4回
2019/02 訪問
京都|二条城近くの本格派。以前より滋味深く満足した6度目の夜
ふる田 奥の白く浮かぶ二条城(2019.2月下旬)
カウンター('19.2月下旬)
テーブル('19.2月下旬)
1.河豚の白子 菜の花 蕪 みぞれ餡掛け('19.2月下旬)
1.河豚の白子 菜の花 蕪 みぞれ餡掛け('19.2月下旬)
2.島根宍道湖 白魚天ぷら 唐墨掛け('19.2月下旬)
3.椀替:ぐじ煮麺('19.2月下旬)
3.椀替:ぐじ煮麺('19.2月下旬)
仕上げの場面('19.2月下旬)
4.向付 雲丹 鮃昆布締め/小鉢 いわし 氷魚 平らぎ貝とスナップえんどうの辛子酢味噌
5.本もろこ炭火焼き('19.2月下旬)
6.子持ちヤリイカの煮炊き物
7.海老芋と蕗のとうの薄葛焼き 味噌タレ('19.2月下旬)
8.カラスミ('19.2月下旬)
9.蛤 せり ワカメなどの小鍋仕立て
10.土鍋炊き 完成('19.2月下旬)
10.桜鱒とフキのご飯 留椀 香の物
11.まりひめイチゴとアイス('19.2月下旬)
お猪口いろいろ('19.2月下旬)
サッポロ赤星('19.2月下旬)
注いでくれます('19.2月下旬)
田酒 純米大吟醸を1合('19.2月下旬)
ファザード('19.2月下旬)
2019/06/16 更新
2018/04 訪問
京都|二条城の東エリア。2018年4月下旬 祝2周年の夜☆
大将の古田さんは物静かながら感じがよく
東京の三つ星「幸村」や「祇園おかだ」で
培った経験をベースに独自のコース料理を表現。
今まで何度か伺っている古田ご夫妻の小さな懐石料理店です。
初めて訪れた開店当時(2016年4月)から2年が経ち
現在26件の口コミ(2018年7月現在)。
ミシュランの☆獲得など嬉しいニュースもあり
今回来店したのは2周年を迎えた'18.4月下旬の夜。
店内はカウンター6席とテーブルひとつ。
メニューは13000円の基本コースと特別コース(25000円〜)
炭火焼や仕上げのみカウンター前で
主な調理は裏手で行われるスタイルです。
カウンターに座り簡単に2周年を祝福し料理がスタート。
この日のコース(13000円税サ別)は全11品の構成で
正統派と創作系の料理が交差。
今の時期、2年連続で登場したノドグロ塩焼や
「幸村」仕込みの花山椒鍋が出てこなかったのは残念だったものの
大原野産の白子筍と焼肉の上に花山椒が少し添えられ
太刀魚の塩焼も火入れと塩が決まっていて満足。
天婦羅におろしかけられたカラスミは濃厚な奥行きがあり
稚鮎炭火焼、幸村鍋で炊かれたセリとほうぼうのゴハンもよかった。
コース料理に合わせたのは
出羽桜 大吟醸 雪漫々(山形)と田酒 山廃 特別純米(青森)を一合ずつ。
途中から姿が見えた女将さんとの会話もあり
心地よい時間が流れ過ぎていった4月下旬の夜。
古田大将によると派手なアピールや急上昇を望まず
一日数組限定でコツコツと少しづつ進んでいきたいとのこと。
最後はご夫妻に見送られ夜の二条城を横目に帰路につきました。
左が店舗。奥に二条城が見えます('18.4月下旬)
カウンターがメイン('18.4月下旬)
カウンター前に炭火の炉('18.4月下旬)
お酒('18.4月下旬)
ホタルイカやぜんまいの先付('18.4月下旬)
山菜の天婦羅カラスミおろしがけ('18.4月下旬)
お椀('18.4月下旬)
椀物はあぶらめとわかめ('18.4月下旬)
大将の包丁さばき('18.4月下旬)
金目鯛炙りと雲丹('18.4月下旬)
金目鯛炙りと雲丹('18.4月下旬)
稚鮎の炭火焼('18.4月下旬)
若い2番手さんの後ろ姿('18.4月下旬)
太刀魚炭火焼('18.4月下旬)
アスパラのフライ('18.4月下旬)
貝で挟んだトマト('18.4月下旬)
京都牛の焼肉と白子筍 花山椒のせ
京都牛の焼肉と白子筍 花山椒のせ
幸村鍋で炊かれたセリとほうぼうの御飯
セリとほうぼうの御飯 留椀 ちりめん
水物('18.4月下旬)
お猪口選べます('18.4月下旬)
出羽桜 大吟醸 雪漫々('18.4月下旬)
('18.4月下旬)
田酒 山廃 特別純('18.4月下旬)
ファザード('18.4月下旬)
2018/07/14 更新
2017/04 訪問
京都|二条城近く。初訪問の2016年から祝1周年。花山椒の季節に
世界遺産として見聞きする機会が多く
二条城と聞いて思い出すのがこちら「二条城ふる田」。
大将の古田さんは「和久傳」にも少しおられたそうで
主に東京の三ツ星「幸村」、京都「祇園おかだ」を経て
奥様でもある女将さんと昨年4月にこちらを開店。
おまかせコースのみの日本料理店です。
開店してすぐの2016年4月下旬に初めて訪れ
それから何回か訪れるうちに2017年の4月下旬。
一周年を迎えた「二条城ふる田」へ。
修復が終わった二条城「東大手門」を横目に数分で到着。
暖簾の向こうには短いアプローチがあり
割烹着の女将さんによるウェルカムな出迎え☆
カウンター前には板場と陶芸家の炭火台があり
フロアのタイルが目を引く小さな空間。
カウンターの他、テーブル1台が備わっています。
今回いただいたコース(13000円税サ別)は全10品。
4月下旬らしく山菜を盛り込み
タイラギ貝柱に鯛の白子、桑名産はまぐりの潮汁
のどぐろなど、炭火や出汁を駆使した力強い料理が中心。
中には、大原野の筍が今ひとつに感じたり
少し物足りない料理も数品あったものの
一口で味覚を満たす素材感あふれる料理が多く
全体を通しての満足度は十分。
特に「幸村」仕込みの花山椒鍋は昨年以上に高レベル。
希少な春の食材・花山椒と京都牛の相乗が格別でした。
料理と合わせたのは生ビールと日本酒。
■□田酒(でんしゅ) 山廃 特別純米(青森)
■□九平次 火と月の間に 純米吟醸(愛知)
■□満寿泉(ますいずみ)スペシャル(ワイン用オーク樽熟成)
純米大吟醸(富山 桝田酒造店)
※飲み物メニューに値段表記がなく気になる場合は要確認。
■□4月下旬のコース(13000円税サ別)は下記の通りです。
1】先付:タイラギ貝柱と山菜 タイ白子ソース
(こごみ 蕨 菜の花 スナップエンドウ )
2】揚物:本モロコ こしあぶら タラの芽 ぜんまい
自家製カラスミ和え
3】椀物:三重桑名のハマグリの潮汁 わかめ/山うど/蕗
4】造り:和歌山ケンケン鰹炙りトマト挟み
和歌山加太の鯛、「根室 丸勢」のウニ
5】のどぐろ炭火焼 柑橘酢と出汁
うるい/花山葵/大根おろし和え
6】白アスパラ(香川)炭火焼 新もの青海苔と黄身酢がけ
7】筍(大原野)炭火焼 蓬麩のフライ 木の芽味噌がけ
8】小鍋:京都牛と花山椒鍋
9】食事:桜海老/うすい豆/筍(大原野)の土鍋ご飯
味噌汁 香の物
10】水物:あまおうアイス マンゴー 紅ほっぺ せとか(蜜柑)
■□この日はテーブルも含め6名の来客があり
大将は二番手さんに指示を出しながら大忙し。
割烹着の女将さんは、全席に目を配り
会話を交わしながら親切なサービス。
厨房は裏手にあるので調理の風景は
炭火焼や包丁〜仕上げのみ見渡せます。
店内には割烹「実伶」からの1周年記念が見られ
和やかなカウンターの時間に満足した2017年4月下旬。
一部に注目が集中しがちな京都なので大変と思いますが
2年目以降の発展を願いまたいつか。
さらに高みへと進化する可能性も含め
大将と奥様のセンスあふれる小さな懐石料理店です。
外観。奥に二条城(2017.4月)
1周年御祝。仲が良い割烹「実伶」より(2017.4月)
カウンター(2017.4月下旬)
炭火焼はカウンター前で(2017.4月)
1】タイラギ貝柱と山菜 タイ白子ソース こごみ 蕨 菜の花 スナップエンドウ(2017.4月)
2】揚物:本モロコ こしあぶら タラの芽 ぜんまい 自家製カラスミ和え(2017.4月)
3】三重桑名のハマグリの潮汁 わかめ/山うど/蕗(2017.4月)
ケンケン鰹に包丁。カウンター前の板場
4】造り:和歌山ケンケン鰹炙りトマト挟み 和歌山加太の鯛 根室 丸勢のウニ(2017.4月)
5】のどぐろ炭火焼 柑橘酢と出汁 うるい/花山葵/大根おろし和え(2017.4月)
6】白アスパラ(香川)炭火焼 新もの青海苔と黄身酢がけ
カウンター前で大原野の筍(2017.4月下旬)
7】筍(大原野)炭火焼 蓬麩のフライ 木の芽味噌がけ(2017.4月)
8】京都牛と花山椒鍋(2017.4月)
8】京都牛と花山椒鍋(2017.4月)
幸村鍋で炊いたご飯(2017.4月下旬)
9】食事:桜海老/うすい豆/筍(大原野)の土鍋ご飯 味噌汁 香物
おかわり。桜海老/うすい豆/筍(大原野)ご飯。
10】あまおうのアイス 紅ほっぺ(苺) マンゴー せとか(蜜柑)
生ビールからスタート(2017.4月)
田酒(でんしゅ)山廃 特別純米 青森(2017.4月)
九平次 火と月の間に 純米吟醸 愛知(2017.4月)
オーク樽熟成の満寿泉 純米大吟醸を(2017.4月)
満寿泉スペシャル 純米大吟醸 オーク樽熟成(富山桝田酒造店)
酒器いろいろ(2017.4月下旬)
テーブル席も(2017.4月下旬)
ファザード(2017.4月下旬)
2017/05/30 更新
2016/12 訪問
京都|二条城近くの懐石料理店へ再び。大将と新たな若手。12月はホンモロコが出色。
二条城が見える押小路通に面した新進気鋭の懐石料理店へ再び。
12月の夜、訪れることができました。
暗がりに浮かぶ暖簾の先に広がるのは
カウンター6席とテーブル1卓のコンパクトな空間。
目の前には、板場と陶芸家による炭火台が備わり
大将の他に初めてみる若い男性の姿。
和食の勉強のため入られた若手料理人とのこと。
この12月の懐石コースではホンモロコ炭火焼きが特に素晴らしく
出身の「祇園おかだ」を思い出す一線級の美味しさ☆
外はパリっと、中はふんわりとした火入れ加減が絶妙です。
コース全体を通しては「ぐじ揚げ出し」「海老芋唐揚げ」のように
一口で味覚に響く、豊かな風味と素材感のある料理が主体。
中には標準的かなっていう料理もあったり
以前いただいた「のどぐろと筍」のような
ミラクル級の一品はなかったものの、緩急のあるバリエーション
和の技巧で高められ趣向に富んだ料理が多く印象に残っています。
その12月の懐石コース(13000円税サ別)は以下の通り。
まずは瓶ビールからはじめ、合わせた日本酒は
■□十四代 本丸 秘伝玉返し 特別本醸酒(山形)
■□九平次 火と月の間に 純米吟醸(愛知)
1】先付:ぐじ揚げ出し とろろ餡掛け
2】きのことセリ 大徳寺麩 胡麻和え
3】すっぽん茶碗蒸し
4】向付:和歌山加太の鯛 さわら藁焼き 辛味大根添え
5】津居山のセコガニ 内子 外子
6】お椀:聖護院かぶら みぞれ仕立て 雲子(鱈の白子)
7】焼物:ホンモロコ あん肝味噌炊き くわいチップ
8】酒あて:なまこ
9】自家製からすみソーメン(半田そうめん使用) 海苔
10】油物:京都牛ヒレカツ 海老芋唐揚げ 淡路島玉ねぎ特製ソース
11】小鍋:白味噌仕立て 真魚鰹おかき揚げ なめこ 小蕪 九条葱
12】食事:穴子白焼 むかご きの子ご飯 留椀 香の物
13】水物:苺 ベニマドンナ(蜜柑) ブンタン ラ・フランス 白ワインジュレ
■□この日のカウンターには
割烹を切り開いたと評される凄い重鎮がおられる中
女将さんは全体に目を配り、合間に大将との会話も楽しく
ゆったりと和めたカウンター懐石の時間。
大将ご夫妻にとって思い出深い日になられたようで
たまたま居合わせた私も嬉しい気持ちになりました。
ご店主の古田さんは東京の三ツ星「幸村」
京都「祇園おかだ」など一線級の和食割烹で腕を磨かれ
奥様でもある女将さんと4月27日こちらを開店。
「和久傳」にも少しおられたという経験豊富な方です。
二条城近くというロケーションの中
2016年4月二人三脚で輝き始めた小さな懐石料理店へぜひ☆
これから日々趣を深め、更に磨きがかかると思います。
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「京都|二条城近くで輝き始めた懐石料理店の新星へ再び」
【2016.5月 再訪問】(投稿は6月23日)
二条城が見える押小路通に面した新進気鋭の懐石料理店へ。
4月が素晴らしかったので、再び知人と行ってきました。
店前に着くと画像のように絵になる全体の佇まい。
和装の女将さんが笑顔で迎えて下さり
店内に入ると、カウンターとテーブル1卓の小さな空間。
陶器の炭火台や和の伝統色が織りなす趣に包まれます。
■□メニューはおまかせコースのみ(13000円+税+サ料)。
店主の古田さんから挨拶があり最初に生ビールで乾杯☆
料理と合わせたのは
幻の酒米・山田穂で仕込んだ限定純米吟醸「蒼空」ほか数種。
楽しい時間と皐月の懐石コースがはじまります。
1】先付:イサキ 徳島産椎茸 ゴマ酢かけ
大原のスナップえんどう 小玉ねぎ レンコン
2】向付:北海道礼文島ウニ 淡路島のウニ
キス昆布〆 とり貝 剣先イカ
3】お椀:薄葛仕立て
車海老 芋茎 広島のじゅん菜
4】酢物:白アスパラ 黄身酢 アーモンドチップ添え
5】揚物:そら豆に百合根 海老頭のかき揚げ
6】穴子の棒寿司
7】琵琶湖の小鮎 炭火焼き
おろし 泉州茄子と胡瓜梅肉和え
8】国産牛の醤油焼き 実山椒 大原の玉ねぎ
9】箸休め:トマトの密煮
10】小鍋:甘鯛鱗 揚げ賀茂茄子 大原のみつば 湯葉
11】食事:新しょうがの土鍋ご飯 カラスミ 香物 留椀
12】水物:ほうじ茶のブランマンジェ
宮崎産マンゴー 長野産サクランボ キウイ
4月より素材感や力強さは控えめに感じながら
随所に和の技法と表現力が光るコース構成。
そんな5月の献立で深く響いたのは
少し炙りが入ったとり貝、炭火の通り絶妙な小アユ。
今だけという北海道礼文島のウニと淡路島の雲丹の食べ比べも楽しく
礼文島のウニはとろける美味しさ。
牛の醤油焼きや小鍋仕立ては今一つ響かないと思いながら
新しょうがご飯は、出身の銘店「幸村」考案の「幸村鍋」で炊かれ
たっぷりのカラスミとの相性良くホックリ。
全体を通しては5月後半の季節の折り目ということで
4月のコースと比べ 花形的なピークやスケールは感じにくかったけど
心地よい接客や雰囲気を含めトータルの満足度は十分☆
■□カウンター前には親しみやすいご主人
ご実家の「よし廣」で和菓子職人もされる女将さんとの会話も楽しく
今は1日二組のみに集中し、少しずつ進んでいきたいとのこと。
この日たまたま他の方がいない団欒のような空気に包まれ
お二人のもてなしに心からリラックスできました。
二条城近くというロケーションの中
二人三脚で輝き始めた京都らしい懐石料理店へぜひ☆
既に評価が定まった人気店に行くのも京都の楽しさだけど
小さな個人店が紡ぐ新たな魅力や可能性を感じたい方にもお薦めです。
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「京都|二条城近くに魅力あふれる和食割烹の新星」
【2016.4月 初回訪問】(総合4.2 料理4.3) 5/1投稿
店前から二条城が見える押小路通に面した新進気鋭の懐石料理店。
どんなお店なのかよく分からない中、知人と行ってきました。
店内に入ると和装の女将さんがおられ
さらに扉を引くとカウンターとテーブルからなる和の趣に満ちた空間。
陶器の炭火台、板場を一望するカウンターに座ると
ホッと落ち着ける心地よい雰囲気に包まれます。
店主の古田さんは東京の三ツ星「幸村」
京都「祇園おかだ」など一線級の和食割烹で腕を磨かれ
「和久傳」にも少しおられたという経験豊富な方。
奥様でもある女将さんと4月にこちらを開店されたそうです。
メニューはおまかせコース(13000円税サ別)のみ。
合わせた日本酒は一博(滋賀 中澤酒造) 橘屋 特別純米 雄町(宮城川敬商店)
松の司 純米吟醸(滋賀松瀬酒造)。
最初に生ビールで乾杯し4月のコースがはじまります。
1】先付:蒸し鮑(島根産) スナップえんどう マイクロトマト うるい わかめ
黄身酢 土佐酢ジュレ
2】お椀:ハマグリうしお汁 レンコン豆腐 蕗の薹
3】向付:金目鯛(皮のみ炭火で炙り) ウニ とり貝
4】あじの小袖寿司 ラディッシュ(朽木村)生ハム白和え このわた茶碗蒸し
5】焼物:のどぐろ(山口県)炭火焼 筍(大原野)の炭火醤油焼
6】揚物:白アスパラからすみ掛け 桜葉 滋賀朽木村のこごみ・たらの芽・そら豆
7】箸休め:トマトの密煮
8】酢物:たいらぎ貝柱 菜の花 茗荷 酢味噌
9】国産牛と花山椒 ごぼう 小鍋仕立て
10】食事:桜海老と蕗の土鍋ご飯 いさざ 香物 留椀
11】水物:苺 林檎 八朔 キウイ カスタードクリーム
全体的にじんわり優しくというよりしっかり力強い素材感あふれる料理が主体。
白アスパラのフライなど今一つ響かないと思う料理もありながら
京懐石に対する期待値を上回る料理がほとんど。
和の技巧を凝らした調理の妙と表現力が光るコースとなっています。
中でも圧倒的な深みとスケールを感じたのは
のどぐろ炭火焼、大原野の筍 炭火醤油焼、向付では炙り金目鯛。
炭火の炙りや焼き加減が素晴らしく、まさに一口で至福へと導かれる圧巻の味わい。
次に先付の蒸し鮑、たいらぎ貝柱の酢味噌、潮汁の蓮根豆腐も満足度が高く
出身店の系譜という牛と花山椒の小鍋は、肉と出汁&希少な花山椒の好ハーモニー☆
炊き込みご飯では私たちのは別の土鍋だったけど
銘店「幸村」考案の幸村鍋を使うこともあるそうです。
■□カウンター前のご主人はただ寡黙に調理するだけでなく
親しみやすく話される感じのよい対応。
気の利いた言葉をかけてくれる女将さんの丁寧な接客もあり
緊張することなくリラックスできます。
女将さんは和菓子職人でもあるそうで
今後コースに和菓子が加わる可能性もあるとのこと。
オープンして間もないため、まだ完全ではないかもだけど
13000円(税サ別)に相応しい料理や雰囲気の良さに心から満足☆
二条城近くで輝き始めた魅力あふれる和食割烹の新店へ。
ぜひ予約して訪れてみて下さい。
(2016.12月)二条城ふる田。二条城前駅から徒歩3分程
(2016.12月)カウンター
(2016.12月)日本酒を注いでくれます
1】先付:ぐじ揚げ出し とろろ餡掛け(2016.12月)
2】きのことセリ 大徳寺麩 胡麻和え(2016.12月)
3】すっぽん茶碗蒸し(2016.12月)
3】すっぽん茶碗蒸し(2016.12月)
(2016.12月)さわら藁炙り中
4】和歌山加太の鯛 さわら藁焼き 辛味大根添え(2016.12月)
5】津居山のセコガニ
6】お椀:聖護院かぶらのみぞれ仕立て タラの白子(2016.12月)
7】焼物:ホンモロコ あん肝味噌炊き くわいチップ(2016.12月)
ホンモロコ
8】酒あて:なまこ(2016.12月)
9】自家製からすみソーメン 海苔(2016.12月)
10】京都牛ヒレカツ 海老芋唐揚げ 淡路島玉ねぎ特製ソース(2016.12月)
11】小鍋:白味噌仕立て 真魚鰹おかき揚げ なめこ 小蕪 九条葱(2016.12月)
11】小鍋:白味噌仕立て 真魚鰹おかき揚げ なめこ 小蕪 九条葱(2016.12月)
12】食事:穴子白焼 むかご きの子ご飯 留椀 香の物(2016.12月)
12】食事:穴子白焼 むかご きの子ご飯 留椀 香物(2016.12月)
13】水物:苺 ベニマドンナ(蜜柑) ブンタン ラ・フランス 白ワインジュレ
瓶ビール(2016.12月)
(2016.12月)生ビール
(2016.12月)十四代 本丸 秘伝玉返し 特別本醸酒(山形
(2016.12月)九平次 火と月の間に 純米吟醸(愛知)]
(2016.5月)地下鉄二条城前駅2番出口から徒歩3分
(2016.5月)カウンター
(2016.5月)作家さんの炉で小鮎を炭火焼(2016.5月)
1】先付:イサキ 徳島産椎茸 ゴマ酢かけ 大原のスナップえんどう 小玉ねぎ レンコン(2016.5月)
2】向付:北海道礼文島ウニ 淡路島のウニ キス昆布〆 とり貝 剣先イカ(2016.5月)
3】薄葛仕立て 車海老 芋茎 広島のじゅん菜(2016.5月)
4】酢物:白アスパラ 黄身酢 アーモンドチップ添え(2016.5月)
5】揚物:そら豆に百合根 海老頭のかき揚げ(2016.5月)
6】穴子の棒寿司(2016.5月)
7】琵琶湖の小鮎 串をうち炭火台へ(2016.5月)
7】琵琶湖の小鮎 炭火焼 おろし 泉州茄子と胡瓜梅肉和え(2016.5月)
8】牛の醤油焼き 実山椒 大原の玉ねぎ(2016.5月)
9】箸休め:トマトの密煮(2016.5月)
10】小鍋:甘鯛鱗 揚げ賀茂茄子 大原のみつば 湯葉(2016.5月)
幸村鍋の炊き込みご飯(2016.5月)
幸村鍋(2016.5月)
カラスミと新しょうがの炊き込みご飯 留椀(2016.5月)
12】ほうじ茶のブランマンジェ 宮崎産マンゴー 長野産サクランボ(2016.5月)
生ビール(2016.5月)
(2016.5月)幻の酒米・山田穂]で仕込んだ限定の蒼空
(2016.5月)入り口
(2016.5月)テーブル席
(2016.4月)二条城ふる田。奥に二条城
(2016.4月)趣のある綺麗なカウンター
(2016.4月)陶器の炭火台。のどぐろと筍の火入れ
1】先付:蒸し鮑 スナップえんどう マイクロトマト うるい わかめ 黄身酢 土佐酢ジュレ(2016.4月)
2】ハマグリうしお汁 蓮根豆腐 蕗の薹。蓮根饅頭のモチっと感絶妙(2016.4月)
3】向付:金目鯛(炭火炙り)ウニ とり貝(2016.4月)
4】あじの小袖寿司 ラディッシュ 生ハム白和え このわた茶碗蒸し(2016.4月)
5】のどぐろ炭火焼 筍(大原野)の炭火醤油焼。並外れた一品(2016.4月)
6】白アスパラフライからすみ掛け こごみ・たらの芽・そら豆 桜葉(2016.4月)
7】トマトの密煮。これも美味しかった(2016.4月)
8】たいらぎ貝柱 菜の花 茗荷 酢味噌。貝柱の素材感豊か
9】国産牛と花山椒 ごぼう 小鍋仕立て
9】国産牛と今だけの恵み・花山椒の好ハーモニー
10】土鍋(2016.4月)
10】桜海老と蕗のご飯 イサザ 香物(2016.4月)
10】桜海老と蕗のご飯 留椀(2016.4月)
11】水物:苺 林檎 八朔 カスタードクリーム(2016.4月)
テーブル席。フロアの石板が印象的(2016.4月)
生ビール(2016.4月)
一博 純米 生酒(滋賀 中澤酒造)
橘屋 特別純米 雄町
松の司 純米吟醸(滋賀松瀬酒造)
お猪口いろいろ
お祝いの花々
2017/01/02 更新
二条城近くにひっそりと佇む懐石料理の実力店。
店主の古田さんは主に東京の三ツ星「幸村」
祇園の一ツ星「祇園おかだ」を舞台に経験を重ね独立。
現在4年目にしてミシュラン一つ星。
本サイトのブロンズ店でもあります。
3年程前の開店当初に感動していらい
伺う回により高低差を感じながらも今回で6度目。
2019年2月下旬に訪れてみたところ
以前にも増してレベルが上がっていて大満足。
女将さんは体調不良とのことで不在だったけど
深みへと引き込まれる料理が多く
味覚と心に響くすばらしい夜になりました。
コース料理(13000円税サ別)は画像に収めた全11品。
素材感あふれる正統派から独自感のある料理まで
中でも2品目の【島根 宍道湖の白魚天ぷら唐墨掛け】
3品目の【ぐじ煮麺】4品目の【ウニ】は感動の域。
また古田さんのカラスミはチーズのようなコクがあり
コースのうち数品のみ普通に感じた料理以外は
幸村鍋で炊く10品目【桜鱒とフキのご飯】まで
今までの中でも上位に入るほど高い満足度。
そんなコースの詳細は全て画像に記載しています。
■□この日は大将とお弟子さんの計2名体制。
女将さん不在で少し寂しかったけど
大将自身 調理だけでなくトークにも注力。
店主の古田さんは謙虚なかたで
メディアへの露出など派手な評価よりも
少しでも美味しい料理を提供したいという思い第一。
京懐石では「飯田」「三多」を尊敬しているそうで
一歩ずつコツコツと料理を極めたいとのこと。
店内はカウンターとテーブル1卓。
カウンター前では炭火焼きと仕上げが一望でき
主な調理は裏手で行うスタイルです。
開店当初に初めて訪れたときは
ここまで評価が高まるとは想像できなかったものの
今では当サイト4.16 赤本1つ星という好状況。
料理の完成度も今まで以上に
高まってるように感じた2019年2月下旬の思い出。
いつかまた再びとの思い深まった夜でした。