アルボスさんが投稿した観山(京都/四条)の口コミ詳細

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観山四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営)/日本料理、釜飯

2

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 3.9
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.8
2回目

2017/01 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

京都|仏光寺前の新星懐石。感激の初訪問から大人しく下降した1月の夜

2016年12月上旬に初めて訪問し
他に来客がないカウンターでいただき
感動の渦に巻き込まれた日本料理「観山」。
店主の八木さんは「京都嵐山吉兆」「吉兆グランヴィア店
柊家旅館」の料理長を経て開店されたと知りました。

当初、まだ知られざる新店だったこともあり
多くの人に知ってほしいと思い感激の様子をレポート☆
その初訪問から時は流れ、新年となった2017年1月。

寒さ舞う中、初回の感動を期待して訪れた結果
コース全体のトーンが随分大人しく感じ
初訪問時の傑出した次元を感じれなかったという気持ち。
それでも、多彩な食材と調理が織りなす
冬の懐石料理として、中には高水準な料理もあり
普通に考えれば充分なコースだったと思います。

特色は、修学院で約250年という音川家の野菜を盛り込み
大将のご実家が古美術商であるため格式高い器類
サービスは物静かで、主に一人で調理から接客まで担当。
カウンターでの仕事に慣れてないそうだけど
お酒を注いでくれたり、質問にも丁寧で会話もあり
聞けばいろいろ誠実に対応してくれます。

メニューは12000円と15000円のコースのみ。
この日は知人と訪れ、まずは生ビール(700円)で乾杯☆
下記が2017年1月の15000円(税別)コースです。

1】先付:鮑煮 小蕪焼 金時人参 カニと修学院の菊菜
 利休麩 赤水菜のお浸し

2】向付:
天然本まぐろ(長崎県) 天然紋甲イカ焼き霜(和歌山)
湯葉に平目縁側と北海道の雲丹のせ 
修学院の壬生菜を熊本産天然ひらめ巻き 刺身湯葉
※あしらいは赤大根昆布〆 蕪(修学院) 水前寺海苔

■□佐々木酒造の古都。酒器は【九谷焼六歌仙】

3】煮物椀:鮪節に昆布出汁。ぐじ 聖護院蕪 金時人参
4】八寸:天然ぶり西京焼 頭芋田楽 車海老旨煮 
 なまこ柚おろし和え 聖護院蕪でカラスミをサンド
 菜の花(修学院)辛子和え 丸大根 
5】凌ぎ:堀川牛蒡(修学院) 胡麻和え
 ほうれん草の軸 大根 金時人参

■□グラスワイン赤(700円税別)

6】肉料理:和牛フライ30日熟成 
久御山の山葵菜 和歌山産トマト 伏見の黄カリフラワー
紅菜苔(こうさいたい)
7】炊合せ:白味噌煮(鶏団子 丸大根 金時人参 法蓮草)
8】食事:九条ネギ(修学院)主体の穴子の炊き込みご飯
 (餅米ブレンド) 八丁味噌赤出汁 漬物
9】デザート:久御山の苺 メロゴールド
バニラとオレンジゼリー 安穏芋の大福(中に栗)

画像のように修学院・音川家の野菜を盛り込みながら
野菜以外が主役の料理も多く
選ばれた魚介類はほぼ天然というこだわり。
前回のような心震える領域は感じにくかったものの
マグロ出汁の煮物椀、天然紋甲イカ焼霜、白味噌煮など
かなり美味しい料理もあり
正統派の懐石に大将の表現と工夫を感じる内容。
器は江戸後期の伊万里、永楽善五郎 半開扇の他
千家十職による作品なども使用と教えてくれました。

初訪問の衝撃が凄く期待が大きかったせいか
上記のように光るポイントもありながら
波の少ない料理が多いように感じた2017年1月の夜。
前回よりトーンダウンしたけど
期待の新店という気持ちに変わりなく
京野菜に秀でた正統派懐石を楽しみたい時。
佛光寺向かいで輝き始めた「観山」へぜひ☆
私もまたいつかとの思いを胸に抱いています。

  • 外観(2017.1月)

  • (2017.1月)アプローチ奥に白吉兆(湯木貞一氏)の書

  • (2017.1月)店内の一部

  • 生ビール中700円税別(2017.1月)

  • 1.先付:鮑煮 小蕪焼 金時人参 カニと修学院の菊菜利休麩 赤水菜お浸し

  • 2.向付:天然本まぐろ(長崎県) 天然紋甲イカ焼き霜(和歌山) 湯葉に平目縁側と北海道の雲丹 修学院の壬生菜を熊本産天然平目巻き 刺身湯葉|赤大根昆布〆 蕪 水前寺海苔

  • 3.煮物椀:鮪節に昆布出汁。ぐじ 聖護院蕪 金時人参

  • 佐々木酒造 古都と九谷焼六歌仙

  • 九谷焼六歌仙

  • 九谷焼六歌仙

  • 4.八寸:天然鰤西京焼 頭芋田楽 車海老旨煮 なまこ柚おろし和え 聖護院蕪でカラスミをサンド 菜の花辛子和え 丸大根

  • 5.堀川牛蒡(修学院) 胡麻和え ほうれん草の軸 大根 金時人参

  • 6.和牛フライ30日熟成 久御山の山葵菜 和歌山産トマト 伏見の黄カリフラワー 紅菜苔

  • グラスワイン 700円税別(2017.1月)

  • 7.炊合せ:白味噌煮 丸大根 鶏団子 金時白 ほうれん草

  • 8.食事:九条ネギ(修学院)主体の穴子ご飯 餅米ブレンド 八丁味噌赤出汁 漬物

  • 雲井窯の土鍋ご飯

  • 9.デザート

  • 中に栗

  • 自分で取り分けた向付

  • 日本料理 観山。仏光寺の向かい

  • 自分で取り分けた八寸

  • 日本酒メニュー。他にワインや果実酒も

2017/05/15 更新

1回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

京都|佛光寺の向かいに注目の新星。至高の懐石コースに深く感動した夜

とある12月の夜、四条烏丸近く
佛光寺の向かいに11月誕生した日本料理「観山」へ。

何も知らずに、知人と訪れた結果
京懐石に対する期待値を大きく上回る料理が多く
ゆったりとしたカウンター、親しみやすい対応もあり
味覚の奥底に響きわたるような懐石コースに感銘。
これから全国に名を高めていきそうな魅力を感じました。

店内に入ると「未在」石原さんからの開店祝い
趣のある掛け軸の奥に、L地型カウンターの空間が広がります。
(掛け軸は湯木貞一さんの筆とのこと)

この日はご店主一人の体制。※女将さんがおられることもあるそう。
さらに、まだ情報が出てないということで来客は私達だけ。
おかげで会話もしやすく和やかな雰囲気☆

ご店主は「京都吉兆」で長年腕を磨かれたそうで
京都吉兆時代の「未在」石原さんの下でも研鑽。
その後「柊家旅館」で長年活躍されたという料理人さん。

メニューは12000円と15000円(税別・サ込)のコース2種類のみ。
写真の許可をいただき、最初にビールを注文。
ご主人が食前の日本酒をお酌して下さり、2種の日本酒と合わせ
圧倒的な感動に導かれる「15000円コース」のスタートです。

1】先付け:兵庫産せいこ蟹 椎茸 金時人参 水菜(修学院) カラスミおろし
2】お造り:本鮪トロ 淡路産天然ひらめ 紋甲いか 
 秋だしの腹出しスズコ(いくら) 赤大根(久御山) 昆布締め大根(修学院)
  

3】煮物椀:すっぽん仕立て 焼ねぎ(修学院) すっぽん真薯
4】八寸:堀川ごぼう蒲焼 サワラ幽庵焼 海老ウニ焼 穴子棒鮨 
子持ち昆布 菊菜&丹波しめじ ふぐ白子&ちり酢大根おろし

5】胡麻豆腐 とんぷり山芋と花鰹掛け 

6】和牛熟成肉ローストビーフ 和風ソース 
(綾部産カリフラワー 修学院産水菜 和歌山トマトゆうとうせい)
7】蕪蒸し 中に若狭ぐじ 修学院産かぶら
8】蟹ご飯(雲井窯の土鍋炊き) 八丁味噌赤だし 香の物 
9】水物:滋賀今津の柿 シルバーベル さがほのかムース 餡の芋茶巾包み

コース全体を通して、細部にまで丁寧な仕事が施され
正統派懐石をベースに、ご店主の確かな技巧とセンスが光る構成。
全9品が織りなすバリエーション、緩急や空気感
多く使われる約250年続くという「修学院の農家」さんの野菜
素材に加味された調理による力強さと奥行きが豊かに協奏。
器類の中には江戸時代の物など「格のある器」も料理を引き立て
心奪われるような日本料理の世界に引き込まれます。

すっぽんのみで仕立てた煮物椀は、凛として奥深く豊潤な味わい。
サワラ幽庵焼、穴子棒鮨、堀川ごぼうの蒲焼など
八寸のなんて美味しいこと。
蕪蒸しは一口で至福へと導かれる圧巻の美味しさ。
全体にしみじみというより、豊かな主旋律を伴う料理が多く
絶品の和牛ローストビーフもあり
雲井窯の土鍋」の蟹ご飯は餅米をブレンドしてるそうです。

ご店主は「吉兆」と「柊家旅館」におられたので
カウンターは慣れてないんです。と言われてましたが
お酒を注いでくれたり、会話もあり心地よくリラックス。
味覚を揺さぶられる瞬間、至高の領域を感じる傑出した料理もあり
ほとんど情報がない中、京懐石では今年最大級の満足度☆

これから日々趣を深め、京都屈指の話題店になりそうな
まだ知られてない余裕のある今が注目の新星☆
京都で高次元な懐石コースという時
佛光寺向かいで輝き始めた「観山」へぜひ。
多くの方に知ってほしい魅力あふれる懐石料理店です。

  • 日本料理 観山(かんざん)。11月10日開店

  • 店内はL字型カウンター

  • セッティング。朱杯にお酌下さりスタートです

  • 日本酒。宮城の愛宕の松 純米吟醸1200円+税

  • 兵庫産せいこ蟹 椎茸 金時人参 水菜(修学院)

  • 二名分で登場。本鮪 天然ひらめ 紋甲いか 秋だしのスズコ 赤大根(久御山) 昆布締め大根(修学院)  

  • 自分で盛り付け(お造り)

  • 煮物椀すっぽん仕立て すっぽん真丈 修学院の焼きネギ

  • 2名分で登場(八寸)。堀川ごぼう蒲焼 サワラ幽庵焼 海老ウニ焼 穴子棒鮨 子持ち昆布 菊菜&丹波しめじ ふぐ白子

  • 自分で盛り付け(八寸)

  • 胡麻豆腐 とんぷり山芋と花鰹掛け

  • 和牛熟成肉ローストビーフ

  • 蕪蒸し 中に若狭ぐじ

  • まつもと守破離 五百万石 1000円+税

  • 雲井窯の土鍋カニご飯

  • 土鍋カニご飯、他に赤だしも

  • 水物:今津の柿 シルバーベル さがほのかムース 餡の芋

  • 未在の石原さんの御祝と趣のある掛け軸

  • 煮物椀の器

  • 蕪蒸しの器

  • いろいろ選べます

  • グラスワイン白 700円+税

  • 瓶ビール 700円+税

  • 店内はL字型カウンター

  • 左が観山、右が佛光寺。奥にホテル日航

  • 外観

2016/12/16 更新

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