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The入口
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テーブル席
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前菜と食前酒
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キャロットスープ
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肉乗せ用の食パンと野菜達
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サラダとつけダレ(ガーリック)
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サーロイン250g
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Theファイヤ～
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スーパーレア肉アップ
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デザート(バニラ)
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Theコーヒー
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自分が中学1年生の頃、里帰りした際に、もう亡くなったのだが、父の職場の先輩に連れて行ってもらったステーキ屋が、今でも忘れない思い出になっている。
その時、生まれて初めて、本格的なステーキに出会ったのだから、そのインパクトは相当デカい。
そんな店に、今回、帰省のついでに、両親と妻を連れて行ってみることにした。
店に行く前から、懐かしく楽しみだった。
なんの変てつもない地下に、少し洒落た入口がある。
そのドアを開けると昭和チックでレトロだが、良く手入れされた清潔な店内。赤のソファーが、良い雰囲気を出している。
カウンターにも各テーブル席にも鉄板が据え付けられ、所々にお客さんが居たが、磨りガラスで仕切られ、落ち着いて食事ができる。
おしぼりとメニューが出され、単品もあると言われたが、肉質で3ランクに別れたコースから、中間を選択。ボリュームで価格が1万円を越えたのだが、せっかくなのでMaxの250gを。
各コース、テンダーロインかサーロインを選べ、ボリュームは、150g、200g、250gの中から選択、ソースは、ガーリック、レモン、カラシから、あとはパンとライス、数種類のデザートの選択があった。
食前酒と前菜やサラダが出され、目の前でガーリックや野菜が焼かれる。酒のあまり飲めない自分は、少し甘いが、食前酒を通しで飲むことに･･･エコである。
それから、肉が焼かれ、後半、フランベがあり、その時は、どちらのテーブルからも歓声が聞こえてくる。目と顔面で、ファイヤーが楽しめる瞬間である。
そのあと、慣れた手つきで、肉を切り分け、予め焼かれた食パンの上に乗せてくれる。
そんなふうに客前で肉を焼くのに1年以上は下積みを要し、その後、オーナーや先輩の前で、店内テストがあるらしい。
だが、そんなテストより、初めて客前で焼く時のほうが、手の震えが止まらなかったと話してくれた店員さん。
そんな会話も、料理を美味しくしてくれる気がした。
焼き加減の注文は、レアよりもさらにレア。肉の中心がまだ冷たいくらいで良いですかと聞かれたが、それでお願いしてみた。
良い肉には、あまり火を通さないほうが良いと言うが、少しやり過ぎたかも？
後からでも追い焼きしますと言われたが、せっかくなのでそのまま完食。
やわらかく適度な霜降りで、とても美味しかった。
だがしかし、次回はレアにしとこう。
とにかく、遠い記憶の味に再開できたことに感謝である。
ごちそうさまでした。