散策おやじさんのマイ★ベストレストラン 2013

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散策おやじの食べ歩き

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

鎌倉 以ず美 鎌倉店 (長谷、由比ケ浜、極楽寺 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/05訪問 2015/08/26

最高のネタを最高の技術で召し上がれ お任せの本当の意味がここにある

平成25年5月5日
昨年10月以来の訪問です
ここの鮨がやはり美味しいという再認識の訪問になりました
とりあえず今回のメニュー

付き出し
ミル貝のひもと柱を串に巻いて焼いたもの
蒸し鮑、明石の煮蛸、蛸の卵
能登産赤なまこ


握り
ハタの昆布〆
金目鯛(銚子産)
白烏賊(モンゴル産の塩を振りかけて)
コハダ
マグロ漬け(紀州産本マグロ)
白海老昆布〆
生トリ貝(岸和田産)
春子
赤貝
トロ
稚鮎(和歌山産)
煮穴子(羽田沖産)
青柳(富津産)
〆鯖(五島列島産)
最後に
小さい器に酢飯を入れて馬糞ウニとイクラのせ

飲み物は
生ビール 1杯
日本酒 佐渡の真稜(辛口) 3合

もしかしたら1品くらい何か抜けているかも知れない><

すべてが最高の素材で最高の仕込みそして最高の握りです
白海老の昆布〆
昆布の上に小さい白海老を並べて片面だけを〆て
約20匹で1貫握ります 
小さい身がいい感じで昆布で〆られています
生トリ貝
すぐに黒い色がはがれてまな板や手に付くので
ガラスのまな板の上で処理されるそうです
かなりの肉厚
春子
片面を湯引きして骨抜きをしっかりしているので
ものすごく柔らかくなっています
マグロ
漬けにしてもトロにしても身がみっちり詰まって
モッチリです 
稚鮎
初めて鮨として口にしましたが絶品です
香りよし口当たりよし
穴子
口の中に入ったとたんに消えました
コハダ
実は鮨ネタの中で一番好きなネタです
今まで美味しいコハダも食べてきたつもりでしたが、
やはりここのは別格です  

極めつけは
〆鯖
綺麗な色です血合いの部分はうっすらとしたピンク色
時には酢が利きすぎくらいの〆鯖もいますが
ここのは柔らかく〆てあるので上品な味わい

勿論、他のネタ、ハタの昆布〆も金目鯛も白烏賊も赤貝も青柳も
ウニ、イクラもすべて絶品
全てはネタの良さもありますが、仕込が完璧です

鮨屋で初めてお任せコースのみというのをされたのが
[以ず美]さんだと思いますが、
ここではお任せの意味がはっきりと分かります
その日に店に出せる完璧なものだけを揃えてお客に出す
とりあえず品揃えの為のネタは置かない様にするとなると
やはりお任せしかないと思う

大将の神代さんが握られる手元を見ると
はっきりといい職人だと言うのが分かります
指が本当に綺麗です 細く長く色気のある指です
鮨屋はどうしても手元を見られるので
月に一度はネールサロンにて手入れをしたり
普段の生活でもかなり気をつけられているようです

出来れば近くに引っ越してきて月に1度は
食べに来たいという儚い夢をもっています


平成24年10月7日夜

今回で3回目の訪問

カウンターの中から眼光鋭く、着流し姿にすれば任侠映画の主人公か、
刀を差せば剣の達人か。
そんな風貌を漂わせてカウンターの中で仕事をする。
初めてこの店を訪れたときの印象である。
しかし、それも黙っていればの話である。
一度口を開けば軽快な語り口、棘のないジョーク。
すぐにカウンターの中と客が一体となり居心地のよい空間となる。

ここの鮨は舎利が本当に小さい。
勿論、握り方も関係してくるのだが、
口の中に入れたらシャリはすぐに消えてなくなり、
後はネタの旨みだけが口の中に広がる。

この店は、サバにはりんご酢、シンコには酒酢、サヨリには玉酢など
魚によって締める酢を変えている。と、何かの本に書いてあったと思うが、
それほどまでに丁寧な仕事をされているのだろう。
美味しい。
魚を旨くするのが鮨屋の仕事である・・と言う言葉が浮かんでくる。

鮨の基本はシャリだと思う。
そのシャリがネタの旨さをひきだす。
ということを考えれば、もう少しシャリが主張してもいいのかなと思うけど、
あまりにもシャリが出しゃばりすぎるとネタの味も薄れてしまうし・・。
もし、もし仮にここのシャリがもう少し大きかったら、
どのような味わいになるのだろうと食べながら、ついつい考えてしまった。
勿論、大将の神代さんにそれを言うことが出来るわけでもなし、
もしそれを言ったら、バッサリと無礼討ちにされそうである。

勿論鮨もおいしかったが、ガリも美味しかった。
2種類用意されていたガリ。
一つは見慣れている薄く切ったガリ。
もう一つは1本塊(形としては円柱に近い、指くらいの太さ)を取り出し、
ぶつ切りに。物事を知らない私は新鮮で、勿論味も最高。
大将曰く「手間がかかっていますから」

ここで
私「このガリ美味しいですね」
大将(軽く)「鮨を褒めずにガリを褒める客がいる」
私「すいません」
でも嫌味はまったくない、軽い会話である。
このぶつ切りガリ、3回お代わりされた客もいるらしい。

もう一つ物事を知らない私が勉強になったのが、
鮨の途中で出てきた土瓶蒸しである。
神代先生がこれを覚えとけば恥をかかなくてすむ・・と教えてくれた。
それは酢橘の使い方。
今まで土瓶の中に絞って入れたりしていたが、これは間違い。
お猪口の飲み口の所へ酢橘を塗りつける。そして出汁を入れて飲む。
飲む度に、塗りつける量を加減しながら味わう。
食べ終わったら、ちゃんと蓋をして猪口も蓋の上(元の位置)にしとけば、
これで食べ終わったとの合図らしい。

食事に色々な会話をはさみながら
最後に・・・ おいしゅうございました。
大満足です。


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2位

粥茶屋 写楽 (湘南深沢 / 居酒屋、ダイニングバー、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2013/05訪問 2014/03/22

知る人ぞ知る THE KAMAKURA

平成25年5月5日

19時55分到着
まだ暖簾は店の中
おそるおそる店内を覗いてみると
小さい男の子を連れたご夫婦がテーブル席にいらっしゃったので
中に入りカウンターに座る

店主は奥の厨房にて料理を作っている最中

出てこられるのをノンビリと待っていると
アベックが1組
男性2連れが1組
皆さん、やはり予約をされているみたいです

私も含めおとなしくカウンターに座って店主が出てくるのを待つ

程なくして店主、テーブル席に突き出しをもって登場
順次私たちカウンターの客にも突き出しが
10種類程の料理が並べられた皿が出される
海のもの山のもの色とりどり

なるほど、電話で予約を入れたときに食べれないものがないかと聞かれたが
この付き出しの事かと納得

まずは日本酒{青天}
まろやか過ぎるくらいまろやかなお酒
このお酒の写真は撮ったけど後3種類ほど飲んだ酒の写真は撮り忘れ

突き出しを食べ終わって
料理の注文
生蛸のぶつ切り
揚げの玉子とじ

何しろ量は半端なく多い
何人かで来て分けて食べるのが正解だなと思っていると
隣の男性2組から声を掛けられ、仲間にに入れてもらう
2人と会話をしながら飲んだり食べたり
自分が注文したものは上の2品だけなのだ
後の料理はお二人から色々分けていただく
〆鯖にしても刺身にしてもでっかい半身が出てくる

量が多いので大雑把に見えるが、料理の質は高い
素材の良さも勿論だけど腕もなかなかのものがある
料理は大将が1人でしているので少し時間がかかるが
店が始まってすぐに店員らしきお兄ちゃんが出勤してきて
酒の注文等を聞いてくれる

今回は2人連れの仲間に入れていただいて鎌倉の楽しい夜を満喫

もし、仲間に入れて頂けていなくてもこの雰囲気なら
1人、杯を傾けこの雰囲気を楽しむこともおつである

古そうな道具類を見回してみるが何気なく高価そうなものもチラホラ
テーブル席の後ろに絵がかかっているのだが、
下にサインが Akira Kurosawa と

時間が止まった空間で一人思うのは我が人生か
このまま時間が止まってほしいと思うのは我のみか

追記

私の好きな漫画で
わたせせいぞう 「菜」というのがあるのだが
その中にも{写楽}登場
第11話「来年の花火」 第28話「シロクロパン捕獲作戦」


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

銀座 鮨青木 銀座本店 (銀座、東銀座、有楽町 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/05訪問 2013/05/23

完成された鮨 幸せな気分になれる空間

平成25年5月4日

夕方5時予約
15分前に到着
どのようにされますかと聞かれたので
つまみはなしで握りだけを1貫づつ握ってもらった

握り
コハダ ホシガレイ 鯵 青柳 シロギス昆布〆 スミイカ 赤貝 トロ オオトロ 
やり烏賊 ウニ ミル貝 車海老 ヅケ 鮑 ハマグリ 穴子 シャコ 玉子
以上19品で一通り終りです
もう1貫 コハダを頼んでお愛想をお願いしたら
鱧のミンチに有馬山椒を混ぜて煮たロール寿しを2つ
鯛の皮の握り1貫をサービスだと言って出してくださいました

飲み物は
生ビールを1杯と山口の酒 獺祭を2合

大将の青木利勝氏はいなくて、他の方が握ってくれたが
シャリの酢加減、硬さ 握り加減は好きな部類だ
(硬すぎたり、酢が利きすぎたりしているシャリは苦手である)
ネタもきちっと仕事をされていて完成度が高く文句のつけようがない

客あしらいも慣れていて皆さんきびきびと動かれ気持ちがいい

銀座で 20品の握りと日本酒2合 生ビール1杯で2万円数百円は
良心的ではないかと思う


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • コハダ

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