アルボスさんが投稿したとま屋(京都/蹴上)の口コミ詳細

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とま屋蹴上/和菓子

2

  • 昼の点数:4.1

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク -
2回目

2018/01 訪問

  • 昼の点数:4.1

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

京都永観堂の北隣|冬の光彩と東山。クラシックなサロンにて美しい時間

2018年となり新春の空気漂う午後。
比叡山方面の連山は雪に覆われ
東山の麓も青空から急に粉雪が舞ったり
冬らしい情景を感じながら向かったのは
哲学の道の最南、永観堂の北隣に佇むこちら。
わらび餅が京都屈指と思う和菓子店です。

以前はテイクアウトのみだったけど
店前を通りがかった際、黍ぜんざい
わらび餅&抹茶と書かれた貼り紙をチェック。
イートインも始めたんかなと思い訪ねたところ
邸宅の一室をサロンスペースとして
昨年(2017年)の夏頃スタートしたそうです。

サロンへは玄関で靴を脱いで上がるスタイル。
運よく窓際のテーブル席に案内され
「新年ですので」とサービスして下さった
花びら餅のお膳とテーブルの色彩が豊かに調和。
趣深いテーブルはデンマーク製と教えていただき
花びら餅を中心とした美しい一体感にしばし恍惚。
窓ガラス越しに広がる東山の風景も重なり
忘れられない新年の思い出になりました。

店内メニューはわらび餅と抹茶のセット(1300円)
冬は黍ぜんざい(1300円)をラインナップ。
注文した「黍ぜんざい(1300円)」は
団子状の黍に粒餡が添えられた汁なしタイプ。
黍のナチュラルな風味と質の高い粒餡が丁度よく
窓越しの景色を眺めながら格別なおいしさ。

店内はテーブル2卓のみの西洋クラシカルな空間。
相当古そうなJBLのスピーカーから
レコードによるクラシック音楽が流れ
日常を感じさせない優雅な雰囲気に包まれます。

会計のため販売スペースに移動したところ
展示された葉書が目に留まり6枚ほどを購入。
聞けば、女性店主のご主人様である
木版画家・立原位貫さん(1951〜2015)の作品で
娘さんがギャラリー【アルテ・ビンクロ 位貫】として
情報を発信してるそうです。
http://inuki-art.com

せっかくなので「わらび餅(普通とシナモン風味)
店内でもいただいた「花びら餅(400円)」を購入。
初めてなら通常のわらび餅がお勧めだけど
シナモンのわらび餅もレベルが高く絶妙。
詳細については前回の投稿も参照下さい。

サロンスペースではわらび餅と抹茶のセットの他
夏はかき氷、冬はぜんざいを提供し
店内でも楽しめるようになった「とま屋」へぜひ。
場所は南禅寺に近い永観堂の北側
若王子神社のある哲学の道の南端から至近。
店内メニューはそれなりの値段がするものの
販売される和菓子(一部注文制)は深奥な魅力があり
訪れる人それぞれの味覚と感性に響くと思います。

  • アプローチを抜け右に邸宅

  • サロンの窓際席(2018.1月)

  • 窓際席からの眺め(2018.1月)

  • 窓際席からの眺め(2018.1月)

  • 花びら餅は新年のサービス

  • 花びら餅 少しアップ

  • 窓際席からの眺め

  • 黍ぜんざい 1300円(2018.1月)

  • 黍ぜんざい 1300円(2018.1月)

  • 黍ぜんざい

  • 奥に凄そうなスピーカー

  • サロンはテーブル2卓(2018.1月)

  • 外からガラス越しの店内

  • 販売スペースに作品の葉書を展示

  • ハガキ数枚を購入。書籍も見せていただきました

  • テイクアウト

  • わらび餅1個300円(2018.1月)

  • シナモン風味のわらび餅(2018.1月)

  • 花びら餅 400円(2018.1月)

  • 門構え(2018.1月)

  • この奥に進むと哲学の道

2018/01/07 更新

1回目

2016/04 訪問

  • 昼の点数:3.9

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.7
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

京都 永観堂近く|こっそり隠れた深奥な和菓子 伝統の京菓子とは別の響き

南禅寺〜永観堂エリアをぶらぶらしてると
哲学の道の終始点・熊野若王子神社近くに「とま屋」と書かれた暖簾。
【わらび餅4ヶ入り1200円】の貼り紙がなければ
誰も気づかないような和菓子店で深奥な上生菓子と出会いました。

その独自のハーモニクスは
伝統の京菓子でもなく、京都に多い若手クリエイター系でもない
熟練を極めたような表現と上級な素材力あふれる味わい。
餡入りタイプのわらび餅をはじめ ここまで趣向を凝らした生菓子は
京都でもなかなか出会えないかもしれません。

導かれるようにアプローチを抜けると東山を借景にした邸宅。
ご年配の女性が出てこられ、小さな販売スペースには3つの上生菓子。
この日は運が良かったのか通りがかりにテイクアウトできたけど
通常は紫野「嘯月」と同じ注文販売がメイン。
イートインはなくテイクアウトのみだそうです。

■□わらび餅(餡入り) 300円税込
相当上等な本わらび粉を使用してそうな濃い琥珀の餅部分
中のこし餡は白っぽい淡い色合い。
ぷるんぷるんの食感 とけるように風味が広がり
なんて味わい深いテクスチャーなんだろう。
甘さはかなり控えられながら味に奥行きがあり
一口で珠玉とも思える感覚へと導いてくれます。

■□きんとん 400円税込
きんとんはふわふわで中は白餡。
繊細ながら一口で至福感に包まれる味わい。
きめ細かな風味が重なり 深みを奏でる上質な素材感☆
こちらも甘さ控えめながら絶妙なきんとんです。

■□道明寺 300円税込
淡いグリーンの道明寺も良い素材感がひしひしと。
中は白小豆を丁寧に炊かれた白餡。
少しゆずの風味のようなアクセントがあり
淡く儚い味わいながら深い余韻が広がります。

■□店頭にはご年配の女性がおられ
シンプルに素材を引き立てた生菓子を一人で作られているとのこと。
何十年も前からの長い経験があり
お店は15年前に始められたそうです。

いずれも甘さ控えめながらストレートに伝わる深い味わい。
この値段でいいのってほど上質感にあふれています。
調べてみると「婦人画報のサイト」に記事があり
知ってる人は知ってそうだけど
こっそり隠れた密かな和菓子店と出会った感覚です。

独自性があり繊細なため誰もが気に入る生菓子ではないかもですが
淡い甘みと素材感が共鳴する豊かな奥行き。
中でも餡入りのわらび餅は多くの人に響くかもしれません。
通りがかりでも品があれば買えるそうなのでぜひ☆

  • 右の白い暖簾が入口。奥は哲学の道の終始点

  • 暖簾をくぐります

  • アプローチの奥へ

  • 陳列。イートインはなくテイクアウトのみ

  • 「おくわし」という言葉が

  • わらび餅 道明寺 きんとん

  • わらび餅 1個300円(税込)

  • わらび餅 1個300円(税込)

  • きんとん 1個400円(税込)

  • きんとん 中は白餡 1個400円(税込)

  • 道明寺 1個300円(税込)

  • 道明寺 中は白餡 1個300円(税込)

  • 販売スペース。テーブルがあるけどテイクアウトのみ

  • アプローチを抜けるエントランス

2016/04/30 更新

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