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昼の点数:-
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~¥999 / 1人
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老舗の行く末
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天もりそば
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そば
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アップ
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天ぷら
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そば湯
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2025/11/29 更新
【Today's Order】
天もりそば 800円
【Column】
帝国データバンクの飲食店倒産情報によれば、2025年上期は、昨年を上回る倒産件数が記録されている。
サマリーによると、
『食材費や人件費など運営コストの増加で収益確保のメドが立たず、事業継続を断念するケースが多くみられた。今後も経費の高騰や賃上げなどで収益が圧迫され、中小・零細事業者を中心に倒産の増加が続く見通し』
とまとめていらっしゃいます。
やはり、昨今の物価高。特に食材費や高熱費などの高騰は、経営に大きな影響を与え、廃業を余儀なくさせている要因であることに間違いなさそうです。
それでも町の老舗店は、常連と言う強固な下支えにより、厳しくとも、存続問題にまでは、影響していないのではないかと、わたし自身は思っています。
それよりも、老舗店故のと言いましょうか、御主人、女将さんの高齢化による後継問題の方が、圧倒的に経営の継続に影響を与えているようにも思います。
いかに老舗店でも、また人気店であっても、作り手を始めとしたスタッフがいなけりゃ話になりませんわね。
さて、下妻市。
わたしにとっては、親戚宅があり、同年代の従兄弟がおりましたので、幼少の頃から何度も訪れている馴染みのある街です。
ただ、親戚宅が中心エリアから離れているため、どちらかと言うと旧関城町の方がより親しみがあるんですけどね(笑)
成人してからは、特に外食に関しては、「芽キャベツ」さんと「黒竜」さんと「ドラゴン」さんの三択だったと言ってもイイ状況でした。
他は、狙って行くことはまず無かった、、、です。
こちらのお店は、二十数年前から、存在を認識しておりました。
ワンツーファイブ(国道125号線)を走っていると、いやが応にも、店名のみが記された大きな看板が目に入ります。
だからこそ、昔から記憶に残っているのでしょう。
場所は、ファッションショップしまむらさん近く。Yの字の分かれ道、三角州様な場所です。
駐車場も広く、地元民御用達感を醸し出しておりまする。
この日は、病気のため自宅療養している叔母を訪ねて下妻に行きます。
午前中に、古河で買い物をして、125号を東進。
昼飯を食べてから、叔母宅に訪問するつもり。
昼時に行くと、寿司をとってやろうとか、蕎麦を食っていけなど、色々と気を遣ってくれるので、あまり負担を掛けさせないように。。。
ならばと、昔から認識しておりました当店へと、初訪問を敢行。
13:00過ぎながらも、7割程度、席が埋まっておりました。
小さいお子さんと一緒の家族連れから、仕事の合間と思われるサラリーマンまで、幅広い客層です。
60代から70代とみられるご夫婦が多いですね。
やはり、地元密着型でありましょう。
メニューを拝見しますと、かな~りリーズナブル。
7~800円がボリュームゾーン。天丼と麺のセットが、1,350円で最高値。
量がどの程度か分りませんが、ランチタイムのセット物になると、1,000円でお釣りが来ます。これは、お得感アリアリ・
メニューからは、コスパの良さが伝わってきますので、ランチタイムが賑わっているのは、当然かもしれません。
セットメニューに興味を惹かれるも、炭水化物+炭水化物は、さすがに血糖的にキツいので、いつものように天もりにします。
ホールのお姉さんを呼び、天もりコール。
、、、「はい」。
なんだかなぁ、とても塩な対応ですねぇ。
お冷を持ってきてくれた時も、そっけなかったけど。
特に愛想を求める訳じゃあありませんが、わたしのようにあまり気にしないタイプもいますけど、客商売だから、不快に感じる人もいるかもなぁ、、、ってレベル。
提供までは、15分弱。
この客数からすれば、妥当なのかな!?
わたしは、15分くらいなら、待つことになんら抵抗はないので、なんちゃないですが、7分を超えるとイライラする客がいるとのデータもあるようなので、一概には言えませんが。
それではいただいてみましょう。
蕎麦は、ちょい太の田舎仕様。太過ぎず、細過ぎずと言ったところ。揃った麺幅に、老舗の仕事を感じます。
★も確認出来、手打ち蕎麦を堪能出来そうなルックス。自家製粉のようですので、期待が高まりますね。
いつものように、そばを一手繰り。何も付けず、そのままいただきます。
短めの蕎麦が多い印象。もっと長くてもいいなぁ。
硬さも、少し柔目なのかな。コシはちょっと弱いかも。
しっかり噛んでみて、香りは今一つと言った感じですが、風味はそこそこです。
大箱ではありますが、典型的な町蕎麦屋さんであることを考えれば、まあ妥当な線なのかもしれません。
ただ、店頭の蕎麦打ち場や自家製粉を掲げているのを見て、期待感を高めた分、もう少し上のレベルを期待していたので。
ツユは、濃い目のやや辛口。鰹出汁も良く出ていて、非常に良い仕上がりだと思います。
わたし好みで、goodなツユであります。さすが、老舗ならではと拍手モノ。
天ぷらは、海老、イカ、ピーマン、玉ねぎの4種。
値段からすると、海鮮が2種類は、評価出来るところ。
天もり(ざる)の天ぷらは、だいたい5種類の天だねってのが一般的(自分調べ)だと思うのよね。
海老、なす、ピーマン、カボチャ、がレギュラーで、+季節(旬)の野菜といったラインナップ。わたし的に、+1は、舞茸やアスパラだと嬉しさ倍増(笑)
こちらは、4種とネタは少ないものの、魚介系のイカとナス、カボチャで行ってこい。
800円だし、上々と言える範疇でしょう。
蕎麦湯は、見た目濃厚そうではありますが、まあそこそこな濃度でありました。
後客も何組か入店し、14時近くなっても、席の半分程度は埋まっているし、常に回転しているご様子。
なんと言っても、抜群のコスパ。加えて、メニューも豊富。麺類の多さは元より、セット物も充実。更には、定食類(餃子や野菜炒め)なども揃っていることに驚き。近隣で食事出来る店を探していて、知っているならば、ファーストチョイスするに値し得ますね。リピーターも多いことでしょう。
実食していないので、量の部分は確認できていませんが、恐らくそれなりにボリューミーではなかろうかと推測します。
手打ち店ですが、わたしの中では大衆店。いわゆる町蕎麦です。
(わたしのカテゴライズは↓をご参照ください)
https://tabelog.com/rvwr/000958026/rvwdtl/B473054406/
これが、永年地元民に愛されている町蕎麦の実力だな。。。と。
わたしとしては、自家製粉でもあることから、もう少し蕎麦の風味と香りに期待していた部分はあります。
バラツキの範疇かどうかも含めて、新そばの時期に再訪必至でありますな。
、、、と、下書き途中のまま塩漬けしていたらば、いつの間にか掲載保留マークが点灯。
某メジャーマップサイトでは、既に閉店扱いとなっております。
盛況であったイメージなので、客の入りが閉店理由ではないと思います。
気になる点と言えば、暗いって訳ではないんだけど、なんか活気に乏しいと言うか、淡々としたって言うのか。少々店の雰囲気が気掛かりではありました。塩対応のスタッフもいるようだし。
それでも、人気に影を落とすほどでは無いでしょう。老舗の強みもありますから、、、
となると、後継問題か。
店主の高齢により、、、
店主の体調不良により、、、
あたりかな。
全国でも、老舗店の閉店が増えているような記事を見ました。
いかに老舗有名店であろうとも、今の時代、日々安穏と営んでいるだけでは、おちおちしてはいられんぞと。
某youtuberの方が言っておりました、当時の時代背景、考え方や実状を、現代(今)にそのまんま当てはめて比較することはナンセンス。
明日は我が身と、緊張感を持っていなければならない時代になったのかと、しみじみ思う、老舗蕎麦屋の訪問記でありました。
ごちそうさまでした。