4回
2020/05 訪問
「ささ」が付かないテイクアウト はじまりました
テイクアウト応援シリーズ その5
大好きなささもと系のなかでもとりわけお気に入りの巴さんが、この程テイクアウトを始められたそうな。
先行者様が投稿されていたメニュー写真を片手に前日の事前予約。準備万端で鐘ヶ淵入りを目指します。
にもかかわらず、諸事情で受け取り時間に遅刻してしまう痛恨。予め遅れる旨を連絡させていただいたとはいえ、快く応対してくださって感謝。
ちなみにラストオーダーまでまだ少し時間があったため、店内でも1杯(いや、2杯)だけいただくことに。
席数を間引いて客間にはアクリルボードで仕切りを立てるなど、新型コロナウイルス感染予防に対して注力されている印象。おかげさまで安心してちょい飲みを楽しませていただきましてございます。
◇焼酎ハイボール 350円
◇自家製コーヒー焼酎 ロック 480円
◇お通し(枝豆) サービス
◇もつ串煮込み 350円
※イートインのため、上記金額に加えて外税10%適用。
当店では初体験のコーヒー焼酎。いわゆる金宮焼酎に珈琲豆を漬け込んだハードコアスピリットな逸品です。やっぱりロックでヤると香り高くて美味しいなあ。でも豆乳割りもまろやかテイストになっておすすめですよ。
また、サービスで頂戴した枝豆は醤油ベースのタレに漬け込んであって美味。後述のおつまみセットにも採用されていて嬉しきかな。
そしてメインのお持ち帰りは以下の通り。
◇おまかせ10本串焼き 1300円
◇もつ煮込み(玉子付) 400円
◇レバーペースト(バゲット付) 400円
◇おつまみセット(2人前) 900円
◇自家製!夜のパキスタンカレー(ルーのみ) 500円
※テイクアウトのため、上記金額に加えて外税8%適用。
いやあ、正直欲張りすぎた感が否めません。しかもお隣の魚真さんで刺し盛りとカマ焼きまで購入してしまった愚か者は私です。誇らしげに。
焼き物はしっかり火が通りつつもほのかな若さも感じられる絶妙な塩梅。強いていうならば5×2種類でなく、10×1種類にしていただけたら最高だったんですけどね。予め相談しておけばご対応いただけたりしたのかしら。
名物の串煮込みの串を外してパック詰めしたもつ煮込み。即ちごろごろポーションの豊富な部位が採用されています。味しみしみの玉子もうんまいなあ。
出来栄え秀逸なレバペやおつまみセットの各品(枝豆にポテサラ&マカサラ、キャロットラペ、生ハム&チーズ、トルティージャ的物体)からも、店主さんのセンスの高さを存分に感じつつ。
ただレバペがオイリー成分をまとっている分、バゲットは少しリベイクした方がより美味しくいただだける気がいたします。
そして最も興味を惹かれていたカレー閣下。パキスタンを冠するだけあって、ホロホロお肉がたっぷりのトマッティーでオイリーなカレーです。スパイスもかなりガチで使用されており、良い意味で完全に居酒屋カレーを逸脱しているレベルかと。
しかしこれだけ本格派ならばロティなんかとも絶対合いますよね。店主さん、炭火×スキレット仕様のロティとかいかがでしょうか。(これもうなんの店かわかんねぇな。
ところで当初は2日に分けて食べようと思っていたわけですが、気が付いたら8割方が胃袋に消えていた件。それぐらい絶品だったのさ、うん。
加えて現在はアルコール類のテイクアウト許可も申請中。近日中に販売開始予定とのこと。焼酎ハイボール片手に電車に乗り込む。なんて素敵な青写真なのでしょう。
自称モッツニスト、今後とも応援しております。
今宵の戦利品
テイクアウトメニュー ※アルコール類は近日発売開始予定
おつまみセット(2人前) 900円
レバーペースト(バゲット付) 400円
もつ煮込み(玉子付) 400円
おまかせ10本串焼き[1300円] その1
おまかせ10本串焼き[1300円] その2
自家製!夜のパキスタンカレー(ルーのみ) 500円
自家製!夜のパキスタンカレー(ルーのみ) 500円
もつ串煮込み 350円 フワと寄せ集め串
もつ串煮込み 鬼七味
サービスの枝豆
焼酎ハイボール 350円
自家製コーヒー焼酎 ロック 480円
鐘ヶ淵駅のホームから見た巴さん
2020/05/28 更新
2019/12 訪問
【祝】「ささ」が付かないささもと系も無事一周年【乞食速報】
今年の12月25日にオープン一周年を迎える鐘ヶ淵のささもと系(ささやご出身)「巴」さん。
それを祝し、12月1日〜期間限定で通常1串150円の串焼きが、全品100円にていただけるキャンペーン(煮込み串や日替わりの高級串は除く)を開催中とのこと。情報を提供してくださった方々におかれましては、心よりの感謝を!
◇焼酎ハイボール 350円
◇梅割り 400円
◇葡萄割り 500円
焼酎ハイボールは安定の梅シロップ入り。メニューには存在しないながらも注文可能な梅割り・葡萄割りは、今回レシートからそのお値段が判明いたしましたよ。
◇もつ串煮込み 350円
◇ポテマカ二点盛り 400円
串煮込みについては前回も力説したので割愛。変わらずの完成度だったとは少なくとも。
大衆酒場マニア垂涎のポテマカ二点盛り。
ポテサラはマッシュ強めの口当たり滑らか甘口寄り。ほのかな酸味とオリーブオイル・ピンクペッパーが良きアクセントとなっていました。
フリッジタイプのマカサラはややシャバシャバ系。ベーコンの薫香と生玉ねぎの爽やかな辛味が際立っていたでしょうか。パプリカパウダーの色味も美しいです。
両者ともに店主さんの一品料理へのセンスと意識の高さがうかがえる仕上がりでした。ちなみに両者を混ぜ合わせて食すのも地味にオススメ。
そしてキャンペーンの恩恵を最大限に受けるべく、心置きなく100円串を頂戴します。
◇ハツモト
◇タン
◇カシラ
◇フワ
◇レバー
◇シロ
◇オクラ
ハツモトは新鮮なコリコリ管と間に挟み込まれた脂の乗ったジューシー部位との対比が素晴らしく、モービー史上でもトップクラスの品質であった記憶。
ミソを塗り焼きしたタンはささもと系の真骨頂でしたし、カシラのねっとり肉々しさもなかなか。フワもここまで外カリ中フア(フワフワというかフアフア)に仕上げられるのも珍しいかと。
ミディアムレアーなレバーと、シロのブリブリなカッティングも特筆物。加えてシロは下処理ボイル具合も良い意味でトロけ過ぎず、程良いゴム感も残りつつの、脂もノリノリな理想形だと断言いたします。
先日お邪魔したのが土曜日だったことも少なからず影響しているかとも思われますが、正直明らかにクオリティに差が感じられたような。きっと店主さんも日進月歩の精神でその技術を向上させているんじゃないかしら。(焼きの途中で油塗り塗り、タレにも繰り返しくぐらせ、二度焼きどころか三度焼き以上を施す徹底ぶりです。
お気に入りの金針菜が欠品中なのは無念だったものの、〆代わりのオクラも抜かりないサクトロ火入れで美味でした。カラフルなごま(京都のにしきごま?)でお化粧されていた点もグッド。
また、リサーチによると、部位によっては先日門前仲町のささもと系「ささ谷口屋」で出会ったガーリックバター味も依頼可能なご様子。次回は是非リクエストしてみようっと。
そんなこんなでただでさえささもと系としては格安な串物が、さらにお得にいただけるキャンペーンの開催期間は残りわずか。ちょうど一周年の当日、12月25日終了を予定されているそうな。我こそはモッツニストを自称する紳士淑女は鐘ヶ淵へ急げ!
2019/12/23 更新
2019/08 訪問
「ささ」が付かないささもと系
2018年の暮れに鐘ヶ淵に颯爽とあらわれた「串焼き巴」さんをご紹介しませう。
新宿思い出横丁の名店「ささもと」さんから暖簾分けされた北千住の名店「ささや」さん。そちらで修行された方が開店されたんだとか。あ、確かに店主さんはささや二号店の「ささやささ」でお見かけしたことがありました。今更ながらこの度は独立おめでとうございます。
さて、ささもと系といえば、いわゆる高級もつ焼きの雄。ある程度お値段が張る代わりに抜群の品質のもつがいただけるわけですが、当店は鐘ヶ淵という若干マイナーな立地であるがためか、その分全体的にロープライス(串焼き一串150円)を実現。それでいてクオリティは大きく相違ないのですから、手放しで素晴らしいと言わざるを得ません。
当然ささもと系伝統の串煮込みも取り扱っていらっしゃいますよ。串打ちされたもつを煮込み大鍋でグツグツと煮込んだ逸品。深みのある味噌ベースのスープもしっかり再現されています。
キャベツ煮込みを追加発注すると鍋中に残留しているもつも付けてくださるのもお馴染みのサービスですな。
焼き物についても鮮度・ポーション・火入れ、いずれも申し分なし。(他の方々のご投稿で散見した開店当初のブレはだいぶ安定されたみたい)
殊にテッポウのトロトロな仕上がりは秀逸だった記憶。甘さ控えめでキレ◯なタレも私好みです。
また、煮込み鍋に一旦くぐらせてから焼き上げる野菜肉巻き串各種も鉄板でしょう。どうやらその日の仕入れによって巻き巻きする野菜も異なる模様。中でもささもと系のスペシャリテの一つ、茗荷肉巻き串は是非お試しいただきたく。(残念ながらこの日は取り扱いなし。代わりにお願いしたえのきも絶品でした。
その他の一品料理も洗練された物が揃っているご様子。例えば自家製レバーペースト然り、焼き茄子の土佐酢浸しなども大層気になりましてございます。
あ、炭火で焼いたガーリックトーストを煮込みの汁に浸して食すのも最高なんだよな。ささやさんで良く頼んでました。当店でも今度絶対に試してみようっと。
そしてドリンクについても心憎いラインナップが並びます。瓶ビールは赤星。焼酎ハイボールや自家製コーヒー焼酎もあり〼
ってあれ?焼酎ハイボールはあるのに、ささもと系お馴染みの梅割りや葡萄割の記載が見つかりませぬ。ほら、あの金宮焼酎のストレートに梅シロップやトカチワインを数滴垂らしたヤバいヤツ。
試しにお聞きしてみたところ…よかった!できるそうです!
それどころか酸塊(カシスリキュール)割りにも対応可能。三種ともに近日中にグランドメニューにも追加予定とのことでした。
しかも「ウチのは甘くないですよ」とは店主さん。なるほど、確かにこれはささやさんの1.5倍ぐらいの量があるんじゃないでしょうか。即ち我々を殺しにかかってくるさらにさらにヤバいヤツ。
総じまして、ささもと系の教えを忠実に守る佳店であった印象。重ね重ねで立地の安さも最大限にアドバンテージとして活かされていました。
ここからさらに破と離の精神に基づくさらなるオリジナリティの開拓を期待しますし、それを期待せずにはいられぬ程、ポテンシャルにも満ち満ちていらっしゃるんじゃないかと。
ということで今後がますます楽しみなお店です。by厚顔無恥なモッツニストより
2019/10/22 更新
たまには違うモノを試してみようぜシリーズ。
を展開しようと目論んでおきながら、結局フード類は既に経験済みのモノばかりになってしまいました。まあついつい間違いないヤツを頼んでしまうのは人情の常でしょう。いや、当店ならどのお品も間違いないのでしょうけども。
でもでも偶然にもおこぼれに与れた試作品のつくねがめがっさ美味しかった記憶。ほのかなスパイシーさと、エアリー(お隣の常連様談)な食感が最高でした。ていうかささもと系につくねって今の今まで存在しなかったのでは?いや、限定品とかで見かけたことはあったかしら?当店では是非ともレギュラー入りをご検討いただきたく。
また、リクエストさせていただいたガーリックバター仕様のチレも絶品。面倒なわがままにも快く対応してくださる店主さんに感謝!
一方のドリンクは赤星の中瓶より始まり、トマト酢サワーに豆乳ハイ、おすすめの日本酒と、初モノづくしで攻めてみました。ちなみに合間に葡萄割りも。一軒目から飲み過ぎ感が微レ存でしょうか。
とりわけトマト酢サワーにはけっこう感心いたしまして。個人的には甘味をともなうトマトサワーってあまり好まない(単純な焼酎のトマトジュース割りは大好物)のですが、当店のソレは酸味と甘味のバランス良好で爽やかな飲み口が特徴的。もつの脂をさっぱりと流してくれるトマト酢サワー、おすすめです。
また、店主さんセレクトの日本酒からは、兵庫県は本田商店作の龍力純米ドラゴンEpisode3をチョイス。ラベルの奇抜さの割には穏やかなコクかつ軽快寄りの味わいだったかしら。上等な普段使い用的な。
ともあれ少数精鋭で感度の高い日本酒を仕入れられている印象。真澄の未体験ライン(最近開発されたフラッグシップラインだとか)も気になりましてございます。
もうすぐオープン1周年半を迎えられるにあたっても、未だ進化の止まらない巴さん。研究熱心な店主さんに引き続き目が離せません。
次回はまた焼酎ハイボール→梅割り→葡萄割りの鉄板に戻りそうなモッツニストより愛を込めて。