さて、まだある趣味。
多趣味と言われれば、そうなのかもしれません。
広く浅く。いや、目指すは広く深くなのです。
で、その中でも、生活密着型(生活の一部)レベルの趣味が「競馬」。
もう、かれこれ30年以上かなぁ・・・・・・
出会いは、1984年11月25日。それは、いきなり訪れた。
当時、中学生だったわたしは、午前中の部活が終わり、何することも無く、テレビをボーっと見ていた。
日曜午後のプログラムは、ゴルフなど中学生が喰い付くような番組は、あまり多くありませんでした。
たまたま点いていたのは、競馬番組。
競馬なんて、存在は知っていても、興味も何もなかったわたし。
かと言って、他に趣向する番組もなく、意味なくそのまま見ておりました。
その日は、大きなレース。※当時は、レースとしての理解はなし。
話の内容からして、なんだか凄いレースなんだということは察する。
以下、当時のわたしの理解。()内は、後付けの知識。
・ 海外から錚々たるメンバーが来日(当時、国内では珍しい国際R)
・ 日本馬は、到底太刀打ち出来ない(実力の差は歴然)
・ 日本には、無敗の馬がいて、初勝利の希望アリ(3冠馬シンボリルドルフ)
・ 3冠はすごいことで、歴史上ほとんどいないが、なんと、ルドルフ以外にも、もう1頭出場(ミスターシービー)
などと、当時のアナウンサーが力説していた。
ふーん、そうなのかと、その時点でも、さしたる興味も持たず、いかにルドルフが強くて、可能性を秘めているかを聞かされる。
そして、ゲートイン。
この瞬間、何かが灯った。ごく小さな何かだが、確かに灯った。
スタート。
競馬のことなど、何も知らず、理解などしていないけれど、何故か鼓動が高鳴った。
1秒ごとにドキドキが、激しくなる。
第4コーナー。直線に向くその場群が、正面からのアップ画面に変わる。
この瞬間、何かが弾けた。
そう、わたしが競馬の世界に引き込まれた瞬間だった。
と、その時から、正確には33年と9か月。もう、どっぷりです。