nemoccoさんが投稿した小布施堂本店(長野/小布施)の口コミ詳細

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nemocco (千葉県) 認証済

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小布施堂本店小布施/甘味処、和菓子、郷土料理

1

  • 昼の点数:4.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 3.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/09 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

長野食べ歩きの旅(14) 憧れの朱雀とついに会えました☆

九月の連休中、このお店のとあるメニューが目的で長野・・小布施を訪問しました。

とあるメニューと言うのは、もちろんこの時期約一ヶ月間位という短期間のみ提供される、かの有名な朱雀です!!
数年前からずっと行ってみたい、食べたいと口にしてはいましたが、そのハードルの高さから中々行く気になれずじまいでした。
このままでは行く機会すらなくなる可能性もあると・・思い切って今回観光旅行を兼ねて宿泊込みで小布施を訪問しました。
朝の五時や六時からこのメニューを求めて行列すると聞いていたので、宿泊込みでないと私達にはほぼ不可能だと思えたからです。

小布施についた初日は街中の色々なお店や観光施設をまわり、翌日早朝から朱雀ゲット!の為に並ぶという予定でしたので・・
下見やお土産購入を兼ねて小布施堂さんを訪問しました。
小布施堂自体は栗かの子や羊羹等の有名な栗菓子をいただいた事がありますし、地元や都内の百貨店などに商品もあるので購入することはできますが・・喫茶ではここでしかいただけない月替りの季節のお菓子等もあるので翌日余裕があれば、そちらも頂きたいと思っていました。

小布施堂は和菓子屋以外に宿泊棟はじめ、非常に雰囲気あるお店を色々営まれているので朱雀を知る以前から訪問してみたいお店の一つでした。
通りに面した、大きな暖簾をくぐって店内へ入り、喫茶室の入り口でメニューを覗き・・明日はどこへ並ぶんだろうね?等と話しながらふと壁を見ると、「朱雀受付は本宅です」という張り紙を見つけました。
場所をチェックしようと、本宅へ行く為に矢印の方向へ進み・・中庭を通りそれらしき建物の入り口に行くと・・・
本宅入り口に受付席が有り、女性が座っていました。
予約客から受け取ったのか不明な整理券がまとめて机の上においてあったのですが・・書かれた時間を見てもしや??と思い、
「まだ朱雀はあるんでしょうか?」と女性に聞くと、
「はい、ございます」
「!!」
信じられない!何て運が良いんでしょうか!!まさか昼過ぎに訪問してまだ朱雀が残っているとは。
今日は天気が良くない(雨が振ったりやんだり)上に、翌日台風もくるという話でしたので・・お客さんが少なかったのか、小布施堂さん側でこの日はいつも以上に沢山作っていたかのどちらかでしょうか?

朱雀は一人で一個だとかなり量が多いと聞いていた事に加え、既に朝や小布施についてからスイーツをいくつか食べてしまっていたので・・
二人で一個頂く事にしました。
整理券には赤字で15:00~の開始時間という記載がありました。

少し時間があったため、周囲のお店を覗いて時間をすごしてから再び本宅へ戻ってきました。
本宅に戻り、番号順に店員さんから呼ばれて席へ案内いただきました。
広い昔ながらの民家の玄関を上がり、欄間のある畳の席へと案内されました。
店内はほぼ満席状態で、家族連れや女性グループなど色々な層の方が朱雀を楽しんでいました。
周りのお客さんは、ほぼ全員一人一個食しています。
これだけの為に並んで食べるというならば確かに一人一個食べたいですよね・・。
テーブルに整理券を受け取りに来た女性店員さんにも二人で一個ですか?と確認されてしまいましたし。
お腹が空いていればやはり一人一個にしたかったなあとちょっぴり思いつつ、静かな店内で朱雀の到着を待ちました。
そして、やがてやって来た・・待ちに待っていた朱雀・・!
お盆には朱雀とお茶、お箸とスプーン、お手拭が添えられています。
私達には取り分け用のお皿も用意されていました。

朱雀
思っていたより少し小ぶりのサイズでした。(大きいと聞いていたので、かなり大き目のサイズを想像していました・・)
お皿の上にこんもりと盛られた、蕎麦状の栗は結構細めで長く、とても繊細な見た目で美しいです。
二人で食べるので旦那に二つにカットしてもらいました。
断面を見ると上にはらりとかかった栗の厚み、そして中心に甘そうな栗あんが入っているのが分かります。

まず上の蕎麦状の栗を食べてみました・・・まさに栗そのものという素朴な味わいでした。
余計な甘味も無く、蜜でのばしているという滑らかな食感も無いですが、ほろりとした空気感にぼそぼそしない程度の滑らかさとしなやかさがあります。
甘味を加えず、栗そのものを丁寧に裏ごししてこの状態にしたんだろうなと言う印象でした。

これだけでも栗好きの方ならば美味しいと思うのですが、中の甘めの栗あんとあわせて食べると、素朴な栗にあんの濃厚な甘さが加わり、甘さと栗感が程良いバランスとなり一段と美味しく感じます。
このお菓子はまず割ってから中の栗あんと絡めて食べるべきですね。上から順に食べていくと、栗あんが残ってしまってそれぞれ単体で食べる羽目になるかもしれません・・
憧れ続けていた朱雀は、栗そのものが好きな方には、是非一度食べてほしいと思える絶品の和菓子・・・
見た目、味ともに栗菓子の王者とも思える貫禄を持ったお菓子でした。

また明日朝並ぼうか?と旦那が冗談交じりに言いましたが、結局翌朝は台風が来るという予報でしたので並ぶのをやめました。
この日、実際に早朝から100名以上が並んでいたとの話を宿の主人に聞きました。
行列だけでも見ようかと思いましたが、朝からの雨風で結局それも諦めることにしました。

折角の小布施旅行は雨が振ったりやんだりに加え、翌日は台風という天気でしたが・・そのお陰か?予想外の訪問当日に並ばずに朱雀を食べることが出来、本当に運が良かったです。

さて、小布施堂さん売店の方では色々買いたいのを我慢し、他のお店と食べ比べの意味で栗羊羹・栗かの子羊羹のみ購入してみました。

栗羊羹
どちらかと言うと少し色が薄めの羊羹です。
食べてみると、かなり口当たりが軟らかいことにビックリしました。
瑞々しさを持った軟らかさと言う感じで、栗風味はしっかりありつつも甘さはかなり上品というよりもライト、かなり軽さ・明るさを感じる甘さです。
他の店舗に比べて全く方向性が違う栗羊羹は個性的な味わいでした。

栗かの子羊羹
栗が入っている為か、ホックリとした食感が加わり栗っぽさがありますが・・
他の栗菓子屋さんと比べるとかなり良い意味でライトに仕上げられていると感じました。
羊羹と同じく、かなり軟らかめの瑞々しい感じの食感です。こちらのほうを若干後日に食べたせいか、羊羹よりさらに軽やかな仕上がりに感じました。
かなり軽い甘さで後を引かない感じですが、他のお店と食べ比べるとかなり軽いので・・
気軽に食べるには良いかもしれませんが、お茶とあわせてゆったり食べるには少し物足りない気もしました。

憧れていた小布施堂さんの本店はやはり素敵でした。しかも、あの朱雀を無事いただけて本当に大満足でした。
また今度小布施を訪問した際には本店喫茶室の方も是非利用したいです。

※採点は朱雀だけならば味も4点をつけたかったのですが・・
栗羊羹も美味しいのですが、微妙に私の好みと違う部分が有りました。なので味に関しては少しマイナス、抜群の雰囲気で平均4点とさせていただきました。

  • 秋期間限定の朱雀

  • 朱雀セット

  • 朱雀断面

  • 栗羊羹、栗かのこ羊羹

  • 栗かのこ羊羹 栗の粒が見えます

  • 栗羊羹

  • 小布施堂メイン入り口

  • 朱雀受付案内板

  • 朱雀整理券

  • 朱雀会場入り口

  • 本宅玄関

  • 本宅廊下

  • 本宅やカフェのある中庭

  • 中庭側入り口

2013/10/25 更新

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