7回
2018/08 訪問
大阪|本町駅23番出口からすぐの割烹。たまに足を運ぶ和やかな本格派
名店「和洋遊膳 中村」から独立した店主
アシストする女性料理人ともに感じがよく
和食を主体に洋のエッセンスを交えた料理も各種。
オールラウンドに楽しめる1年目の割烹。
大阪の阿波座エリアに佇んでいます。
昨年(2017年)11月のコースに感動して以来
たまにリピートしていて今回は'18.8月下旬の夜遅め。
何とか空き席があり、瓶ビール(中瓶)や日本酒と共に
アラカルトで注文したのは下記の料理です。
■□レンコンとクラゲの和え物(お通し)
■□地鶏のおかき揚げ(1200円)
外はカラッと中はジューシーな揚げ加減。
地鶏の旨味がギュッと凝縮していて
唐揚げが好きなら必食と思えるおいしさです。
■□いわしのつみれ天婦羅(1200円)
■□ポテトサラダ タルタルソースがけ(700円)
■□山形牛ビフカツ(1人前より少なく調整)
期待してたビフカツに関しては
肉自体の旨味が弱めな印象。
おそらく肉のコンディションか個体差かな。
とは言っても普通に思えばおいしく
揚げ加減とソースは良好な仕上がりでした。
店主の長友さんは京都の割烹や門真の料亭「仙亭」を経て
「和洋遊膳 中村」では最後の2年間を料理長として活躍。
合間には会話もあり若い女性料理人も愛想がよく好印象。
メニューはアラカルトとコース(3800円/7000円/10000円)。
洋食テイストの一品もあり技を凝らした料理が充実しています。
訪れた日はほぼ席が埋まっていて
調理の光景を見ながら心地よく過ごせた'18.8月下旬。
週3日ランチも営業してるけど夜に訪れたいカウンター
気軽に立ち寄れる本格的な割烹です。
店内はカウンターとテーブルひとつ
カウンター前のオープンキッチン
宮城県 日高見 超辛口 純米 グラスで
お通し
山形牛ビフカツ
崩してみると
ビール中瓶(18.8月下旬)
地鶏おかき揚げ(18.8月下旬)
奈良 みむろ杉 特別純米 グラスで
ポテトサラダ タルタルソースがけ(18.8月下旬)
新潟 純米吟醸 緑川 グラスで (18.8月下旬)
いわしのつみれ天ぷら(18.8月下旬)
作 グラスで(18.8月下旬)
デザート(18.8月下旬)
メニューの一部('18.8月当時)
外観(18.8月下旬)
2018/09/22 更新
2018/06 訪問
大阪|阿波座の和やかな本格割烹。友三菜コースに単品の山形牛ステーキも満足
昨年(2017年)の9月にオープンし11月のコース料理に感動。
今年から種類豊富なアラカルトも始まり
夜のコースは3800円/7000円/10000円の3種類。
名店「和洋遊膳 中村」から独立した店主
アシストする女性料理人ともに感じがよく
和食を主体に洋のエッセンスを交えた料理も各種。
オールラウンドに楽しめる割烹の実力店です。
今回は6月下旬の夜。
飲めない状況だったのでドリンクはドライゼロと烏龍茶。
最初に友三菜コース(3800円)を頼み
アラカルトメニューよりステーキやパスタを追加しました。
■□友三菜コース(先付+3品+デザート)の内容は
【先付】
足赤海老 うすい豆 青菜の白和え
【1品目は造里盛り5種】
鰹たたき/和歌山加太の天然鯛/勝浦の金目鯛焼霜/
鯵のなめろう/生雲丹と生湯葉の甘出汁かけ
【2品目は椀物】
ハモ炙りと玉ねぎ/生麩/金針菜の吸い物
【3品目は揚物盛り5種】
稚鮎天ぷら/ごまふぐ白子揚げだし/鴨団子
桜海老と百合根のかき揚げ/みぞれ餡掛け
【デザート】カスタードアイスと桃ソース。
お造りは天然物を中心に厳選されてるのが分かる質の高さ。
鮎の天ぷらに関しては素材的に平均を下回って感じたとはいえ
ふぐ白子揚げ出しや桜海老かき揚げのみぞれ餡掛けなど
店主の高い技量とセンスが伺える料理が多く満ち足りた気持ち。
上記の内容で3800円(税別+サ料別)は良心的です。
続いてアラカルトメニューより
■□山形牛ステーキ 醤油ダレ(3000円)
■□いかとカラスミのパスタ(2000円)
■□鯖寿司2切(1200円)。
山形牛ステーキは何度も火入れされ
大葉にくるまれカットされた状態で提供。
食べてみると醤油ダレの完成度が高く
良質な牛肉が持つ旨味もしっかりとして満足度高め。
パスタはイカの塩辛が使われてるそうで塩辛好きな人に良さそう。
鯖寿司は鯖の季節外なのでまずまずといったところです。
■□カウンター前はオープンキッチンとなっていて
店主の長友さんは京都の割烹や門真の料亭を経て
名店「和洋遊膳 中村」では最後の2年間を料理長として活躍。
接客も担当するアシストの女性料理人は和やかで気配り上手。
愛想が良く丁寧に対応してくれます。
月水金のみランチも営業してるけど
和洋のアラカルトからコースまで幅広く揃う夜がお薦め。
名店仕込みの料理を予約なしでも楽しめる1年目の割烹。
初めてでも一人でも気分よく満足できると思います。
本町エリアの一角('18.6月下旬)
禁煙の店内はカウンターとテーブル('18.6月下旬)
オープンキッチン('18.6月下旬)
友三菜コース:足赤海老 うすい豆 青菜の白和え
友三菜コース:鰹たたき/加太の天然鯛/勝浦の金目鯛焼霜/鯵のなめろう/生雲丹と生湯葉の甘出汁
友三菜コース:鰹たたき/加太の天然鯛/勝浦の金目鯛焼霜
友三菜コース:ハモと玉ねぎ 生麩 金針菜の吸い物
友三菜コース:炙ったハモがよかった
友三菜コース:稚鮎天ぷら/ごまふぐ白子揚げだし/桜海老と百合根のかき揚げ/鴨団子のみぞれ餡掛け
友三菜コース:揚物を崩してみた
友三菜コース:揚物のごまふぐ白子揚げだしアップ('18.6月下旬)
友三菜コース:カスタードアイス 桃ソース('18.6月下旬)
アラカルト:山形牛ステーキ 醤油ダレ3000円('18.6月下旬)
アラカルト:山形牛ステーキ 醤油ダレ3000円('18.6月下旬)
アラカルト:鯖寿司2切れ1200円('18.6月下旬)
アラカルト:イカとカラスミのパスタ2000円('18.6月下旬)
ノンアルのドライゼロ('18.6月)
ウーロン茶('18.6月)
少し奥まってます('18.6月)
('18.6月)アラカルトメニュー
('18.6月)アラカルトメニュー
2018/07/07 更新
2018/05 訪問
大阪|阿波座の心和む本格割烹へ再び。アラカルトも始まりスケールアップ
2017年9月、大阪・阿波座にオープンし
同年11月のコース料理に深く感動。
翌12月のコースは少し弱めに感じたけど
名店「和洋遊膳 中村」から独立した店主と
女性料理人による温和なサービスや雰囲気が心地良い
ポテンシャル充分な実力派の割烹です。
今回は5月上旬、大阪で夜になり訪れたところ
2018年からアラカルトもスタートしたということで
更に利用しやすくスケールアップ☆
いただいた料理は随所に光るポイントがあり
心から満足した阿波座の夜になりました。
店主の長友さんは京都の割烹や門真の料亭を経て
名店「和洋遊膳 中村」では最後の2年間を料理長として活躍。
物腰やわらかくニコやかに対応してくれます。
店内は厨房に面したカウンターとテーブル2卓の空間。
新しいアラカルトメニューを見ると
出身店で培った洋のセンスを凝らした料理も多く
コースは3800円/7000円/10000円の3種類。
一品からコースまで充実多彩なラインナップです。
最初に3800円の友三菜コース、追加でアラカルトを。
飲み物は瓶ビール/グラスシャンパーニュ/数種類の日本酒
グラスワインとペアリングしました。
■□友三菜コース(3品+先付+デザート/3800円税サ別)
先付【足赤海老/椎茸/青菜の白和え】
1品目はお造り
【初鰹焼霜/愛知の鳥貝/石鯛/鯵のなめろう/生雲丹と富山白海老】
2品目は揚物
【雲丹トロロ磯辺揚/蛍烏賊天ぷら/アスパラ鱧巻き天ぷらのみぞれ餡掛け】
3品目は焼物
【太刀魚塩焼き/ホワイトアスパラ/さつま芋の黄身煮/あけがらし】
最後にデザートの抹茶アイス。
上記の友三菜コース(3品+先付+デザート)。
全体を通して、良質な素材に的確な調理が施され
和の技巧で高められた力のある料理が充実。
足赤海老の白和え、鯵のなめろう
北海道雲丹と富山白海老の合わせ技など
味覚を揺さぶる料理もあり
太刀魚もほわっと焼き加減よく良質な味わい。
先付と甘味を入れ5品で3800円(税+サ料別)は良心的です。
続いてアラカルトメニューより
■□かやく出し巻き(800円)
■□平子いわし旨煮(700円)
■□鯖寿司2切(1200円)。
だし巻きは出汁の旨味が一定以上に広がり
更に出汁感が引き立てば最高と思ったけど充分な美味しさ。
平子イワシ旨煮は濃厚に炊かれ日本酒との相性抜群。
鯖寿司は5月ということで脂や旨味は控えめに感じたものの
好みの締め加減で美味しく完食しました。
カウンター前に立つ店主とアシストの女性料理人は
和やかで気配りがあり、アラカルトもスタートし充実度アップ。
名店仕込みの一品やコース、日本酒バー的な利用まで
予約なしでも気軽に割烹を楽しみたい時にぜひ。
合間に交わす会話や居心地もよく
初めてでも一人でも充分満足できると思います。
扉は少し奥まってます(2018.5月上旬)
お店の皆さん親切です(2018.5月上旬)
瓶ビール(2018.5月上旬)
炭火台を備えたオープンキッチン(2018.5月上旬)
(3800円コース)先付/足赤海老 椎茸 青菜の白和え
(3800円コース)1品目お造り3種+2鉢
(3800円コース)1品目/生雲丹と富山白海老アップ
(3800円コース)1品目お造りアップ
(3800円コース)2品目は3種の揚物
(3800円コース)雲丹トロロ磯辺揚の断面。奥に蛍烏賊天ぷらとアスパラ鱧巻き
(3800円コース)3品目はタチウオと白アスパラノの焼物
(3800円コース)最後はデザート
一品より平子いわし旨煮(700円+税)
一品よりかやく出し巻き800円+税
一品より鯖寿司2切/1200円+税
シャンパーニュ/グラス1500円+税
義侠 純米 愛知 グラス900円(2018.5月上旬)
奈良みむろ杉 純米吟醸雄町 無濾過生原酒 グラス900円(2018.5月上旬)
グラスワイン赤/800円(2018.5月上旬)
百楽門をグラスへ(2018.5月上旬)
百楽門 グラス(2018.5月上旬)
島根の李白 純米吟醸 グラス900円(2018.5月上旬)
カウンター(2018.5月上旬)
外観正面(2018.5月上旬)
アラカルトメニュー。他にコースも(2018.5月上旬)
アラカルトメニュー。他にコースも(2018.5月上旬)
2018/05/21 更新
2017/12 訪問
大阪|阿波座の割烹へ。前回より弱まったけど実力と温かみのある期待の新店
2017年11月に初めてランチをいただき
同じ11月後半のコース料理に感動。
和やかで気配りのある対応も素晴らしく
阿波座まで訪れる価値を感じた新星割烹へ。
それから12月下旬の夜。再び訪問したところ
心打たれた11月と比べて料理の満足度は下降。
それでも技を凝らした内容と温和な雰囲気は変わらず
気持ち的には充分満たされました。
店主の長友さんは大阪有数の「和洋遊膳 中村」で
長年腕を磨き最後の2年間は料理長として活躍。
それまでも京都の割烹や門真の料亭を経たという実力派。
空間的にはオープンキッチン前のカウンターと
キッチンが見えないテーブル2卓の構成。
カウンターの背後に十分なスペースがあり
ゆったり広めに感じられます。
メニューは5000円/7000円/10000円のコース。
最初にビールから画像の日本酒やグラスワインとペアリング。
いただいのは7000円のコース(税別+サ料1000円)です。
1【小吸】蕪すり流し 蟹の身入り
2【揚物】三重 的矢の牡蠣/いんげん天婦羅/帆立湯葉包み天婦羅
3【造り】天然鯛(和歌山加太)/昆布森うに(北海道)/ヨコワ(和歌山)/
長崎産カマス焼霜/鯵。小鉢に真魚鰹焼霜
4【椀物】まぐろつみれ/下仁田葱のねぎま汁
5【治部煮(金沢の郷土料理)】紀州鴨/富田林海老芋/原木椎茸
6【焼物】のどぐろ塩/一寸豆//雲子/カラスミと大根/蕪酢
(あおさ海苔と練りうにソース)
7【ご飯】泉南の煮穴子棒寿司2切/漬物/味噌汁
8【デザート】バニラ/りんご/はちみつソース
上記7000円(税サ別)コースを全体をとおして
丁寧な仕事が施された良質な和食をいただいた感覚。
ただ、前回9月の揚物〜造り〜椀物のような
味覚を揺さぶる圧巻の瞬間がなく
全体に平坦に感じたのは、おそらく素材の違いかな。
とは言っても、穴子棒寿司は前回の鯖寿司以上に感じ
お造りの一部や金沢の治部煮など満ち足りた料理もあり
コース終了後に一品料理とお酒を追加しお腹いっぱい。
■□カウンター前の厨房には炭火台が備わり
大将とアシストの若い女性料理人ともに親切。
お二人との和やかな会話もあり
終始リラックスして楽しむことができました。
料理に関しては前回の感動から考えると
全体的に少し物足りなく感じたけど
ポテンシャル充分な期待の新店であり
これから注目度が高まるよう願っています。
夜がお勧めだけど月水金のみランチ(カレーと丼物)も営業。
大阪の評判店「和洋遊膳 中村」をはじめ
名店で磨かれた技と独自感を備えた「阿波座 なが友」へぜひ。
予約なしでもウェルカムだそうです。
カウンター8席と4名テーブル×2(2017.12月下旬)
炭火台のあるオープンキッチン(2017.12月下旬)
1【小吸】蕪すり流し/蟹の身入り(2017.12月下旬)
2.揚物:三重 的矢の牡蠣おかき揚/いんげん天婦羅/帆立湯葉包み天婦羅(米塩で)
3.造り:天然鯛(加太)/鯵/ヨコワ(和歌山)/昆布森うに(北海道)/長崎産カマス焼霜/真魚鰹焼霜
一部分アップ。天然鯛(加太)/ヨコワ/鯵/昆布森うに(北海道)/カマス焼霜(2017.12月下旬)
ミイノコトブキ純米吟醸(2017.12月下旬)
ミイノコトブキ純米吟醸ヤマダ60/ワインを造るバドナージュ製法(2017.12月下旬)
ヴァン・ド・フランス・ソーヴィションブラン2016 グラス800円(2017.12月下旬)
4【椀物】鮪つみれ/下仁田葱(ねぎま汁)
5【治部煮】紀州鴨/富田林海老芋/原木椎茸
ラ・クロワ・ド・スピエ グラス800円
6.焼物:のどぐろ/一寸豆/カラスミと大根/雲子/蕪酢
赤ワイン グラス(2017.12月下旬)
7【ご飯】泉南穴子の棒寿司/漬物/味噌汁
8【デザート】バニラとりんごのはちみつソース
天狗舞を注入(2017.12月下旬)
石川の天狗舞 山廃仕込みグラス800円(2017.12月下旬)
コース終了後に単品で
コース終了後に単品でクリームチーズ海苔巻き
紹介された婦人画報12月号とコース後の単品
一ノ蔵を注入(2017.12月下旬)
宮城県の一ノ蔵 特別純米 グラス
生ビール500円(2017.12月下旬)
日本酒いろいろ(2017.12月下旬)
外観。本町駅23番出口から徒歩5分
2018/02/06 更新
2017/11 訪問
大阪|阿波座に注目の新星割烹。名店仕込みの技が光る料理と親切な接客《800件目》
地下鉄「本町駅」近くの阿波座に
名店仕込みの実力と優しさを備えた割烹が誕生。
コース料理が5000円から揃い、丁寧で気がきく接客
オープンキッチンの心地よい空間など
割烹や懐石への期待値を超え素晴らしかったのが
2017年9月オープンの新店「阿波座 なが友」です。
初訪問は今回から数週間前のランチ。
それから2017年11月の後半、予約なしで訪れたところ
店主の男性とアシストの女性料理人に温かく迎えられ
この価格帯では最強と思えるほどの高い満足感☆
店主の男性は頂戴した名刺から長友さんと知り
大阪有数の割烹・懐石「和洋遊膳 中村」で長年腕を磨き
最後の2年は料理長として活躍。
それまでも京都の割烹や門真の料亭を経たという
30代半ばにして経験豊富な本格派。
京都で評判の割烹や懐石以上と思える料理も多く
阿波座まで訪れたい注目の割烹と感じた次第です。
店内は厨房に面したカウンターと
厨房が見えないテーブル2卓からなる空間。
カウンターの背後にスペースが十分にあり
ゆったり広めに感じられます。
夜は友5000円/花7000円/鳥10000円のコース。
最初に生ビール中(500円)からスタートし
増田徳兵衛の「なが友」ラベルの月の桂(グラス800円)
鳥取の鷹勇 純米(グラス800円)とペアリング。
感動した7000円コース(税別+サ料1000円)は下記の通りです。
1【小吸】安穏芋(鹿児島産)すり流し
2【揚物】海老芋クラッカー揚げ/雲子みぞれ揚げ/
いんげん天婦羅(味噌のタルタルソース、米塩で)
3【造り】天然縞鰺(和歌山)/カツオ(島根)/
ノドグロ焼き霜(対馬)/カマス焼き霜(長崎)
小鉢は北海道の昆布森産ウニとアオリイカ。
4【椀物】合鴨ロースと松茸のハリハリ椀
5【煮物】天然カンパチの蕪蒸し蟹あんかけイクラのせ
銀杏 生麩。
6【焼物】シロ甘鯛 下仁田ネギの田楽 ムカゴ 丸十
(酒盗を仕込んだオランデーズソースで)
7【飯物】鯖寿司 山牛蒡と漬物/味噌汁
8【デザート】最中(自家製餡子とクリーム入り)
コース全8品を通して、食べてわかる豊かな食材を
出汁や的確な調理で高められた会席のバリエーション。
焼物のオランデーズソースなど洋のセンスも交えながら
一口でしっかり味覚に響く正統派の料理が多く
素材を引き立て細部にも工夫を凝らした充実の内容です。
1品目の安穏芋のすり流しからコク深く
中でも、揚物〜造り〜椀物への流れは
味覚を揺さぶられ満足度は感動レベルまで上昇。
対馬産ノドグロ焼き霜/天然縞鰺など6種の造りは
圧倒的においしい至極の味わい。
椀物をいただくと旨味と輪郭が調和した吸い地に
椀種の合鴨ロースの脂と名残の松茸の風味が合わさり
しばし恍惚となる豊潤なハーモニー。
煮物は標準的に感じたものの、貴重な白アマダイの焼物
下仁田ネギの田楽も滋味に富み
鯖寿司の美しいビジュアルも印象的でした。
■□カウンターの前では調理の光景が広がり
大将とアシストの女性料理人ともに気配りがあり親切。
一人予約なしで訪れ、お二人との会話も楽しく
今年訪れた割烹や懐石でも上位に入るほど
心に残る満足度の高いディナーになりました。
5000円のコースは上記7000円分より2品少なく
10000円のコースは肉料理など数品増えるそう。
夜のみサービス料1000円が別途必要だけど
各料理のクオリティは同様と思うので
どのコースでも高いレベルを感じれると思います。
ランチはカレーや丼物など月水金のみ営業。
開店して2ヶ月程なので空いてる日も多いそうだけど
今後広く注目を集めそうな価値を感じた新星☆
大阪の評判店「和洋遊膳 中村」をはじめ
名店で磨かれた技とセンスが光る割烹「阿波座 なが友」へ
ぜひ足を運んでみて下さい。
予約なしでもウェルカムだそうです。
最後までありがとうございました。
当稿を800件とします。
夜の外観
心地よい店内/カウンター8席と4名テーブル×2
なが友ラベルの月の桂。グラス800円
1.安穏芋(鹿児島産)すり流し
2.揚物:海老芋クラッカー揚げ/雲子みぞれ揚げ/いんげん天婦羅
3.造り:天然縞鰺(和歌山)/カツオ(島根)/のどぐろ焼き霜(対馬)/カマス焼き霜(長崎) 昆布森産ウニとアオリイカ
3.造り:天然縞鰺(和歌山)/カツオ(島根)/のどぐろ焼き霜(対馬)/カマス焼き霜(長崎) 昆布森産ウニとアオリイカ
4品目はお椀
4.椀物:合鴨ロースと松茸のハリハリ椀
4.椀物:合鴨ロースと松茸のハリハリ椀
5.煮物:天然カンパチの蕪蒸し蟹あんかけイクラのせ 銀杏 生麩
全見せのオープンキッチン
6.焼物:白甘鯛 群馬下仁田ネギの田楽 ムカゴ 丸十/下にオランデーズソースで
6.焼物:白甘鯛 下仁田ネギの田楽 ムカゴ 丸十/下にオランデーズソースで
7.飯物:鯖寿司 山牛蒡と漬物/味噌汁
8.デザート:最中
8.デザート:自家製の餡とクリーム入
生ビール中500円
鷹勇 グラス800円
夜の外観(2017.11月後半)
日本酒以外にシャンパンやワインも充実(2017.11月後半)
2017/12/07 更新
2017/11 訪問
大阪|阿波座にハイレベルな割烹の新星現る
この日は大阪の阿波座でランチタイムになり
大阪で一緒だった方と訪れたのがこちら。
本格的な割烹「阿波座 なが友」です。
店前に出されたランチの看板を見て飛び込みで入店。
まだ若そうな店主の男性、二十歳過ぎに見える
アシストの女性料理人が感じよく迎えてくれて
店内はカウンター8席とテーブル×2台ながら
テーブルとカウンターの距離がありゆったりと感じます。
ランチは月水金のみ営業してるそうで
注文した「鯵と湯葉と漬け鮪丼(1600円)」がとても美味しく
味噌汁も風味が豊かだったので
店主の男性に聞けば「和洋遊膳 中村」で長年腕を磨き
最後の2年は料理長として務めたという本格派。
9月19日に阿波座で独立開店されたそうです。
最後にいただいた名刺から店主は屋号と同じ長友さん。
サポート料理人の若い女性も気配りがあり好印象。
夜は当分お任せコースのみということで
再び夜に訪れたいと思うのに十分なランチでした。
お昼の外観(2017.11月中旬)
カウンター前はオープンキッチン。テーブルが2卓
ランチ限定/鯵と湯葉なめろうと漬け鮪丼1600円(2017.11月中旬)
丼アップ(2017.11月中旬)
小鉢/鯵と湯葉なめろう丼にセット(2017.11月中旬)
ランチ限定/シーフードカレー1000円(2017.11月中旬)
お昼の外観(2017.11月中旬)
店前の通りに行燈(2017.11月中旬)
2017/12/07 更新
2017年11月に初めて訪れてから6回。
私が立ち寄ったときは私以外に客人がいないことが多く
個人的に応援してきた「阿波座 なが友」へ'18.9月中旬の夜。
今回は一人でなく以前から面識のある大人気レヴュアーさんに声を掛け
ご一緒していただくことになりました。
まずはシャンパン(ハーフボトル4200円)で乾杯し
アラカルトメニューよりシェアすることに。
最初に単品で「山形牛ステーキ(3000円)」を頼むと
なぜか2皿に分けくれて1名ずつ配膳。
大将による細やかな配慮かなと思い
カットされた肉を食べてみると肉質が固めで旨味も弱めな印象。
1人前3000円クラスの牛肉にしてはどうかなと思いつつ
タレや焼き加減は十分なレベルでした。
続いてフォアグラ味噌漬けもなか(1個500円)をいただき
友三菜コース(3品で3800円)を一名ずつ注文。
【1品目】は気仙沼の鰹たたき/和歌山の天然鯛/さわら/
雲丹と白エビの甘出汁掛け(小鉢)/鯵のなめろう(小鉢)
【2品目】は松茸と鱧の土瓶蒸し
【3品目】は穴子タレ焼 銀杏素揚げ 落花生塩ゆで。
最後にデザートのカスタードアイス付き。
この友三菜コースの3品に関しては
素材感あふれる料理が多く満ち足りた気持ちです。
店内はさほど混んでおらず、ゆったりと楽しんでる途中
ふと支払いに必要な物がなくなってる事に気付いた私。
そんな申し訳ない状況にも関わらず
「気にしなくていいよ。きっと大丈夫」と
温かい声をかけ続けてくれた心優しいレヴュアーさん。
店を出た後も最後まで厚意に助けられ恐縮の極みでした。
最終的に落とした物は親切な人が届けてくれて無事だったという
大阪の人の善意にも心から感謝。
お店に対しては例え良かれと思っても
不信を抱く勝手な裁量があり落胆したものの
人の優しさが身に沁みたディナーのひととき。
同席下さったレヴュアーさんの思いやりと心遣い
本当にありがとうございました(深礼)