JUVEさんが投稿した中華そば 卯月屋(栃木/小山)の口コミ詳細

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LONGISLAND ICE TEA 新館

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JUVE (男性)

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中華そば 卯月屋小山/ラーメン

1

  • 昼の点数:-

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

際立つクオリティ

【Today's Order】
 煮干しそば       900円
 醤油そば(焼豚)  1,180円

【Column】
 わたしが幼い頃、ラーメンと言えば、「中華そば」「しなそば」などいわゆる「醤油ラーメン」一択でありました。
 今では、醤油ラーメンと言っても、昔ながらの淡麗系に止まらず、豚骨醤油や背脂チャッチャなどを始め、ご当地系ラーメンを含めれば、それこそ枚挙にいとまがありません。

 醤油以外の味を初めて口にしたのは、「味噌ラーメン」だったと思います。
 くるまやさんだったか、どさんこさんだったか。
 今でこそ、醤油、塩、味噌、豚骨などなど、どのスープでも手軽に選べる時代になりましたが、当時は、限られたお店でしかいただくことが出来ませんでした。特に、わたしが住んでいた片田舎では尚更。都内や大きな都市では、少し足を延ばせば、いかなるジャンルでも容易に味わうことが出来たと思いますが、田舎だと無理。豚骨スープ何て、ほとんど見掛けませんでしたから。

 1980年代終わりに、わたしも上京することになり、背脂チャッチャ系と豚骨醤油にハマりました。本格的な九州豚骨ラーメンを食べたのも、この頃でしたね。都内にいたのは、塩が流行り始めた頃まで。実家に戻ってきてからは、豚骨魚介(またおま系)が席巻し、鶏白湯が人気を博し、濃厚煮干しが台頭しました。
 わたしも、一通りいただき、瞬間的にハマったものもありましたけれど、一周回って、結局のところシンプルな清湯(醤油)に戻って来た感じです。
 一方、煮干し系も大好き。特に、セメント系は大好物ですね。
 今は、この2系統を中心に、ラーメン店巡りをしております。

 最近のラーメン事情からすると、清湯系のお店がグンと増えてきたように思います。
 しかも、そのレベルの高いこと。
 新店に伺うと、どちらさんも、非常に高いクオリティの一杯を提供してくださいます。
 特に好きなのは、鶏ベース。最近の流行りで言うと「鶏と水」になりますか。

 こちら「卯月屋」さんも、そんな一店。
 国道50号から一本中に入った、交通量の少ない道。地元民なら、だいたいイメージできる場所ですが、他市からだと、分かりにくい場所かと思います。ナビは必須でしょうね。
 そんな、出会い頭では辿り着かないような場所ながらも、既に人気店としての位置を確立し、食べログを始めとしたレビューサイトで、軒並み高得点をマークしております。

 その噂を聞きつけ、夏の終わり(まだまだ続くが)の平日に、子どもたちと連れ立って、お邪魔しました。
 人気店である事から、並びがあったらどうしようかなと思っていました。いかに人気店と言えど、並び嫌いなわたしとしては、他のお店に鞍替えし、またの機会にしましょうかね。。。と考えていました。小山には、他にも良店が多数ありますからね。

 子どもたちとの買い物を終え(この買い物先が、メチャクチャ近い所だったので、この日を狙いました)、細い道を走らせますと、お店が見えてきました。
 遠目から見て、並びは無し。まあ、満席でも良しとしましょう。
 駐車場には、車が3台ほど。あら、、、13:15過ぎで、ランチピークは過ぎたとしても、人気店ならば、並びが発生していてもおかしくはない。もしかして、評判倒れ!?
 そんなネガティブな感情が、一瞬頭をよぎるも、ここまできて撤退は無い。とりあえず、突入してみましょう。

 前客3名、後客3名。
 シンプルながらも、綺麗な店内。
 券売機にて、チケットを購入します。
 メニューは、「醤油」「塩」「煮干し」の3系統。ベーススープは、一緒なのかしら!?
 子どもたちが、醤油にチャーシューにしたので、わたしは、煮干しそばを。
 スタッフさんの招きで、テーブル席にご案内。

 10分程度で、到着。
 おおっ、チャーシューがデカい。しかも、ノーマルなのに2種乗っている。これは、ありがたい。味は別として、ノーマルで900円はちと高いかなと、チケット購入時には思いましたが、いやいや、提供品を見ると、コスパは悪くありません。

 ああ、香りが煮干しだ。
 透き通ったスープのビジュアルから、煮干しはアクセント的なものかと思いましたが、香りの強さから、煮干し強めの味わいかしらと、期待度上昇。

 まずは、スープを一口、、、と、その前に、子どもたちの醤油に横槍(笑)
 煮干しの口になる前に、基本の醤油を味わっておいた方がイイかもとの判断です。

 醤油は、まずは鶏。スッキリとした鶏の旨味に、複雑な味わいがブレンドされた感じ(後に鴨だと判明)。醤油のカエシがほどほどで、キッチリとスープの旨味が伝わります。
 これは美味いねぇ。
 自分の分の煮干しがあるので、とりあえず横槍はこの辺にしますが、これはリピして醤油そばも食べないとダメですね。

 さて、わたしの煮干し。
 一口目から、期待通りに煮干しがジュワっときます。上品な口当たりなので、ガツンと言うより一瞬にして口中に広がるタイプ。二波めも煮干し。今度は、苦味。上品な割には、煮干しの苦みも取り込んでいます。これはイイ。上品な清湯かと思いきや、バッチリ煮干しとは、やられました。まさに、煮干しの往復ビンタ(笑)
 往の香りと旨味に、返しの苦み。煮干し好きには、たまらんですな。
 後口に、鶏の旨味がじゅんわりとやって来ます。
 鶏がベースながらも、ガッツリと煮干しを前面に押し出す、名前の通り、まごうことなき煮干しそば。
 
 麺は、細パツ。パツとはいっても、しなやかさも兼ね備えております。
 ツルっとした滑らかさで、喉越しも良き。プツんとした食感も心地良し。

 2種のチャーシューは、煮豚(バラ)とレアチャー。
 やや肉肉しさの残るレアチャーに、脂身が多めのバラは、全体的にスッキリした中で、コッテリ感をプラスさせてくれます。

 煮干しといいつつも、どこか鶏や豚がメイン気味になってしまっているタイプもある中、文句なく煮干しメインのスープです。苦味やエグ味を一切排除した旨味オンリーの煮干スープとは、一線を画しています。
 煮干し好きの為の一杯と言って良いでしょう。

 清湯系をそれなりな数を、賞味させてもらっていますが、そのなかでも際立ったクオリティを放っています。
 初見での衝撃も、2度目でトーンダウン。衝撃が薄れることもありますが、ここは通い詰めて更にそのクオリティに平伏しそうな予感がします。

 さあ、次回はどうなるか。。。

 ごちそうさまでした。

  • 煮干しそば

  • 醤油そば(焼豚)

2024/09/01 更新

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