Trimeresurusさんが投稿したアコルドゥ(奈良/近鉄奈良)の口コミ詳細

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Trimeresurus (男性・東京都) 認証済

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アコルドゥ近鉄奈良/イノベーティブ、スペイン料理

2

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:5.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
2回目

2019/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

 約2年ぶりアコルドゥ、今回は夜の利用。
 ストーリー性のある料理はもちろんのこと、ロケーション、空間、時間の流れ、いろんな意味で次元が違います。

 それぞれの料理が、季節や景色、自然などを表現していますが、そのテーマに自分の記憶を重ねることで、一皿ひと皿に自分なりの意味づけがされていく。
 ...なんて格好つけて書いてみましたが、そんな哲学的なことを言ってみたくなるような、川島シェフの世界観が表現された非日常空間です。

  • 「アマゴのリエット」奈良南部の山々の雲海を表現

  • アコルドゥの「a」が刻印されたパン

  • 「春の香りと2つの肝」

  • 「奈良の黒米 焼いた鰻ハーブグラニテと柑橘のエア」奈良の古来種の柑橘・橘を使ったエア、黒米で土を表現

  • 「アスパラと秋の遺産」

  • 「三輪のデュラム小麦手延べ麺 海のエキスと香ばしいアーモンド」香り付けにはコーヒーも効かせています

  • 「菊芋とゆり科の野菜」緑のソースは甘みのある青ネギ

  • 「小さな蛸と若い玉葱」蛸、海苔を表すイカ墨、マヨネーズのソースはタコ焼きからのインスパイア

  • 「モムシのポコエチャ 白と黒の身のコントラスト」モムシは和歌山産のコブダイのこと

  • 贅沢な鴨の手羽先

  • タイトルを撮り忘れたけど、地面の隙間から芽吹く新芽をイメージしたデザート

  • 「バラ科の実と花 生きるものとその景色」

  • 奈良・月ヶ瀬産の紅茶

2019/04/23 更新

1回目

2017/08 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

独特の世界観を表現する、奈良のガストロノミーレストラン。

 夏の帰省の際に、奈良の名店・アコルドゥに行ってきました。
 富雄のお店がビルの老朽化で閉店してから約3年、水門町で昨年12月に再スタートしています。

 酷暑が続く8月初旬にランチで訪問しましたが、東大寺旧境内跡地の緑の中、なんとも言えない存在感のある独特の佇まいです。
 奈良公園自体がちょっと現実離れした雰囲気のある空間ですが、観光客の喧騒からは離れた場所にあり、その非日常性がさらに際立っている印象です。

「アコルドゥとは単に場所や店の名前でなくその概念、世界観の総称です。
その入り口であり、出口であるアコルドゥは、どこからでもその世界に思いを馳せることができます。」 (ホームページより)

 文章にして表現するのが難しいですが、料理、サービス、川島シェフやスタッフの方々の立ち振る舞い、それら全てで一つの概念や世界観を表現していることが、十分に伝わってきました。

 料理のジャンルはモダンスパニッシュですが、ホームページの情報では、自らを「奈良から世界へ向けて発信するガストロノミーレストラン」と定義されています。
「ガストロノミーとは、文化と料理の関係を考察することをいう」(Wikipediaより)そうですが、確かに、ただ美味しい、綺麗というだけでなく、何かを感じ、考えさせられるレストランです。
 たとえば、この日のメインの一つは、奈良特産の大和牛とひもとうがらしを、なんと護摩木で燻したものですが、続日本紀に記述された役行者が人々に悪さをしていた鬼(前鬼後鬼という鬼も夫婦)を改心させた、という伝説を、ひもとうがらしを鬼にみたて、それを護摩木の煙で燻すことで表現したそうです。目、鼻、舌からの刺激で奈良の寺院の空気感を生み出す、まるでVRみたいな料理で、大変印象的な逸品でした。
 この料理は婦人画報の9月号にも紹介されていますが、役行者と前鬼後鬼の像がある生駒の千光寺を訪ねた際に、住職から「鬼にも人の心があることを表現して欲しい」とリクエストされ、雑誌で紹介されている写真では、ひもとうがらしの白い花を添えて人の心を表したとのこと。食事を終えた後には、川島シェフがそんな裏話をしてくださいました。

 美味しい料理を楽しむ普通のレストランとはちょっと次元が違う印象ですが、奈良出身者としては目が離せない、機会を見つけて是非再訪したいお店であることは間違いありません。

2017/09/06 更新

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