レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
3回
2020/05訪問 2020/05/31
武庫之荘deテイクアウト④ビブグルマンの技が詰まったお弁当とおばんざいセット「おばんざい だるま」
お値段は少し高めですが、割烹の技が盛り込まれたお弁当は満足度も高いものになっています。
私がおすすめなのは、銀鱈の西京焼き弁当1300円込です。こちらの西京焼きはほんまに美味ですね~。
おかずだけになりますが、おばんざい詰め合わせ梅1400円込も、いろいろな種類の味が楽しめまておすすめです。
それ以外にも単品でいろいろなおかずが用意されていますが、売り切れになるのも早いので、要注意です。少しずつ多種類というのは個人的に好きです。また、それぞれが丁寧に作られているところに、この店ならではの良さがあるのだと思います。
ふるかわやがリニューアルしました。店名が「おばんざい だるま」になり、カウンターにおばんざい料理の大皿がずらりと並んでいます。ミシュラン兵庫にビブグルマンとして紹介された割烹ですが、ちょっと庶民的な方向に軌道修正というところでしょうか。
でも、変わったのはその2点だけで、後は店内も大将もそのままです。
メニューから美味しそうなものを注文したら、全て今まで通りに、厨房で作られたり、大将が包丁でさばいたものがその都度出来立てで出てきます。
おばんざい料理は、メニューではなくて、直接前の大皿を見てこれちょうだいと注文するようですね。〆に食べた松茸ご飯のおにぎりも、メニューにはなくて、たまたま目の前にあったので注文したものですから。
以前は、メニューに価格表記がなく、初めての人は注文するのにビビることもあったと思いますが、今は店の表にも価格表記されたメニューが出ているので、より気軽に入れるようになりました。
国産牛すじ煮680円や出汁巻玉子700円は、どこの居酒屋でもあるメニューですが、1皿の量が多く、料理のレベルが相当高いので、コスパはかなり高いです。
コースも前日までの要予約ですが、3800円から各種あり、今までと同様の美味しい和食がいただけますので、ご安心ください。
2016.9
ミシュラン兵庫にビブグルマンとして紹介された影響か、ランチが復活しました。店頭には蕎麦の幟がはためいていますが、この立地条件でランチの需要があるのか若干疑問です。でも、ミニそばor細うどん付きの海老天丼は、天ぷらもタレも蕎麦の出汁もさすがの美味しさで、税込1200円というこのあたりでは高めの価格もまあ納得です。蕎麦(冷)の野菜かき揚げは夜のコースにも登場するものでボリュームがありました。でも蕎麦自体はがっつり系の方には物足りない量でしょうね。
店主は尼崎出身の方だそうです。私の場合、もうこれだけで評価が上がっちゃいます(笑)。
2014.5
消費税アップの影響かどうかはわかりませんが、ちょっと高級路線から軌道修正したようです。店内の手書きのお品書きには相変わらず値段が書いてありませんが、店頭のサインボードには簡単な酒のあてが値段表示されていて、気軽に入れるように配慮されています。また、コースも以前は5000円コースは予約なしで注文できたのですが、コースが4000円、5000円、7000円と設定されていていずれも要予約となっています。
5400円(税込)コースは、付だし、はも椀、造り、和牛の炙り、蓮根饅頭、小鮎天ぷら、鰻茶漬け、果物というラインナップ(たぶん)で、和牛炙りをはじめどれも美味かった中で唯一造りが、ん?というものでした。大将がもっぱらカウンターで客あしらい(苦手そうですが)をして、調理を奥に任せていたからでしょうか?お店の事情もいろいろあるのでしょうが、個人的には昔の黙々とカウンターで仕事をする大将の方が好きです。
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2012
何の変哲もない住宅街なのに、素敵な雰囲気の中で和食を楽しめます。わざわざ遠くから来るというほどでもありませんが、意外な場所にある隠れ家として知っていると自慢できる店です。
でも、隠れ家というだけに場所はわかりやすいとは言えません。武庫之荘駅からバス道路を南下し、女性センターがある交差点を東に曲がります。そして、駅の東側の小さな踏切から南下してくる道と合流する交差点の東南にあるサンワコーポラスというマンション1階の一角にこじんまりと店があります。
ならびには、老舗洋食屋のふらいぱん、新進イタリアンのラ・フォレスタがあり、穴場の店が集まっています。
まわりもマンションも殺風景ですが、店の中に入れば、立派なカウンターとテーブルからなる高級割烹の雰囲気です。
注文をしようと、手書きのメニューを見ると・・・・なんと、メニューに値段が書いてありません!!これって、初めて訪れた人はびびりますよね~。でも、安心してください。ここは尼崎ですから、大丈夫、無茶な値段ではありません。
心配な方は、5000円のおまかせコースを頼めば、それでも十分満足できると思いますよ。5000円の基本コースは、予約をせずにその場で注文しても対応できます。それ以上のコースは値段を提示しておまかせということで、予約が必要です。
一品メニューも、素材の良さを生かした正統派の和食で、刺身よし、焼き物よし、揚げ物よし、煮物よし、なんでもこいです。コースに必ず入っている自慢の蓮根まんじゅうやコースの〆に出てくる雑炊も美味しいです。
周辺の店に比べるとお値段は少々張りますが、店の雰囲気と料理の内容から考えれば、むしろ安いぐらいだと思います。渋い二枚目の店主が黙々とカウンターの向こうで腕をふるっているのを見るのも楽しみのひとつですが、やはりここは、テーブルで会話と料理をゆったりと楽しめるのが良いところだと思います。店主も箸の進み具合をよく見て次の料理にかかっているようです。ですから、せっかちな方には向かないでしょうね。
2位
1回
2016/08訪問 2016/10/10
2016.8
武庫之荘には、南側にカジュアルなイタリアンがたくさんありますが、北側の住宅街の中にあるこの店は、30年以上続く老舗だけあって別格です。風格漂う一軒家のゴージャスな雰囲気の中で、旬の素材を使った古典的なイタリアンをいただいていると、異国の郊外のレストランにいるような気分になります。
夜、いつもの7000円のコースを注文しました。お食事前のアミューズはサザエのエスカルゴ風の壺焼き、続く前菜盛り合わせは、ホントに1人前なの?って思うぐらいのボリュームです。パスタ2連発は一皿目が名物の子持ち鮎コンフィで、一匹丸ごと頭や骨まで食べられます。二皿目のパスタは丹波の猪肉のポロネーゼと、どちらも素朴&豪快でボリューム満点です。メインは肉か魚料理どちらかを選択でき、鯛と海老のポアレ2色ソースを、ドルチェも10種類以上から選択でき、マチェドニアを選びました。以前は平気だったこのコースも、年とってきたらお腹パンパンで苦しいです。
もっと高いコースもあるのですが、品数がさらに増えるのでイタリア人並の胃袋がないと・・・・少なくとも今の私には無理ですね。
最近のイタリアンのように創作の妙や繊細さはありませんが、旬の味を素朴に楽しめてボリュームも満足できる昔ながらのイタリアンの良店だと思います。
2014.1
住宅地の中にある隠れ家っぽい一軒家で、内装も落ち着いた雰囲気で歴史と貫禄を感じさせます。ですから、デートや記念日に最適な店だと思いますよ。私もここへ来るのは、ちょっと特別の日に家族と一緒というのがほとんどです。
外観は、周囲の緑と煉瓦色がマッチングして、街の風景に溶け込んでいます。うっかりすると通り過ぎてしまうかもしれません。重厚な扉をくぐると、手前にちょっとアンティークっぽいテーブル席があり、奥に行くとゴージャスな花が中央に飾られた半地下のフロアがあります。いつも通されるのは半地下のフロアですが、どちらの席もゆったりと落ち着けます。
ここはアラカルトもいろいろありますが、私はいつも7000円のコースを頼みます。これは、パスタが2皿連続で出てくるのがたまりません。鮎やサンマ、ホタルイカ、ウニなど季節の魚介類が贅沢に使われています。メインの皿は魚か肉かを選べます。総じてここは、魚介類が得意みたいなようで、魚介類も大好きな私は★★★★ですが、肉好きな知人は、選んだ肉料理がお気に召さなかったみたいで評価は★★でした。でも、私としては、お腹いっぱいになって満足度も高いこのコースがおすすめです。この内容で7000円ならCPは高いと思います。
この店に行くのはいつも夜だったのですが、先日は、ランチにも行ってきました。
ランチは2500円、3200円、4200円とありますが、真ん中のコースを選択しました。
アミューズ、前菜、パスタ(本日のパスタ、ボンゴレ、ミート、フェトチーネから選択)、魚又は肉料理、パン、サラダ、デザート、コーヒーというラインナップです。やはり夜に比べるとお得感が高いですね。
駅の南側にたくさんある1000円程度のランチを売りにするカジュアルイタリアンの店と比べると、かなり高いランチですが、この雰囲気で、この内容を食べると、高い感じがしないのが、この店の不思議なところです。
こういう妥協しないところが、30年続く秘訣かもしれません。近所には他にこういう雰囲気の店がないので、やはり何か特別なときは、ここに行こうとリピートさせる雰囲気を持っているんですね。
そりゃあ、芦屋や神戸に行けば、もっと高級なお店がありますが、近所の住宅街の中にさりげなくこんな店があるっていうのが、いいのですよ。しかもそれらの店に比べると豪華な雰囲気のわりには結構リーズナブルな価格だし。
これからも、風格と味を落とさず、老舗としてずっと続いていってほしいお店です。
3位
3回
2018/04訪問 2018/05/03
味噌シーズン終了。ラーメンだけでなくサイドメニューも秀逸です。
平日の休みを利用して味噌ラーメン食べに行ってきました。5月初めで味噌シーズンが終わるそうですから。
日頃ラーメンに興味関心があんまりない私でも積極的に食べに行きたいと思うお店が、ここ武庫川の和海と、武庫之荘の和心、そして塚口のロックンビリーS1です。近所でいつでも行ける和心とロックンビリーと違い、こちらの和海は尼崎市内といっても家から遠く嫌いな行列もできているので、余り行ってません。でも、今回は開店20分前に行ってぎりぎり1巡目をゲットすることができました。いつもこれぐらいの待ち時間ならもっと通うんですが。
味噌とふわ玉丼の小を玉子ダブルで(450円)、そしてすぐに売り切れてしまう鶏のレアチャーシュー端っこ炙り(メチャ旨で驚異の200円)をいただきました。
そんなに待つこともなく、店主と女性スタッフの見事な連携で、ラーメンとふわ玉丼が同時に目の前に置かれました。この店は味だけでなくオペレーションや接客も抜群なんで感心します。
ラーメンや鶏レアチャーシューの旨さは相変わらずですが、久しぶりに食べたふわ玉丼が美味しくなっているのにびっくりしました。玉子ダブルの効果かな?ほんま旨かったですわ。少しご飯を残しておいて最後にスープに投入し、完食完飲です。もう大満足です。
やっぱりここでは塩が一番だと思いますが、シーズン最後の味噌もなかなか旨かったです。とろとろの豚バラチャーシューも味噌によく合ってましたし。そして、いつも思うのですが、スープを完飲しても変な後口が残ることがなく、むしろ口の中が幸せなままで店を出られるところが素晴らしいんですね~。これは和心やロックンビリーにも共通して言えるところです。わざわざ市外までラーメン食べに行きたいと思えない私にとっては、ずっとこの3軒がベスト3ラーメン店ですわ。
行列が苦手なのでしばらくご無沙汰でしたが、平日ちょっとお昼時をずらせて訪問。結果、20分待ちで入店!他の店ならこれでも辛抱できませんが、こちらの塩ラーメンのためなら許容範囲です。
この日も限定メニューがありましたが、やっぱりオリジナルの塩ラーメンに勝るものはありません。鶏むね、鶏もも、豚バラチャーシュー各1枚つきです。鶏チャーシューのはしっこが200円込だったので当然そちらも注文。私のが最後の1皿でした。時間をずらすとこういうことがあるのね、危ない危ない。ちょっと炙ってあるのが香ばしくてとっても美味です。これが200円とは素晴らしい!
そして絶品スープを飲み干すのを我慢して、〆チャーシューご飯を投入。1滴残らず美味しくいただきました。1年ぶりの訪問ですが、また平日仕事を休んで訪れたくなる味でした。
******食の祭典尼が咲く2016.9.19ミニレポート************
阪神尼崎駅前中央公園特設会場は今日も小雨でしたが、熱く賑わっていました。
その中でも、一番人気はやはり和海のブースです。
一応行列はできていましたが、いつものお店の行列に比べると全然どうってことありません。
時々小雨が降る中、ステージを見ながら15分ほどでありつけました。
本日だけの限定メニューは魚介醤油らーめん600円と塩油そば500円です。
私が注文したのは魚介醤油です。車麩とネギ、厚切りの豚バラチャーシューがトッピングされています。
ざっくり言うと武庫之荘の和心の追い鰹を細麺にして、最後の追い鰹の工程を省いたものといった感じです。
口の中に残る魚介の後味が好ましく、野外でそして600円でこの味がいただけるのは素晴らしいですね。
余計に、お店に行ってまたオリジナルの塩ラーメンを食べたくなりました。
どうもお疲れ様でした。
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2013.10
久しぶりに訪問したら、定番の塩ラーメンが700円と50円値上がりしていました。それでも、このラーメンを作る手間と内容を考えるとCPは高いと思います。
この日の限定メニュー、鶏白湯醤油らーめん(煮干し系)800円というのをいただきました。白湯といっても、ビジュアル的にも味的にも、予想よりあっさりめです。鶏シャーシューも、スープが染みこんだくるま麩も相変わらず美味しいです。いつも研究熱心で新しいものにチャレンジする姿には頭が下がります。でも、私としてはやはり定番のオリジナル塩らーめんが一番美味しいと思いました。
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2012.7
うどん文化圏の尼崎では昔からラーメン屋の数は少なく、生粋の尼っ子である私もあまりラーメンは好きじゃありませんでした。
しかし、今は尼崎にも美味しい店がどんどんできているので驚いています。
私はラーメンでは塩ラーメンなどのあっさり系が好きなのですが、その塩ラーメンを出す店も、花星、ヒゲイヌ、塩元帥と美味しい店が現われています。その中でも、この和海は、尼崎で一番美味しい塩ラーメンの店だと思います。
しかし、難点がひとつ。私は飯を食うのにわざわざ行列までするというのが大嫌いなんです。しかも、この店は普段の私の生活圏から離れたところにあります。武庫川駅なんて、兵庫医大附属病院に行くとき以外は余り利用しません。
が・・・、美味しい塩ラーメンのために、先日、猛暑の中をわざわざ行きました。開店15分前に行ったのに、10人以上の行列です。このあたりは他に店がないので、仕方なく行列に参加しました。開店時になると、後ろにも10人以上並んでいます。
一応店の前にはうちわや日傘が用意されていますが、強烈な暑さです。しかも店の中には一度に9人しか入れないため、第1陣には入れず、結局30分ほど外で待たされる羽目になりました。
いったん中に入ると、店主と2人の女性スタッフが手際よく連携して、注文した塩ラーメンとふわ玉チャーシュー丼が同時にそして思ったより早く、供されました。黄色がかった若干ねっとりしたスープはとても美味しいし、チャーシューも絶品で、これだけ丁寧に作ったものが650円ならCP高いと思いました。店主の努力に脱帽です。くるま麩も、スープを吸い込んでいい味です。まるでローストビーフのソースを吸い込んだヨークシャープディングみたいな食感です。ふわ玉チャーシュー丼は、焼いたチャーシューが香ばしく美味しいけど、玉子はふわっとまではなってなかったです。
ただ、この炎天下の中、外で待っている後続の客のことが気になってゆっくり味わってはいられません。私が店でゆっくりしているせいで外で待ってた人が熱中症で死んだなんてことになったらたまりませんから。急いでかきこみ、支払いを済ませて外に出ると、行列はもっと増えていました。
とにかく尼崎で一番美味しい塩ラーメンの店と思いますが、立地と行列のことを考えると、しょっちゅう通いたいとまではいかないのが残念です。
4位
2回
2018/03訪問 2018/03/12
創業50年!私の中では、キング・オブ・ザ・お好み&ネギ焼きです。
評価には、老舗加点と思い出加点が入っています(笑)。なにしろ創業時から50年通ってますもんね~。
こちら老舗ながら、2代目に上手に代替わりしているので、まだまだ続きそうです。ここのお好み焼きやネギ焼き、鉄板メニューの数々は、今となっては初めて食べたときの感動はありませんし、正直言って昔と比べるとちょっとというところもあります。しかし、それでも、私の中では相変わらずキング・オブ・ザ・お好み&ネギ焼きであることには変わりありません。
メニューは色々と増えてますが、やはり注文するのは、お好み焼きでは豚玉、すじネギ焼き、ポークチャップ、オムそば、焼きうどんゆず醤油味という定番になってしまいます。
特にお好み焼きは、生地、キャベツ、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、マスタードの配分が絶妙で、口の中で渾然一体となった旨さは、もう他では味わえないものです。
すじネギ焼きも、サクッとした表面と、トロッとした中身の食感の違いの妙がなんとも言えません。
こちらのお好み&ネギ焼きと、大貫の焼き飯、タントのベーコンなすスパゲティは、尼崎原住民の私にとって、もう定期的に食べないと中毒症状を起こしてしまうソウルフードになってしまいました。
2016.5
5月7日こなもんの日にちなんで、私の中でのベスト・オブ・こなもん(お好み焼きの部)の店の紹介です。
最近は、2代目が店を仕切っているようです。お好み焼きのマヨネーズが、まるでラテアートのようにかけられています。やっぱり若い人は小洒落たことをしてくれますね。お店自体は、あんまり綺麗とは言えなくなってきましたが、グランドメニューも美味しさも、変わらず継承しており、私の中では相変わらずナンバーワンのお好み&ねぎ焼きです。
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この店には、創業以来ですから、45年は通っていることになります。駅前が再開発されてもずっと同じ場所で変わらず営業しています。当時子どもだった私にとっては、この店は高級店でした。そして、この店で食べたのが人生初というものが結構あります。私にとって大変思い入れのある店なので、評価は高めですが、割り引いてお読みください(笑)。
昔は、お好み焼きといえば、自分で混ぜて自分で焼くというスタイルが一般的だったので、お店の人が焼いてくれたものを食べるというスタイルは新鮮でした。
しかも、キャベツをみじん切りにして、丁寧に混ぜ、ふわっと丁寧に焼き、従来定番だった青のりとかつお節を使わずに、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、マスタードで食べるというのもさらに斬新なスタイルでした。
「ソースは甘いの辛いのどちらにしましょ?」「ケチャップ、辛子、マヨネーズ全部入れていいですか?」という定番の問いかけは、45年間ずっと変わらず続いています。
カウンターの前の長ーい鉄板の向こうでは、マスターとワイルドワンズの鳥塚しげき似のお兄さんの二人がてきぱきと調理していたことを思い出します。料理が楕円形の鉄板にのってやってきたり、鉄板の上で焼かれたものの上に銀色の蓋をかぶせて蒸し焼きをしたりと、今までのお好み焼き屋さんではお目にかかれなかった、高級な洋食屋さんのようなパフォーマンスが印象的でした。
ここでお好み焼きを初めて食べたときの衝撃が強烈だったので、以後、お好み焼きをどこで食べても、ノルドと比べてどう?と問いかける自分があります。ねぎ焼きも十三の某有名店よりもよっぽど美味しいと思います。今でも、私の中では、ベスト・オブ・お好み焼き&ねぎ焼きです。関西で一番ということは自動的に日本一ということになるでしょうか。
この店では、豚玉(洋風お好み)と、レモンと醤油で食べるすじねぎ焼き、両方が私の必須アイテムです。豚玉は小ぶりなので、両方いけちゃいますね。高校生ぐらいのときなど、小遣いに余裕があるときは、学校帰りにおやつとして食べていました。当時は170円だったことをなぜか今でも覚えています。
ねき焼きのバリエーションとして、ねぎ焼きの上に薄くのばした焼きおにぎりがのっている、ねぎライスというものがありますが、焼きおにぎりの香ばしさと、ぱりっとした食感がねぎ焼きと驚く程マッチしていて、これも大好物になりました。
豚玉、ねぎ焼き以外にも玉子3個分使うオムそばや、ゆず+醤油味の焼きうどんも捨てがたいのですが、残念ながら一人で行ったときはそんなに食べられません。いろいろ食べたいときは誰かを誘います。
ちなみにランチタイムは、お好み焼きにはご飯と味噌汁が、ねぎ焼きにはおにぎりが1個つきます。洋風お好み焼きなのに、なぜかご飯がよく合ったりします。おかずにしても違和感がないお好み焼きです。
夜も、お好み以外に鉄板焼きが楽しめます。あごすじや豆腐、開店以来の定番メニューのレバーのブランデー焼きやポークチャップ、野菜炒め、ヘレステーキなど旨いもんのオンパレードです。特に玉子の衣がついた半分ポークピカタのようなポークチャップは鉄板焼きでは一番のオススメです。
創業当時は、名前も外観も料理も、当時の立花界隈にあってはお洒落でモダンで、子どもだった私にとって高級店のイメージだったこの店も、今では長い年月と地元に馴染んだおかげで、庶民的かつ親しみやすい雰囲気になっています。しかし、私にとっては、依然、特別な存在のお店です。大貫の焼き飯やタントのスパゲティと同じく、ときどき無性に食べたくなる懐かしの味です。
立花駅周辺には、あちこちにいい店がひっそりと隠れていますが、この店は、その中でも街の鉄板焼きグルメの頂点に君臨する名店だと、私は勝手に思っています。
5位
1回
2012/09訪問 2013/04/04
4月14日をもって現店舗の営業は終了、5月上旬より神戸ヴィーナスブリッジ横へ移転というお知らせと新店舗の割引券が郵送されてきました。武庫之荘で一番のお気に入りのイタリアンだっただけに残念です。
既に、今年初めには、武庫之荘駅北側にあるグロリアが閉店しています。
そして、石窯で焼くピザが美味しいペルファボーレも、現在入っているビルの建て替えのお知らせが掲示してあったので、営業はできなくなるでしょう。
イル・ヴィゴーレは、相変わらず美味しいし、よく流行っているので安泰でしょうが、店は狭いし、メニューの進化はもうひとつ・・・・。
後は、伸びしろがあって、大化けの可能性があるラ・フォレスタあたりにがんばってもらわないと・・・。
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阪急神戸線武庫之荘駅周辺、特に南側はイタリア料理屋の激戦区ですが、私の中ではこの店が一番です。
店は雑居ビルの中で、下はなぜか保育園だったりして、こんなとこに?と思いますが、店内に入るとなかなかいい雰囲気です。
入り口から入って右は、テーブル席で外見に似合わず以外に収容人数は多いです。
左側は、バーコーナーで、テーブルもあり、たしか喫煙可能だったかと思います。
ランチは、周辺のイタリアンより少し高めの値段設定ですが、内容はいいですね。ランチだからという手抜きが見られません。
夜は、コースもありますが、私はいつも数人でアラカルトをいろいろ試して楽しんでいます。メニューの数が多い割に、はずれに当たったことがありません。前菜からメイン料理、パスタまでどれも美味しいものばかりです。以前からの水準を落とさず、工夫も重ねていると思います。
席数が結構あり、遅くまでやっているので、小宴会やら、まとまった人数で2次会で流れ込むということも可能です。そのかわり静かな雰囲気でデートというシチュエーションには向いていない場合もあるでしょうね。
6位
1回
2013/08訪問 2014/04/05
庭を眺めながら田舎風会席料理を楽しめるリーズナブルな隠れ家料亭
阪急塚口駅と違って辺鄙な田舎の駅前といった印象のJR塚口駅ですが、近くには敷地に蔵がある昔からのお屋敷がまだ残っている一角もあります。このひろ田さんは、そんな場所にぽつんとある尼崎では珍しい隠れ家的お店です。
住宅街の中にある由緒ある茅葺きの邸宅(市の文化財にも指定)をそのままお店にしているのです。代々ここに住み続けていた廣田家の当主さんが店主でもあるようですが、こんな広い家を維持していくの大変だろうなあと思ってしまいます。なにしろ屋根が茅葺きですし。各部屋からは広い庭が見渡せ、桜や紅葉の季節は、最高の眺めです。但し、完全予約制で、庭の眺めの良い季節はなかなか予約をとるのが難しい店でもあります。
部屋は、8~16名の個室が母屋に4部屋、離れに2部屋あります。もちろん立派な座敷で掛け軸や調度品も高級そうです。それそれの部屋に一組だけのお客しか通さないので、ゆったり過ごせます。天井を見上げると、古民家らしく、とても立派な梁が通っています。木と紙と土だけでできた空間、癒されます。2人でも広い一部屋が独占できるので、贅沢な気分になれます。また、畳の部屋にもかかわらず、全室テーブルと椅子が用意されているので、足の悪い方でも快適です。
こんな立派な部屋なので、お値段がさぞかし張ると思いきや、お昼のミニ会席が2500円、夜は特別会席が3800円に、季節の鍋コースが3500円とリーズナブルなお値段です。
もちろん予約時に予算に応じていろいろ相談にのってもらえます。以前、お祝いの席として利用したときには、3800円のコースに、伊勢海老や鯛を追加してもらいました。
お味の方は特筆するものはないですが、標準コースだけでも、とても品数が多く、このお値段とこの雰囲気ですからCPは抜群です。スタッフの方もとても気が利いていて、次のお料理を運んで来るタイミングは絶妙です。ゆったりと時間をとりながらお酒やお料理を楽しむことができました。
最後にそばと炊き込みご飯両方が出てくるので結構お腹いっぱいになります。ピッコロシアター横にある古民家風蕎麦屋武蔵坊が系列店なので必ずそばが出てくるのかもしれません。武蔵坊のそばだとしたら、石臼で挽いた手打ちの本格派です。
去年の夏に、たまたま平日に休みがとれたときがあって、初めてランチで利用しました。
夜はなかなか予約が取れないお店なので、お昼でもいきなりは無理かなとダメもとで電話したら、あっさり受けてくれました。当日でも部屋が空いていれば、少し時間はかかりますが対応してくれるようです。さすがに猛暑の季節は、自慢の庭も見るべきものはありません。それで空いていたのかもしれません。料理の用意と部屋の冷房が効くまで、玄関横のソファに座ってしばらく待った後に、部屋に案内されました。
お昼は、ミニ会席2500円のメニュー一つだけです。しかし、内容はどこがミニやねんと突っ込みたくなるぐらい充実しています。
先付け5種、ローストビーフ、炊き合わせ、蟹あんかけ茶碗蒸し、グラタン、天ぷら、蕎麦、ごぼうの炊き込みごはん、香の物、赤出汁、デザート、コーヒーこれらが2時間かかって順次提供されます。田舎風会席と自称しているように、料理自体は何か突き抜けていたり、洗練されたりしているわけではなく普通なのですが、ここで味わえる贅沢な時間と空間を考えるとCPは非常に高いです。そしていつも思うのですが、料理を持ってくるタイミングが早すぎず遅すぎずで絶妙です。
平日のお昼に最短2時間のランチですから、普通に勤めている人のランチには向いてません。お客さんは年配の女性客グループばかりでした。時間と話のネタはたっぷりある方達ですから、こういうお店はぴったりです。
尼崎では庭があるゆったりした空間の料亭は珍しく、ここと武庫川の甲武荘ぐらいでしょうか。記念日や法事などの会食に最適なので、幹事さんが知っておくと便利なお店だと思います。
7位
1回
2016/11訪問 2016/11/16
こんなところに、こんな美味しい店があったとは!住宅街の隠れ家「和顔」オススメです。
2016.11
いつも安定した美味しさ、そして気持ちの良い接客は、さすがです。立花でいい店は?と問われたら迷わずあげるのがこの店です。
店内の照明が暗めなのも相変わらずですが、今回は珍しく写真が撮れたので、追加しました。
2012.11
和顔と書いて「わげん」と読みます。
ここは、私みたいな地元の者でも、わかりにくい場所にあります。
立花駅北口から北東に斜めに伸びる立花東通り商店街をずっと歩くと5本の道が交差したところで商店街が終わります。そこから西へ、つまり商店街の1本裏にあたる道を立花商店街方面に戻るとすぐにあります。
または、立花駅北口から真北に伸びる立花商店街を北へ進み、老舗の煎餅屋さんの中田屋さんあたりで東に分かれる道があるので、そこを東へしばらく歩くとあります。普通の住宅街の中です。
知る人ぞ知るというお店で、中が見えないので、初めての人にとっては、なかなか入りづらい雰囲気でしょう。木製の扉を開けるのは、ちょっと勇気がいるかもしれません。
外も、店内も、木を効果的に使った味のある雰囲気です。
そして、出てくる料理は、魚が特に美味しい本格割烹の味です。
初めて使うときは、事前予約、そして、おまかせが正解かもしれません。
おまかせにしても、絶対に裏切られません。
周辺の居酒屋に比べると、お値段はちょっとはりますが、それだけのことはあり、とびきり旨い魚を食べさせてくれます。むしろ、この内容でこの値段ならCPは高いのではないかと思うほどです。
味も雰囲気もこんな辺鄙?なところにある店とは思えません。
店内は、こじんまりしていますが、アットホームないい雰囲気で、接客も気持ち良く、オススメの店だと思います。
8位
2回
2017/05訪問 2017/09/28
ええ肉、出てきまっせ!サイドメニューも逸品揃いの立花の名店です
相変わらず、店主が厳選した上質な肉が、丁寧な仕事を施されて出てきます。それを炭火でいただくのですから、美味しくないわけがありません。
神戸牛特厚塩タンから始まり、ホルモンも含めて塩から攻め、それから漬けカルビやタレホルモンに移るのが定番コースになっています。
そして、肉だけでなく、キムチやナムル、そしてイカフェなどのサイドメニューも丁寧に作られて美味しいんです。イカフェなどは、新鮮なイカの下に甘辛ソースがかかったリンゴの千切りが添えられているという小じゃれた細工がしてあり、美しくかつ美味しい逸品です。
最後は、オジンオパで〆るのもずっと変わらない私の定番コースです。石焼きビビンバのイメージを大きく覆すイカとキャベツとバター醤油のコラボは、初めて食べたとき衝撃的でした。他の店にはこのようなメニューがないので、ここに来ないと食べられません。こんな旨いもん、私だけ知っているというのが申し訳なく思い、この店来たらオジンオパを食べとかな損やでと吹聴しまわってます。ほんまに美味しいですよ~。
2016.6
立花には、昔から「満月」を筆頭に「高麗飯店」、「かんだや」など有名な焼肉の老舗が点在しています。その中でも比較的新顔のこのお店は、ダントツでおすすめです。連れて行った人は、高い確率で満足してくれると思います。但し、焼肉は「満月」みたいな雰囲気でないと食べた気がしないという方には向きません。ここは、上質かつ上品な形でお肉が出てきますからワイルド派には物足りないでしょう。また良い肉が揃っているので、ついつい注文しすぎると結構なお値段になりますが、それでも肉質から考えるとお得だと思います。肉自体がいいので、塩とレモン、そしてわさびで食べるのがオススメですが、タレも甘すぎずなかなか美味しいです。さらにホルモンも新鮮で美味です。実家が神戸牛ホルモンの卸をしているそうですから当然でしょうね。
焼肉だけでなく、しゃぶしゃぶ、そして冬は鍋もあり、焼肉以外のメニューも充実しています。あえて焼肉ではなく肉料理と名乗っているだけのことはあります。一品もののサイドメニューも、丁寧な仕事がしてあり、盛りつけも綺麗です。肉以外ではイカフェが美味しいし、夏は水キムチもおすすめです。〆は冷麺、オジンオパ、クッパ・・・どれも美味しいので悩んでしまいます。でも、結局オジンオパは必ず注文しますね。他の店では見たことがないので、ここのオリジナルなんでしょうか?超おすすめです。
街の雰囲気を味わうのではなく、純粋に肉を食べに行くのなら、鶴橋に行く必要はありません。鶴橋のどの店よりも、ここの肉が美味しいと思います。
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2012.6
立花には、あちこちに隠れた名店がひっそりとあります。立花駅北側の少し東には、この店や、和顔などが住宅街の中に隠れています。
立花駅の北口から東へ少し歩いたところにあり、駅からは近いのですが、立花東商店街からは少しはずれているので、場所はわかりにくいかもしれません。
しかし、店内はアットホームかつ洒落た雰囲気で普通の焼肉屋より高級感があります。
まずカウンターの向こうで仕事をする店主を見ると、この人は小さいときから良い肉を食べて育った人なんだなと安心感がわきます。
2階に上がると、掘りごたつ式の座敷がいくつもあり、仕切りを移動させれば半個室になったり広座敷になったりして融通がききます。全体的にシンプルですが、和の雰囲気もあり、焼き肉屋とは思えない清潔感もあります。
このお店で絶対おすすめは神戸牛特厚塩タンです。切らずに食べられるの?と思うくらいの厚さですが、今までの塩タンの概念を覆すような食感と美味しさなんですよ。赤身もとても分厚いので、包丁を入れてあります。これまた美味しい。ハラミもツラミもシマチョウも全て美味しいです。
運ばれてくる肉は、どれも見ただけで良い肉だとわかります。しかも、普通の焼肉屋とは一味違う綺麗な盛りつけです。店主は見かけによらず、繊細なセンスの持ち主のようです。そして、本当に肉を大事にしているんだなということが伝わります。
肉だけではなく、他の料理も美味しいです。冷麺はソバ粉を使ってないとのことですが、麺もスープも美味しく、スープは全部飲み干せたほどです。
また、おすすめの大森クッパの他に、オジンオパという不思議な名前の石焼きビビンバが秀逸です。キャベツとイカがのった石焼きビビンバの上からバター醤油をかけて、まぜまぜして食べるのですが、今まで食べたことがない美味しさです。
良い肉を使っているので、それなりにお値段は張りますが、必ず満足感を与えてくれる名店だと思います。
9位
3回
2018/10訪問 2019/01/10
都ホテルニューアルカイックが、4月から都ホテル尼崎に名称変更されるようです。地元民にとっては慣れ親しんだアルカイックの名前が消えるのは寂しいことです。でも、他所の人からしたら、アルカイック?それって日本のどこにあるの?っていうふうになるし仕方ないことなんでしょうね。隣にある本家本元のアルカイックホールも、既にあましんアルカイックホールになってますし。
こちら、21階にある日本料理店ですが、眺望抜群の串揚げカウンターでいただける串揚げランチがお得です。以前より値上がりしましたが、それでもホテルランチが税サ込で2300円、クーポン提示でさらに10%引きですからね。出汁巻玉子、お造り、サラダ、串揚げ8本、炊き込みご飯、汁物、漬物、シャーベットというラインナップで、シンプルながら安定の美味しさです。
でも同じ値段のレディース串揚げ御膳なるものがヒジョーに気になります。豆乳湯葉チーズフォンデュ、串揚げ8本、野菜サラダ、野菜スティック、パン、デザート、デミタスコーヒーという変わった構成なんです。定番の方が美味しいやろと思いつつ、食べロガーとしては気になるところです。恥ずかしながら爺なのにレディースなんちゃら注文しました。ん~やっぱり定番の方がよかったかな(笑)。
近くにある串揚げの名店ステラには適いませんが、まあホテル内の店で高層階からの眺望付きでこのお値段というのはなかなか頑張っているのではないかと思います。
ホテルニューアルカイックの21階にある眺めの良い日本料理店です。
お座敷で、着物を着た仲居さんがサービスをしてくれます。お料理はそこそこですが、なんといっても雰囲気が良いので、接待や法事、お祝い事に最適な店です。尼崎ではなかなか接待に向くお店がないので、ここは無難な選択かと思います。ただし、大人数の宴会のときは、違う階の洋室でテーブル席になります。やっぱり日本料理はお座敷の方がいいですね。なお、リニューアルした後綺麗になっていますが、お座敷が掘りごたつではなく、畳にテーブルと椅子の形式になっていました。私的には掘りごたつの方が好きだったのでちょっと残念です。
私としては、このお店、串揚げコーナーのカウンター席利用がオススメです。ここの良いところは、板前さんの後ろが壁ではなくガラス窓になっていて、カウンター席でありながら21階からの夜景を楽しみながら食事ができるところです。
懐石料理のコーナーに比べると、串揚げは驚く程リーズナブルなお値段です。なにしろ串揚げ主体のコースが15本でも4114円ですから。15本といってもネタが小ぶりで衣は薄く、さらっと揚がっているので胃にもたれることは全くありません。創作串のようにあまり凝った細工はしてませんが、素材の良さで食べさせてくれます。
ついてくる野菜も大衆串揚げ屋のキャベツだけと違ってバーニャカウダー風の野菜スティックで、またこれが美味しいのです。途中に口直しのお吸い物が出てくるのも嬉しい気遣いです。
串揚げだけでなく、懐石料理コーナーのメニューからお刺身や焼き物、煮物、天ぷらなどの一品もいただけるという点や10%引きのクーポンも使えるという点もポイントが高いですね。
お昼では、串揚げランチセットがさらにお得です。串揚げおまかせ8本に、季節の八寸盛り合わせ、お造り、サラダ、ご飯、赤出汁、デザートがつきます。
八寸とお造りは日本料理コーナーの逸品が楽しめます。特にトロの炙りが旨かったです。
串揚げは、まず車海老と和牛ロース、単品ではそれぞれ500円、350円します。続いて蓮根、エリンギ、アスパラ、粗挽きソーセージ、いか、と出てきます。火の通り方がいいので素材の良さが楽しめます。最後の牛すじとこんにゃくがまた美味しかったです。
蟹の炊き込みご飯はおかわりOK。最後にシャーベットが出て2057円のところがクーポンを持っていたので10%引きです。お昼は混んでいたせいか、夜のような気配りのきいたサービスは期待できませんし、夜景も楽しめませんが、CPの高さは抜群だと思います。
10位
3回
2018/01訪問 2018/02/11
映画の前の腹ごしらえでうどんを食べに行きました。吉野と違って、こちらは夜もうどん屋さんです(笑)。うどん食べ放題のはりはり鍋が冬季限定であるぐらいで、後はお昼とほぼ同じメニューです。
うちたて、切りたて、ゆがきたてが売りのお店なので、冷水でしめた生醤油うどんは、うどんの刺身みたいな美しさと美味しさです。
・・・と言いながらも、寒い冬は、やっぱり温かいおうどん!最近は、専ら釜揚げうどんやかけうどんばかり注文します。関西風の温かいおだしで体も温もりますわ。
そして、生姜湯も当然いただいて体を温めます。これは、薬味に使う生姜をすったときに出る生姜汁を捨てるのがもったいないと活用したものです。出汁をとった後の昆布を活用した味付け昆布と同じく無料サービスですが、リクエストしないと持って来てくれません。カウンターにはその旨を書いたものが置いてあるのですが、皆さん気が付かないのか、それとも生姜湯は余りお好きでないのか、頼んでいる人は少ないように感じます。私は生姜湯に限らず生姜を使ったものが結構好きなんですけどね。
また、お昼になくて夜だけあるメニューに天ぷら盛り合わせがあります。お昼は野菜だけのヘルシー天ぷらがお得なセット価格でありますが、夜の天ぷら780円は、海老2尾と野菜3品で食べごたえがあります。セルフ系のお店と違って、揚げたてを食べられるのが私としてはとっても嬉しいです。
でも、温かいおうどんでせっかく体が温もっても、このお店は駅から少々離れているので、戻る途中にまた体が冷えてしまうところがちょっと残念であります。
切りたてゆがきたてのうどんと、関西風の出汁が美味しい、尼崎を代表するうどん屋さんです。私は、JR尼崎のこの店、そして阪神尼崎の「穂乃香」、阪急塚口の「悠々」、若王寺の「福ちゃん」を勝手に尼のうどん四天王と呼んでいますが、麺、出汁、サイドメニューに加えて店の雰囲気や接客も含めた総合的な評価では、このはるしんが一番だと思っています。一番古くから続いてますし、今や脱サラした店主が独学で始めた店とは思えないぐらいの貫禄がある店になっています。
こちら讃岐うどんと名乗っていますが、麺は適度なコシと柔らかさがあり、出汁も昆布と鰹とイリコの天然素材ブレンドと、いずれも関西人好みのバランスの良いうどんになっています。ですから、麺はひたすら固く、出汁はイリコに限ると思い込んでいる人にはオススメしません。
最近食べたので印象に残ったのは、きつねぶっかけです。甘く煮込んだ揚げがぶっかけつゆによくあいます。かけうどんのきつねよりこちらの方が美味しく思います。また、かけうどんでは、肉うどんが美味しかったです。生姜で煮込んだ甘くない肉が温い出汁によくあいます。やっぱり肉は冷たい麺より温い麺にあいますね~。
かやくご飯は、備え付け容器の取り放題の昆布(出汁をとった後の昆布を佃煮にしたもの)と一緒に食べるとよく合います。丼もいろいろセットにできますが、私としてはオススメしません。うどんを2玉(追加料金なし)注文する方がずっとオススメです。
2016.7
最近はうどんにかやくご飯を組み合わせるのを自粛しています。別に大阪府の「主食の重ね食べ」の注意喚起を受けたわけではありません。うどん2玉まで同価格なので意地汚く必ず2玉注文してしまうためです。年取ると2玉食べてプラスご飯はさすがにきつくなってきました。
最近、ここで注文することが多いのは釜玉です。2玉でも570円です。生卵が1個入っただけで、腹持ちが飛躍的によくなります。特にここの茹でたてのうどんは、卵がよくからまり、最後まで熱々で食べられます。醤油を控えめにして、テーブルに置かれた無料取り放題の昆布と合わせて食べると、これまた美味しいこと。
以前ここの天ぷらは、かりっとしてちょっと揚げすぎかなという印象だったのですが、最近は揚げ方がソフトになった気がします。私にとっては今の方が好みです。ヘルシー天ぷらセットをプラス310円でつけることができます。揚げもんの取りすぎはよろしくないのですが、名前にヘルシーとついてるからええやろと注文してしまいます。正直何がヘルシーなのかよくわかりませんけど・・・。
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2014.7
関西における讃岐うどんのお店といえば、大阪のはがくれが有名ですが、尼崎では私はここが一番好きです。
お店は新しくはありませんが、店内に清潔感があります。本格的な手打ちである点、注文してから茹でる点(時間はかかりますが)、天ぷら等も揚げたてである点、セルフではなくきちんと接客してくれる点が最近急増しているチェーンのセルフ店とは違いますね。
ときどき、お昼ごはんに利用しますが、生醤油かぶっかけを頼むことが多いです。2玉まで同価格なので、意地汚く2玉頼んでしまいます。
ゆでたてのうどんはさすがです。うどんの刺身という言葉がぴったりの美しさです。また、やたらコシだけが強いうどんではなくて、適度な柔らかさがあるので、大阪うどんに慣れた関西人にもOKだと思います。美味しいうどんは他にもあるでしょうが、尼崎でここまでのものが食べられるのは良しとしましょう。
かやくごはんがセットメニューにあるので、思わず頼んでしまいます。テーブルに置かれた無料取り放題の昆布が、またよく合います。
さらに野菜とちくわの天ぷらもセットにつけられるので、これも頼んでしまいます。かりっとしたタイプですが、作り置きではなくて、揚げたてなので美味しいです。
気がつけば、炭水化物オンパレード・・・・結果、カロリーオーバーです。
でも、うどん+かやくごはんは、関西人にとってド定番なのでやめられません。
普通のかけうどんもあります。ぶっかけもそうですが、出汁が関西風なのも私にとってはポイントが非常に高い点です。やっぱりいりこだけでなく、昆布も削り節もいろいろ入った関西風出汁の方が美味しいな~。まさに、讃岐と関西のいいとこどりのお店だと思います。
また、うどんすきもやっており、家族や小グループでも楽しめるなど守備範囲は広いです。
JR尼崎北口から東の方へ少し歩くことになりますが、JR尼崎駅前の商業施設には、にしむら珈琲以外は余りオススメできる店がないだけに、少し遠くても歩いた方がいいですよ。ここは、うどんだけでなく、店の雰囲気やサービスなど、総合的にバランスがとれていて、安心して誰にでも勧めることができる、尼崎のうどん店の中ではイチオシの店だと思います。
尼崎市内限定、しかもJR立花、阪急武庫之荘中心の超ローカルなリストです。