スカクーさんが投稿したラ・トルテュ(北海道/西11丁目)の口コミ詳細

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閉店ラ・トルテュ西18丁目、西15丁目、西11丁目/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

これぞマリアージュ!

札幌フレンチで期待しすぎて逆に取っておいていた
3軒のうちの1軒
777軒目記念レビューです


マンションの2階にあります
外から見ただけではどこにお店があるかわかりにくいです
ドアを開けると
名前通り亀の小物から大物まで随所に見受けられます
雰囲気はカジュアルでは無いですが豪華でもないレストラン
気負いしなくてイイ感じです


料理はコースのみですが
A、B、おまかせ3種があります

おまかせと聞くと上級なイメージがありますが
めんどくさい人向けというだけのようです

A,Bが選択式で
前菜、主菜、デザートをそれぞれ5~6種類の中から選んで
追加料金かかるのばかり選べば高いおまかせになって
普通に頼めば真ん中のおまかせになる
みたいな感じのようです

なので自分で選んだ方がいいですね
テーブルで同じ内容にする必要はありません
予約時にもコース内容を指定する必要はありません
来てメニューを見てから選びましょう


Bの5700円にしました
ペアリングはBコースは5杯で5000円です
嫁はグラスで2杯だけにいたしました


シャンパーニュはジャン ヴェッセル ウィユ・ペルドリ
ロゼの見た目の割に結構ドライだなと思ったら
ピノノワール100%で直接圧搾法で作られていてロゼと白の良さを併せ持つ
評判のRMのようです


●グジエール、豚のリエット、グリーンオリーブのケーク・サレ
●カリフラワーのフラン
ふむふむ普通においしいなぁ

◎牛の頬肉と大統領椎茸の煮こごり パセリのソース
これ単品で食べてもかなり良いのだが

コルビエール ル・ノワールN°1 2011 シャトー・ラ・バロンヌ カリニャン100%
コース初めというのにビオの赤とは・・・
めちゃくちゃ脚も・・香りも・・・濃いな
ゴクリ・・・うん、ビオの赤だ


どーれ
モグモグしてワインを一口


ぬぬぬぬ!!!!!!


肉肉とパセリの青といった素材とビオの癖が
絡み合い美しき味わいへと昇華していく!!!!!!!


ぐあっはぁああああ(+_+)


これぞマリアージュだ!
札幌で初めてマリアージュという言葉がふさわしい組み合わせを頂けた
危うく「お替わり。」とか言いそうになったwww


ここから選択式になります


前菜
◎白アスパラのブリック(包み揚げ) 白アスパラのタルタルとトリュフ塩
グニュではなくシャキッと、味はホワイトらしい心地よい苦味
タルタルにも入っていて複雑な味わいを出しており
笹切り?されたグリーンアスパラと一緒に頂ける
トリュフ塩もトリュフ強い


〇ホタルイカとツブ貝のマリネ 春キャベツ、ウド、クレソン

食前に注がれていたワインは
サンセール アン・グラン・シャン キュベV 2013 アルフォンス・メロ
爽快な酸味が光る味わいから
逆にマリネの味をある程度想定できた
これができるのはマリアージュに近いという証明ですね

フレンチの名店でもマリアージュするということは少ない
合ってるなぁと思っても
水でリセットして呑んだ方が旨いとかよくある

この店は飲んで食って飲んで食って・・・・はぁ幸せ


主菜 魚 これは1種類しかなかった

◎熟成させた鰆のポワレ、筍と新玉ねぎのソース
パリッとミディアムレアな鰆は塩決まってる
玉ねぎやタケノコの香ばしい甘さには

シャブリ プルミエ・クリュ ヴァイヨン 2008  ジャン エ セバスチャン ドーヴィサ
樽はあまり使わない生産者のようだが
これは樽香、バターっぽさ、ミネラルが料理に非常にマッチ


主菜 肉

◎鳩とフォアグラ(鳩の肉の中にフォアグラが詰められている)+1000円
鳩がプリップリやないか!
フォアグラの濃厚さもさらに追加された肉に
ベリーも入ったソースと

クローズエルミタージュ ル・クロ 2010 ドゥラス・フレール
単品で飲むより一緒が旨い
これまたマリアージュに近いよー
破壊的な旨さ


●子牛ロース ロースト、トリュフ  +1000円
桃色の焼き上がりのお肉~
ここに至るまでの味わいからするとやや凡に感じたが

シャトーラベゴルス マルゴー 2006 PP87
マルゴー村らしい味わいのボルドーは久々だったもんで
これだけでも満足


フロマージュは嫁が限界のようでしたのでお断りして


デザート
選択式のは
クレメ ダンジュ 夏みかん、ライチ、ローズマリー、クリームチーズ
イチゴタルト

更に
琵琶のコンポート ベルモットジュレ
更に
マカロンやらなんやらかんやら


2人で23000円
感想は端的に言うと
「安くて旨い、コスパがイイ」
うーん安っぽい言い方になってしまうなぁ
30000でもおかしくないというか
豪華食材を使ったコースを食べさせてほしいと思いました


本当に値段からは考えられないほど良い
スタイルとしては
フュージョンとか和っぽさとかオシャレとか創作感はなく
かといって古風でもなく
ただただ美味いと思わせてくれる
そして
オーナーソムリエによりワインが上手に合わせられている
私にとっては理想的なスタイル


気合が入ったデートや気取った会合に使うには
少し砕けた雰囲気かもしれない


夫婦にはいいと思うな~気楽で
嫁は大層気に入ったようです
リピートしたい札幌フレンチ1位となるかも


  • 白アスパラのブリック 白アスパラのタルタルとトリュフ塩

  • ホタルイカとツブ貝のマリネ 春キャベツ、ウド、クレソン

  • 熟成させた鰆のポワレ、筍と新玉ねぎのソース

  • 鳩とフォアグラ

  • 子牛ロース

2016/04/19 更新

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