味をぼやかすことになります。
卵黄を混ぜ混ぜしてぱくり。友人も、「おいしーい、シアワセー」と喜んでくれました。
二人ともパンをお代わりしてパスタの皿をきれいにふいたので、ママさんにたいへん喜ばれました。
本日のデザートは、もともとはブラマンジェだったようなのですが、少し前のお客までで切れてしまって、洋ナシのタルトになりました。
でも、これも写真のとおり、色鮮やかでうまかったです。
最後に友人はエスプレッソ、私は紅茶を。
量が異なる上、私が猫舌なものですから、飲み切るのにずいぶん時差が出てしまいました。
こちらの店では、最後にノートへの記帳を求められます。
私は何度も書いたのですが、この情報をデータベース化するのではなく、最近1年のお客様に対して手書きでハガキを送る、というサービスをしているため、年に一度程度は書き残すことが重要なのです。
「地方の住所だけど…」とためらいながら、友人も書いていました。
また娘ちゃんの用事で来ることがあれば、再訪するそうです。
2013年8月22日再訪
大学時代の、部活は違うけれど仲良しだった八王子の友人と、関西在住の共通友人がこちらに来ているということで、3人で集まることになりました。
韓国料理なども提案しましたが、上品なところでゆっくりしたいと言われて、こちらに決めました。
二人とも都心に慣れていないので、事前に食べログのURLを流し、新宿三丁目駅のE1出口を使うのが一番間違いない、とよくよく教えておきました。
早めに店に行ったら、二人は先に来てもうおしゃべりしていました。
「レビューに書いてあったカルボナーラも食べたいなあ」
と言われましたが、時間をかける方を重視して、サービスランチコース1800円にしました。
日替わりのメイン、私と八王子がポークのクリームソテー、関西がイカのプロヴァンス風を選びました。
赤いTシャツのママさんが、ちゃきちゃきと料理を運んでくれます。
今日のサラダにはサーモンが載っていました。
メインはポークの方が先に来ました。
ソースはこってり、そこへ赤い粒コショウが爽やか、ローズマリーもいい香りです。
少し遅れてイカが。
ソースだけ、パンにつけさせてもらいました。
赤味がかって、たいそうコクのある味のソースです。
うまいです。
「ねえねえママさん、このソース、イカのワタ使ってるの?」
「皆さんそう聞いてくるんだけど、プロヴァンス風にはイカワタは入れないの」
どうやら、いつも同じ質問をされて、うんざりしているみたいです。
デザートはパンプディングのアイスクリーム添え。
食後は私が紅茶、二人はコーヒーを選んだところ、エスプレッソだったので一瞬でなくなってしまい、水ばかり飲んでいました。
こうして3人揃うのは、それこそ20年ぶりくらいです。
そして全員、年の近い一人っ子のママ。
受験に交友関係と、積もる話が山ほどあって、水を飲んでずいぶん長居しました。
でも、ママさんはいつものように気持よく見守ってくれたのでした。
4位
1回
2013/02訪問 2013/03/04
2月14日、大学の先輩と後輩、3人でここに集まることになりました。
この3名、私と後輩は同じ部活でしたが、先輩は別です。
でも、ご縁があって、3名でよく会うようになったのです。
最初の就職で市ヶ谷に勤めていた私は、やがて飯田橋で途中下車し、神楽坂の探索をするようになりました。
そして、野生の勘で「出雲」という店を発見しました。
「ホテルゆたか」の前の並びにあった、小さい牛タン炭火焼屋です。
安くてうまくて良かったのですが、気がつくと数年前に閉店してしまっていたのが惜しまれます。
出雲が気に入ってよく通っていたら、ある日この先輩がカウンターに座っていました。
「あっ、先輩、なんでこんなところにいるんですか!」
「お前こそ、どうして!?」
先輩の会社が、その近くだったんですね。
そんなこんなで先輩と連絡を取るようになって幾歳月、お互い会社員でなくなった今は、仕事上でも協力し合える関係になりました。
その出雲に、よく雰囲気が似ているんです、この店は。
あまり広くないところも、奥に小上がりがあるところも。
そして、なんとも落ち着く空気。
先輩も同じように感じて、ここの常連になったのだそうです。
遅れると言っていた後輩も思ったより早く来ました。
「先輩、髪型変えました?」
「薄くなったんだよ、うるせえな!」
みたいな失礼なあいさつから始まり、最初から熱燗にいきました。
突き出し、実に心を尽くして作られています。
白身魚の刺身に梅のタレをたらしてしそで巻いたもの、出し巻き卵、ツブ貝、見た目もきれいですね。
先輩が中心になって注文します。
まずはしめ鯖に菜の花おひたし、ブリの塩焼きです。
特にしめ鯖は表面だけ浅く酢じめしており、色も白くなっていません。
後輩などは、
「こんなの初めて!」
と驚いていました。
次はカキフライです。
そうなると今度はビールが欲しくなり、神楽坂ビールの飲み比べセットをとりました。
先輩おすすめのねぎま鍋は外せません。
まぐろ、尾の身なのでしょうか、この料理にぴったりの部位を用いています。
熱燗は3名の胃袋にどんどんはいっていきます。
ポテトサラダにお新香と、べたなメニューも追加します。
ここで一度、ねぎまの鍋を外しました。
私のリクエストによるどじょう鍋に交替します。
どじょう鍋というと、生きたままというイメージがありますが、こちらでは、どじょうは締めてから調理するということでした。
その方がうまいのだそうです。
頭からぼりぼりいきます。
ああ、いいものですねえ。
ねぎまの鍋が戻ってきました。
締めはうどんです。
ママさんがすっかりめんどうをみてくれたので、楽ちんでした。
先輩のナワバリなので単価は覚えていないのですが、全部で17000円ちょっとだったようです。
水槽の中に残されたどじょうさんたちが淋しそうでしたが、大将が、
「明日、また仕入れるから。あはは」
と笑っていました。
5位
1回
2014/10訪問 2014/10/23
2013年10月初訪問
マイレビュアーさんのレビューでこちらを知り、以前から利用したいと思っていました。
春のある日、友人と中目黒ランチをすることになり、店の前で約束していたのに、なんとイレギュラーな月曜休み!
その日はしかたなくセイロンインに行ってしまったのでした。
本日、いよいよ一人で突入します。
幸い、この日はちゃんと営業していました。
13時くらいでしたから、ランチのピークは終わったようでした。
お客さんはちらほら。
季節がら、かぼちゃまつりの飾りがされています。
うまそうなメニューもいろいろありますが、迷わずフォアグラのポワレランチ1000円にしました。
「パンとライス、どちらになさいます?」
と聞かれて、
「パンはうまいですか?」
とまぬけなことを聞いてしまいました。
結局、パンにしました。
まず、スープが出てきました。
オリーブオイルを浮かべた、野菜の角切りのたっぷりはいったスープです。
具は多彩で、ベーコン、ジャガイモ、タマネギ、トマト、ナス、セロリ?といったところです。
多少オイリーでしたが、しつこいほどではなかったです。
サラダは酸味が効いて、好きな味でした。
さて、メインのフォアグラが来ましたよ。
周囲にはレンズ豆のクリーム煮とバルサミコソース、フォアグラの上にはぺらっとしたナニカが載っています。
ふるふるするフォアグラにそっとナイフを入れます。
フォークで口に運びます。
う、うまいじゃないですか!
絶妙な火通しをされた、上等なピンクのカタマリが舌の上でやさしくとろけていきます。
なんて豊かな味わいなのでしょう。
こんなけっこうなものを1000円で出したりして、許されるのでしょうか!?
結論から言うと、合わせるのはパンで正解でしたね。
パン自体もおいしかったし、最後に皿をぴかぴかに拭いてソースを残らず平らげることができました。
また、このメインはたいへんすばらしい味なのですが、一食分のゴハンをもりもり食べるには、少々ボリューム不足なのです。
食後のコーヒーをゆっくり飲んでから、おいとましました。
「すごくうまかったです」
と、力強くこのヨロコビを伝えるのは忘れませんでした。
2014年10月15日再訪
区役所で同業者が大勢集まっての仕事というか行事です。
雨が降っているので、交互にとるランチも皆は区役所食堂を利用します。
「じゃ、ランチに行ってきます」
と、さっそうと傘をさして出かけました。
私が食べロガーであることは知られているので、平気です。
13時過ぎでしたので、もうだいぶ席はあいていました。
一人なのでカウンターへ。
フォアグラのポワレもすごく食べたかったのですが、ランチメニューを見て、天然真鯛の炙り焼きビストロ飯に決めました。
サラダ、スープと出てきます。
このスープが実に風味豊かなのです。
トマト、タマネギ、ナス、サツマイモの細かい具が浮いています。
見た目はこのとおり、ぱっとしないんですよ。
しかし、なんともいえないコクと複雑な味わいがいいです。
後で聞いたところによると、チキンベースのスープに生クリームを加えてあるそうです。
ごーっとバーナーで炙る音が聞こえます。
やがて炙り飯が出ました。
皿盛りで、しょうゆで味付けしたゴハンの上に、軽く焼いた真鯛の身が散らばっています。
しらがネギとみょうががふんわりとのっています。
アクセントはバルサミコ酢のようですね。
スプーンに、ゴハン、真鯛、薬味をバランスよくすくいます。
フレンチの手法と和の素材の出会いですね。
さわやかな和風の薬味が鯛を引き立て、ゴハンとの相性も最高です。
丼メシみたいなものですから、もりもりと一心不乱に食べられます。
しっかり平らげて、おなかいっぱい。
食後のコーヒーをいただきました。
このように味は満足だったのですが、カウンターで足がぶらぶらして、終始、落ち着きませんでした。
去年は感じなかったんですけどね。
標準的な身長の女性である私が足がつかないということは、大方の女性は座りにくいのではないかと思いました。
シェフの写真を撮らせてもらい、かぼちゃまつりの飾り付けをしないのかと聞いたら、これからだという返事でした。
戻ってからランチの感想を述べていると、
「去年、行くと言っていたあのビストロですか」
と後輩が聞いてきたのでびっくり。
すっかり忘れていたのですが、昨年の同じ行事の日に行ってたんですね。
6位
1回
2013/04訪問 2013/04/23
その日は中目黒に用があったので、ずっとブックマークしていたアンティーカ・トラットリーア・ノスタルジーカに行くつもりでいました。
13:30頃、大橋のバス停から電話をして、
「食べログに書いてある、ランチ14時までというのは、ラストオーダーでしょうか」
と聞くと、
「ご注文は13:30まで承っております」
との答えで、あえなく撃沈。
どうも、一人で高評価のおしゃれイタリアンランチを食べようとすると、障壁が立ちはだかるようです。
前向きなクーポン多重債務者は、ジゲンACEさんが以前ほめていた新しい中華の店に徒歩で行くことに決めました。
店の前まで来てわかりました。
以前、魚料理の汐風に行くときに通った道です。
しゃれたつくりの店舗の前になぜか紹興酒のカメがたくさん並んでいたので、記憶に残っていたのです。
地下への階段をおそるおそる下りていきます。
カウンターは全部あいていました。
奥の方にはテーブル席もありました。
カウンターに座り、メニューを見せてもらいます。
1200円のランチセットか3000円のコースか、ということらしいのですが、コースは一人では注文できないので、自動的にランチセットになりました。
メインは定番の麻婆豆腐か芝海老のチリソース、日替わりで鶏とカシューナッツ炒めということで、イタリアンに振られたばかりですぐには気持を変えられなかったのですが、麻婆豆腐に決めました。
カウンターの後ろに、タイル張りの「常時蒸し器」みたいなコーナーを発見。
聞いてみると、この店の前の前がイタリアンで、ピッツァ窯がついていた場所なのだそうです。
いい再利用ですね。
水はおしゃれなワイングラスで出してくれました。
カウンターの内側でシェフがしている作業が見えました。
私のために、シュウマイを1個だけ、ぺたぺたと作ってくれているのです!
目の前のかわいいせいろを一つとり、シュウマイを入れて「常時蒸し器」に放り込みました。
感激しました。
ほどなくしてサラダが出ました。
ありきたりのドレッシングではなく、ほのかに山椒のきいたしょうゆベースです。
手抜きがありません。
次にスープです。
品のいいチキンスープでニンジン、ズッキーニ、玉ねぎなどのみじん切りを煮て、かき玉にした少しとろみのついたものです。
うまくないわけがありません。
本当にいいタイミングで、柔らかく崩れた感じの麻婆豆腐と手のついたカップに入ったライスが運ばれてきました。
「ゴハン、足りなかったら言ってくださいね」
とのことです。
シュウマイとザーツァイも来ました。
まず、麻婆豆腐をレンゲですくって味をみます。
豆腐が形をとどめていないことからわかるように、絹ごし豆腐ですね。
ほろほろの豆腐に、麻と辣の味のバランスが絶妙です。
これはいい、ゴハンにぴったりです。
アツアツのシュウマイに黒酢をつけてがぶり。
肉汁たっぷりでハフハフしてしまいました。
具は大ぶりで、シイタケなど、ずいぶんかみごたえがあります。
麻婆豆腐をすくい、ゴハンを口に入れ、夢中で繰り返しているうちに皿は空っぽになりました。
食器を下げてしばらくしてから、
「今日のデザートはマンゴープリンです」
と、桜の花のようにかわいらしい器を持ってきてくれました。
見たところ、普通のマンゴープリンのようにつるっとしておらず、でこぼこです。
また、口に運んでみると、微妙に筋っぽく酸っぱいんです。
その理由がわかりました。
たぶん、生のマンゴーをカット、手を加え過ぎず、素材の持ち味を生かして作っているんです。
そのために舌触りの不均一さやほのかな酸味があるんですね。
料理は全部高水準、たいへん満足しました。
おねえちゃんの写真を撮らせてほしいと頼みましたが断られ、シェフだけとなりました。
とてもよい店だったので、皆様にも利用してほしいと思いました。
7位
1回
2013/07訪問 2013/07/11
高校時代の同期友人と、30年ぶりに会うことになりました。
彼女が指定してきたのがこのお店。
行きつけらしいです。
しかも前日になって、
「若い男の子が1名参加するから」
とわけのわからない連絡が。
店はすぐにわかりました。
表参道駅A3出口を出て左を見るだけ、徒歩0分!
地下を深くはいった感じのところに、意外に明るい、日本的な店舗が隠れていました。
カウンターの角に3名の席が用意されており、私が座ると間もなく「若い男の子」が先に来てしまいました。
共通の友人抜きで、しばらく二人で楽しくおしゃべりしていました。
冷たいおしぼりとともに出されたのは、アイス抹茶?緑茶?でした。
猛暑の中をやって来た身にはたいへんありがたい、甘くないさっぱりしたお茶です。
粉が沈んでしまうこともなく味が保たれ、これ1杯で料金をとってもいいようなレベルの飲み物でした。
約束の時間を10分ほど過ぎてから、友人が
「遅れてごめんねー」
と姿を見せました。
友人はにぎりを3人前注文し、私と男の子にビールを勧めましたが、この後の仕事があるからと自分は遠慮しました。
ビールのグラスが来たところで、大将が気をきかせ、彼女にビールの小グラスを出してくれました。
そして、3人で乾杯しました。
・冬瓜の煮物
・もみじおろしあえ
※この突き出しは通常のランチにはつかず、友人が常連なのでサービスしてくれたとのことでした。
冬瓜はしっかりとだしで煮含められ、八丁味噌がいいアクセントになっていました。
もみじおろしにはきれいに切り揃えられた針ネギがあしらわれ、夏にぴったりのポン酢の味で、これからの展開を予感させ、わくわくしてきました。
にぎりは、煮きりをハケでさっと塗り、目の前の陶製の白い皿に1貫ずつ出されます。
そのタイミングの良さは心憎いほどです。
そして、新しいものを出す前にはさりげなく、濡れぶきんで皿をさっと拭いてくれます。
「大将、写真撮られると緊張しない?」
という質問には、
「気になりませんよ、淡々と仕事をするだけ」
と仙人のように達観したお言葉が返ってきました。
・スズキ
・金目鯛
・イカ(藻塩とスダチ)
・マアジ
・車エビ
・本マグロ中トロ
・赤身づけ
・ウニ
・塩イクラ
・アナゴ
・白瓜とカブの漬物
・鯛のお椀
・フルーツトマト
ひとつひとつのネタに言及する実力がありませんのでまとめてのコメントとしますが、どれもすばらしかったです。
ネタの品質がいいのに加え、大将の包丁の入れ方が優れているのではないかと思いました。
切っている姿、それ自体が見ていてきれいです。
そして、シャリは小さめに握られ、口の中でほろっと心地よくほどけていきました。
お椀はしっかりとだしが引かれ、煮え過ぎていない鯛の身も楽しめました。
フルーツトマトまでたどり着く頃には、すっかりおなかがいっぱいに。
静かで上品なお店なのに、急ごしらえの3人組はすっかり意気投合して、2時間近く、ずいぶんうるさくおしゃべりしてしまいました。
そこは少々反省しています。
勘定はめいめいでしました。
ランチにぎりが2500円、ビールが750円、そこへ外税で、合計3412円でした。
年に一度くらいは、こんなリッチなランチタイムもいいものです。
8位
1回
2015/03訪問 2015/03/26
念願のシュークリーム3種食べ比べ! (旧題:松本食べ歩き その2 オヤツ:ケーキセット+ベビーシュー)
高校同窓会の会議が終わり、次の飲み会までしばらく時間があったので、同級生の男子とオヤツを食べることにしました。
やはり県外在住である彼の車で移動したのですが、ナビを使っても二人して道を間違えてばかり。
自転車で市内を縦横無尽に走り回っていた高校時代とは街並みがずいぶん違ってしまい、隔世の感がありました。
目指したのは松本で洋菓子といえばここ、老舗のマサムラ本店です。
長野県出身者なら、紺色の地にレトロな女性の顔が描かれた、昔からずっと変わらない包装紙に見覚えがあるはず。
きれいな本店ビルのメインフロアで、ケーキセットを楽しむことにしました。
店内は清潔で明るく、従業員さんも品がいい感じです。
私が知っているのはかつて駅前にあった店だけなのですが、当時と比べると商品のラインナップもだいぶ充実したみたいです。
シュークリームだけで、純カスタード、生、スイス(生クリームこんもり絞り出し)、ベビーシュー等、さまざまな種類が置かれており、みんなうまそうなので、迷って迷って困りました。
ケーキセットは550円。
高いケーキを選んだ方がお得らしいので、知恵を絞って、ショートケーキにしました。
そしてベビーシューも1つつけました。
高級感がある店なので、ぱしゃぱしゃ写真を撮るのは遠慮しました。
同級生も自分のピーチナントカというケーキを前に、フェイスブック用の写真を控えめに撮影していました。
先にショートケーキを食べました。
クリームは迷いなく美しく絞り出されており、フォークを入れるのが惜しいくらいでした。
味はあくまでスタンダード、ほどよいやわらかさのスポンジケーキでした。
そしてみんなに愛されるベビーシューです。
これを最後に食べたのはいつだったでしょうか。
さまざまな思い出を胸に浮かべつつ、心を決めて「あむっ」とかじると、クリーム入れ穴が向こう側にあったらしく、そこからクリームがぶにゅうと出て、皿に落ちました。
とっても悲しかったです。
2013年11月7日再訪
昨年は高校の友達と訪れたこちら、今年は一人で突入しました。
目的はひとつ。
「シュークリームの食べ比べ」
これです!
マサムラといえばベビーシューが有名、昨年もショートケーキと一緒に一ついただきましたが、その他にもいろいろなシュークリームがあるのです。
種類について説明してほしい、とおねえちゃんにお願いしました。
スイス風シュークリーム220円、生シュークリーム200円、純カスタード200円とあり、シュー・ア・ラ・クレーム200円は隣のベビーシュー110円と中身が共通でミックスクリーム、サイズの大きなものなのだそうです。
そこで、味のわかっているミックスクリーム以外を一度に3個食べることに決めました。
こちらではコーヒーまたは紅茶を380円以下のケーキと組み合わせると550円になるので、
「スイスシュークリームをセットにして、後は単品にしてください」
と注文しました。
一皿に3つのシュークリームを盛り合わせて持ってきてくれました。
「ドリンクは300円でして、セットにすると高くなってしまいますから、全部単品で計算しました」
と920円の伝票を示すおねえちゃん。
なんて誠実なのでしょう!
全体を見渡し、生シュークリームから食べることにしました。
手で持ってかじりつくか、上品にフォークで食べるか迷いましたが、かぱっと上蓋をとってそこにフォークでクリームを盛りつけ、手で持って食べるという折衷案にしました。
生クリーム、とても軽いです。
高品質であることがわかります。
次は純カスタードクリームです。
こちらはていねいに練り上げた感の強い、どっしりとした黄色いクリームです。
いい仕事をしています。
最後のスイスシュークリームは、下半分がカスタードクリーム、上に生クリームが絞られていました。
これは製作者の意図を曲げないよう、垂直にフォークを入れてクリームが均等になるように切っていただきました。
二つのクリームが調和しています。
しかし、口が甘くなりすぎたのか、なんだかこの日の紅茶はおいしく感じられませんでした。
これだけが残念なところでした。
紅茶に添えられていたゴマのサブレは、さくさくと歯触りもよく、うまいものでした。
話し相手もいないので店内をずーっと観察していたところ、近所の勤め人なのか、千円札を2枚握りしめてきたおねえちゃんが何やらおつかいものの相談をし、超ベテランっぽい女性店員さんが、
「この箱にこういう薄い物ばかりを入れると、倒れてみばえがしないから、他の物と組み合わせるのがいいと思います」
と、てきぱきとアドバイスをしていました。
頼もしいなあ、と感心しました。
隣の高齢者3人組も、それぞれのケーキを食べながら、
「本当においしいねえ」
と目を細めています。
そんな人々を見るだけで、こちらもシアワセになります。
さて、この日、実家の母のためにベビーシューを4個おみやげに買いました。
これは翌日いっぱいならおいしく食べられます。
夜に1個ずつ食べてもいいかな、と思いましたが、結局、次の日のオヤツになりました。
「クリーム穴を向こう側にすると、クリームがぶにゅうって出るからね!」
と注意し、一緒にクリーム穴を探してそこから食べるようにしました。
うん、昨日のシュークリーム達もよかったけど、庶民にとっては、親しみやすいミックスクリーム、そして手づかみで堂々と食べられるこれが一番です!
「何百円もする高級なケーキより、こういうのの方がいいよ」
と母もごきげんでほおばっていました。
2014年2月28日再訪
実家に帰省した初日、大規模ショッピングパークであるアイシティに母と私と息子で出かけました。
そこにマサムラの支店があるので、ベビーシュークリームをお茶うけに6個買いました。
息子はベビーシューを生まれて初めて食べます。
先にクリーム入れ穴の場所を見極めてから食べるよう注意したのですが、案の定、向こう側からクリームをぶにゅうっと出していました。
でも、うまいうまいと喜んでいました。
ところで、支店で買物をした際、息子はショーケースのマローネをじーっと見つめていたのですよ。
何かの強いオーラを発散していました。
心残りになってはいけないと思い、翌日、私の出身高校、重要文化財の開智学校を見物した後にマサムラ本店に連れてきました。
そして、マローネとレアチーズケーキを、紅茶とのセットで注文したのです。
私のレアチーズケーキは、写真のように、横から見ると中身がぎっしりしていました。
味は、すごく特徴があるというものではなく、普通においしかったです。
さて、息子のマローネ。
「こんなに栗が載っていて、シアワセー」
と、息子が細い目をさらに細めます。
「スポンジケーキと生クリームと栗、このバランスが最高!」
と、ほめたたえました。
我々一家はモンブラン類が好きなのですが、台がスポンジケーキでなくて、乾いた小さなクッキー的なものだったりすると、なんだか悲しくなるのです。
やっぱり、ケーキと名乗る以上は、ある程度の割合でスポンジケーキを敷いてほしいのです。
このマローネは、いわばケーキの黄金比率、といった構成なのでしょう。
2015年3月6日再訪
18:30から高校同級生との女子会が予定されています。
夫の運転で駅前まで運んでもらい、ついでにこちらの喫茶を楽しもうという計画でした。
ところが夕方はけっこう国道が混むんですよ。
思ったより時間がかかったため、おみやげを買うだけということに変更しました。
息子の大好きなマローネ、東京に持ち帰るわけにはいきませんが、やはり栗好きの夫に食べさせることにしました。
母と3人の明日のオヤツとして、ベビーシューを6個。
夫は職場のおみやげにと、石垣サブレをたくさん買いました。
そして、どさくさにまぎれて夫に全部払わせました。
私は胡坐での飲み会に向かい、夫はケーキを持って実家へ。
そして、マローネはその夜のうちに、ベビーシューは翌日食べました。
初めてマサムラの生洋菓子を食べた夫によると、ベビーシューが好みにどんぴしゃりだったようです。
夫は口がでかいので、向こう側からクリームがぶにゅうっと出る問題も生じません。
また、マローネのカステラ部分が少々ぱさついたので、もう少ししっとりできないものだろうか、ということでした。
9位
1回
2013/06訪問 2013/06/30
仕事ではるばる、南浦和までやって来ました。
長旅の疲れから、ちょっと休んで何か飲もうと思いました。
そうだ、これは生まれて初めての埼玉レビューです!
用事を済ませてきた西口はチェーン店ばかり。
反対側の東口に下りても殺風景。
それでも酒飲みの本能でそのあたりを嗅ぎ回ったところ、開店したばかりのこちらを発見しました。
いえ、開店早々とはいっても、創業は昭和39年(1964年)だそうです。
店内には若いママさんとようやく歩けるようになった赤ん坊がいます。
従業員ぽい人もいろいろ入り乱れています。
どこまでがお客なのかわからなかったのですが、
「やってますか?」
と声をかけたらテーブルに通されたので、私が一番客だとわかりました。
17時前です。
カウンターには新鮮な食材がいっぱい。
これもひとつのディスプレイですね。
生ビール480円を注文したところ、お通しが出ました。
よく肥えたハマグリが2つです。
炭火焼で火の通りもよく、汁がちゅっと出て、これはうまい!
このお通しが300円ならすばらしい、上出来ですよ。
「アタシが二代目、向こうで料理してるのが息子で三代目」
と、顔出しOKのママさんが教えてくれました。
前の車の来ない道路をよちよち歩いている赤ん坊のママは、娘さんなのだそうです。
文字通りの家族経営なんですね。
つまみはうまそうなものが多くて迷いましたが、あぶりレバー400円に決めました。
いかにも常連ぽい男性客が続々とはいってきます。
二人組、二人組、一人、という順でした。
レバー、来ました。
串焼きを串に刺さずに作った感じで、レモンをきゅっと絞って食べます。
これも塩が効いていて、いけます。
鮮度も問題なしですね。
ビールを飲み終えてしまい、レバーは残っています。
ここでべろんべろんになるわけにはいかないので、霧島ロックを1杯だけ追加しました。
400円でした。
カウンターの皆さんに、
「はーい、食べログに楽しい写真を載せますから、後ろ姿撮らせてくださーい」
とお願いしました。
17時半頃におあいそをして店を出ました。
明朗会計、1580円でした。
小さい店ですが、いい素材をシンプルな調理法、良心的な価格で出すようです。
常連ばかりですが、初めてでも気持よく溶け込める雰囲気です。
50年近く続いたわけがよくわかりました。
10位
1回
2016/09訪問 2016/09/06
このところ、我が商店街は新規開店が続きました。
2013年1月18日にはネパール料理屋のムスカンが。
食べロガーとしては、2月2日オープンのこちらも一番乗りを狙います!
11:30の開店時間少し前に来てみました。
私のあとに訪れて列に並び始めた人々、何か白いチラシを持っています。
「それ、何ですか?」
「数日前から店頭に置いてあったチラシで、入会申込書なんですよ。これを書くとシュークリームを無料でもらえるんです」
オーマイガッ!!
こちらの店の前はふだん通過しないので、チラシに気づきませんでした!
どちらにしろ、普通に買うつもりできたので、入店してその旨を申告したところ、
「今日は無料サービスだけでして、販売はしないんですよ…」
と困った顔をしながらも、
「では、今書いてくださればけっこうです」
との温情。
ありがたく家族の名前を全部ほいほいと書いて、会員ナンバー1番をゲットしました。
ご家族で経営していらっしゃるそうで、仲良し写真も撮らせてもらえました。
初日サービスの内容は、シュークリーム2個。
つい先ほど、息子と一緒に食べました。
焼きたてのかりっとしたシュークリームの皮に、カップにはいったクリームを自分で詰める方式です。
二人でそれぞれ詰め詰め作業をしました。
私のは底が少し破けてしまったので、注意深く逆さまにしてかぶりつきました。
ほおばった息子、
「うまい!特にクリームが軽い!」
と驚愕しました。
こいつは味にうるさいことで有名なのですが、これだけうまがるのなら本物です。
実際、私も感動しました。
バニラの香りが立っており、クリームはあくまで軽やか、ふんわりしているのです。
目の前で皮に詰めるので、皮もしけっぽくなりません。
さて、このシュークリーム1個320円だそうです。
品質で勝負との姿勢、今後もがんばってほしいです。
2013年2月13日再訪
なかなか訪問できなかったのですが、本日、念願のエクレアをゲットすることができました。
店に向かう際、近所のピアノ屋さんのおばちゃんからあいさつされたので、
「シュークリーム買いました?まだ?うまいから食べてみてください」
と営業に貢献することも忘れませんでした。
エクレア1本370円、自分の分だけ買いました。
いいんです、食べログレビューを書くにはこれで十分です。
「家でクリームを詰めるのはめんどうだ、という人もいるでしょうから、詰めてから売るサービスも考えては?」
と提案してみました。
すると、
「希望者にはそうしてお渡しすることもあるのですが、中で調理をしているときは手が離せなくてなかなか…」
との返事でした。
帰宅して、早速試食。
エクレアの皮には切れ目を入れていないので、クリームはつけて食べてください、とのことでした。
コーヒークリームをたっぷりとつけて、ぱくり。
皮はしっかりした厚さがあり、ばりっとしています。
クリーム、エスプレッソの風味でこれもうまーい!
一口かじったら穴があいたので、その中にクリームをスプーンで流し入れました。
だいたい全部はいりました。
シュークリームのクリームよりも、とろとろしています。
1本でき上がったので最後までおいしくもりもりと食べました。
容器に余ったクリームはていねいにスプーンですくってたいらげました。
2013年2月22日再訪
ルヴェ・ソンヴェールでランチオフ会を楽しんだ白井賢人さん、wakabunさんと私は、そこでの500円デザートをつけるのではなく、地元商店街に向かいました。
店のおにいちゃんは、私の顔を覚えて、にこにこしてくれました。
「すぐに食べたいので、クリームを詰めてもらえますか?」
と聞くと、気持ちよくやってくれました。
なんと、今回は立ち食い用の、2辺が開いたビニール袋まで準備されていたんです!
「東大の中って、一般の人がはいってもいいんですか?なんか、気が引けちゃってね」
「近所の人なんか、近道としてキャンパス通り放題ですよ」
「さっきもね、学生さんが『学食で食べよう』って買って行ったんですよ」
というほのぼのとした会話をしているうちに、厨房から次々と、クリームのはいったシュークリームが運ばれてきます。
あ、油断していたら、白井さんが隣のみしまでたこ焼きなんか買ってる!
さて、我々は各自のシュークリーム袋をぶら下げながら、東大の学食に移動しました。
テーブルを確保して、みんなでシュークリームをいただきました。
「皮がざくっとしてる!」
「クリーム、おいしい!」
二人ともびっくりしたようです。
ただ、皮の固さとクリームのとろり度のギャップに慣れないと、ヘンなところからクリームが出ることがありますね。
白井さんはカツカレーの皿にクリームをこぼしてしまいました。
2013年5月18日再訪
近すぎて、案外行っていないことがわかりました。
新製品のアイスシューが月替わりの味で出たというので、3個買ってみました。
価格も1個200円なので、買いやすいです。
今月はコーヒー味で、セミフレッドカフェという名前なんですね。
これもその場で中身を詰めて作るらしく、しばらく待ちました。
ついでにわけあり焼き菓子も買いました。
通常1個50円のところ、割れたりはじっこだったりで、3個はいってお得なんです。
家に戻って早速、アイスシューをかじってみました。
うー、歯にしみそうな冷たさ!
コーヒー味のかき氷っぽい部分とクリームが不均一にざっくり混ざっているので、食感の変化も楽しめます。
詰めたばかりだから、シュー皮はしけていません。
後から帰宅した夫と息子にも、「うまいだろう」と、大いばりで与えました。
みんな喜んで食べました。
焼き菓子も1個ずつ分けました。
いずれも少々形が悪いものの、上手にできていて、よかったです。
来月の味も楽しみです。
2013年8月23日再訪
毎月味が変わるアイスシュー、ちゃんと買って味見してます。
レビューが長くなるので、写真だけこっそりアップしてあります。
さて、今月22日、23日には商店街の盆踊りがありました。
「盆踊りの際、いつもは売らないお菓子を販売します」
と書かれたかもめーるが、夜遅く帰宅した22日に届きました。
翌日も飲み会があったので、夕刻に立ち寄り、
「ねーねー、特別に先に売ってくれない?」
と頼んでみたら、快諾してくれました。
名付けて「商店街まつりスペシャル」です!
小さいサイズのパンナコッタが100円、家族の分も合わせて3個買いました。
皮だけのちっちゃなシューに砂糖の粒をつけたもの、これもコップにころころはいって100円、これは1杯だけ。
まつりに合わせて、食べやすい商品を考えたんですね。
「開店半年で、商店街にも溶け込んで、立派ですね」
とほめると、
「ええ、仲間に入れてもらえました」
とにこにこ。
持ち帰って、早速両方食べました。
ちびシュー皮の方は、まあこんなもんかな、という感じでした。
ところが、パンナコッタがすばらしい!
ゆるやかでなめらかな触感、粒バニラの香り、そして意外にもトッピングのレモンがよく調和しているのです。
素材の生クリームが良くないと、これだけのできばえにはなりません。
息子、夫も順次食べて、おいしいと言いました。
レギュラー商品にしてほしい一品でした。
2013年12月24日再訪
近所でときどき利用するため、毎回レビューを書くわけではありませんが、季節の特別メニューはなるべく記録しておこうと思います。
クリスマスのティラミスの予約受付をします、というハガキが来ていましたが、なんとなく見過ごしていました。
締切日を過ぎてから、まだやってますか、と駆け込んでみたら、
「よかったー、モモさん来てくれるといいな、と思ってたんですよ」
とにこにこ受け付けてくれました。
受取日を12月24日の夕方と決めて、申し込みました。
さて、当日です。
ティラミス自体は四角くて地味なケーキですが、クリスマスらしい飾りがいろいろつけてあり、楽しい雰囲気です。
3人家族なので切って分けようとしたら、あまりにもふわんふわんで、自立してくれません。
もう見かけはいいや、となんとか三等分しました。
そんなわけで、切った後の写真はありません。
スプーンで口に運んでみると、これまでに食べたことがないような軽さと口どけのよさ!
卵をはじめとした原材料に徹底的にこだわる姿勢が目に見えるようです。
来年も申し込むことに決めました。
2014年2月2日再訪
私の使う改札は、いつもは渋谷寄りなのですが、今日はセブンイレブンでアイスコーヒーを買うために反対の改札を出て、店の前を通って帰ることになりました。
すると、「期間限定チョコレートタルト」なんて貼り紙があるものですから、買わないわけにいかなくなりました。
「今日で開店1年なんですよ」
と、ご夫婦揃って迎えてくれました。
そして、誕生日の特別サービスと、ケーキを切り分けて出してくれました。
今日のお客さんは大ラッキーです!
スポンジはふんわり、生クリームは甘さ控えめで、とてもおいしかったです。
あれこれとおしゃべりしているうちに、今日は千葉でパラグアイ料理ユウキレストランのオフ会に参加して来た、という話になり、
「せっかくだから、少し食べてみませんか?」
とおすそわけすることになりました。
ついでにおすそわけを受け取った姿の写真を撮らせてもらいました。
帰宅後、チョコレートタルトを味見しました。
みっちりとした濃いクリームに、松の実とクルミがいいアクセントになります。
これは独り占めせず、息子にも分けてやることにしました。
2015年2月11日再訪
何度も立ち寄っていますが、レビューが長くなるので、写真だけこそっとアップしています。
こちらは毎月「今月のスイーツ」という限定メニューのハガキをくれるのですが、今回、封筒で案内が届きました。
「開店2周年パーティーをします」
というお知らせでした。
電話でもよかったのですが、店まで行って申し込みました。
「会員になってるお客さん全員に送った?」
「400番くらいまで会員の方が増えましたが、えりすぐりの常連さん100人だけに送ったんですよ」
さて、当日です。
広いとはいえない厨房に、十数名の常連さんが続々とやってきます。
会費は一人3000円です。
会員番号1番として、コートの受け取りをし、中に詰めるよう促し、盛りつけのヘルプをしたりして、せいいっぱいのお手伝いをしました。
心づくしの料理は下記のとおりでした。
ワインや舶来のジュースなど、飲み物もいろいろ用意してありました。
・フランス産の生ハムとカプレーゼ
・黒と緑のオリーブ
・きのこのトマトソース炒めをはさんだフォカッチャ
・バジルソースのフジッリ(ねじねじパスタ) … 緑のフジッリは、むしむしみたいでした。
・ミートソースのカサレッチェ(断面がS字のパスタ)
・おつまみパン各種
・アーモンドをまぶしたケーキ
・いちごタルト
・サバラン(コドモ向けにアルコール抜きもあり)
ひとつひとつの感想は省略しますが、事前に作れるものはきちっと準備し、パスタは目の前でゆでてソースであえるなど、お客さんを待たせることなく、楽しませ続けてくれました。
最初は全員知らない同士だったお客さんも互いにおしゃべりを始め、仲間密度はみるみる高まっていきました。
大きな壺にはいったちびシュー皮の数当て大会がありました。
事前に一人一人、予想した数を紙に書いて提出、みんなで手元の袋に1個ずつとりながら数えていきました。
私の予想は100、実際の数が101個だったので、ニアピンで優勝しました!
賞品は、来月開催されるタルト作り教室への無料ご招待です!
袋に入れたシュー皮がおみやげとなり、イル・ビニェ特製クリームも1カップずつ持たせてくれました。
ところで、驚いたのは、近所の国立大学に通う若い男子が4名も来ていたこと。
全員単独での来店でしたから、本当に純粋に、甘いものが好きなんですね。
2016年9月3日再訪
年に一度だけ、フルーツのみで作られたスイーツが限定販売されます。
その名も「マチェドニア」。
地名のマケドニアからきているのだそうです。
生のフルーツをたっぷり刻んで、ライチ味のリキュールに浸けたものです。
昨年大きなパック2620円で買ったら、たっぷり食べられたし、もう、うまくてうまくて、今年の販売が待ちきれませんでした。
でっかいブルーベリーを作っている農場を見つけたそうで、特大の粒がはいっていましたよ!
冷たくて甘くて少しすっぱくて、多くの種類のフルーツがよく調和して、夏の最高のオヤツです。
家族で時差で食べた関係上、大学生の息子に、最後にパックから全部食べるよう言っておいたら、後で細い目を細めて、
「あああー、今日はシアワセだったあ」
とうっとりしていました。
大きな容器から食べたので、多く感じたみたいです。
既に注目されている有名店ではなく、小さくて目立たなくても、うまいものを出してくれる私の大好きな店を選びました。