3回
2024/05 訪問
田中圭英 | 解答ルパンな日々
京橋にある予約困難中華田中圭英。再訪した。
カトラリーはシンプル。
プーアル茶。
京赤地鶏のスープ。
長谷川ジェットファームのアスパラが入っている。
イサキを切る田中シェフ。
愛南町のイサキ、天草のムラサキウニ載せ。
全景。
かなり美味い。美味さのほとんどはウニの美味しさ。
愛南町のシマアジ。福建省の海苔。喜界島のゴマ。国産のゴマはわずか2%なので貴重。
全景。
天然のシマアジは美味い。
生海苔のシュウマイ。山椒を載せて。
若牛蒡のシュウマイ。
クラゲの酢の物マスタード和え。
2杯目はジャスミン茶。中国茶も充実。
この日一番美味しいと思った天草産クエの唐揚げ。
見よこの皮下のコラーゲンを、プリプリで美味。
愛媛ビショウカンを使った油淋鶏ソースを付けて食べると美味さ爆発。
田中シェフが最近最も凝っているというミンチカツ。
ミンチカツの下には例の乾燥キュウリを敷いている。
十三香粉の中華風たれ。
ミンチカツにいい肉使い過ぎ。肉汁たっぷり。ミンチカツそのものにもスパイスが入っている。
ミンチカツで幸せ。材料費は高価だが幸せは明らかに庶民の幸せ。
あまり美味しそうに食べていたからか、もう半分おまけしてくれた。
卵黄で和えた麺。
これをミンチカツのソースで。
美味い。美味すぎる。
高知県産狼桃トマト。水分を極限まで減らして育てたもの。
トマトの酸味は保たれていて、高濃度のグルタミン酸が口腔粘膜を刺激。よく考えられているトマト。
茶色マルハタに焼きナスと梅肉のソース。料理のラストを飾るにふさわしい美味しさ。
全景。
月下美人。フルーティーな中国茶。
〆は4種類で、もちろん全部頼む。
地鶏とハマグリのラーメン。
原価率高し。美味すぎる。
冷やし担々麺。
しかし田中圭英の〆と言えば。この鍋ふりから生まれる。
チャーハン。カシューナッツとオオバ入り。
米と具の比率が一対一。
ありえない量の牛ミンチで作る麻婆豆腐。麻婆豆腐は元々牛ミンチで作るという事をこの店で教えてもらった。
ベストな組み合わせ。
麻婆豆腐オンザチャーハン。
何も言う必要は無い。ただ搔き込めばいい。
あーもう無くなるのか。
心配無用。大盛りだったがさらにおかわり。
やっぱり美味い。しみじみ堪能。
デザートの2層の杏仁豆腐。紹興酒のシロップかけ。
今回も素晴らしかった。予約が取れない事を除いてはまさに完璧な内容。料理の美味しさだけでなく、店主の人柄も素晴らしい。食べていてとても幸せになる中華レストラン。
2024/05/26 更新
2023/12 訪問
田中圭英 | 解答ルパンな日々
京橋の予約困難人気中華田中圭英へ。
京橋東商店街の一角にある。
カトラリーはシンプル。
黒ウーロン茶。600円。
コップは小さい。4回おかわり。
前菜その1。蛤の茶碗蒸し。蛤味が極めて濃厚でツカミはOK。蛤から出汁を採るだけで無く、蛤の身をホモジネートして入れている?
前菜その2。蒸し鶏ときゅうりのネギソース。蒸し鶏はレア。きゅうりは中心が乾燥しない様に特殊な液に漬けた後8時間ペーパータオルで脱水したもの。いい意味での変態レベルの調理。ソースがきゅうりによく絡み、えもいえぬ美味しさ。
前菜その3。クラゲ甘酢和え。蒸し鶏と交互に食べるように指示された。なるほど味に立体感が出て美味い。
前菜その4。広東式栗シュウマイ。意外な組み合わせだが、納得できる美味しさ。
前菜のラストはマルカワ水産の根室の生ウニを使った。
イカの紹興酒漬けウニ載せ。週に一回、愛媛愛南町のイカが入る日があるらしい。この日がその日で寿しおおはたの様にイカに細かい包丁が入っており、紹興酒漬けのイカ墨がより濃厚にイカに入り込んでいた。ありえない美味しさ。
メインその1。
パクチーとエシャロットで楽しむ分厚い寒サワラのレアカツ。完璧な火入れでサワラにしっとり感がある。
メインその2。牛リブロースのしゃぶしゃぶ。肉は三宮ふじお商店の肉。
強い火力でさっと油通し。
よだれ鶏のたれをかけた上にリブロース。ダブルアミノ酸効果で美味さ爆発。ネギを巻いて食べた。ネギは白ネギと青ネギの硬くて苦い皮を全て取り除いたもの。口の中に美味しさが広がる。
卵麺。
残ったダブルアミノ酸たれに付けて食べる。〆があるのでおかわりせず。
メインその3。天草産14kgのクエ。蒸したクエの上に焼き茄子。
全景。
クエは骨ぎしの部分の身ををしゃぶるのが最も美味しい。
〆。〆の素材。
多分辻調の生徒に散々教えた鍋ふり。先生が一番上手いに決まっている。
出来上がったチャーハン。
〆その1。蟹とレタスのチャーハン。エス澤田で毛蟹チャーハンを食べて以来の感動的な美味しさ。
〆その2。ネギ塩ラーメン。
〆その3。冷やし坦々麺。スイスホテルのエンプレスルームの冷やし坦々麺を彷彿とさせる。
そして〆その4。麻婆豆腐。
三宮ふじお商店の上質な牛肉を使った肉味噌の量がハンパ無く、旨みが尋常ではない麻婆豆腐。
たまらない美味しさ。そしてチャーハンをおかわりして麻婆豆腐をかけて食べた。やっぱり最後はそうなりますよねと田中シェフ。
日本酒稲とウメと愛玉子で作ったゼリー。
デザートはそのゼリーをかけた杏仁豆腐。
会計は黒ウーロン茶込みで15000円。ありえないコスパ。原価率高いので、下げるために黒ウーロン茶はガブガブ飲む方がいい。信じられない程の手間暇をかけた絶品料理のオンパレード。そりゃ予約困難になるのも納得。
2023/12/15 更新
半年ぶりの田中圭英。もはや看板すら無く、相変わらず予約が取れない。
予約時間になるとドアが開いて入店。カトラリーはそれなり。
黒ウーロン茶。
サバの九条ネギソース。喜界島のゴマを使っている。
京赤地鶏の茶碗蒸しに金華ハムのスープ。旨みの2重奏。
愛南町のアオリイカにムラサキウニ。紹興酒のソースで。
全景。
柳田蓮根。山椒のソースが印象的。
ふぐの紹興酒漬け白子ソース。白子の濃厚さが際立つ。
ゴボウと菜の花のシュウマイ。大浦のゴボウは早摘熟成。
イキのいい伊勢海老を二匹使って。
男は背中で語る?
伊勢海老の大葉炒め。
全景。
美味しそうなビジュアル。
一皿に大葉5枚使っている。
身はプリプリジューシー。
ここで黒ウーロン茶おかわり。
揚げパイ。
美味しそうなビジュアル。
黒豚と縮みほうれん草が入っている。
男は再び背中で語る。
名物のパラパラチャーハン。
美味しそうなビジュアル。
確かにパラパラで美味い。
麻婆豆腐。
黒毛和牛がたっぷり。
麻婆豆腐とチャーハン。
麻婆豆腐オンザチャーハン。
美味いに決まっている。
中華そば。はまぐりと地鶏のスープ。
なかなかいい。
冷やし担々麺。
もちろん美味い。
蜜蘭紅茶プリン。デザートにぴったり。
今回も素晴らしかった。特に伊勢海老は美味しかったなあ。メニューの基本は変えず、それを深化させていく手法で客を魅了しているが、やはりこの店の一番の魅力は店主の人柄とコミュニケーション能力の高さだと思う。