コリさんさんが投稿したmeli melo(北海道/円山公園)の口コミ詳細

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こんなお店で食べたり、飲んだり

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移転meli melo円山公園、西18丁目/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.6
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/03 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.6
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

創意工夫にあふれたカジュアルフレンチレストラン^^

何を思ったのか家人が「年度末だしみんなお疲れ様ってことで美味しいものを食べに行こう」と言い出しました
理由が分からない私は逆にドキドキして、いったいどうしたんだろう?と(笑)
まぁ理由はともかく、たまにはみんなしてちょっと美味しいものを食べに行くのもいいなと言うことで、こちらのお店を予約しました

場所は西25丁目通に面してまして、南に向かうと左手にあります
ラーメン好きな方だと「寅乃虎」さんの隣と言えば分かり易いかもしれませんね^^
ただご注意頂きたいのはこの場所での営業は4月下旬までで、その後南3西3に移転するそうです
移転後の営業開始は5月になってからとのことですので、HP等確認してください

お店はなかなか渋いテナントで、1階にはオリーブオイルの専門店です
その店と同じ入口から入って階段を上がるとこちらのお店です
因みに1階のお隣はスペイン家庭料理の「エルシッド」さんです
こちらもパエリアでは結構有名だった記憶があります(こちらも現在店内改装中でした。ご注意を)

さて、店内ですがこじんまりした店で、4人掛けのテーブルが3卓と2人掛けくらいのテーブルが2卓程度のキャパです
お店のスタッフさんが目も耳も届くスペースなんでしょうね

テーブルに座ってメニューを眺めますとランチタイムは基本3パターンです
お手軽な季節のコース1,800円
メリメロコース2,600円
スペシャルフルコース4,260円のラインナップです
娘はそんなにたくさん食べられないんで季節のコースで、他3人は奮発してフルコースでオーダーします
本当だったらワインも頼みたいところだけど。私は運転手なんでそうもいかず^^;

おしゃべりをしながら料理が提供されるのを待ちます
子どもたちもすっかり大きくなって、全員で話をする機会なんてなかなか無くなってるんで、こういう時間も貴重と言うか、緊張しますね(笑)

フルコースの一皿目から紹介します
前菜の1品目は「ホタルイカとニシンのマリネ」です
ウド、菜の花、春菊が添えられてます
何と言っても器が目を引きますねぇ
透明なガラス製ですが、壺を逆さにしたような形で、厚みがあって壺の底にあたる部分に料理が盛り付けられています
この器を見るだけでもウキウキした気分になれます^^
ニシンは春告魚とも書きますし、それに菜の花、ウドときたらもう器の中は春満開です
肝心の味ですが、ニシンのマリネは酢の効き具合も穏やかで魚の旨味をしっかり伝えてくれます
フレンチの皿にホタルイカってのはあまり見たことが無かったけど、わたのほろ苦い感じもいいですね
春菊はペースト状にしてソースのように食べるんだけど、野菜の新鮮さと魚介のマッチングがいいですねぇ

前菜の2品目は「豚肉とフォアグラのテリーヌ」です
これは溶岩プレートみたいな皿に盛りつけられています
緑と赤紫の野菜と黒っぽいプレートの色の対比が綺麗です
テリーヌは濃厚、こってり、そして喉を通り過ぎた後にふわっと香るフォアグラの香りがとてもいいです
粒マスタードを乗せると濃厚な中にもピリッとくる刺激があってこれまた良いですねぇ^^

温前菜はいわゆるスープです
「春キャベツのスープ ホタテのグリル」です
スープの底には豚足と豚耳の煮こごりが敷かれてます
このスープは美味しいですねぇ^^
改めて説明を聞くまでジャガイモのスープだと思い込んでしまうくらいまろやかで甘みも強いんですよ
カプチーノ風にふわっと泡で包まれているのもとっても良いです^^
ホタテのグリルは新鮮なホタテを強い火力でさっと炙ってるのでしょうか?
炙った香りがとても良いのにホタテの身はレアな感じで水分もあってしっとりして、かつ甘さもあります
スープの底に沈んだ豚足、豚耳の煮こごりも良い食感と味のアクセントをプラスしてくれるんです

メインの1品目である魚料理は「桜鱒のロースト アサリと蕪のリゾット 甘えびのソース」です
これはリゾットが格別ですねぇ^^
アサリの出汁と蕪の優しい甘さが染み出たリゾットで、食感、味ともに文句なしです
ただ贅沢を言わせてもらうなら桜鱒はもうほんの少し脂が乗っていて欲しいです
こればかりは地元で釣りたての桜鱒を食べていた私には少し物足りなかったですね
あと、料理の周りのこげ茶色のものはマッシュルームをおろして炒ったものだそうです
これも意外と良いアクセントになってます

メインの2品目 肉料理は「十勝豊西牛のミスジのロースト」です
これ正直ミスジのありがたみをあまり分からないで食べたんだけど、赤身なのにしっとりかつ柔らかくて驚きました
どう見ても赤身なのに火が入っても全然硬くならず、そのうえに何故か脂を感じるような甘さと柔らかさがあるんですよね~
これは贅沢な気持ちになれます^^
付け合せのビーツもちょっと意外だし、芋も違う種類の芋を2つ添えてくれています
カジュアルを装いながら隅々まで気配りが届いているところが嬉しいです

すっかりお腹も一杯になって気持ちも満足したところにデザートが出ますが、これが「大葉のアイス」なんですよ
私は初めての経験だったけど、これはすっごく美味しいです
爽やか系のソルベはたくさんあるけど、野性的で自然でかつ爽やかでってことで大葉のソルベは大いにありですね
すっごく気に入りました
デザートも2品出たんだけど。2品目は桜風味のチーズケーキをチョコケーキの上に乗せたものです
この器も面白いですねぇ
さすがにこの器は若干演出過多な気もしますけど(笑)、最後まで楽しませてくれました

たまにしっかりしたコースを頂いたんですっかり長いレビューになっちゃいましたね^^;

最後に接客を含めた雰囲気ですけど、これはまさしくアットホームな感じでとても気持ち良い時間を過ごせます
スタッフは主に厨房に2人、ホール担当の女性が1人と言う感じで回してますが、先ほども書いた通り目も耳も届く範囲のお店なんでお客さんの進み具合を見ながらサービスしてくれるのが気持ち良いです
料理をサーブするときはホールの女性だけじゃなく厨房から店主さんも出てきてサーブしたり料理の説明もしてくれます
もしかしたらTVをご覧になった方もいるかもしれませんが、実はこちらのお店のオーナー 佐藤さんはHTBの「おにぎりあたためますか?」でお馴染みの佐藤麻美さんの弟さんなんです
料理の説明なども分からないことを聞いたら丁寧に教えてくれるし、軽い世間話も上手にこなしてくれてとても楽しく食事が出来ました

今回頂いたコースはその時期に良い食材を用意してメニューを組み立てるとのことで、特に固定されたお品書きなどは無いとのことでしたが、あまりに凝っていたのでメニューが覚えきれず「お品書きは無いんですか?」と聞いたら「メモでも良いですか?」って言いながら手書きしてくれました(これが写真のお品書きです)
ご面倒なこと頼んじゃったのに快く用意してくださって本当に嬉しかったです

また、会計の際には「次回予約していただけたら、今回とかぶらない料理を提供します」って言ってくれたとのことを家人から聞きましてさらに嬉しくなっちゃいました^^

高級なお店とは違いますけど、カジュアルでアットホームな雰囲気でありつつしっかりフレンチに足場を置いた技法で素材を楽しませてくれる素敵な店に出会えました^^

ご馳走様でした^^

  • 現在の外観です

  • メニュー

  • 前菜1はホタルイカと鰊のマリネ

  • 自家製のパン

  • 前菜2は豚肉とフォアグラのテリーヌ

  • 温前菜 春キャベツのスープ ホタテのグリル 豚足と豚耳のにこごり

  • 魚料理はサクラマスがメイン

  • 肉料理のメインは十勝豊西牛のミスジ

  • デザートは大葉のアイス

  • 苺のチーズケーキ

  • 変わった器に盛られて

  • エスプレッソのカップはこんなにオシャレ

  • 無理言ってお品書き書いていただきました

  • 季節のコースの前菜

  • 季節のコース メイン

  • デザート

  • 店内

  • お店につながる階段

2015/05/15 更新

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