レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
2回
2018/12訪問 2018/12/25
2016年は1月7日(木)から営業開始…さすが、お師匠さん!
もはや多言無用の多賀野さん。
3度目の訪問である。11時かなり前に着いたのに、既に反対側の焼き肉屋さん側の待ち列の先頭というありさま。
寒くても大人気だ。
今回は、豚鴨つけそばとごまの辛いそば、前者を私、後者を家内が食す。
無化調の上品なお味は文句のつけようがない。
今回も食べ始めるまで1時間待ちだったが、美味しいものを食べた後はテンションが上がり、寒くてもなぜか風邪をひかない私であった。
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もりの中華そばの店主が修行したというお店。弟子の店があの程度なのであまり期待はしていなかったが、食べログの点数が常に4点越えをキープ。
これは確認に行かなければなるまい。
開店30分前の目標にして最寄駅、荏原中延に到着。当然1番かと思いきや…既にならんではいけない美容室の後ろにまで行列がある!!
先頭の方は何時からいるのだろうか?と思いながら、行列に並び食券を買う。
私は特製中華そばのA、家内はつけ麺が食べたいというので醤油つけ麺を探すが見つからず、粟国の塩つけ麺を購入。こちらの券売機はなかなかハードルが高い。
店は開いているようであるが、食べている人はいないようで、どのように開店するのだろうか?と考えていると、あっという間に大行列が出来上がった。40~50人は並んでいただろうか。
遠くで(?)「お待たせいたしました~」との声が聞こえ、開店を確認。後についていくと、10名以上がカウンターに陣取り、中待ち席3人分がある。
すぐに席につけるかなと思っていたが、なかなか客が腰を上げない。見るとビールとつまみでのんびり飲んでいる人がいる。ラ-メンもなかなか出てきていないようだ。回転は相当悪そう。
結局、席につけたのは、12時ころ、都合1時間待ったことになる。
ちょうど、調理場付近の席につけたので、様子を見ながらのんびりと待つ。雪平鍋から追い煮干し出汁をたっぷりそそぐ店主は、マイペースな仕事ぶりだが、決して遅いわけではない。麺がかなり太めで茹で上げに時間がかかるように思えた。
席についてからは10分程度で着丼。まずはスープから…
旨い!の一言。塩辛さはなく、多様な材料を使った複雑な出汁は軽やかでバランスよく、なおかつ奥深いコクを生んでいる。
麺は中太少しウェーブがあるタイプで、こしがあり小麦の旨さが広がる。
メンマは細い拍子切り、チャーシューは柔らかいが肉の旨さを感じられる素晴らしい仕事ぶり。店主の腕がストレートに味に出ている感じだ。
奥久慈卵だという煮玉子は火が入りすぎ少し残念。
家内の粟国の塩つけ麺も少々いただくと、こちらは塩と元出汁の旨さに加え、貝の旨味があり、こしのある麺との相性も抜群。
今年3度目のノックアウトである。
朗らかなご夫婦に若い兄ちゃん3人でのオぺレーションは、店の和やかな雰囲気を作り出し、ホッとできる空間である。客が腰をなかなか上げないわけである。
スープを飲んでいると奥様から「ポットの昆布だしを入れると味が変わるわよ」とおススメされ、そそぐ。ラーメンスープにスープ割り(?)は初めてだが、これも元出汁に邪魔をせず、更に旨味を加える。
こちらには、化調入りの爆発的なうまみではない、本物の旨味がある。これは1時間待ちでも並ぶ価値がある。お師匠さんの店は、もり中とは比較にならない、次元が違うように感じる。
東急沿線はらーめんの名店が多いなあ。強い出汁の三茶のめん和正さん、端麗系の八雲さんとこちら多賀野さん。どこも甲乙つがたい。
多賀野さんには来週もまた行くかも?
今度は塩つけ麺を食べたい、さらには、全品制覇しようと思わせる名店である。
2位
2回
2019/08訪問 2019/12/18
12時前に到着したらなんと待ち客が!!
店員さんも3名体制、活気がある。
居ぬきで場末の居酒屋風だったのに、やはり味は飲食店の正義だね。
未食のひれかつをオーダー。
並んでいるときに注文済みのためあっという間に出て来た。
肉の柔らかさ、味は申し分ない。
この日は子供連れやお年寄りもいて、それが回転の悪さにつながったかな。何にせよ、老若男女に受けることがうれしい。
また来よう!
マイレビ様のレビューでBMしていたお店に訪問。
同じ出自の日吉和栗さんもレベルが高いだけに期待大。
地下鉄吉野町駅3番出口のとなり、奥まったところにあるこちらにフライング気味に入店。ちなみに近隣のラーメン百名店の一つ、鶏喰さんは相変わらず行列していた。
カツカレー1,200円をよく揚げで注文。店内はダークカラーでまとめられひなびた風情、新店らしくないのは居抜きだろう。
待つ間に塩3種を味見。
15分ほどで到着。なんと豚汁まで付くではないの!?
かつはよく揚げでもほのかにピンク。これこれ、この揚げ具合よ!
まずはかつを一番お気に入りのヒマラヤの秘境甘い塩で食すと、
脂は当然ながら、赤身まで甘くこれは最高においしい。
カレーは黄色く一見家庭のカレーだが、コクとピリ辛具合がしっかりお店で食べるカレーだ。しかもカレーには軟らかく煮こまれた豚肉が盛りだくさん!
かつは塩とソースさらにカレーにからませて、キャベツはソースとカレー、ご飯はカレーとかつ、という風に何通りも楽しみつつ、合間に豚汁、至極の時間だ。
ゆっくりと味わって完食。
出身の鎌田の檍さんは一時間以上待つことがあると聞く。こちらはいまだ行列こそできていないが、これほどの味とクオリティのとんかつをこの値段で出すのだから、時間の問題だろう。行列は困るが、かといって過疎って閉店するよりはましと心得よう。
55、cocoとかでかつカレーを食べるよりはるかにCPは高い。
素晴らしい店に出会えました!!
3位
2回
2018/09訪問 2018/09/15
ひさしぶりに「いそべ」さんへ。
つけそばにひかれて白醤油のつけそばを特製で。
こちらの特徴は、つけ汁のほか、わんたんがスープに浸かっている丼ぶりと麺の丼ぶりの3種が出てくることだ。
まずはレモンを絞って麺のみ、そのあとつけ汁につけて、ワサビもつけて食べてみる。
旨い!!
レモンもワサビまでもが和風淡麗つけ汁によく合う!
つけそば用に太めに製麺された麺は、ツルツルとのど越しが良い。
そして安定のワンタンと材木メンマ、吊るし焼き風チャ-シュ―の具材。
淡麗つけそばでは、最高峰ではなかろうか。
マイレビさんのレビューで知った店。
かの池尻大橋の名店、八雲出身の方が開いたお店らしい。早速BMして訪問。
開店10分前にして並びなし、しかし開店と同時に何処からか人が押し寄せ、あっと今に満席、外待ちができた。
家内、白醤油、私、黒小異をそれぞれ特製の食券と切り落としチャーシューの食券を購入。
細長い店内は、1人1人のスペースを広く取ってあり、八雲と同じく綺麗でおしゃれな空間だ。
10分ほどで到着。八雲と同じく具材のレイアウトにまでこだわっている。
まず黒醤油のスープをすすると、
かすかな酸味を感じる醤油が効いたスープで、八雲ほどの出汁感がない。ところが白醤油はと言うと、塩ラーメンのように出汁がすこぶる効きわずかな柚子の香りが秀逸だ。
具は、おなじみ材木メンマは大変美味しい。肉ワンタンは、生姜を効かせたふわふわタイプ、これは肉肉しい八雲の方がいい。海老ワンタンも普通かな。
葱に水菜が混じっているところがオリジナルかな。
チャーシューは、食紅で色をつけていないところが逆に好感が持てる、噛みしめて味わうタイプ。
美味しい、美味しいのだが、黒醤油は醤油を効かせすぎているように思われる。白醤油は秀逸な出来、八雲に匹敵か。
行きやすいし並びが少ないうえ、高水準の中華そばであるが、まだまだこれから伸びしろを感じさせる店だ。
帰り際厨房を見ると、確かに八雲にいらっした方が作業をしている。名店の系譜、受け継がれていくようだ。
4位
1回
2018/12訪問 2018/12/20
ビストロローブン横浜が閉店、ハンバーグの時間が改装中と、またもやハンバーグ難民になりつつある中、リサーチしたところこちら、ステーキハウスBAKU BAKUさんがヒット!
食べログのレビューは1件だけだが、グーグルでは複数の高評価、早速行ってみることに。
港北区新吉田町ではあるが最寄りは高田駅、どこからもあまり近くなく、立地的にはなかなか苦しいところ。
店に入ると、にこやかに「いらっしゃいませ!」と元気なあいさつ。店内の温度や上着をかけましょうか?など、その心遣いにこの店は当たり!の感触を得る。
ランチメニューから、ハンバーグ洋風ソース、ライス大盛り1,050円也を注文。
待つ間、老人グループが複数来店、大声で話す元気の良さ。そりゃステーキハウスに昼間から来るお年寄りが元気でないわけがない。
まずは、サラダとスープが到着。
スープがなんとアサリのサフランスープ!高価なサフランが香り、味わいはこれで単品メニューに載せられるくらいのクオリティ。サラダもセットにしては量が多い。
そしてハンバーグが到着。200gくらいか?
ソースはデミグラスとグレイビーのハイブリッドのような感じ、熱々ふかふかの食感にさっぱりとした肉汁がたまらん!こりゃもう完全に当たりだわ。
ご飯もふっくらとした炊きあがり、これだけで一品料理だね。
このクオリティで税抜き1,000円を切る価格、これはグランドメニューも試さないといけません。
帰り際、「美味しかった」と声をかけると、にこやかにお礼を言われ出口までお見送り。
もう、惚れてまうやろ~!(笑)
5位
2回
2018/03訪問 2018/03/17
祭りで賑わうセンター北へ。時々発症する「ハンバーグ食べたい病」でプレミアヨコハマの7階、ハンバーグの時間に向かう。
祭りの影響か、それとも味が評価された結果か、結構なお客さんがいる。スタッフも増えているということは、好調な証拠だろう。
1ポンドといきたいところだが、300gで妥協したチキンは、私だ!
牛肉100%のハンバーグは相変わらず、ふっくらジューシーで、肉肉しく、それでいて重くない。
付け合わせの白菜は相変わらず^_^ ポテトにして下さい!
これだけ繁盛してきたなら、安心だな。
次こそ1ポンド、ライスなしで挑戦してみよう。
時々発症するハンバーグ熱。またまた無性に食べたくなり、センター北、南あたりで検索しこちらを選択。
プレミアヨコハマという、センター北にある個性的外観のビルだが、テナントが続々撤退するなど、苦戦しているようだ。
こちら「ハンバーグの時間」も居抜きで今年開店した模様。
昼前に到着すると、案の定先客なし。こちらに限らず、ビル全体に人が少なく心配になる。
それはさておき、私、オリジナルハンバーグ200gをデミグラスソースで、かみさん、オリジナル180gガーリック醤油ソースで注文。ソースが12種類もあるのは珍しい。
メニューもほぼハンバーグオンリー、サイドメニューはサラダやドリンクとトッピングと、ハンバーグに特化した潔さである。
メニューを眺めながら待っていると、パチパチとネタの空気抜きする音が聞こえる。
20分弱ほどして到着。
クレソンを食べて鉄板の何か白い野菜を口にすると…
何!白菜!?
ハンバーグの鉄板に白菜ソテーがのっているのは初めてだ。ここはジャガイモでしょ、普通。
まあいい、デミグラスソースをかけてハンバーグを味わう。切った途端流れ出す肉汁、荒目に挽かれた牛100%のハンバーグは肉肉しく、ここのところ食べたハンバーグではナンバーワンの旨さ。
固めに炊かれたごはんも薫り高く大変おいしい。無料の大盛りにすればよかった。ソースの量も多く満足だ。
このレベルは相当高いぞ!と嬉しくなり、井の頭五郎さん状態になる。
接客はちょっと残念だったが(ホールは普通だがキッチンがちょっと…)、味はハンバーグ専門店を謳うだけのことがある。お勧めです。
このビルのテナントは厳しそうだが味が確かなだけに生き残ってほしい。
今度は1ポンドハンバーグを食べるぜ。
一応、早めにいっとこ。
6位
4回
2018/10訪問 2018/10/22
ビジネス、歓楽街の路地にあるうどん屋さん。
これは知る人ぞ知るお店だろうなあ、と入店し、土曜限定の贅沢セット、温かいうどんと冷たいうどん、あご飯、鶏天という炭水化物祭りのようなセットの食券を買う。
シンプルな店内は本当に香川のうどん店のようだ。さっと出てくる点も好ましい。
まずはアゴのほか、数種類の天然素材からとった黄金だしの温かいうどんからすする。
あ~っ、沁みる。塩気は少なめの天然だしが軽やかに香る。
うどんも自家製麺で熟成させたもの、小麦の香りが好ましい。
そして讃岐うどんのこしを味わうには冷たいうどん、歯を押し返すような弾力で噛みしめるうどんだ。チェーン店ではちょっと味わえない強さだ。
そしてアゴだしで炊いたご飯、生姜が香り、ピリ辛の風味がさらに食欲をそそる。このピリ辛は何だろう?
天ぷらは鶏天しか書いてなかったが、アボカド天もついており、とろっ、じゅわ~な味わいが冴える。
土曜の関内、目立たない路地にある店ながら、ひっきりなしにお客が入ってくるのは既に味で根付いた証拠であろう。
うどんにしては高めと言えるが、味は確か、日替わりの限定も魅力的であり、これは通うな~。
7位
4回
2019/08訪問 2019/08/15
八月から塩そばがメニューに追加、ということで訪問。
クリアなスープは、塩だけに出汁の味がシンプルに分かる。
玉ねぎをフルーツ酢?で和えたものが、味にアクセントを与える、多賀野仕様。
玉ねぎは奥様のお父様生産とのこと。
スッキリした味のため、デフォルトの柚子皮、にんにく、七味、胡椒などなんでも合う。
メニューが小出しにされるのもなかなか射幸心をあおるね!
2/1で開店一周年の笑歩さん。
一周年記念メニューとして酸辣湯ベースの「からいつけそば」が限定Cで登場。
店主のご厚意により試食させていただいた。
真っ赤なスープに反して、辛味、酸味とも穏やかで出汁が効いた多賀野さん仕様。ひき立てだろうか、花椒の香りが高い。
麺が進む味を目指したとのことだが、確かに麺を手繰る手が止まらない。
メニューはあまり増えていないが、既存のほか新規で登場する商品のレベルの高さに驚く。
また土日の行列が長くなりそう。
平日限定のごま辛が土日も提供されるようになったそうだ。
ただし1日10杯程度、多賀野流担々麺を食べるには行列覚悟だ。
そのごま辛を食べるべく訪問。特製1150円の食券を買い、席に陣取る。
ビジュアルは多賀野のそれと同じく白髪葱がうずたかく盛られ、そこにラー油の赤とごまの白をまとわせた美しいもの。スープを一口。
練りごま、芝麻醤をたっぷり使ったごまスープは、濃く甘い。ピリ辛くらいの唐辛子の辛さに、花椒の軽い痺れと香り、とてつもなく旨いじゃん!
ベースの出汁も下支えし、追い煮干しも風味を与えている。
むさぼるように食べた。
最近食べた辛い系麺はかなり辛さが強く味わいが分からないものも多かったが、こちらのごま辛は出色の出来、多賀野に引けを取らない。
一種類メニューを増やすだけでも大変なようだが、多賀野では醤油と並ぶ人気の、塩の登場を待ち焦がれている。
ついに笑歩さんが開店。リーマンの私は平日には来れないため開店3日目に訪問。
開店20分前にして早くも20人程度の行列が。。さらにあっという間に後続に20人以上が並んだ。多賀野出身とはいえ、なんという人気だろう。
1時間ほどしてようやく席につけた。
まだ醤油の中華そばとつけそばだけだが、例の「粟国の塩を勝手に使用している店」のポスターがあり、今後のメニュー拡大も期待できる。
家内中華そば、私つけそばを特製で注文。
さすがに店主となったTさんは多賀野時代とは比較にならないほど忙しそうだが、あいさつや声掛けなども対応しており、にこやかな奥様とともに感じがとても良い。
肝心の中華そばとつけそばであるが…
中華そばのスープを一口貰って衝撃を受けた。
無化調ながら、豚ガラ、比内地鶏ガラ、煮干しの出汁を活かし、鶏油の旨味が口腔内で優しく広がる。
つけそばを食べ始めると、多賀野と同じく、最初の旨味の後、じわじわ深まってゆく味わいと満足感。
これがオープン3日目の新人店の味だろうか?既に高いレベルに到達している。
多賀野さんとの違いは、やや甘め、塩分控えめで、出汁を強調したところだろう。無化調と合わせ、場所柄、親子連れを意識したのかもしれない。
麺は新潟名物へぎそばで有名な布海苔をつなぎにした多賀野仕様、チャーシューも店長直伝の味わい深いもの、メンマまで多賀野仕様と、荏原中延まで行かなくても近くの綱島で食べられるこの嬉しさと言ったら。
学ぶは「まねぶ」からきているというが、しっかり学んできたことが如実にわかり、しかもたれなどに店主オリジナルの工夫がある。
すごい店ができたものだ。
それにしても、これだけの味だと綱島でも不便な立地とはいえどのくらいの待ち時間になるのだろう??
それだけは怖い。
ランチを中心のラインアップです。