レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/08訪問 2016/01/29
2015年11月訪問時 昼
総合:3.4
この日の担当の仲居は感じが悪く愛想もない。
接客がおざなりの感じ。
そうなるとなんともこの価格帯が高く感じてしょうがない。
全く残念な訪問であった。
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2014年8月訪問時 夜
総合:4.7
何年か前にBM、やっと訪問。
横浜にあるぶつ切り牛鍋店。
創業は明治元年。
仲居さんがすぐ目の前で作ってくれるのだが、
その物腰から対応、もちろん料理の技まで文句のつけようがない。
一般のすき焼きの様な薄い肉ではなく、
ぶつ切りにした四角いさしの入った牛肉を
特製味噌で煮ながら食べるこの「ぶつ切り牛鍋」は
ジューシーでいながら噛みごたえがあり大変美味だ。
このぶつ切り牛鍋は気難しい私を一気に虜にした。
見た目、味噌がしょっぱさを予感させるが、さにあらず。
仲居さんが絶妙なタイミングでだしをさし、さし、味を調整する。
薄味の私の口にもどんぴしゃりのここの「ぶつ切り牛鍋」は
今も思い出すだけで涎が出てくる逸品だ。
ご飯の質、炊き方も申し分ない。
漬物も、、、
とにかくけちのつけようがない。
私の大のお気に入りのお店となった。
近いうちに再訪する予定だ。
3位
1回
2014/01訪問 2014/01/17
至高のコーヒー、チーズケーキ、クロックムッシュ、「アンセーニュダングル 原宿店」
原宿は竹下口よりももっと新宿よりの御用列車のホーム近所にあるカフェ。
エスプレッソでもなくアメリカンでもなく、
フレンチ風の濃いネルドリップのコーヒーが売り。
実はこの店に私が初めて訪れたのは今から約38年前。
営業スタイルも味も内装も、また、清潔感も当時と変わらない。
私はコーヒーの味はこの店に教わったと言っても過言ではない。
コーヒーのみならず、
「クロックムッシュ」なる食べ物を初めて食べたのもここだし、
当時まだ珍しかった「チーズケーキ」のおいしさを知ったのもここだった。
それらの味はそれだけ時間が経った今でも色あせることは無い。
現在でもマイベストチーズケーキはここだし、
マイベストクロックムッシュもここだ。
パリでおいしいクロックムッシュを随分と捜し歩いたが、
ついにここほどの物に出会わなかった。
ロイヤルコペンハーゲンに注がれたブレンドコーヒーは
相も変わらず濃く、力強く、香り高い。
クロックムッシュは流石というべきチーズの香りと
薄いロースハムの相性は抜群だ。
添えられた新鮮なレタスがいつもうれしい。
チーズケーキは昔と変わらない味だが、
いまだにここを追い越すものに出会わない。
全く、呆れるほど旨い。
さすがにトイレにねんきを感じるが、
決して不潔な感じではない。
私の人生の節目節目にあった
あまり人には教えたくない名店中の名店である。
4位
1回
2014/03訪問 2014/07/23
浅草にあるそばや。
外国人観光客も多いが地元の人も多い。
すぐ近くに支店もあるが本店はこっち。
俗に言う気取ったそば屋ではない。
二すくいで終わってしまうそばではない。
上天ぷらそば(車海老)2000円、
上天丼(車海老)2100円は一見高いようだがさにあらず。
一度食べてみるといい。
その大きさや、ぷりぷり感、見事な江戸の伝統を受け継いでいるその味は
私的には国宝に指定したい。
給仕のおばさん達もなかなかだ。
食べるタイミングを見図りながらそばを出すその様は
まさに職人芸といっていい。
あ~、食べたいっ!
5位
1回
2014/01訪問 2014/02/07
2014年1月再訪
家内がまた買って来い、買って来いとうるさいので無理やり買いに行く。
でも内心全然嫌じゃない。
何を隠そう私もここのお稲荷さんが大好きだからだ。
季節によって変わる2個は前回の「数の子」に代わり「明太子」だった。
これもまた絶品。
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2013年12月
西麻布の裏通り、いや、裏路地にある持ち帰り専門の稲荷寿司屋。
九州は熊本風油揚げ、「南関揚げ」を使用。
通常のお稲荷さんよりかは一回り小さく、
ご飯を「包んで」あるのではなく「巻いて」ある。
8個入り1000円を2個注文すると、
その場で作り始める。
8個のうち4個は通常のお稲荷さん、
2個はくるみ、
残りの2個は季節によって変わるらしいがこの時は
「数の子」だった。
「数の子」も「胡桃」もご飯に混ぜてあるのだが、
その量が絶妙で油揚げを邪魔することなく、
また、ご飯のおいしさを邪魔することもない。
なかなか上品な感じで女子受けすること間違いない。
もともとは芝居の世界にいた店主、
こんな差し入れがあればうれしいなということで作ったらしい。
気難しい家内もお気に入り、
ぜひ、また、寄りたいお店だ。
6位
1回
2014/10訪問 2014/10/30
マイベストフルーツパーラー、「タカノフルーツパーラー 本店」
日本でフルーツと言えばここか千疋屋。
子供のころから通っているのでこちらの方が私はなじみがある。
今回は久しぶりに訪問。
イチゴパフェを頼もうとすると若い女性のスタッフが、
「今の時期のイチゴは多少酸っぱいですがよろしいですか?」とのこと。
どうしようかと困った顔をしていると
「よろしければイチゴのサンプルをお持ちしますが、、、」とまたうれしい一言。
お願いするとイチゴを半分に切ったサンプルとフォークを持って来た。
早速口に放り込むと私には確かに酸っぱい。
黙ってこれを出されたら確かに残念な気持ちになっていたに違いない。
感謝の言葉を口にしてマンゴーパフェに変更。
全くあきれるほどきれいなデコ。
味も一流。
さすがと唸る。
7位
1回
2014/11訪問 2014/11/10
武蔵関にあるビストロ系洋食店。
カウンターのみで料理、接客も大将一人。
店の外観はぱっと見、田舎のバーという感じだが
入店後、磨き抜かれた厨房を一目見るだけで味に期待ができる。
そもそもこのお店ほど私独自の「良いお店の見分け方法則」が
当てはまるお店も無いかもしれない。
①厨房、鍋がきれいに磨かれたお店はおいしい。
②料理人が髪型が刈り上げだとおいしい。
③きゅうりの飾り切りが入っているサラダはおいしい。
④手際、段取りが良いお店はおいしい。
⑤ハンバーグのガルニにレンズ豆を使用する店はおいしい。
家内と二人で色々頼んだ。
オムライスは多少べちゃつき感が気になったがハンバーグは絶品の領域。
ガルニのレンズ豆とキャベツは確かにおいしいしお代わりをしたくなる。
ホタテとカニのパイ包みも下手なフレンチよりもここが断然おすすめだ。
手抜きの無い「昔ながらのカスタードプリン(400円)」は
まったく頭が下がるほどの味だ。
ぜひ、定期的に通いたい。
8位
1回
2014/08訪問 2014/08/22
日本を代表するクラッシックホテル、ホテルニューグランドのメインカフェ、「ザ・カフェ」。
ランチに訪問。
私は
海老フライタルタルソース添え(2268円)、
仔牛のウィーン風カツレツ(2754円)、
家内は
オムライスデミグラスソース(1890円)を注文。
デザートにここが発祥と言われるプリンアラモードとアップルパイを追加。
もともとここが発祥と言われる料理は3個ある。
まず、ドリア。
そして、スパゲティナポリタン。
それに、このプリンアラモードだ。
このホテルの歴史を書き出せばきりが無いので割愛するが、
マッカーサーをはじめ多くのアメリカ人の舌を満足させてきたであろうということは間違いない。
海老フライは3匹のうち1匹は新鮮なものではなかったが総じて合格点。
若干揚げすぎか。
ウィーン風カツレツはどっぷりと油に入れるものではなく
ちゃんとフライパンで焼いたであろうその火の入りは見事。
なかなか香りも良い。
オムライスとも共通のデミグラスソースはさすがとも言うべき絶品!
その味のコクや香りはまじめな仕事の証拠、お手本と言っていいだろう。
そのデミグラスをかけたオムライスは家内いわく、
麻布食堂を抜いたと言わせしめた。
プリンアラモードはまあその通りの味だが、
アップルパイはしっかりとシナモン風味にされたアップルの具は
硬すぎず柔らかすぎずなかなか絶妙な固さ。
ここは発祥と言われるもの以外にも絶品ものが多い。
9位
1回
2014/08訪問 2014/12/12
茨城県守谷市にあるそば屋。
大して期待もせずに訪問。
メニューの種類はさほど多くない。
店内あっちこっちに主の頑固さを匂わせる節がある。
まず、自動ドアではないお店の入り口の貼り紙。
「虫や万札が飛び込みます。素早くお閉め下さい。」
苦笑いをしながら入店。
メニューと一緒にそばに関する薀蓄や食べ方が書いてある。
先述したようにメニューの種類がさほど多くないので
「冷がけ茗荷・大盛り(1150円+200円)」を注文。
海老の天ぷらや蕎麦がきも頼んだ。
大して時間もかからず登場。
キンキンに冷えたつゆがかかったそれは全く衝撃を受けるほどおいしい。
細めの麺でいながらこしがあり香りも豊か。
茗荷の香りもたまらない。
大盛りを注文したとはいえ量も満足。
決して気取った高いだけのそば屋ではない。
その後1週間とあけずに再訪したが相も変わらず全くおいしい。
その時に注文した頭からかぶりつける岩魚の丸揚げもぜひ注文したい一品だ。
10位
1回
2014/09訪問 2014/09/30
函館のカレー屋。
大して期待もせずに訪問したがそれが大間違い。
函館から帰って来て一番思い出すのがこのお店だった。
カツカレーが有名だと言うのでそれを注文。
カツこそ平凡なれど、そのルーは絶品。
ピリッと辛いのだが、
後からくるそのコクと甘みはだれでも虜になること間違いない。
昔からの有名店というのが頷ける。
強いて難点をあげれば量が少ないということ。
ご飯もルーも少なめなので必ず「大」を注文することをおすすめする。
あ~、思い出すとまた行きたい!
言わずと知れた名実ともに日本を代表する和食店。
もし素直に受けるとすればミシュラン5つ星位になるだろう。
亭主の西健一郎さんはその世界では知らぬ人はいない。
和食の門外漢である私でも一度は食べてみたいと
約半年待ち、なんとか昼ごはんにありつけた。
アルコール無しで二人で約86000円と価格もたまげるが、
それ以上にたまげるのは人間国宝ともいわれる西さんの接客。
名だたる名店を弟子に持つ割にはまったく気負いなく、
愛想がよく気さくな対応には感動さえ覚える。
たいていの人はその人間性に魅かれ、
ファンになってしまうのではないだろうか。
私もその一人だ。
料理はどれも丁寧な仕事でおいしいに決まっている。
日本料理といっても京料理なので海老芋など京野菜が使用されていて新鮮だ。
唯一難点と言えば、
隣がうなぎ屋で風向きによってその匂いがかすかに漂ってくるのが残念でいたしかたない。
次回訪問の予約を最短の半年後にいれ帰路についた。