3回
2018/09 訪問
2度目でも唸る
【本日のオーダー】
きのこ汁うどん 850円
【感 想】
この日は、海外からのお客様を接待を仰せつかりました。
日本の農業に興味があるとのこと。
それならばと、我が社の相談役と旧知の仲である方が、壬生町でいちご農家を営んでおられるそうで、そちらに伺いました。
まあ、お偉いさんからの業務命令ですわね --;
おもちゃ博物館にも訪問し、お昼は何にしようかと。
海外のご一行、うどんがお好きなそうで、それならと、同行を買って出てくれた壬生に詳しい顧問のススメで、以前に行ったことのある例のうどん屋に決定。
前説のくだりは、↓↓↓
https://tabelog.com/tochigi/A0902/A090203/9013491/dtlrvwlst/B336505561/?use_type=0&smp=1#81394575
今回は、8割がた埋まっており、中々の人気店であることが分かります。
海外の方は、皆さん冷たい系を選びました。
わたしは、きのこ汁のつけタイプを。
待つこと15分弱。
おおっ、あいかわらずセクシーなルックスです。艶やかにしてしなやか。
うどんが放つ誘いがハンパねぇっス。
つゆは、ちょっとイメージが違う。
きのこたっぷりかと思っていたのですが、シメジ中心で、種類が少ないっス。
もっとこう、舞茸やらひらたけ(≠ブナシメジ)などがわんさかとしたものを期待していたのですが・・・・・・
ベースは他と変わらないと思います。
強いカツオベースに、僅かな粉節感。甘味は少なく、醤油の香り豊かなスープに、キノコの味わいがプラスされております。
さあ、うどんだけでいきましょう。
くみくみ。くみくみ。
うん。美味い。
滑らかな口当たりながらも、弾けるボディ。いつにも増して、イイ出来栄えです。
太麺が苦手なわたしでも、これは特に別。格別な味わいを堪能させていただきました。
海外からの客人も、何度か来日し、うどんも食べたことがあると言っていましたが、このうどんを食べてみて、これまでの中で一番美味いと。ファンタスティックーーー。ってな表現でした。
次は、うどん好きの子どもたちを連れて来てみましょう。
ごちそうさまでした。
2019/01/29 更新
2017/12 訪問
周りは田んぼ 農業施設居抜き!?うどん屋で絶品うどん
【本日のオーダー】
鴨汁うどん 850円
【感 想】
わたしの上司は、長く壬生にいたので、壬生・下野辺り、特に壬生はやたら詳しいお人。
この日は、壬生から下野にかけて営業活動。
昼時、美味いうどんを食わせる店があるからと、こちらのお店を紹介してくれました。
農業道路を走り、本当にこんな場所に店があるんかいなと思っていると、緑色の屋根の保育園の園舎のような建物が見えてきました。
どうやらその建物が、目当てのうどん屋のようです。
大きな看板と、のれんがかかっているので、初めての方でもわかると思います。
元々、行政の関連施設だったみたいです。
実際に、同じ建屋には農業改善センター(うろ覚え)があり、本来は農業関連の支援施設のようですね。
門扉には、「ふれあいセンター」と表記されているので、以前はそのような施設だったであろうことが窺い知れます。
店に入っても、ふれあいセンターの名残が残ったまま。
一段高いステージがあり、当時は、ここでカラオケやら寸劇などが行われていたのではないかなぁ。
ですので、通常の飲食店舗とはレイアウトが全く異なります。
広いホールに、4人掛けテーブルが6卓。もっと席数増やしてもいいんじゃないかと思うくらい、広くゆったりとしたスペースになっています。
基本のメニューは、「つけ汁タイプ」か「ぶっかけタイプ」と「温かいうどん」の3種。
通常のメニュー以外に、ステージの上に季節限定メニューが書かれたボードがあります。
限定の汁なしは、「明太クリーム」や「カルボナーラ風」など洋風メニューもあり、若い客層の好みにも対応できますね。
限定には、かんぴょうなど地の物を使うなど、地域性も感じとれて嬉しいです。
わたしは、「おすすめ」マークの付いた鴨汁うどんをチョイス。つけ汁タイプです。
麺の茹で上げに、12分程度かかるらしいです。メニュー写真から見ても、けっこうの太さの麺なので、当然ですね。お行儀よく待たせていただきます。
お待ちかねのうどんの登場です。
見た目かなり上品で、美味そうです。
黒の器に盛り付けられ、ツヤっツヤでしなやか、小麦色が良く映えます。
ルックスから、絶対に不味いわけありません。
つけ汁は、多分鴨の脂でしょう。粉末状の出汁粉と相まって、けっこうな脂感が見て取れます。
まずはうどん。何もつけずそのまますすります。
ほのかな塩味で、噛むとけっこうな歯応え。そして、小麦の香りが味わえます。噛んでいると、甘みも感じてきます。
何なら、このままつけ汁なしでもかなりの量がいけるぐらい美味い麺です。
讃岐うどんの系譜で、しっかりとしたコシの強さと、滑らかな舌触り。この辺では中々見られない、かなり上等なおうどんです。
続いて汁をそのまま。まずははっきりとした輪郭のカツオ節と醤油。次に鴨の脂と旨味が口いっぱいに広がります。ネギも焼いているから、香ばしさも感じられます。
単体だと、つけ汁にしてもかなり濃いですねぇ。
それでは、いよいよ麺をつけ汁につけて食べてみます。
最初は、汁のしょっぱさが勝ちますが、麺を噛んでいると、麺の甘みが混ざり合い、丁度良い濃さになります。それでもわたしには濃い目に感じます。特に鴨の脂分が強めに出てますので、コッテリ感を感じる方もいらっしゃると思います。
麺と汁のバランスの良さは、互いに負けない強さから来るものでしょう。麺がかなり主張強いので、汁もある程度の濃さをキープしないと、うどんの強さに負けてしまうのだと思います。
そのための濃度かな。うどんだけを食わせるなら、あっさりした汁でいいのかもしれません。ですが、汁もしっかりと味わわせるため(うどん+汁)に、うどんの強さに負けない濃さにしているのかもしれません。
正直、こんな辺鄙(失礼)な場所で、これほどの美味しいうどんが食べられるとは思ってもみませんでした。
そんなに混雑もしていなかったので、意外と穴場なのかもしれません。
ごちそうさまでした。
2018/03/14 更新
【本日のオーダー】
牛筋ぶっかけうどん(温) 900円
【感 想】
このエリアで一番美味いうどんの店だと思っているこちら。
うどん好きの子どもたちに、是非食べてもらいたいと、常々思っておりました。
ですが、なかなかこちら方面に子どもを連れての用事がありません。
ようやく、壬生方面にいくことになり、念願叶っての訪問です。
カミさんも初めて。
何がおススメなのかと問われたので、最初はうどんそのものを、しっかりと味わえるものを。。。なんて講釈を述べている横では、、、
子どもたちは、メニューも見ずに「ざるうどん」。こちらでは、もりうどんが正式品名ですね。
カミさんには、つけの肉汁を勧めました。
初めてならば、武蔵野うどんによくある、肉汁をおススメいたします。
わたしはと言えば、温かい系統が未食なので、温麺でとは考えていました。
こちらの温麺は、「かけ」と「ぶっかけ」があります。関東人のわたしは、理解するまでに時間を要しましたが、なんとなくその特徴は把握したつもりです。
自分の中では、「かけ」の「あつ」が希望だったのですが、食べてみたいと思っていたメニューは、「ぶっかけ」にしかありません。
迷いましたが、トッピングに惹かれて「牛筋ぶっかけ」をオーダー。
うどんの茹で上げ時間は、12分と記されていたように記憶しています。
茹で置きはしないとのことでしたから、それだけ待つ必要があります。でも、茹で置きだと味が落ちますので、当然のオペレーションですね。
何度か伺ってますが、客もそれを承知で、まったりとした時間と空間がそこにあります。
本当に美味いものを食しようと思えば、それなりの時間が掛かるのは当然ですし、その時間を含めて”食事”と考え、ゆっくりと佇むことは、ある意味贅沢なのかもしれません。
さ、やって来たうどんは、ぶっかけらしくツユは少な目。
お目当ての牛筋は、意外と多め。もっと、ちょびっとかなと思っていましたが、思わずニンマリ。
まずは、出汁を、、、
甘い。これは、想定外の甘さ。
基本のツユが、イリコガ利いた出汁先行の好みのツユだったので、そこに軸があると思っていました。
続いて、牛筋。これも、甘口。
牛筋自体の甘さもあるのでしょうが、味付けが甘い方にけっこう振っています。
甘辛が好きな人には、堪らない味付けなのでしょうけれど、ベース出汁が前面に出てくるタイプを寵愛するわたしには、かなりストライクゾーンから離れていました。
乗せられたショウガとネギを混ぜ合わせて、何とか食べ進められるようになりました。
これは、ショウガが無ければ大変なことになっていましたねぇ ^^;
うどん自体も温められた分、柔らかくなっており、自慢のバシバシしたコシが影を潜めてしまっています。
最初のうちは、全然OKですが、時間の経過とともに、柔らかさが増していきます。甘目の出汁であるため、勢いよく食べ進められない状況ですと、許容範囲以上の柔らかさに、終盤は襲われます。
もっと、サクサクと食べていけるであろう、イリコベースの出汁であれば、また違った展開が望めたと思います。
美味いうどんではありますが、食べ方如何で、その表情は一変します。
ベストな食べ方、、、個人差や好みはあると思いますが、わたしの中で、ぶっかけは「なし」かもしれません。たまたま、牛筋がその味付けに合わせるため、出汁自身を甘目の設定にしているやもしれません。
他のぶっかけを食べてみないことには、何とも言えませんが、この時点では、かなりのディスアドバンテージ。
本場讃岐は、「かけ」が基本と言われているようですし、次回はシンプルな「かけうどん」でリベンジすることを心に決めました。
あ、カレーうどんも気になるな。。。
ごちそうさまでした。