『創作料理』大和0045さんの日記

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私は「創作料理」と銘打って居る物の、9割以上が大嫌いです。
それだけ、本筋を外れてしまった(厳しく言えば紛い物の)「創作料理」が溢れている。

本来、創作料理とは味の向上・広がりを求めて、新しい素材、素材の組み合わせ、味の付け方、食べ方等々、従来無かった要素を持つ料理を創り出して行くものだと思うが・・・・・
最近は<味>を置いてけ堀にして、奇抜な素材やその組み合わせ、見た目の美しさに流れている物が多過ぎる。
奇抜な組み合わせや、見た目の良さで、客を集め・売り上げを挙げて、それで良しとしている。
だから、見た目に惑わされずに<味>をシッカリ味わうと、美味しくない。
しかし、シッカリ味合わずに・意外性や見た目に惑わされて、絶賛する軽薄な客が多いから、「儲け・売り上げ」だけに拘る店や料理人は、一層過激に奇抜さや意外性を求めておかしなものを創り出す。

私はそういった「紛い物創作料理」には強い嫌悪感しか感じない。
反面、「味の向上」を伴った「本物の創作料理」には、心の底から敬意と感動を感じずには居られない。

長野県戸倉温泉の「しげの家」の吉池照明料理長は、そう云う意味で「本物の創作料理」を長年に渡って多々創り出して来た。
最近ではザ・プリンス・パークタワー東京「陽明殿」の中村岳二料理長。
こういった料理人の真っ当な創作料理に出会うと、本当に頭が下がります。
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