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呑んだくれ日記
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ILEACH (50代前半・男性・埼玉県) 認証済
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1回
夜の点数:4.5
2023/02 訪問
京都で新進気鋭の和食店
京都の祇園、南座裏に比較的新しくできた和食店です。東京で知り合った店主の奥様から紹介していただいて訪問しました。半分お付き合いの興味本位で行ったのですが、想像以上にクオリティが高く、何よりコストパフォーマンスが素晴らしかったので驚きました。そのうち予約が取れない人気店になるかもしれません。お店の場所は祇園の南座の南にあり、河原町の駅からも近い一等地ですが、少し分かりにくい路地にあります。お店はカウンター6席と4人掛けテーブル1席だけの小さなお店です。偶に奥様が手伝われる事もあるようですが、基本的にご主人一人でやってらっしゃるようです。メニューは8,000円のコース一種類のみです。この日のメニューは以下の通りでした。・菜の花の粕汁・五目豆・お造り(ヨコワ、鮃、アオリイカ)レモンと塩・お椀(金目鯛、聖護院大根、金時人参、水菜、柚子の皮)・穴子の篠田蒸し、はたけ菜の芥子和え・焼きもの(鰆)、蕪、ブロッコリー、金柑・海老芋の唐揚げ・河豚の唐揚げ・ご飯・ご飯のお供(和牛、ハタハタ、鰯、明太子から一品)・漬物・デザート(苺と粒餡)全体の感想から言うと、8,000円とは思えないクオリティの高さで、仮に倍の値段を言われても驚かないと思いました。この翌日は、京都でも名の知れた名店で値段は3倍近くの22,000円のコースをいただいたのですが、そちらは素材、調理ともに超一流でそれはそれで感動したのですが、こちらでは高級素材は使わずとも調理の腕で美味しいものが出せる事を見せていただけました。まず、一品目の粕汁が、冬にぴったりな滋味深く暖かい粕汁と春を思わせる菜の花の組み合わせが見事で「これは期待していたより良いかも」と思いました。次の五目豆は出汁を含んだ大豆が優しい味わいでした。お造りの鮪は、本鮪の幼魚のヨコワを使用して大トロ、中トロ、赤身と3種の異なる部位を使用しており、この辺りに価格を押さえて美味しいものを出す工夫を感じました。アオリイカは出す直前に目の前で身に細かく切れ目を入れる丁寧な仕事降りが印象に残りました。アオリイカと鮃は塩とレモンでも試してみてくださいとの事で、醤油と山葵とも比べてみましたが、塩の方がイカの甘さや鮃の繊細な旨味を引き出している気がしました。穴子の篠田蒸しは、穴子と餅米を油揚げに包んで蒸したもので、蒸した穴子入り稲荷寿司みたいなものですが、穴子と油揚げの旨味や油を餅米が吸って一体となっており、美味しかったです。目の前で炭火で焼く鰆の焼き物、揚げたての海老芋の唐揚げや河豚の唐揚げ等は、いずれも素材の味をシンプルに活かしており美味しかったです。締めのご飯の際にはお供に、和牛、ハタハタ、鰯、明太子のどれか焼きますのでお選びくださいとの事で、私はハタハタ、妻は和牛を選びました。これがご飯のお供の域を超える美味しさとボリュームで最後まで驚かされました。特に和牛は、柔らかくて美味しい非常に良い肉で「本日のメインは和牛の炭火焼きです」と言っても良い程でした。飲み物は、既に別の店で食前酒を飲んでいたので、最初から日本酒をいただきました。日本酒は産地には特に拘らず全国から美味しいものを用意しているようで、おすすめで以下のものをいただきました。・雪の茅舎 美酒の設計 秋田県・早瀬浦 福井県・南 高知県・清泉 新潟県どれも有名な銘柄なので改めての驚きはありませんでしたが、いずれも料理によくあって食事も酒も進みました。なお、日本酒は一合のお銚子で出され、盃は様々な種類の中から好きなものを選ぶ事ができます。時々見かけるサービスですが、注文した日本酒に合う盃はどれか考えたり、盃の形状による味の違いを試したりと中々面白く個人的には好きなサービスです。京都には定期的に行くのですが、行きたい店が沢山あって毎回迷うのですが、こちらのお店は次回京都に行ったら必ず行きたいと思います。
2023/03/14 更新
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夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
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個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
京都の祇園、南座裏に比較的新しくできた和食店です。
東京で知り合った店主の奥様から紹介していただいて訪問しました。
半分お付き合いの興味本位で行ったのですが、想像以上にクオリティが高く、何よりコストパフォーマンスが素晴らしかったので驚きました。
そのうち予約が取れない人気店になるかもしれません。
お店の場所は祇園の南座の南にあり、河原町の駅からも近い一等地ですが、少し分かりにくい路地にあります。
お店はカウンター6席と4人掛けテーブル1席だけの小さなお店です。
偶に奥様が手伝われる事もあるようですが、基本的にご主人一人でやってらっしゃるようです。
メニューは8,000円のコース一種類のみです。
この日のメニューは以下の通りでした。
・菜の花の粕汁
・五目豆
・お造り(ヨコワ、鮃、アオリイカ)レモンと塩
・お椀(金目鯛、聖護院大根、金時人参、水菜、柚子の皮)
・穴子の篠田蒸し、はたけ菜の芥子和え
・焼きもの(鰆)、蕪、ブロッコリー、金柑
・海老芋の唐揚げ
・河豚の唐揚げ
・ご飯
・ご飯のお供(和牛、ハタハタ、鰯、明太子から一品)
・漬物
・デザート(苺と粒餡)
全体の感想から言うと、8,000円とは思えないクオリティの高さで、仮に倍の値段を言われても驚かないと思いました。
この翌日は、京都でも名の知れた名店で値段は3倍近くの22,000円のコースをいただいたのですが、そちらは素材、調理ともに超一流でそれはそれで感動したのですが、こちらでは高級素材は使わずとも調理の腕で美味しいものが出せる事を見せていただけました。
まず、一品目の粕汁が、冬にぴったりな滋味深く暖かい粕汁と春を思わせる菜の花の組み合わせが見事で「これは期待していたより良いかも」と思いました。
次の五目豆は出汁を含んだ大豆が優しい味わいでした。
お造りの鮪は、本鮪の幼魚のヨコワを使用して大トロ、中トロ、赤身と3種の異なる部位を使用しており、この辺りに価格を押さえて美味しいものを出す工夫を感じました。
アオリイカは出す直前に目の前で身に細かく切れ目を入れる丁寧な仕事降りが印象に残りました。
アオリイカと鮃は塩とレモンでも試してみてくださいとの事で、醤油と山葵とも比べてみましたが、塩の方がイカの甘さや鮃の繊細な旨味を引き出している気がしました。
穴子の篠田蒸しは、穴子と餅米を油揚げに包んで蒸したもので、蒸した穴子入り稲荷寿司みたいなものですが、穴子と油揚げの旨味や油を餅米が吸って一体となっており、美味しかったです。
目の前で炭火で焼く鰆の焼き物、揚げたての海老芋の唐揚げや河豚の唐揚げ等は、いずれも素材の味をシンプルに活かしており美味しかったです。
締めのご飯の際にはお供に、和牛、ハタハタ、鰯、明太子のどれか焼きますのでお選びくださいとの事で、私はハタハタ、妻は和牛を選びました。
これがご飯のお供の域を超える美味しさとボリュームで最後まで驚かされました。
特に和牛は、柔らかくて美味しい非常に良い肉で「本日のメインは和牛の炭火焼きです」と言っても良い程でした。
飲み物は、既に別の店で食前酒を飲んでいたので、最初から日本酒をいただきました。
日本酒は産地には特に拘らず全国から美味しいものを用意しているようで、おすすめで以下のものをいただきました。
・雪の茅舎 美酒の設計 秋田県
・早瀬浦 福井県
・南 高知県
・清泉 新潟県
どれも有名な銘柄なので改めての驚きはありませんでしたが、いずれも料理によくあって食事も酒も進みました。
なお、日本酒は一合のお銚子で出され、盃は様々な種類の中から好きなものを選ぶ事ができます。
時々見かけるサービスですが、注文した日本酒に合う盃はどれか考えたり、盃の形状による味の違いを試したりと中々面白く個人的には好きなサービスです。
京都には定期的に行くのですが、行きたい店が沢山あって毎回迷うのですが、こちらのお店は次回京都に行ったら必ず行きたいと思います。