レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2013/08訪問 2013/08/25
辻堂のサーファー通りにある老舗のとんかつ屋。
いつも混雑していて、車を停めるのも一苦労。
車を停めて店内に入ると、女将さんと大将が出迎えてくれる。
優しい笑顔。
地元に愛されるお店の顔だ。
一階はカウンターやテーブル席。
二階は座敷で宴会なども出来るようになっている。
ゆっくりできる座敷もいいが、厨房の様子が見える一階が結構好きだ。
ここの厨房は、職人の厳しさ、キビキビさが感じられ、清々しい。
こういうお店、あんまり見ない。
昔はこういうお店が多かったんじゃないかな。
さて、とんかつだが、さくっと揚がっていて、ボリュームもしっかりしている。
最近、ようやくとんかつの奥深さを理解し始めたが、
とんかつとは豚の脂をおいしく頂くための料理なんだと思う。
もちろん、脂だけではしつこい。
豚のお肉と衣のサクサクとを一緒に口に入れ、
ソースの香りを感じながらご飯を口に入れると広がる脂の甘味。
そう、この脂の甘味が美味しいのだ。
最近まで、この美味しさが分からなかった。
ここで休日のお昼から家族で宴会をしているグループも結構多い。
何か、集まることがあったら、こういう暖かい雰囲気のお店に行き、
宴会をするのは、いい光景だ。
3位
3回
2025/05訪問 2025/05/18
焼きたてだったソフトチーズパン
チーズたっぷりで小麦の香りも香ばしい
ミートパイ
素朴な味が好き
コーヒー
シンプルなつくりで味わい深い
店内は改装され、テイクアウトコーナーが広くなってた
この季節は店先に燕の巣あり
台風の影響から、街の中は何となく騒然。
たまたま仕事が休み。
朝ごはんにと、前から気になっていたこのお店を訪問。
店内に入ると、パンが並んだソーンの右手奥にテーブルが。
案内をして頂いて、簡単な説明を受ける。
何でも、今日は台風の影響で提供できるパンの種類が少ないので、割引サービスして頂けるそうだ。
恐らくパン職人さんが出勤できなかったのだろうが、ラッキーである。
さて、食べ放題、とは聞いていたが、どうやって注文するのか、とまごまごしていると、
バスケットに数種類のパンを入れて出してくれた。
どうやら、まずはこれを食べるらしい。
ほんわかと温かい生地にサクサクのパンの耳。
お腹空いていたこともあり、あっという間に完食。
さて、次はどうしたらいいのか、と再びまごまごしていると、
トレイにパンを乗せた店員さんが席を回って、
「○○というパンですが、いりますか?」
と聞いている。
欲しい、という意思表示をすれば、バスケットにパンを入れてくれる。
その繰り返し。
どうやらパンが焼きあがったら、焼き立てのパンをもって
客席を回る仕組みのようだ。
バスケットの中のパンを食べたら、次のパンを持って店員さんが回ってくる。
こちらがストップというまで、繰り返される。
これは、まさにパンのわんこそば。
しかも、すべてが焼き立て。
美味しい。
パンもお蕎麦もご飯も、基本的に作りたてが一番美味しい。
かの有名なアサヒスーパードライの誕生秘話に、
当時、銀行から投入された社長さんがライバル会社に、
「どうやったら売れるビールを作れるのですか?」
と聞いたら、
「作りたてを届けるのが一番、それが美味しいから」
と答えられ、それを実直に実現しようとしてたどりついたのが、あのビールだった、とのこと。
食べ物は作りたてが一番、ということを思い出させるエピソード。
話は脱線したが、このお店、パンを一番良い状態で食べさせてる工夫をしている、という点で見事な戦略だと思う。
美味しいので、いい印象が残るし、店内のパンも買って行きたいとも思う。
結局、そんなこんなで、10個程度のパンを食べ、サラダを一皿食べ、
そしてコーヒーを3杯飲んで、1000円未満。
充分もとはとった。
まぁ、その後、一日中、満腹感が残ったが・・・。
4位
1回
2013/03訪問 2013/03/31
お店の外観は、ちょっとしたバーのようにも見える。
もしかしたら、そういうお店を改装して焼肉屋として開業したのかもしれない。
店内にもそんな雰囲気が感じられる。
店に名前も焼肉屋らしい感じはせず、そのうえ口コミはどれも評価が高い。
正直、怪しいと思っていたが、ついに訪れてみた。
土曜の昼間、店内にはお客さんは少ない。
店員さんは無愛想なオッサン。
BGMには韓国の曲のような知らないポップスが流れる。
やっぱり怪しい。
ランチメニューは500円から。
A5ランクの牛肉と謳うカルビランチでも900円。
この900円のカルビランチと、個別にホルモンを2種類、注文。
ランチのご飯は大盛りにして貰う。
ほどなく出てきたカルビランチ。
ご飯は間違いなく大盛り。
大盛りと言いながら、普通盛りとほとんど変わらず、大盛り料金100円だけとる店も結構多いが、
ここは+50円で日本昔話盛りのご飯。
それだけでも素晴らしい。
そして、注目のカルビ。
やや厚切りで、形は不恰好。
カルビの切り端を安く提供しているのかもしれない。
焼いて、食べてみる。
脂が乗っていて、厚切りにも関わらず、口の中であっさりなくなる。
うまい。
これで900円。
しかも、サラダもキムチもスープもついで、である。
単品のメニューも、そこそこのお値段。
この肉のレベルにしては、確かに安い。
ビールも400円だし、夜もセットがあり1200円から。
コストパフォーマンスは確かにいい。
カルビに力を入れているようで、カルビの種類は多い割に、
他のお肉の種類は少ない。
が、ロース、タン、ハラミ、ホルモンなど、一通りはある。
いい焼肉屋発見、である。
うちとは逆方向だが、余裕がある時には会社帰りに立ち寄りたい。
5位
1回
2013/03訪問 2013/03/20
焼肉を食べるならビール片手にジュージューと。
それもいいが、ランチに焼肉を食べるのはいい。
比較的お得に食べられるし、食べすぎることもない。
お財布にも、体にもいい。
そんなこんなで狙っていたここのお店。
注文したのはランチセットの肉大盛り+ご飯大盛り。
出てきたお肉はキレイな赤い色。
さすが、安さが売りのチェーン店とは違う。
味付けもちょうどいい具合で、ご飯がモリモリ進む。
ビール片手ではなく、お茶碗片手なのもランチ焼肉のいいところ。
少年に戻った気分になる。
値段に対して充分満足できる味だった。
夜にも来たいなぁ。
そうそう、現在身重な嫁さんを見て、
禁煙席を進めてくれたり、座敷を案内してくれたり、
いろいろと気を使ってくれた。
店の外を見てみると、妊婦マークが貼ってあった。
どうやら妊婦に優しいということらしい。
それを実感することが出来た。
看板に偽りなし。
いいお店ですね。
6位
1回
2013/05訪問 2013/05/04
雑居ビルにある焼肉屋。
店構えがいい。
近くを通りかかって以来、気になっていた。
なかなか行く機会がなかったが、ゴールデンウィークの中日に行くことができた。
(何時もに通り一人で)
一人で焼肉屋に入る時は、店の人の反応が気になる。
ちょっと難色を示す店があるからだ。
なので、ちょっとドキドキして扉を開けたが、
店の人の出迎えてくれる雰囲気が良かった。
まぁ、予約が少ない日だったからかもしれない。
タンやカルビなど、ノーマルなメニューの他に
美味しかったのがツラミ。ホホだ。
塩で頼んだが、味噌味にしてごま油と塩をつけて食べるのが
オススメということで、そちらに変更。
これが良かった。
味噌の甘い味付けとごま油の香ばしさが
程よく柔らかい頬肉を包み込み、美味しさ倍増。
その他、気に入ったのはシマチョウ。
脂が多いこの部位は意外と置いていない店が多い。
が、メニューにしっかりと書かれていた。
焼きすぎると全部脂がとけてなくなってしまうので、
何度も焼き具合を確かめながら頂きました。
滞在時間は1時間未満。
ガバガバ食べて会計したら6880円。
想定通りだったが、会計してくれたおばちゃんが、
一人客の短い滞在にもかかわらずに思ったよりも高い値段だったからか、
間違っていないか何回も検算してくれた。
実直な感じが、何か嬉しかった。
7位
1回
2013/07訪問 2013/07/07
逗子にある、古くからの茶屋を改装して作られている料理屋。
地元の人がお祝い事などで使うことが多いのだと思う。
自分もそういう使い方。
普段使いで行くにはなかなか敷居が高いのが正直なところだ。
池に面した個室は畳の日本間。
コースを予約していたので、季節に応じた料理を出してくれた。
印象的だったのは、お刺身。
新鮮な魚で山葵も美味しい。
鮮度の高い食べ物は素材の味がそのまま出るので、
味はお値段に比例するのだろう。
そして、しめに出てきた新生姜の炊き込み御飯。
生姜のいい香りがご飯に染み出していて、サラサラといくらでも食べられそうだった。
これは、自宅で再現を目指すかな。
8位
1回
2013/11訪問 2013/11/23
住宅地の中に車を走らせていくと出てくるこのお店。
地方の大きめのおうちに、看板をつけたような外観。
リタイヤした方が自宅を改造して始めたのだろうか。
暖簾の味がいい感じで、店構えから期待感が高まる。
車を停め、普通の家のトビラを開けるように店内に入ると広い玄関。
誰かの家に招かれて行ったような気分になる。
すぐに出てきてくれたお店の方の声をかけて頂いて、ちょっと安心
右手に厨房、左手に客席。
客席は畳のテーブル席3つ。それに椅子とテーブルの10名くらいの席が1つ。
キレイな立てつけで、再び品のいい方のお宅にお邪魔したような気分になる。
お蕎麦はいくつかの種類があるようで、それぞれが食べられる三種盛りを注文。
お蕎麦の味の違いが分かるか、自分に自信はないが、まぁ経験だ。
お蕎麦はやや太め。
店によっては田舎蕎麦として売ることがあるくらいの太さだ。
汁をつけずに3種の蕎麦を食べ比べる。
その次に、塩を付けて、また食べ比べる。
風味がちょっと違うような、食感が違うような・・・。
うまく認識できなかったように思うが、美味しいと口が喜んだのは確か。
汁をつけずに食べてもほのかな甘さが口に広がり、それだけでもいい。
美味しい新米をそのまま食べる時の美味しさと似た感覚を得る。
そして、次に汁を少しつけてすする。
汁の味がふわっと口に広がり、蕎麦そのものの味に変化が加わる。
最初から汁につけて食べていては味わえない感覚。
美味しい蕎麦、汁が揃った時にのみ味わえるこの感覚は結構好きだ。
蕎麦湯はとろっとした蕎麦湯で、おそらく単なる茹でたお湯ではなく、
蕎麦粉をお湯に溶かしたもの。
汁にまぜるとあまくまろやかな味になり、ホッとする。
帰りがけにお店の方に声をかけて頂き、藤沢から来たことを告げると大層、喜んで頂いた。
そして、あわててビニール袋をとって外に行くと、軽トラックからいくつかの柿をお土産に。
他のお客さんにも店主みずから店の外まで挨拶に出てこられていた。
決して押しつけではなく、本当に優しい方のお宅にお邪魔した時に
見送って頂いたような雰囲気。
隠れた名店とはこういうお店のことなんだろう。
いいお店に出会えた!
9位
1回
2013/09訪問 2013/09/16
ちょっとレトロな店構え。
お昼時、そこに次々と人が吸い込まれていく。
人気っぷりがよく分かる。
昭和から続くであろう店内に座ると、水とスープを出してくれる。
そして、店内に貼られたメニューの数々。
メンチカツや生姜焼き、ハムステーキなどの組み合わせの定食が
いくつもあり、目移りする。
自分の好みのおかずが多く含まれ、お値段がそこまでしないものを
見定めるのに、目を凝視する。
いろいろ迷った挙句に、Aセット、Bセット、Cセット、というお得なセットがあることを悟り、
その中からAセットを選択。
出てくると、お皿には所狭しと揚げ物が並ぶ。
そしてデミグラスソース。
うーむ、王道の洋食、というか、伝統的な洋食、というか。
そして、ボリュームも十分。
学生時代をほのかに思い出させる雰囲気と見た目と味。
自分はこういうのが好きだ。
もう、こういうのを食べていては、健康診断にひっかっかる可能性が高くなる年齢なのだが、
やっぱり、食べたいね、こういう満腹定食。
10位
1回
2013/06訪問 2013/06/30
カウンターにテーブル席。
狭い店内だが、いつもお客がいっぱいなこのお店。
何よりいいのは、不思議なおじさんコンビ。
ホール担当のおじさんは宇津井健に似ている。
そしてお肉担当のおじさんは、飄々としていて、憎めない。
カシラを準備していた時には、「カ・シ・ラ、カ・シ・ラ」と一人でつぶやきながら味付けをしていた。
この二人、どうも住む世界が違いそうな印象を受けるが、
なぜか男のこの二人でずっとお店を切り盛りしている。
一体、どういう関係なんだろうか、といつも不思議に思う。
お肉はホルモンばかり。
そして豚系が多い。
種類はそこまで多くないが、どれも安くてうまい。
野菜類も、新鮮な味がして美味しい。
そして、何よりいいのが、お肉につけるタレ。
味噌のような何といういうか、香ばしいタレと、
ネギにごま油をまぶしたさっぱりの薬味。
これにホルモンをつけて食べると、しみじみ幸せを感じる。
一人で飲むのに最適な感じがするが、
家族連れやカップルが結構多い。
湘南の住宅地だから、そういう客層なのかもしれない。
海沿いの道から一本中に入った道。
ここにアイス屋さんがあったことは知っていたが、
営業日、時間が限定されていて、なかなか開店している時に行けなかった。
そして、ついに開店している時に訪問。
後から知ったが、もともとハワイのアイスクリーム屋さんのようで、
店内もハワイの雰囲気が十分に感じられる様子。
味も日本で普通に売られている味とはちょっと違う味がある。
シングルで380円で、ダブルで580円。
値段設定から推測すると、ダブルは二倍の量になるようだ。
と期待してダブルを注文。
そして期待通り2玉。
絵に描いたようなアイスクリームで、映画に出てきそう。
味は濃厚でなめらか。
夏場でも美味しいと思うが、寒い冬に暖かくした部屋で食べると
美味しく感じられる味だ。
もしかしたら、寒くなるこの時期だから、そういう味付けにしているのかもしれない。
ちなみに店頭での営業日は金から日の日中のみ。
そんなので経営が成り立つのかなぁと思っていたら、
残りの日は製造と、それからレストランなどに卸すために配達をしているらしい。
確かにこの味なら一流のレストランでも十分通じる。
湘南のいくつかのお店から、広島や高知まで、手広く販売しているようだ。
ちょっと値段が張るが、いいものを追求している姿勢には感銘する。
応援したくなるお店だ。