7回
2019/08 訪問
久しぶりの竹末詣
【本日のオーダー】
こっさり 750円
茹で餃子 290円
日替わり丼 300円
【感 想】
めっきりラーメンリクエストが減った長男坊。
たまにはいいじゃないかと、ラーメン屋に誘いました。
ラーメン屋でも餃子が無いと、首を縦には振らない彼。
そういえば竹末って餃子あったけなぁ。。。?
いつもは、営業途中でのランチ補給なので、餃子はご法度(マイルール)なんです。
周囲の方々の食事風景を思い出しても、餃子ってイメージが無いのよねぇ。
マジであったっけ?
その前に、13:30過ぎだけど、混んでるよなぁ。土曜日だし、並びはある程度覚悟するか、弥惣吉、かずしのも選択肢に入れようか。。。
と思いつつ、笹原の交差点(自治医大病院西)を通過。穂香は、駐車場の具合からして、まあまあの混雑か。なら、竹末は並び7,8人かな。
さて、、、あ、外待ち無しだ。
よっしゃ、10分も待たないでしょう。
コブ付きならば、これで手を打ちましょう。いや、上等上等。
外並びでも、メニューが置いてあり、サッと気付いてオーダーを取りに来てくれますから、着席後の待ちが最小時間で済むんですよね。
こちらのスタッフは、良く出来た方々なので、キッチンとの連携プレーも堂に入ったもの。
この日は、「こっさり」day。初めて当たりました。
限定以外は、メニューコンプ済み。そりゃあ、こっさりにイクしかないでしょう。
10分も待たずに入店案内。
入店前にオーダー入っているので、着席からの提供も、スムーズ。
接客の良さや、オペレーションの手際の良さと料理の美味しさは、比例するものだと思います。
一概には言えませんが、往々にしてその傾向は強いと思います。
こっさりは、あっさりとこってりの中間。Wスープですね。
味わいは、あっさりのコクを、こってりの強さが、凌駕している感じ。つーか、こってりなんでねw
わたしは、コクのある清湯が理想的であるが故、こちらのあっさり又は会津地鶏の醤油がベストな感じなんです。
これが、バランス比をカスタムオーダーできるのならば別ですが、この比率ですと、あっさり、こっさりのどちらかにした方が、竹末らしさを味わえるように思います。
個人的には、8:2(あっさり:こってり)がマイフェイバリットバランスなんスかねぇ。
なんなら、9:1でもいいかも。
麺はいつものパッツリ系です。
ややモソですが、とても美味いと思って、いつもいただいています。
ラーメンは、スープの方にスポットライトが当たる傾向がありますが、食事であることを考えると、麺が美味くないと話にならない。
実力店と呼ばれるお店は、一様に、麺にも拘りと自信を持たれています。
未食メニュー且つ限定メニューだったのでオーダーしましたけれど、狙ってこっさりは無いかなぁ。ピンポイントで狙う意味合いは、わたしの中にはありません。
まずいからではありませんよ、決して。
非常に高いレベルの中での話であって、一通り食べてみた中での、自分なりの結論です。
茹で餃子は、あくまでもサイドですね。
栃木や茨城で見られる、餃子もまた名物的なお店とは違うかなぁ。
ラーメンが頭抜け過ぎてるせいかもしれませんが。
丼も、この日の物は、鶏塩ダレのご飯。かなり塩強め。お水の消費が激しかった ^^;
やはりこちらは、ラーメン専門店。
サイドは所詮サイド。厳しいかもしれませんが、ラーメンに特化しても、文句は出ないと思います。
もしかすると、かなり大当たりな丼に出会うかもしれませんけどねぇ。。。
この日初めてこの店を訪れた長男坊に、「トイレに行ってきてごらん」と促しました。
戻ってくると、ニヤニヤしながら、トイレにテレビとか、キラキラしていてスゲぇと言っておりました。
ごちそうさまでした。
※ ※ ※ ※ ※
今年のレビューは、これで打ち止めです。
狙ったわけではありませんが、近隣では、一番のお気に入り店の一つである「竹末食堂」で〆るのも、巡り合わせなのかもしれませんね(笑)
稚拙なくせに、ダラダラと意味のない御託を並べながらのレビューに、たくさんの「いいね」や「コメント」をお寄せいただきありがとうございました。
また、お目通しいただくなど、貴重なお時間をお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
残り少ない令和初年ですが、最後まで美味しい食とともにお過ごしいただき、良いお年をお迎えくださいませ。
来年も、変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
2019/12/31 更新
2018/12 訪問
禍を転じて福と為す
【本日のオーダー】
会津地鶏の中華そば(醤油) 830円
【感 想】
下野市経由結城方面で、仕事です。
普段は、こってり系はちょっと避けるんですが、何故だかわからないのだけれど、この日は、こってり系を欲しています。
場所的に、石橋駅前の「かずしの」をロックオン。
こちらのあっさり清湯は、既に食べさせていただいております。
メニューを見た記憶では、こってり系もあったはず。
一通りのメニューをコンプリートしたいと思っておりますので、良いタイミングかと。
店舗より数十秒の場所にある駐車場も楽チンで駐車。
ま、13時過ぎてるから、それほど混むことも無かろうとは思ってましたが。
鼻歌混じりで、お店の前に来ると、何となく店内が暗い。
と、思っていると、自動ドアに貼り紙が。
「腰痛のため、本日休業」
なぬ!?
ええっーー。
こちらのお店とは、どうも相性が悪いらしい。
今日で、4回目の訪問なれど、1勝3敗。
3敗のうち、1回は定休日。あとの2回は、臨時休業!!
うーん。
やっぱり、相性ってあるもんですね。
仕方ないので、4号沿いのどこかにしましょうか。
弥惣吉、竹末、穂香、新新(ちょっと中に入りますが)、味番人。
このあたりかなぁ。
味番人だけは、未踏峰。
まずは、竹末詣でしてみて、混雑なら、戻って弥惣吉というラインに決定。
よくあるラインです。
おおっ!
竹末、外待ち無し。駐車中の車も少なく、絶好の突入日和。
店内も3割程度と、人気店には珍しく、空いております。
時刻は、13:30ですので、この時間帯が狙い目なんでしょうか。
こってり気分でしたが、久しくこちらのあっさりを口にしていませんでしたので、あっさりにしようかと思った瞬間、会津地鶏の中華そば(月一限定)があるではないですか。
こちらのお店、夜には限定モノが頻繁に提供されていますので、こちらもそれかと思い(夜限定との表記がなかった)、念のためホール担当のスタッフさんに聞いてみました。
「お昼でも大丈夫ですよー」
とのことです。ここは、迷うことなく、会津地鶏を醤油で。
5分程度で到着。
おっ!?
素ラーメンですか?
勝負に出てますねぇ。と、思いきや。
「すぐにトッピングをお持ちしますねぇ」
と、どうやら、トッピングは別皿提供のようです。
目の前に現れた、素ラーメン。
鶏の香りがプンプンしてきます。
今どきの淡麗仕様では、スタンダードといえるスープ色。
やや濃い目の琥珀色。もちろん、透明度が高く、キラキラと輝いています。
表面を覆う鶏油は、けっこうな量。これが、後ほどの悲劇を招く。
一口目。
あひゃぁ!!!
これは、稀に見る超絶激熱スープでありました。
天井がヤケドしたことは、すぐに認識できましたが、歯を食い縛り、口一杯で味わいます。
醤油のカエシが色濃い印象。ですが、カエシに負けない鶏スープの力強さ。鶏油のバックアップが大きいのでしょうが、それでも旨味の点で、バッチリと会津地鶏を振り絞って抽出されていることが、嫌でもわかります。
残念ながら、大火傷で天井がベロンベロンになり、早くも口腔内表皮がズル剥け。以降、舌先を中心とした味わい方にせざるを得ません。
このスープを、舌先で味わうと、強い動物由来の甘みを感じます。口一杯で、旨味や風味を感じ、舌先で甘みを感じる。そして、徐々に舌全体にその甘味が浸透していく感じ。
甘みや旨味が、舌全体にまとわり着く感覚と言えばいいのでしょうか。
とにかく、美味い。
麺は、細目のストレート。これも、今の流れの中心と言える、細パツ。
でも、この麺は、通常のあっさりなどとは、少し違うようにも感じました。パツ感と言うより、プツリと程良く弾けるような。
麺も麺で、しっかりと美味い。弾力がある分、多少、モソモソ感じますが、この麺が柔過ぎると、台無しになりそうな気がしますので、この食感がベストなのでしょう。
トッピングは、冷たいのは仕方なし。
残り1/3付近で、複数回に分けて投入。
どれも、竹末スタンダードな美味さ。けれど、このラーメンとして考えると、少し遊びが弱いかも。別添えならではの冒険があっても、面白いんじゃあないかなぁ。
チャーシューは、塩焼き!?
通常のものとは、かなり違いますか?
単独でもかなりの塩分。これだけで、ビールのつまみとしてイケちゃうレベル。
ハッキリと申しまして、この一杯は、わたしが追い求めるラーメンの理想像に限りなく近い味。いや、今後の出会いが未知数と考えると、これをベストハイリーサティスファイとしても何ら問題がありません。そう言い切りたい味でした。
ドンピシャリとならない部分としては、
① かなりイイ線イっているが、それでもまだ塩味が強い
② 麺も、バッチリといい具合だが、味が落ちても昔ながらの中華麺が恋しい
③ 鶏の旨味が強い分、どうしても鶏油が多く、かなりオイリー
重箱の隅を突くような事ですが、これも、あえてと言うならば。
いきなりの熱傷は至極残念でしたが、このラーメンのクオリティを推し量るには、そんなことは関係ありませんでした。
逆に、完全無欠の状態であったならばと考えると、嬉しさがこみ上げてきました。
いつもどこかで、理想のラーメン何て、と思っていたわたしの前に、突如として現れた白馬の王子様的な一杯。
ごちそうさまでした。
~ご挨拶~
今年一年、当愚レビューにお付き合いいただきありがとうございました。
血液検査の数値的に、ちょっと考えなければならないことも出てまいりましたので、来年はセーブ気味になるかと思います。
その分、過去の思い出し回顧が増えていくことでしょう。
元々、備忘録代わりと思って始めたものでしたので、ある意味初心に帰るということで。
最新情報で、皆様の店選びの一助とする食べログさんの趣旨とは外れる部分もありますが、お許しいただいた上で、またお越しください。
末筆ながら、皆様良いお年をお迎えくださいませ。
2018/12/31 更新
2018/11 訪問
竹末詣 つけ麺編 やはり竹末は一味違った
【本日のオーダー】
超絶、鯖と帆立ペースト つけそば(中) 880円
【感 想】
さあ、メニューのコンプリート(限定除く)目指して、詣ましょう。
ただ、人気の行列店なので、並び嫌いなわたしとしては、暖簾をくぐる条件が存在します。
● ピンポイントで目指さない(通りすがりの時に)
● 並びが無く、駐車場に空きアリ
この二つをクリアしなければ、どんなに食べたくても行きません。
この条件をクリアするには、14:00以降であると、可能性が高くなります。
14:00頃に、こちらのお店を通るように仕向ける営業プランを練ることもありますw
今回は、結城の事業所に出向く用があり、事業所を15:00としました。
14:05。目論見通り、外並びなし。当然、駐車場の空きもあり。
はずしたら、時間も時間なので、穂香ぐらいなので。
8割ぐらいの埋まり具合。
この時間でも、この入りですから、さすが人気店ですね。
今日は、最初から「つけ麺」(こちらでは「つけそば」)狙いでしたので、迷うことなく。
さあ到着。
まずは、麺から。
太麺ですが、そこまで太くはありません。つけ麺にしては、比較的細い方かもしれません。かなり太いお店も多いですからね。太過ぎるの好きではないんです。わたし。
麺は、ツルツルモチモチのツルモチ系。単独でいただくと、喉越し重視なのかな、と思ってしまいます。
でも、濃厚なつけ汁と一緒に啜ると、喉越しはどっかに行っちゃいますね ^^;
水切りもぬかりなし。
美味さもそうですが、オペレーションのひとつひとつが丁寧であることがわかるお店です。
スープは、スペシャル(空前の帆立ペースト)をベースにしたつけそば仕様。
良く見る濃厚豚骨魚介に類しているとはいえ、そこは竹末。一筋縄ではありません。
帆立ペーストで、風味と味わいを浮き立たせつつ、鯖節を強すぎないほどにブレンド。鶏と帆立で初動インパクトを与え、口残りに鯖節。
帆立が強すぎると、飽きるかな。わたしは。そこを、上手い具合に鯖が介入しています。
鰹節で、スッキリさを加えるのも手かとは思いますが、あえて鯖節で更なるコクを加えたのは、濃厚路線を動物系、魚介系共通のベクトルをブレさせないためでしょうか。
それでいて、結果しつこ過ぎない仕上がりは、さすが竹末と言えましょう。
トッピングもいつも通りの出来。
ただ、今回は、メンマが貧相だった --;
と、あいかわらずチャーシューが、わたしにはしょっぱ過ぎる。。。
残るグランドメニューは、何だろう・・・・・・
ごちそうさまでした。
2019/06/01 更新
2018/10 訪問
塩のクオリティも高いが、やはり本命は・・・・・・
【本日のオーダー】
味玉塩あっさり 850円
【感 想】
13:45。
ある程度、竹末の傾向は掴んだ。はず。
ピークタイムを外すには、この時間帯ぐらいからと見込んでのことである。
予想通り、駐車場空きアリ、外待ち無し。
店内は、ほぼ満席。カウンター3席ほど空き。
やっぱり、14時前くらいからがいいんだな。と、あらためて認識。
今日は、未食の塩で。
最初っから決めていました。
先客調理分は、ほぼ完了していたのか、5分程度で提供。
調理待ちもなく、今後はこの時間にしましょう。
さて、初塩です。
ビジュアルは、けっこう黄色い。
キラキラと輝く黄金色のスープと言えなくもありませんが、これは表面を覆う"鶏油"の仕業ですね。鶏油の量は、多めです。
鶏油の向こう側にあるスープは、クリアであること間違いなし。
醤油で、清湯系のベーススープの質の高さは、重々承知しているので、期待しちゃいます。
トッピングは、醤油と変らない感じです。
竹末だけに、塩は塩なりのトッピングを期待したのですが、、、
いつも通りスープから。
やはり鶏油多いですね。それだけ、鶏の香りと風味は増すのですが。
ほぉ。
ある程度想定していた丸みのあるスープ。
清湯系のベースがまろやかであることは、醤油をいただいた時から感じていました。
醤油とは別に、塩用のスープを仕込んであるかもと、期待を抱いていおりましたが、あっさり(清湯)はベースが同じですね。
違っていたら、バカ舌炸裂と思ってください ^^;
醤油とは、同じ系統の味わいですね。
同じあっさりでも、キレを重視したスープが出てくると嬉しいな。。。と思っていたんですけどね。
ま、ま、それはそれで。
で、お味は、他の列強メニュー同様かなりの美味しさ。
特に、鶏にフォーカスを当てたスープを存分に楽しむなら、塩でしょう。ベースのスープを味わうことが出来ます。
他店に比べれば、ベーススープの豊かさに、大きな差があるものの、ちょっと飽きが来るかもしれません。それだけ、シンプルな美味さを追求した結果なのでしょうけれど。
麺も、醤油と同様。細めのパツ系。スープを邪魔せず、一体感ある仕上がりを目指していると思われます。
塩も、かなりのクオリティですが、初めて醤油をいただいた時のインパクトには及びませんでした。
醤油が、カエシとスープの豊かな絡み合いを感じることが出来る、上質の一杯であることと比較すれば、塩は、ちょっと単調かなという気がします。
単調って言ったって、他店に比べれば、圧倒的に美味いんですが。
どのメニューも、ハイレベルなお店だけに、ちょっとした粗(好みの良し悪し)が気になってしまうのでしょう。その域で、個々、何が好みかで、推しメニューが変わるとは思いますが、何を食べても間違いが無いお店だと思っております。
その中でも、わたしは・・・・・・
あっさり醤油推しですね。
ごちそうさまでした。
2019/05/07 更新
2018/06 訪問
さあ竹末のオリジナルを攻めてみようぞ
【本日のオーダー】
空前の帆立ペースト 味玉スペシャル 880円
【感 想】
前回、驚嘆の声すらも上げられず、感服極まりないまま帰宅の途につきました。
わたしは、新店舗開拓型なので、基本、続けざま(だいたい年3回行くとヘヴィユーザーw)に通うことはまずありません。
それが、今年2回目。
時期的、インターバル等鑑みても、異例と言っていいでしょう。
今回は、前回感動した基本のあっさりではなく、オリジナルの帆立ペーストを選択。
テキパキとした女性店員さんの案内と、オーダー取り。
オーダーを通すと、テキパキとオペレーションに入ります。
待つこと5分程度。
ホタテ君がやって参りました。
鶏の香りの中に、ガッツリと帆立の香り。普通帆立を使う場合、乾物だったりをスープの出汁として使うケースが多いのですが、こちらは、メニュー名の通り、帆立ペーストが乗っています。
スープ自体は、グランドメニューのこってりを使っているのでしょうか。
これは、ありがたい。
帆立を頼みながら、こってりまで味わえてしまうので、一挙両得。
まずは、帆立テイストに脅かされていない、こってりの不可侵領域から。
おおっ、さすがに竹末ブランド。コクをもたせながらも、素材の臭みなどは感じさせない、丁寧な抽出ぶり。濃厚な鶏白湯ベースに、醤油の味わいを加え、イメージとしては、天一のこっさりのような濃度。
臭みがほとんどないのは、鶏オンリーなのかしら。それで、ここまでコクを引っ張り出しているのは、スゴイものだと思いました。
そこに、帆立のペースト。濃いめだと、単調さを感じることもあるわたしとしては、いい塩梅で交錯する帆立が、何とも言えない美味いスープを作り出しているのだろうか。
あえて交錯と。いい意味で、交じり合っていないのです。かと言って、反発しあうわけでもなく、互いの主張を受け入れつつも、手を取り合ってよい高い旨味を目指すみたいな。
麺は、こってり用!?
あっさりに比べて、ちょいと太いようにも感じます。
あっさりが細めのパッツン系に近かったと思うんですが、こちらはモッチリ感を出した太目。
相性は、それぞれがバッチリ。
あっさりでかなりやられましたので、短インターバルで来店する価値があるお店だと、改めて感じました。
こってりもハイレベルですが、個人的には、あっさりの方が数段上。スペシャルは、帆立ペーストは一食の価値があると思います。ただ、こってりのベースとなっている、鶏白湯!?は、上物も、他店でも同レベルのものをいただけるような気がしますので、オンリーワン的なイメージはちょっと少ないかな。良い意味で、旨味の甘みが強い気がします。わたしとしては。
これでキレまで両立させるのは、相反したことなので、無理っちゃあ無理ですが。
さあ、次は、「あっさり塩」と「つけそば」です。
ごちそうさまでした。
2018/11/18 更新
2018/02 訪問
降臨
【本日のオーダー】
味玉あっさり 800円
【感 想】
今日も下野方面を走ります。
いつもの通り、とりあえずダメもとで、竹末詣。
詣と言っても、目の前を通るだけ。食事もしなければ、並びもしません。ただただ、通るだけ。何故なら、いつも行列だから。行列嫌いなわたしには、とりあえず見てみるだけが、いつものこと。
が、な、なんと、この日は、並びが誰もいないじゃないですか。
しかも、駐車場から1台出ていくではありませんか。つまり、並ぶことなく入店出来る可能性大。
急いで、車を停め、店内を覗きます。すると、ちょうど店員さんが外の確認をしにきたタイミングらしく、店内満席とのこと。外での並びとなりますが、先頭なので、待ちの苦悩は最小。まだまだ寒い季節でも、ストーブが焚いてあるから、そこまでの寒さも感じません。
待っている間に、メニュー表が提供され、事前オーダーシステムとなっているようです。
メニューは、あっさり(醤油、塩)、こってり、帆立、つけそば(帆立+鯖)と、多過ぎず、少なすぎず。
初めてなので、あっさりをチョイス。
5分ほどで、店内へ。
そこから、更に5分ほどで提供です。
たまたまのタイミングかもしれませんが、超人気店で、提供まで10分とは、僥倖的ではないかと。特に、わたしのような並び拒絶者としては、神懸かりといっても、過言ではありません。
さて、見た目は、思っていた以上に濃い(醤油色)スープ。もっと、透明感のある、いや、透明感はあるんですけど、黄金色的なイメージを持っていたのですが。
噂を聞いていると、もっと淡麗チックなものと思っておりました。見た感じだと、カエシが強めに出てるのかなと。
まあ、さておき、超有名店の味はどんなものか、と。ちょっと上から目線で、「近こう寄れ」みたいな。
何故かと言うと、これまでにも、何度もこういった展開がありました。その度に、淡い期待はバッサリとブッた切られてきたわけで。そんなことから、「絶賛される有名店でも、俺の舌に合わないもんは合わん」というトラウマがあるのです。
北海道の某店。かれこれ20年近く前。テレビなどのメディアでも頻繁に取り上げられ、地元だけではなく、全国的に有名なお店。当時働いていた札幌営業所の同期と、すすきのを4,5軒はしごした後、〆のラーメンで、そのお店をリクエストすると。「地元の人間は、誰もいかない」と、別のおススメ店に行きました。
翌朝、それでも諦めがつかず、折角北海道まで来たのだからと、シャッターズで並び、念願のご対面。
が、一口目、二口目、三口味わってみても、まったくもって、絶賛の欠片も見つかりません。むしろ、美味しさを微塵も感じられない状況。
今でも、何故あそこが有名で、もてはやされているかが理解できていません。
そんなトラウマがある中で、こちらも行列必至の有名店。嫌な予感も漂う中、一口目。
!!!
頭の中がビックリマークまみれに。
あっさりとした醤油ダレ(カエシ)は、キレがあって、たるくない。
かと言って、コクが無いわけではなく、追っかけ、鶏の旨味とコクが一気に到来。何の効果かわかりませんが、まろやかなコク(わたしは ”まろ味” と称す)がぼんわりと口一杯に。
麺を啜れば、鼻腔から鶏の香りが、ゆっくりと放出されます。
ほぅわぁ~、と、感嘆とも溜息とも言えぬ、「単純に美味しいと感じた時の胸のトキメキ」が全身を回ります。
とは言っても、ファーストインプレッションで、これ以上の自分好みを感じたことは、過去何度かありました。
こちらが凄いのは、その衝撃が、食べ進めるほどに加速していくこと。普通は、最初の衝撃以降は、美味いけどちょっとしつこいかなって言う感じで、その濃さと言うか、味わいが、ネガティブになっていくことがほとんど。だから最後に、美味いけど、ちょっとしつこいかな、と感想を漏らしてしまう。
が、こちらは食べれば食べるほど、旨味が増長していく。口の中が、しょっぱいよと、言ってこない。最後まで、美味さが持続していくのです。下手に魚介に頼らず、しっかりと鶏から旨味を抽出した、中華そばの定番中の定番は、
特に、そのまろ味の奥深さが、より一層際立ち、大袈裟に言えば、スープの最後の一滴を口に含んだ瞬間が一番美味い!!
と、興奮気味はさておき、麺は、細目のストレート。やや硬めに茹でられて、「しなやか」と言う表現がしっくりきます。しなやかながらも、プリプリ感と言うか、歯応えも嫌味なくて美味。噛めば、小麦の風味と甘みが、スープの旨味に寄与しているのでしょう。
あれもこれも美味いラーメンです。もう一つ、メンマの美味さ。甘すぎず辛すぎず、しっかりと手間をかけたと思われる、サックサクの食感。
とにかく、久々に堪能した一杯です。
なんやかんやと書きしたためてしまいましたが、「ただただ美味い」、この一言で良かったんではないかと、このレビューを自戒しております。
ごちそうさまでした。
2018/06/25 更新
※本レビューは、緊急事態宣言発令前に訪問した時の記録です。
【本日のオーダー】
黒醤油中華そば 900円
ローストビーフ丼 400円
※ご飯半分コール
【感 想】
学生時代の恩師が亡くなって、ちょうど20年が経ちます。
サイドブレーキを解除しないまま、車を走行させ、なんかおかしいなぁと言いながら運転。
同乗していたわたしたちが、そのことに気付き、
「先生。サイドブレーキが、、、」
と指摘すると、
「ああ、そうか。たまにやるんだよね」
と、笑うおちゃめな先生でもありました。
そんなとぼけた面もある先生でしたが、ラジオ番組を持っていたり、某国では国賓待遇だったりと、その道ではまあまあ有名な教授だったようです。
キャンパスでは、そんなこと微塵も感じさせない気さくな方でしたが。
その先生は、自称「グルメ」で、食べ歩きが趣味でした。
長期休暇中の、卒論個別指導(2,3人合同)の時なんかは、積極的にランチに誘ってくださいました。
「テニスコートのテラスで提供されるパスタ」のようなマニア的なお店から、超有名な八王子ラーメンの老舗に、創業当時から足を運んでいたりと、幅広いレパートリーでした。
いつの日かは、
「美味しいアイスをご馳走しよう」
と、向かった先は、なんとリンガーハット(笑)
今は見掛けなくなりましたが、昔は、サーティワンみたいなケースがあって、アイスのみの販売もしていた記憶があります。
そこのアイスが最高だと、ご馳走していただきました。
通だよなぁ(笑)
ある日、
「J君。君は、いつもどこでラーメンを食べているんだい」
と聞かれ、
「〇発ラーメンです」
と、自信満々に答えました。
「ああ、あそこは駄目ね。量だけのお店だよ」
と、一刀両断。
「じゃあ、僕が美味しいラーメンをご馳走してあげよう」
そう言って、連れて行ってくれたのが、八王子の「みんみんラーメン」。
20年以上前。今では超の付くほどの人気店ですが、当時も人気はあったものの、まだまだ知る人ぞ知る名店的なお店で、ランチ時でも楽に座れたものです。
そこでいただいたチャーシュー麺は、確かに美味かった。
ガッツリ系第一主義だった当時のわたし。
そんな味知らずのわたしに、一石を投じてくれた一杯。
表面の油膜が印象的。
食べてみると、それほどしつこくなく、それでいて濃厚さを与えてくれる。そんな味わいでした。
今のように、デジカメがあるわけでもなく、メモを控えるわけでもなかったので、詳細は憶えていないのですが、醤油が強いながらも、スープも負けておらず、何より玉葱のアクセントが、頭の中に残っています。
で、現代。
久々の竹末詣。
限定を狙って行くような事前情報収集をしないわたしですので、行き当たりばったり。
本当は、あっさり狙いだったのですが、限定の「黒醤油中華そば」に惹かれました。
提供された丼は、一面に生玉葱が撒き散らされ、純露色のスープの上には油膜。
姿は違うなれど、それぞれのパーツが20年以上前の八王子のラーメン屋のイメージと重なりました。
あ、これあの時のラーメンっぽい。
たった1回っきりの訪問。
でも、いつまでも印象深いラーメンの記憶が蘇ります。
味は、まったくと言っていいほど違い、竹末らしいまろやかなベーススープに、煮干しのアクセント(それほど強くはありません)。
黒醤油と言うと、富山ブラックをイメージしましたが、あくまでも竹末流の黒醤油。
キレよりも、柔らかさで勝負する角の無いまあるい醤油。
もしかすると、キレがあるのかしれないカエシですが、スープが勝っているせいか、刺々しさを感じさせません。
麺も、普段の細パツと違った手もみの縮れ麺。
これも美味いですね。甘みがある。
竹末詣でが止められないのは、限定麺のレベルの高さでしょう。
キワモノ的なメニューも見掛けますが、竹末流に仕立て、間違いない味を提供してくれますから。
今回は、美味さだけでなく、思い出も差し出してくれました。
久しぶりに、「みんみん」にも行ってみたいなぁ。
ごちそうさまでした。
P.S
竹末さんのレビューなのに、他店メインみたいになって申し訳ありません。