2回
2018/09 訪問
こだわって仕入れた米がネタ毎に表情が変化 / 鮨十 / 西麻布
平日の夜に訪問。訪問時の食べログ評価は3.06。
美味しい隠れ家的な鮨屋があると聞きつけ訪問に至る。
結果から先に言うと、、、ログを残したく無いぐらいの良いお店でした。
特にシャリは絶品。シャリって、、、奥が深すぎる。
この日は19時に訪問。お店は乃木坂と六本木の間の住宅街にひっそりと佇むお店。
店内はL字のカウンター席のみ。着席、そしておしぼりとお水を頂く、全員集合までの少し気遣いに感謝。
店内は和やかな雰囲気、温和そうな大将が作るリラッスできる空間。
この日は全席が埋まる繁盛ぶり。
面子が全員集合して一通りがスタート。この日は18000円のコース。
【つまみ】
梭子魚の棒鮨…ツマミの前に酢飯を腹に入れる。好きな流れ。上品な脂で秋物の梭子魚は嫁に食わしたくない。
真鯛…通常の刺身よりかなり肉厚。味は淡白だがしっかり旨味が強い。
いしかげがい…高級二枚貝、甘みがありフワッとコリっと不思議な食感。
真魚鰹…熟成度が◯。
仙鳳趾 牡蠣…大粒、濃厚な甘みとコク。日本酒との相性抜群。
のどぐろのタタキ…生よりも少し火を入れた方が好き。白身のトロをたっぷり薬味と一緒に口に運ぶ。濃厚な牡蠣の後で口さっぱり。
蒸し鮑…普段なら絶品!と思うだろうが、この流れでは鮑の輝きが薄れてしまう、、、涙。
【鮨】
シャリは赤酢と米酢の2種をネタによって使い分ける。やや固めな炊き上がりで水分量がドンズバ、そしてハラケが良い。シャリの温度はネタによって違う。かなり薀蓄が語れそうなシャリ、ちと自分が語るにはレベルが高く奥深さを痛感。
ネタはどれも大振り肉厚で食べ応え十分。煮切りもおそらくバリエーションがありそう。
鯵…細かな包丁が入っておりトロっした舌触り。
北海道産鰤…旬ではないがしっかりした濃厚な味。
太刀魚 炙り…厚みがある身でしっかり脂が乗っていて上品な旨味。
白エビ…盛り盛りで海老がのっている。噛むほどにねっとりした甘みが口に広がる。
マグロ漬け…夏場の鮪にしては酸味が抑えめ。
中とろ…離席中にネタを出されており中とろと聞いたが自信なし涙。
鰹…藁のスモーキーなフレーイバー。初鰹と戻り鰹の中間ぐらいのネタ。身もしっかりしていて脂のりも◯なこの時期の鰹が好き。
トロ炙り…炭焼きのパフォーマンスが◯、遠赤外線でてっぺん部分に少しの焼きを入れる。これもまた風味が◯。
紫うに…バフンと違い淡白で上品な甘み。
生いくら…少し皮が固いがかなり濃厚な味が中からドロっと出てくる。ああ、、美味い。
車海老…色合い鮮やかな江戸前の随一の飾りネタ。
穴子…ふわっと舌で崩れるネタ、シャリとネタと詰めの三位一体の一品。
ネギトロ…口の中でとろけ風味十分な海苔が磯の余韻を残す。無駄の無い完成された巻き寿司。
頂いた酒は、黒牛、楯の川、生粋、伯楽星。
この日は数名での訪問で食べる事に集中しきれなかった。是非とも今度は一人で再訪してこの美味しい鮨に舌鼓を打ちたい。
以上、おそ松でした!
2018/09/05 更新
年末に訪問。訪問時の食べログ評価は3.37。
以前訪問して凄く気に入った事もあり2018年営業最終日に再訪する。
18時から予約を入れて訪問する。
入って直ぐに気づいたが前回と大将が違う。以前と違って饒舌な大将。片言の英語で外国人相手に接客もしている。
今回も18000円のコースを頂いた。
構成は若干変化がある。一品目から酢飯が出ないのが少し寂しい。加えて前回感動したシャリに旨さを感じなかった。
内容は以下の通り、
・ツマ
蛸
ハタ
鰤
金目鯛 藁焼き
北寄貝
太刀魚
白子の茶碗蒸し
・握り
天然平目
赤貝
槍烏賊
小肌
海老
鮪漬け
中トロ
大トロ 炙り
雲丹
味噌汁
干瓢巻
苺とナチュラルチーズ
以上、おそ松でした!