5回
2018/01 訪問
JR奈良駅近くの実力派フレンチ|少し寂しく感じた新春ディナー
外観。JR奈良駅近く(2018.1月上旬)
店内はカウンターとテーブル(2018.1月上旬の夜)
セッティング(2018.1月上旬)
ワインペアリング1(4種類4500円)
1.アミューズ:フォアグラのポアレ 香りごぼうのスープ(2018.1月夜のコース)
2.前菜1:ひらひら農園の有機野菜とばあく豚(黒丸大根/プチヴェール/紅芯大根/黄人参/野菜と豚のスープ)(2018.1月夜のコース)
2.前菜1:崩すとばあく豚がお目見え(2018.1月夜のコース)
ワインペアリング2(4種類4500円)
(2018.1月夜のコース)
ワインペアリング3(4種類4500円)
4.カダイフを纏ったヤガラのフリット ハーブ (海老の頭でとったソース)
4.カダイフを纏ったヤガラのフリットの断面
ワインペアリング4(4種類4500円)
5.蝦夷鹿もも肉 下仁田ねぎ 菊芋 赤ワインソース(2018.1月夜のコース)
6.ミニデザート:みかんコンポート 胡麻アイス アマレットのジュレ(2018.1月夜のコース)
7.デザート:古都華 小豆 ピスタチオ 白玉(正月限定のぜんざい仕立て)(2018.1月夜のコース)
8.最後はコーヒーか紅茶(2018.1月夜のコース)
8.食後のコーヒー(2018.1月夜のコース)
コースに付くライ麦パンとラッテ高松のケフィア(2018.1月夜のコース)
カウンター前の調理風景(2018.1月上旬)
カウンター前の調理風景(2018.1月上旬)
これは2017年Xmas直前に飛び込むも満席で撃沈
2018/03/06 更新
2017/09 訪問
JR奈良駅近く|奈良と響き合う実力派フレンチ。今回はランチ 詳細は以前を参照に
奈良の風土と共鳴し東京や欧州で活躍されたセンスが光る
カウンター主体のレストラン。
シェフは東京各地からフランスのブルゴーニュ他で腕を磨き
東京の「カラペティ・バトゥバ」のシェフを経て独立。
奥様と二人三脚で営むカジュアルかつ本格的なフランス料理店です。
2016年6月のディナーに感動し再訪を重ねながら2017年9月後半。
シェフ、奥様ともに少しお疲れのように見えましたが
奈良の食材を織り込んだランチコースに心から満足☆
ランチコース(4500円)とディナーコース(8000円)の違いは皿数。
どちらも満足度が高く気に入っています。
【詳細については前回までの投稿を。今回のコースの料理名は画像に記載】
La Trace。JR奈良駅から徒歩数分(2017.9月後半)
店内はカウンターとテーブル数台(2017.9月後半)
「中川政七商店」のおしぼり(2017.9月後半)
カウンター前はオープンキッチン(2017.9月後半)
1】アミューズ:雪化粧かぼちゃ 胡麻(スープとムースの2層仕立て 百済農園の胡麻とスプラウト 胡麻油)※ランチコース
2】秋刀魚 焼ナス(低音調理 マドラスカレーの焼茄子ピュレと生姜 茗荷 パセリ)ランチコース4500円
3】まながつお ポワロー トリュフ(鰹ロースト ブールブランソース)※ランチコース
4】五條のばあく豚ロースト 百済農園のかぶ 香りごぼうのピューレ 大和鶏のジュ(ランチコース4500円)
5】都祁村の和紅茶とラッテたかまつのブルーベリーのケーキ 紅茶アイス(ランチコース4500円)
5】都祁村の和紅茶とラッテたかまつのブルーベリーのケーキ 紅茶アイス(ランチコース4500円)
この日はコーヒーを選択(ランチコース4500円)
自家製ライ麦パン ケフィアヨーグルト(ランチコース4500円)
2】断面/秋刀魚 焼ナス(低音調理 マドラスカレーの焼茄子ピュレと生姜 茗荷 パセリ)※ランチコース
キリンフリー。飲めなかったので
果樹園白雲さんのリンゴジュース700円(2017.9月)
テーブル席はこの他にも数卓(2017.9月後半)
カウンターの後ろにテーブルが数台
2017/10/15 更新
2017/06 訪問
JR奈良駅近く|奈良と響き合う実力派フレンチ。1年前から幾度か今回は祝1周年
奈良の食材と東京や欧州で活躍されたシェフの表現力が光る
カウンター主体のカジュアルなレストラン。
シェフは東京各地からフランスのブルゴーニュ他で腕を磨き
東京の「カラペティ・バトゥバ」のシェフを経て独立。
昼4500円/夜8000円(税別)のコース1本
奥様と二人三脚で営業するフランス料理店です。
2016年6月の開店当初、飛び込みで訪れ特に天魚のコンフィに感動。
その後も奈良が誇れるフレンチになるはずと投稿するうちに
2017年6月27日現在、口コミも13件に増え
本サイトの【奈良フレンチで1位】という喜ばしい状況☆
そして今回、1周年ということで訪れてみたら
これまでの訪問でも上位の満足度。
素材を引き立てる調理、フォンやブイヨンが的確に決まり
コース全体を通して力と奥行きのあるハーモニーが印象的。
今回もまた奈良の新世代をリードする魅力を感じた次第です。
店内はオープンキッチンに面したカウンターと
テーブル数台のナチュラルカフェのような空間。
奥様によるペアリングをお願いし
(シャンパン+ワイン3種で4000円)
6月のディナーコース(8000円)は下記の通りです☆
1】アミューズ:うすいえんどうのスープ下層にフォアグラのフラン
2】前菜1:鰹(断面に鮎魚醤で和えた茗荷とエシャロット)
人参(カラマンシービネガー和え) ミモレット
3】前菜2:新生姜と生ハム 奈良県産米キヌムスメのリゾット
4】魚料理:徳島産アワビと鮑の肝ソース
下層にキタアカリ(奈良百済農園)と青海苔のピューレ
5】肉料理:金井畜産のまほろば赤牛に山椒 香りごぼう
6】小さなデザート:メロン 奈良県産レンゲ蜂蜜
ケフィアヨーグルト
7】デザート:百済農園さんのカモミールアイス
焼バナナ ベーゼツナッツ
※自家製ライ麦パンと奈良「ラッテたかまつ」のケフィアヨーグルト。
クラシックな技巧、現代的な合わせ技や表現を織り交ぜ
コース全体を通しての満足度は最大級に上昇。
特に印象に残ったのは
奈良百済農園産うすい豆のスープの下にフォアグラのフラン
徳島の鮑に肝ソース+キタアカリのピューレが織り重なる料理
奈良県産米キヌムスメのリゾットのなんてコク深く美味しいこと。
しっかり味覚に響く明確な料理を中心に
奥様のワインペアリングや接客も含め満ち足りた気持ちです。
■□この日のカウンターには偶然
奈良で最も注目される気鋭の和食料理人ご夫妻が見え
最後に1周年ということをお伝えしみんなで祝福の乾杯☆
和やかで思い出に残るディナーになりました。
佐藤シェフは全国から食材が集まる東京ではなく
古都が育む食材や生産者と身近な奈良という場所を思い
奥様の地元でもあることから奈良で独立されたそうです。
シェフご夫妻の体制なんで混むと大変そうだけど
奈良の食材や生産者への思いにあふれ
東京やフランスで磨かれた技と表現力が光る「ラ・トラース」。
本格的なコース料理をカジュアルに楽しみたい時
奈良まで行く価値のあるフレンチだと思います。
ランチは予約制、ディナーも予約がお勧めです。
LA TRACE。JR奈良駅より徒歩3分(2017/6月夜)
カウンター。偶然、奈良を代表する和食料理人ご夫妻の姿も
可愛い鹿
ワインペアリング1はシャンパーニュ
1】アミューズ:うすいえんどうのスープ 下層にフォアグラのフラン(2017/6月夜)
2】前菜:鰹(断面に鮎魚醤で和えた茗荷とエシャロット) 人参 ミモレット(2017/6月夜)
ワインペアリング2(2017/6月夜)
3】前菜:新生姜と生ハム 奈良県産米キヌムスメのリゾット(2017/6月夜)
オープンキッチン(2017/6月夜)
ワインペアリング3(2017/6月夜)
4】徳島の鮑 肝ソース 下層にキタアカリと青海苔のピューレ(2017/6月夜)
4】徳島の鮑 肝ソース 下層にキタアカリと青海苔のピューレ
オープンキッチン(2017/6月夜)
ワインペアリング4(2017/6月夜)
5】金井畜産のまほろば赤牛に山椒 香りごぼう(2017/6月夜)
5】金井畜産のまほろば赤牛に山椒 香りごぼうカット(2017/6月夜)
6】小さなデザート:メロン 奈良県産レンゲ蜂蜜 ケフィアヨーグルト
7】デザート:百済農園さんのカモミールアイス 焼バナナ ベーゼツナッツ
最後はフグレンロースターのノルディックローストと呼ばれる浅煎り
小菓子(2017/6月夜)
食後にデザートワイン(2017/6月夜)
2017/07/03 更新
2016/12 訪問
JR奈良駅近く|実力派シェフと奈良の食材が共鳴するフレンチ。年末に一人再び
奈良の食材と東京や欧州で活躍されたシェフの表現力が光る
奥様と二人三脚で営業するフランス料理店へ。
クリスマスも終わり2016年も残り数日。
今年最後のフレンチを楽しみに予約なしで独り訪問。
メニューはディナーコース8000円+税、昼のみ予約制で4500円+税。
この日はノンアルとフルーツジュース2種とともに。
ナチュラルな木目のカウンターでのひとりディナー☆
今回も満足度が高く、奈良フレンチらしい魅力を感じました。
1】アミューズ:ズワイ蟹 紫大根(奈良ひらひら農園)鱒の卵
2】前菜1:足赤エビと白カブのスープ
(フリットした海老に、無農薬の白カブのスープ)
3】前菜2:ファアグラといちじくのエクレア
4】お魚:ヒラスズキ 大和太ネギ 黒トリュフ
(ヒラスズキのポワレ トリュフのビネグレット 黒トリュフ)
5】お肉:和歌山から届いた鴨と奈良百済農園の人参
(鴨の胸肉・もも肉・ササミのロースト キュベべ・ブラックペッパー)
6】小さなデザート:王林のソルベ くるみ ミント風味
7】デザート:ホワイトチョコ 奈良県の苺 ヘーゼルナッツ
(ホワイトチョコのガナッシュ あすかルビー ベリーアイスなど)
8】カフェ:お茶orコーヒーより。
小菓子は菊芋のガトーショコラ、醤とマンジャリンショコラのダックワーズ。
パンは自家製ライ麦パン、ラッテたかまつのケフィアヨーグルト。
モダンで繊細な要素や表現を織り交ぜながら
コアがハッキリと味覚に響く料理が主体のコース構成。
今回に限りアミューズと鴨料理は少し弱く感じたのものの
フォアグラのエクレアは何度食べても抜群に美味しく
足赤海老の白蕪スープは輪郭が調いコク深さと力強さが豊かに共鳴。
デザートでは、冬の情景を描くように
ホワイトチョコのガナッシュとアイスクリーム
ヘーゼルナッツやクレームシャンティが織り重なり
視覚的にも味覚的にも満たされていきます。
■□カウンター越しに調理風景が広がり
シェフご夫妻との会話も楽しみながらのディナー。
初のクリスマスディナーが盛況だったこと
交流のある名店「コートドール」の話しなど
今回も自然なサービスを含め心に残る楽しい時間になりました。
ご店主の佐藤シェフは2016年初めまで東京麻布十番の人気フレンチ
「カラペティ・バトゥバ」のシェフを務め
それまでも東京やブルゴーニュで腕を磨かれたという本格派。
全国の食材が何でも手に入りやすい東京ではなく
古都が育む食材や生産者と身近になれる奈良という場所を思い
奥様の地元でもあることから、お二人で始められたそうです。
奈良の食材や生産者への思いにあふれ
東京や欧州で磨かれたシェフの実力が光る「ラ・トラース」。
お二人の体制なので混み合うと大変そうだけど
趣向に富んだコース料理をカジュアルに楽しみたい時。
JR奈良駅まで行く価値のあるフレンチだと思います。
ランチは予約制、ディナーは予約なしでもウェルカムだそうです。
【前回は2016.11月 昼訪問】(投稿は12/16)
外観。JR奈良駅から徒歩3分
ブドウジュース(2016.12月)
1】ズワイ蟹 紫大根(奈良ひらひら農園) 鱒の卵(2016.12月)
2】前菜1:足赤エビと白カブのスープ(2016.12月)
3】前菜2:ファアグラといちじくのエクレア(2016.12月)
4】魚:ヒラスズキ 大和太ネギ 黒トリュフ(2016.12月)
5】肉:和歌山から届いた鴨と奈良百済農園の人参(2016.12月)
6】デザート:王林のソルベ くるみ ミント(2016.12月)
7】デザート:ホワイトチョコ 奈良県の苺 ヘーゼルナッツ(2016.12月)
8】コーヒー。小菓子は菊芋のガトーショコラ、マンジャリンショコラのダッグワーズ(2016.12月)
自家製ライ麦パン
オレンジジュース(2016.12月)
ノンアルビール。キリンフリー(2016.12月)
2017/01/08 更新
2016/11 訪問
JR奈良駅近く|実力派シェフと奈良の食材が響き合う新星フレンチへ再び
奈良の食材と東京や欧州で活躍されたシェフの表現力が光る
奥様と二人三脚で営業するフランス料理店。
今回も奈良が誇れる名店へと
進化していきそうな魅力を感じました。
この日はフレンチ好きな方達とどこか行こうとなり
本サイトでフォロワー数大阪1位&ブログも評判の「なおちぇん」さん
同じく本サイトの「DIVO」さんをアテンドするかたちで訪問。
カウンターに座り、まずはシャンパンで乾杯☆
いただいたのは12月からのランチコース4500円(税別)です。
1】アミューズ:ばあく豚 奈良県産ひのひかり 古代米 白味噌の手毬寿司
2】前菜:フォアグラといちじくのエクレア
3】魚料理:穴子のマトロート
(穴子のフリットにマンジャリンショコラと赤ワインのソース にんじんピュレ)
4】肉料理:中家兄弟の大和肉鶏 宇陀金ごぼう
(ごぼうピュレと赤ワインソース、大和肉鶏はモモ肉)
5】デザート:醤とマンジャリンショコラのダックワーズ 大和ほうじ茶アイス
(マンジャリショコラのガナッシュに醤をアクセントに)
6】カフェより紅茶。プラス、シェフ自家製のライ麦パン。
スタートのアミューズから目を引くビジュアルと絶妙なテイスト。
ひのひかりと古代米を中心に、豚バタ肉や白味噌が重なり
一口サイズに織り込まれた風味が豊かに協奏。
柚子のアクセントもあり、なんて美味しいんだろう。
穴子のマトロートは
マンジャリンショコラと赤ワインのソースがコク深く
クラシック寄りの重層的で厚みのあるハーモニー。
大和肉鶏ではパリッとジューシーに火が入り
全体を通して、奈良の生産者による安心感のある食材。
はっきりと味のコアを感じながら
フレンチの技巧で高められた
力と奥行きのある料理が多く印象に残っています。
■□カウンター越しに調理の光景が広がる中
シェフや奥様との会話も含め、ゆるやかに流れていく時間☆
食通のお二人を迎え楽しいランチになりました。
ご店主の佐藤シェフは今年初めまで東京麻布十番の人気フレンチ
「カラペティ・バトゥバ」のシェフを務め
それまでも東京やブルゴーニュで腕を磨かれたという本格派。
全国の食材が何でも手に入りやすい東京ではなく
古都が育む食材や生産者と身近になれる奈良という場所を思い
奥様の地元でもあることから、お二人で始められたそうです。
12月からランチ4500円、ディナー8000円(税別)になるそうだけど
奈良の食材や生産者への思いにあふれ
東京や欧州で磨かれたシェフの実力が光る「ラ・トラース」。
奈良まで訪れる価値のあるフレンチだと思います。
お二人の体制なので混み合うと大変そうだけど
今回も親しみやすいサービスとランチコースに心から満足。
趣向に富んだコース料理をカジュアルに楽しみたい時にぜひ☆
ランチは予約制、ディナーは予約なしでもウェルカムだそうです。
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【2016.8月 夜に再訪問】投稿は10/1
奈良の豊かな食材と東京で活躍された実力派シェフの表現力が光る
今年6月開店のフランス料理店へ再び。
今回も奈良が誇れるフレンチとして名が広まりそうな魅力を感じました。
知人と一緒に扉を開けると
オープンキッチンを望むカウンターとテーブル数卓からなる
木と白壁が織りなすナチュラルな空間☆
この日たまたま他のゲストが見えなかったおかげで
シェフと奥様との会話を楽しみながら特等席でのディナータイム。
その会話の端々から謙虚な気持ちが伝わってきます。
ディナーメニューはおまかせコース(7000円+税)のみ。
ワインペアリング(4種で2500円)とともにスタート☆
1】アミューズ:百済農園のパプリカのムース ガスパチョソース
ここで自家製ライ麦パン。酪農家「ラッテたかまつ」のケフィアヨーグルト添え。
2】前菜その1:鱧のエスカベッシュ 奈良生駒ひらひら農園の野菜
カラマタオリーブ シェリービネガーのピュレ
3】前菜その2:フォアグラのテリーヌといちじくのエクレア
4】お魚料理:鮎のコンフィ トマトのレモンヴィネガー
5】お肉料理:鳥取産夏鹿のロースト 茄子のピューレ 山椒
6】小さなデザート:レモンのソルベ トマト水のジュレ
7】デザート:奈良県のババ ケフィアヨーグルト ブルーベリー はちみつ
8】フグレンローストリェのコーヒー 又は羽間農園さんの自然発酵紅茶
コース全体を通して、いずれも味覚にしっかり響く素材感あふれる料理が主体。
4種のワインとのマッチングも素晴らしく
フレンチの技で高められた食材とソースが織りなす力強い風味が広がります。
中でもフォアグラテリーヌのエクレア、鮎のコンフィ、鹿肉は圧巻の美味しさ。
鮎のコンフィは約3時間の火入れで鮎が持つ風味を高め
今年他店でいただいた天然鮎以上に高い満足度。
コク深いフォアグラテリーヌも味覚への反響が豊かで
鹿肉は絶妙な火入れで分厚い旨味が閉じこめられています。
店内を見ると、まだ浸透してないようだけど
奈良の食材や生産者への思いにあふれ
東京で磨かれたシェフの実力が光る「ラ・トラース」。
奈良まで足を運ぶ価値のあるフランス料理店だと思います。
お昼は要予約でコース3800円+税、夜は予約なしでもウェルカムだそう。
お二人の体制なので混み合うと大変そうだけど
今回も親しみやすく丁寧なサービスと料理に心から満足。
JR奈良駅近くで本格フレンチという時にぜひ☆
予約なしでも一線のコース料理をカジュアルに心地よく楽しめます。
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【2016.6月 初回訪問】6/27投稿(総合4.2 料理4.2 サービス4.0)
「奈良の豊かな食材とシェフの表現が響き合う注目の新星フレンチ」
奈良の厳選食材と東京で活躍された実力派シェフの表現力が光る
この6月開店のナチュラルな魅力あふれるフランス料理店。
これから奈良が誇れるレストランとして名を高めそうな
そんな素晴らしさを感じたディナーになりました。
場所はJR奈良駅から西側へ徒歩3分のマンション1階。
知人と一緒に扉を開けると、サービスの女性が感じよく迎えてくださり
オープンキッチンを望むカウンターとテーブル数卓の明るい空間。
緊張するようなレストランではなく
木の温もりに満ちたナチュラルな雰囲気に包まれます。
メニューはランチ・ディナーともにコースのみ。
ディナーは7皿7000円(税別・サ料込)、ランチは3800円(税別・サ料込)の構成。
ドリンクメニューはグラスワインほか各種充実しています。
訪問日はたまたま他のゲストがいない時間帯のため
おかげでシェフと奥様との会話を楽しみながらのディナー。
最初にお酒を注いで下さり
奈良の恵みとシェフの技巧が紡ぐコースがスタート☆
1】アミューズ:冷たいとうもろこしのムース&スープ(奈良生駒ひらひら農園産)
ここで自家製のライ麦パン。酪農家「ラッテたかまつ」のケフィアヨーグルト添え。
この後もパンは適時提供。
2】前菜1:奈良生駒ひらひら農園のいんげん、レモンヴィネガー、白と緑
(少し湯通しされたインゲン 白いんげん豆のピュレ)
3】前菜2:長崎産お魚のクリュ、ガスパチョソース(イサキと少し火が入ったサゴシ)
4】お魚料理:吉野 野迫川村のアマゴのコンフィ、ヴェルモットソース
5】お肉料理:五条のばあく豚、焼ナス、万願寺とうがらし、ピメンデスプレット
6】小さなデザート:メロン、奈良のレンゲはちみつ
7】デザート:吉野 野迫川村の沢わさびアイス マンジャリンショコラ
8】フグレンローストリェのコーヒー 又は羽間農園さんの自然発酵紅茶
一皿目のトウモロコシのスープ&ムースから味の奥行きと力強さに引き込まれ
コース全体をとおして、奈良の生産者による安心感のある野菜・肉・魚の連続。
伝統的フレンチに現代的な要素やテイストを織り交ぜながら
味が散漫になることなく、輪郭とコアがはっきり味覚に響く厚みのある味わい。
凝縮感のあるソースと奈良の素材力、調理の妙が豊かに協奏していきます。
絵になるビジュアルが印象的な
吉野郡野迫川村のアマゴのコンフィは約3時間低音の油で火入れするそうで
アマゴの旨味をマックスに高めたような風味が広がり
コク深いヴェルモットソースとのハーモニーも絶妙☆
骨まで柔らかくまるごといけます。
奈良五條で育てられるという「ばあく豚」は火の入りが丁度良く
脂が良質で赤身の旨味たっぷりです。
最後の二つのデザート
メロンと奈良のレンゲはちみつの冷製スイーツ
わさびアイスとマダガスカル産カカオのショコラもレベルが高く
全体のボリュームは控えめながら
丁寧で親しみやすいサービスと一線級のディナーコースに心から満足☆
奈良の食材や生産者への思いにあふれ
東京で磨かれたシェフのセンスが光る「ラ・トラース」の世界観。
京都の「イル・ギオットーネ」が京都イタリアンと呼ばれる中
奈良フレンチという言葉が相応しい新たな風を感じました。
お二人の体制なので混み合うと大変そうだけど
趣向に富んだ本格コースをカジュアルに楽しめる心地よさ。
JR奈良駅から徒歩数分、店舗近くにはコインPもあり
予約なしでもウェルカムだそうです。
まだ広く知られてない今が注目の新星フレンチへぜひ☆
店内(2016.11月)
ラ・トラース。JR奈良駅すぐ(2016.11月)
シャンパン(2016.11月)
ばあく豚 奈良県産ひのひかり 古代米 白味噌 手毬寿司(2016.11月)
フォアグラといちじくのエクレア(2016.11月)
フォアグラといちじくのエクレア(2016.11月)
穴子のマトロート。穴子のフリットにマンジャリンショコラと赤ワインのソース にんじんピュレ(2016.11月)
中家兄弟の大和肉鶏 宇陀金ごぼう。ごぼうと赤ワインソース(2016.11月)
赤ワイングラス(2016.11月)
醤とマンジャリンショコラのダックワーズ 大和ほうじ茶アイス(2016.11月)
パン(2016.11月)
ラ・トラース。JR奈良駅から東へ徒歩2分(2016.8月)
カウンターとテーブル3卓の店内(2016.8月)
1】アミューズ:百済農園のパプリカのムース ガスパチョソース(2016.8月)
2】前菜1: 鱧のエスカベッシュ カラマタオリーブ シェリービネガーのピュレ 奈良ひらひら農園の野菜(2016.8月)
3】前菜2:フォアグラテリーヌといちじくのエクレア(2016.8月)
3】前菜2:フォアグラテリーヌといちじくのエクレア(2016.8月)
4】お魚:鮎のコンフィ トマトのレモンヴィネガー(2016.8月)
5】お肉:鳥取産夏鹿のロースト 山椒(2016.8月)
6】小デザート:レモンのソルベ トマト水のジュレ(2016.8月)
7】デザート:奈良県のババ ケフィアヨーグルト ブルーベリー はちみつ(2016.8月)
自家製ライ麦パンはケフィアヨーグルトを添えて(2016.8月)
ペアリング4種より、アルザス・ポールジャングランジェ。
ペアリング4種より、ル・ジェ・ド・シャトー・ギロー
ペアリング4種より、ボルドー・シャトーパランシェール
ペアリング4種より、ラパンセドパリュ
羽間農園さんの自然発酵紅茶(2016.8月)
カフェのような外観(2016.6月)
ナチュラルなトーンの明るい店内(2016.6月)
スパークリング。ドメーヌ・ニコラ・ブリュネ・ヴーヴレイ エクストラ・ブリュット グラス800円(2016.6月)
1】アミューズ:冷たいとうもろこしのムース&スープ(奈良生駒ひらひら農園産)
2】前菜1:奈良生駒ひらひら農園のいんげん レモンヴィネガー 白と緑(2016.6月)
3】前菜2:長崎産お魚のクリュ ガスパチョソース(イサキとサゴシ)(2016.6月)
3】前菜2:長崎産お魚のクリュ ガスパチョソース(イサキとサゴシ)(2016.6月)
カウンター前はオープンキッチン(2016.6月)
4】吉野 野迫川村のアマゴのコンフィ ヴェルモットソース(2016.6月)
白。ヴーヴレ・クロ・ドゥ・ルージュモン2014(ロワール)グラス750円(2016.6月)
5】五条のばあく豚 焼ナスぴゅれ 万願寺とうがらし ピメンデスプレット(2016.6月)
ジゴンダス ドメーヌ・デュ・ペスキエ2012(コートデュローヌ) グラス850円
カウンター前はオープンキッチン(2016.6月)
カウンターを中心にテーブル席も(2016.6月)
6】小さなデザート:メロン 奈良のレンゲはちみつ(2016.6月)
7】吉野 野迫川村の沢わさびアイス マンジャリンショコラ(2016.6月)
フグレンローストリェのコーヒー。ノルディックローストと呼ばれる浅煎り(2016.6月)
羽間農園さんの自然発酵紅茶(2016.6月)
自家製ライ麦パンはケフィアヨーグルトを添えて(2016.6月)
コーヒーと紅茶の説明。こだわってはります
ノンアルコールもあります500円(2016.6月)
奈良の酪農家「ラッテたかまつ」ケフィアヨーグルド(2016.6月)
ドリンクメニュー(2016.6月)
ドリンクメニュー(2016.6月)
2016/12/18 更新
JR奈良駅から徒歩約2分。
佐藤シェフは東京の「カラペティ・バトゥバ」のシェフを経て独立。
他にも東京の有名店やフランス現地でも磨かれたセンスが光る
奈良の風土に寄り添うカウンター主体のフランス料理店です。
まだ知られざる存在だった
2016年の開店当初に初めて訪れ再訪を重ねること1年半。
2017年は年末年始通して営業
2018年1月7日から長期休暇に入るということで
今シーズン最終日のディナーへ。
新春の空気漂う1月初旬に訪れたところ
店内は初めて見るカウンター満席の光景。
そんな満席状況で忙しかったせいか
カウンター越しの双方向な時間がなく
初めて壁を感じて終わってしまった新春のディナー。
コース内容に関しても以前より弱く感じる料理もあったり
今までの中で最も印象が薄かったというのが正直な感想です。
店内はカウンターを中心にテーブル3卓程の小さな空間。
カウンター中央の席に案内され
ディナーメニューは8000円(税別)のコース1本。
コースに合わせワインペアリング(4種類4500円)と共に
いただいたのは以下のコース(税別8000円)です。
1【アミューズ】フォアグラのポアレ 香りごぼうのスープ
2【前菜1】ひらひら農園さんの有機野菜とばあく豚
(黒丸大根/プチヴェール/紅芯大根/青大根/黄人参。野菜と豚のスープ)
3【前菜2】宇陀産ひのひかり チーマディラーパ 鱒の卵
(パルメザンチーズのリゾット)
4【お魚料理】カダイフを纏ったヤガラのフリット ハーブ
(海老の頭でとったソース)
5【お肉料理】蝦夷鹿もも肉 下仁田ねぎ 菊芋 赤ワインソース
6【ミニデザート】みかんコンポート 胡麻アイス アマレットのジュレ
7【デザート】古都華 小豆 ピスタチオ 白玉(正月限定のぜんざい風)
8【食後のカフェ】コーヒーか紅茶。
アミューズは今まで通りコクが豊かで好発進。
続く、奈良の野菜とばあく豚の前菜は少しぼやけた味わい。
ひのひかりのチーズリゾット
カダイフを纏ったヤガラのフリットへと十分美味しく感じながらも
以前のように味覚を揺さぶる域には届かず。
とは言っても 蝦夷鹿もも肉は火入れがすばらしく
2016年夏の鳥取産夏鹿には及ばなかったものの十分な満足感。
正月限定のぜんざい仕立てのデザートも楽しかったです。
■□カウンター前はフルオープンのキッチン。
この日は満席状態でシェフは大忙しで仕方なったかもだけど
サービスの奥様も前に出ることなく
2時間〜3時間を過ごすコースのみのフレンチに大切な要素
言葉なくても伝わる双方向な楽しさや気配りが感じられず
リピーターとしては少し寂しく感じた2018年1月上旬。
今回に限り満足感が弱く気持ち的に遠ざかったものの
シェフご夫妻の優しい人柄や実力は幾度となく感じてきた私。
奈良まで訪れる価値のあるフレンチという気持ち
今後の躍進を願う気持ちに変わりなく
現在当サイトで奈良のフレンチ1位という好状況。
過去のレヴューも参考に多くの人に伝わればと思います。
帰る際はいつも通り丁寧なお見送り。
これから今シーズンの休暇に入るということで
ゆっくり休んで下さいと声をかけ奈良を後にしました。