2回
2023/03 訪問
これはスゴい、京都とインドが融合したスパイスカレー。
四条通から寺町通を5分くらい南に下ったところにある、何と言ったらいいのかこれまでにないカテゴリー、京風スパイスカレーのお店です。
昨年5月のオープンでこれまで気づきませんでしたが、なんと朝7:30からカレーを食べることができます。それもバスマティライスを使った本格派のスパイスカレーが。
京都の某所で日曜朝の坐禅会に参加した後、9:30過ぎに訪問しました。
カフェ利用も可能な店内は、とてもスタイリッシュ。
大阪のスパイスカレー店のような、マニアックな圧迫感(それはそれで魅力的なんですが)もありません。
いやー、朝からこの雰囲気でスパイスカレーって、相当新しいです。てか、少なくとも自分は他に知りません。
さらに新しいのがカレーのコンセプトで、朝から提供しているのが「京風スパイス朝定食」。
カレーは2種類用意されていますが、まずは基本メニューっぽい「カレーリーフ香る魚介出汁カレー」のほうを選択しました(税込1,200円)。
そのカレー、基本的には大阪のスパイスカレーに近いスタイルですが、副菜の種類が多いことと、魚介出汁のスープ状のカレーがカダイで提供されるところが特徴的です。
朝からライスがバスマティというのに驚きますが、これに京都ならではの手間が加えられていて、祇園北川半兵衛さんの煎茶で炊いているとのこと。
プレートに載った鶏キーマカレーは、重くならないようにとモモとムネの合い挽きを使っているそうで、他は、パリパリピーマン、トマトと玉ねぎのカチュンバル、青菜のインド風お浸し、アサリとメースの佃煮、大根とカシミールチリの千枚漬け、りんごのアチャール、ニゲラの梅キクラゲ、ゆで卵の自家製スパイスふりかけ、焼き野菜自家製ハーブふりかけ、あおさのりという、驚きの京風インド副菜のラインナップ。
インド色強めの大阪スパイスカレーに京都のテイストが散りばめられていて、なんだかスゴいことになっています。
インドカレーを200軒以上食べ歩いた自分でも、食べる時間帯も含めこれまでにない体験ですが、よくここまで手間をかけ、ちゃんと調和した料理を作り上げたなぁと感心します。
そして、食後にはホットチャイを追加。
税込600円ですが、カレーと一緒だと100円引きになります。
で、そのチャイですが、ミルクもスパイスも濃厚で、とにかく美味い。
ジンジャーもシナモンもカルダモンもクローブも、しっかりその存在を感じられます。
これ、自分が今まで飲んだチャイの中で、一番美味いかも。
思わずチャイ用にブレンドされたスパイスを購入してしまいました。
このお店発で、大阪スパイスカレーのような京都スパイスカレーの文化が生まれればよいなぁ、などと妄想してしまいたくなるようなインパクトのあるお店です。
2023/03/05 更新
先日、渋谷さくらステージで姉妹店のINDIA GATE、SPICE TRYとともにポップアップイベントに出店していたSPICE GATE、そのイベントの際には3日連続(イートイン2回&テイクアウト1回)でカレーやビリヤニを食し、あらためてそのレベルの高さ、特にバスマティライスの美味しさと濃厚かつスパイシーなチャイの美味しさに唸りました。
その後、京都出張の機会があり、ランチタイムは迷わずSPICE GATEへ。
「骨をしゃぶる為のマトンカレー」(並盛で税込1,480円)でマトンの骨にしゃぶりついた後(とってもスパイシーです)、自分が知る中では一番美味しいと思っているチャイ(税込500円)を飲んできました。
どちらも本格派でインドに舞い降りた気分、ほんと素晴らしいです。