5回
2017/09 訪問
京都|御所東に佇む隠れ家。今回も良質なお茶と作品 静穏な時空に心潤う
京都・御所東にひっそり隠れた日本家屋にあり
通りがかっても店舗とは気づかない
知る人ぞ知るアートギャラリー&ティールーム。
1階の店内は心に響くような深みと温もりがあり
良質な日本茶を楽しめるカウンターと
陶器などを展示販売する和室のギャラリー。
迎えてくれる人も空間も優しく
のんびり落ち着ける静穏な時間が流れています。
何度か来ていて今回は2017年9月の後半。
玄関で靴を脱いで上がり奥のギャラリーを見学後
スタッフの女性に伝えティールームへ。
カウンターに座るとメニューの説明があり
水のグラスは三嶋りつ恵さん作品。
10種類程のお茶は滋賀朝宮産の無農薬茶葉だそうで
ほうじ茶やハーブティ、オリジナルの煎茶もラインナップ。
それに生菓子orカカオが付くセットメニューのみです。
注文したのはこちらの定番
■□あさつゆ/やぶきた/さえみどりブレンドの煎茶
カカオとのセットで1700円。
1煎目はお店の女性が言葉を交えながら丁寧に抽出。
飲むと、甘みと苦みのバランスが丁度よく
しっかり味覚に響く深みのある味わい。
2煎目以降はセルフで淹れ、変化を楽しみながら
お茶請けのカカオはハワイのカウアイ島産で
クリオロ種、ブレンド、トリニタリオ種の3粒。
中でもクリオロ種はカカオの生産量1%に満たない
希少種なんです。とニコやかに話してくれて
食べてみると甘さ控えめでカカオ感がギュッと凝縮。
滋味深く、お茶との相乗も良好です。
■□カウンターのみのティールームは
坪庭を望むガラス窓から注ぐ自然光
空間が発するミニマルな趣に包まれ
河原町丸太町から数分とは思えない静けさ。
ギャラリーには陶芸など一部の作品が並び
ティールームで提供される茶葉やカカオも販売。
欄間や建具など古式の要素が色濃く残り
京都らしい苔の中庭も綺麗です。
お茶とお菓子のセットは1500円〜かかるものの
生産者と連携し選ばれた希少な価値があり
たまに立ち寄っても親切に対応してくれる穴場。
少し入りにくいと思うけど引き戸を開ければ
伝統的な日本家屋とコアなセンスが響き合う
内面を潤すような優しい空間が広がっています。
注)店名は冬夏でtoka。
ジャンルも違って載ってたので修正依頼中です。
御所東に佇む日本家屋。少し見えるのがティールーム
ティールームはカウンター6席のみ
あさつゆ/やぶきた/さえみどり配合の煎茶。カカオとセットで1700円。1煎目はスタッフさん抽出
カカオはクリオロ種、ブレンド、トリニタリオ種
水のグラスは三嶋りつ恵さん作品
2煎目以降は自分で淹れます
ギャラリーのワンシーン(2017.9月)
ギャラリー前の庭園(2017.9月)
ギャラリーのワンシーン(2017.9月)
茶葉やカカオ、お菓子も販売
2017/10/23 更新
2017/08 訪問
京都|御所東にある至高の隠れ家。中里太亀氏作品と在来種の煎茶に心から満足
御所東に佇む日本家屋。引き戸を開け店内へ
玄関で靴を脱いで上がります
上がって左にティールーム
カウンター6席。もちろん禁煙(2017.8月)
1煎目はスタッフさんが2煎目以降はセルフで(2017.8月)
朝宮に古くから自生する在来種の2017年1番茶。生菓子とセットで1700円(2017.8月)
生菓子は竹入水羊羹(2017.8月)
この日の生菓子は竹入水羊羹(2017.8月)
ティールームはカウンターのみ(2017.8月)
こちらはギャラリーの一角(2017.8月)
ギャラリー前の中庭(2017.8月)
2018/01/05 更新
京都・御所東にひっそりと佇む
由緒ある日本家屋にあり
通りがかっても店舗とは気づかない穴場。
「ギャラリー日日&ティールーム冬夏」へ。
この日は哲学の道から平安神宮近くの「月と」
近くの「STYLE COFFEE」から歩いてきた5月下旬の午後。
玄関で靴を脱ぎあがると いつもの女性が迎えてくれて
何度きても静穏で温かな雰囲気が心地よく
外の喧騒や日常からエスケープできる時間と空間。
スタッフの皆さん優しいかたばかりです。
作品を展示販売する奥のギャラリーには数名の客人。
手前のティールームには 運良く誰もおらず私ひとり。
今回は新茶の季節ということで
通常メニューと新茶メニューがあり
新茶は あさつゆ/在来種/やぶきたの3種類。
中より選んだのは滋賀 朝宮にある
「かたぎ古香園」の手摘みやぶきたの新茶。
■□sencha_yabukita_tezumi2019
(水ようかん付き¥2300)。
1煎目は「氷出し」という手法で淹れてくれて
飲んでみると特有のうま味が味覚を震わすほど。
なんて豊潤な味わいなんだろう。
2煎目はお湯で淹れる温かいお茶を
最後は 温かいお茶を画像に載せた氷入りガラスに注ぎ
冷たい新茶を数杯。
ティータイムの前半は担当の女性との対話があり
途中から一人ぼんやりと空間を楽しんだ5月の思い出。
1煎目から滋味が渦巻き
珠玉と呼ぶにふさわしい手摘みやぶきたの新茶に感動しました。
奥のギャラリーでは陶芸やガラスなどの作家作品を展示販売
ティールームで提供されるお茶の茶葉やカカオも販売。
少し入りにくいと思うけど
引き戸を開ければ コアな深みと 閑雅で温和な佇まい。
訪れる人の想いや感性を豊かに彩ってくれると思います。