ティキ－スパート２さんのマイ★ベストレストラン 2012

秋田に寄せていただいた一番の目的が、このお店に伺うことでした。

ＪＲ秋田駅から、タクシーで約１０分
住宅街に、突然、和風調の重厚な建物が出現します。

２ヶ月以上前から予約し、開店と同時の午後５時に伺いました。
下足箱には、私の名前が貼ってありました。
店内も、和風調の、とても雰囲気のあるお店です。
間接照明が施され、程よい薄暗さが、店の品格を高めています。

１番乗りで、１人での予約でしたから、カウンター席の中央を勧められました。
カウンター席は８人ぐらい座れるのでしょうか・・・・・
ご主人が、料理される様子も、見せていただくことができますし、会話も楽しめます。
他に、座敷席もありましたが、それぞれ仕切りがあり、独立しており、
落ち着いていただくことができます。

カウンター席の中央は遠慮して、一番端に座らせていただきました。
時間が、まだ、早いせいか、お客は私だけで、
ご主人とゆっくり話をしながらいただけました。

ご主人は、坊主頭で、作務衣のようなものを着ておられ、
その道を極められた雰囲気をお持ちの方でした。
穏やかで、やさしく、会話も楽しく、
とても寛いだ時間を過ごさせていただきました。

まず、生ビールエビス（中）・５００円を注文し、

お刺身の盛り合わせ・１５００円
〆鯖炙り叩・４００円
比内地鶏串焼・４００円
つくね・１５０円
秋田産黒毛和牛げたカルビ串焼・３００円
はたはた飯ずし・５００円を注文しました。

まず、名物のお通し６種
鰊の煮物　おひたし　イカの塩辛　比内地鶏の肝煮　高野豆腐　キノコの煮物
どれも、噂どおり、季節感を感じさせる、品の良いお味でした。
特に、日本酒を飲まれる方には、絶品のあてになると思います。

次のお刺身の盛り合わせは、
秋刀魚　鯛　平目　ホッキ貝　真イカで、
どれも、新鮮で、とても美味しく、
特に、秋刀魚、ホッキ貝、真イカは、私が今まで食べた中で、一番美味しいものでした。
脂の乗った秋刀魚の甘さは、初めて経験するものでしたし、
ホッキ貝の何とも言えない食感、真イカのネットリ感も、久しぶりのものでした。
こんなお値段で食べられる代物ではありません。
言葉が出ないほど感動しました。

ご主人との会話も弾ずみ、すばらしいお刺身を頂いたこともあり、
最近、飲めなくなってきている日本酒を、

まず、利き酒３種セット・８００円
大吟醸　　　　天の戸　（横手市）
純米吟醸　　 雪の芳會（由利本荘市）
純米　　　　　 春霞　　　（美郷町）　　　　　を頂き、

そのあとも、大吟醸の中から
ご主人お勧めの２種（ともに、１合・１２００円）
天の戸
まんさくの花を、半合飲みで、いただきました。

この間出てきた、〆鯖炙り叩
秋田産黒毛和牛げたカルビ串焼
はたはた飯ずしも、とても美味しく、

特に、比内地鶏串焼、
つくねは、絶品で、１本づつ頂いただけで、大満足でした。

一品、一品が、洗練されており、すごく味わい深いため、
手打ち蕎麦等、もっと、いろいろなものを注文したかったのですが、
お腹一杯になってしまい、これ以上、頂けませんでした。
これで、帰りの会計は、７千円弱でした。

ご主人は、若い頃、東京でバーテンをされていた経験があり、
地元に帰られてから、長い年月をかけて、少しづつ、
今のお店の形にされてきたそうです。

出される料理の質といい、店の雰囲気といい、接客といい、
完璧で、とても洗練されているお店だと思いました。

秋田を代表する、否、日本を代表するお店である、
とよく言われる理由が、よく分かりました。

あまりにも、感動し、ご主人との会話も弾んだため、
写真を撮るのを、途中で忘れてしまい、
画像もうまく撮れませんでしたが、
このお店は、私が、今年寄せていただいた中で、
最高のお店であることは確かです。

ご主人と、再会を約し、今度は、嫁さんを、連れてきてやろうと思いました。

１年間ほど間があいての訪問、
以前は、だいぶ早く着いても、店に入れてもらえたが、
今回は、開店一時間前まで、入れてもらえなかった。
駐車場の前にもロープが・・・以前はあったのだろうか？

ここのご亭主は、真面目で親切なのは分かっているので、
たぶん余裕がなくなってきているのだろう。

NHKの全国放送で紹介されたからかもしれない。
客は、以前の方が押しかけていた気がするが・・・・

温かい「ころうどん」、「支那そば」の味は、そうは思わなかったが、
冷たい「ころうどん」の出汁が、微妙に変わっている気がした。

少し以前より甘いし、コクが・・・
うどんの方は相変わらず美味しいが・・・
何度も通った中で、初めての感触である。

ご亭主の体力の問題か、醤油の蔵元が潰れたのか・・・
微妙で繊細なものだけに、今が正念場なのかもしれない。

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2012年４月（総合評価５．０）
京都から高速で、約2時間半、久しぶりの訪問です。
土曜日、開店時間の1時間前の10時半、家族４人で伺いました。
店は、もう既に開いており、中で待たせていただきました。

早速、ご亭主が、丁寧な挨拶に出てこられました。
店内は、レトロな感じですが、相変わらず、隅から隅まで、掃除が行き届いています。
この店は、席の間隔が非常に狭く、相席は当たり前です。
お客さん同士が、家族のように、寄り添いながら食べるといった感じです。
他の店では、そんな感じは、避けたいところですが、この店では、不思議と気になりません。
途中、足の悪いおばあさんが、見えられたので、椅子席を替わってあげました。
今日は、天気が悪いせいか、お客さんの入りは鈍かったのですが、
それでも、開店時間には、一杯になりました。
待っている1時間は、そんなに長くは感じませんでした。

冷たい、「ころうどん」６６０円、熱い、「ころうどん」半分３３０円、「支那ソバ」８８０円を注文しました。
それぞれ、普通サイズと、半分のサイズが選べます
注文は、事前に聞いておられたので、開店後すぐに出てきました。

まず、冷たい「ころうどん」
うどんの、食感が、モチモチしていて、何ともいえない美味しさ。
伊勢うどんほど、柔らかくなく、讃岐うどんほど、腰が強くない、ちょうどその中間ぐらいでしょうか、
ここだけしかない独特の食感です。今日は、この食感を味わうために、高速を飛ばしてきたのです。
さらに、おつゆは、基本醤油ベースの、見た目は伊勢うどんのように、濃いのですが、
お出汁が利いていて、甘くて、すごく旨みのある、ここでしか味わえない、絶品のお味なのです。
何種類もの醤油を吟味し調合して作られるそうです。辛くはありません。
「ころうどん」には、ねぎと生姜、ゴマしか入っていませんが、これだけで、十分満足します。

次に出てきた、暖かい「ころうどん」は、基本冷たいのと同じ味で、
今回私は、初めて食べたのですが、
うどんの特徴は、冷たい方が、出ているように思えましたが、これもまた、すごく美味しい。

最後の「支那ソバ」は、麺が平たく弾力性があり、少し透明感のある麺で、
お出汁に、少し油が入るようなお味になりますが、これもまた、ここでしか味わえない絶品です。
普通の支那ソバのイメージとは違い、和風中華ソバという感じでしょうか。

私の家族も、みんな「美味しい、美味しい。」と言いながら、1人三杯は食べていました。
この店を訪れる方は、お年寄りでも、3杯ぐらい食べる方は、結構おられます。
それほど、美味しいのです。

聞くところによると、今のご亭主は、二代目で、この店の「ころうどん」は、
この地方に伝わるというより、この店独特のうどんらしいです。
マスコミでもよく取り上げられ、大勢の方が、全国から見えられますが、
（机の上に置いてあるノートに、感想が書かれています。）
開店日が、水～土の週4日間だけで、それも昼間しか開いていません。
それに、3杯も食べると、２０００円は越してしまいますから、
中には、高く思われる方もおられるかも知れません。
しかし、ご主人は、「ころうどん」や、お出汁の仕込みに、その他の日時を費やし、
まさに、心血を注いで作っておられますので、決して、高いとは思いません。
ご主人が手間をかけ、一所懸命作っておられるのは、そのお味に現れています。

私は、このころうどん1杯のために、高速を飛ばして、
2ヶ月に1回は食べに伺いますが、その値打ちは十分あると思っています。

今日も、一口食べた頃、ご主人が、「味は濃くありませんか、濃ければ調整しますよ。」と、
声をかけてくださいました。
ご主人は、心身とも、この「ころうどん」を作るのに費やしておられます。
しかし、決して、おごり高ぶることのない、腰の低い方です。
店は、基本ご家族でされているのですが、みんなご主人と同じ姿勢で、やさしい方々です。

帰りがけに、いつもの様に、ご主人がわざわざ出てきてくださり、
「もっとゆっくりしてくださいよ、気をつけて帰ってくださいよ。」と声をかけてくださいました。
今日も、家族がみんな、大満足し、「また、すぐ来たいな。」といいながら、店を後にしました。

この店の素朴な「ころうどん」は、私にとっては、日本一の逸品だと思いますし、
この店は、ずっと続いてほしいと思っています。

個人的には、岐阜のうなぎが、焼き方においても一番だと思う。

岐阜で、うなぎの名店といえば、
しげ吉、みよし亭、辻屋あたりか・・・

最近あまり行っていないので、近況は定かでないが、
４月に、久しぶりに辻屋に行って、大撃沈
大女将曰く「いまどきのうなぎです・・・」と・・・
以前は、１ヶ月に１度は高速を走らせる値打ちがあったのだが・・・

そういえば、昨今のうなぎの高騰で、名店が、次々に撃沈している。

そんな中、本当に、あまり人に教えたくないのが、この店である。

今回は、東京からの帰り、台風の最中、
秩父、甲斐、諏訪経由で行ってきた。

夜の訪問であったため、客はまばらで、
ほとんどが、吉田旅館の客であった。
ここは、吉田旅館の食事処も兼ねている。

久しぶりのうなぎは、また、値が上がっていたが、
それでも一番高い、うなぎ長焼き上定食で、３４００円（１匹半）

以前、うなぎを色々食べ歩いて、この店に辿りついたのだが、
今回改めて、この店のうなぎの旨さに驚愕した。

ここのうなぎの旨さに、多くの説明はいらない。
家族全員で、無口に、無心に頂いた。

それに、この店では、今回は頂かなかったが、
長良川で獲れた天然の鮎が、信じられない価格で頂ける。

ここでの注意点は１つ

うな丼、でも、ひつまぶしでもなく、「うなぎ長焼き上定食」を注文することである。
そうでないと、ここのうなぎの真価は味わえない。

郡上という街は、昔のままで素朴で良いし、６月～８月は郡上踊りもやっている。

今度は、ぜひ、家族で泊まりに来ようと誓い合った。

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平成２４年４月（総合評価５．０）

2年ぶりの訪問です。
実は、以前、ここのうなぎに惚れ込んで、ずっと通っていたのですが、
少し味が落ちた気がして、ここ2年は、関市の辻屋や、みよし亭、しげ吉に替わっていました。
日帰りで、明宝温泉に行った後、久しぶりに行ってみようということになり、夕方の5時ごろ伺いました。
お客は私たちだけでした。

以前のように、うなぎ長焼き上定食・２９５０円を注文しました。
ここは、ひつまぶしや、うな丼、うな重ではなく、うなぎとご飯が別々の、上定食がお勧めなのです。
お値段は、２，３００円から、２９５０円に値上げされていました。
最近は、うなぎの値段も高騰していますから、致し方ありません。
要は美味しいか、美味しくないかだけです。

給仕していただく方は、以前と同じ方で、もともと愛想はそう良くはないのですが、
私の顔は覚えておられ、今日は、何故か愛想は良かった。（元々、気のきく、いい方です。）

まず、最初に、以前はなかった、うなぎの骨のから揚げが出てきました。
これは、カリカリしていてすごく美味しかった。今日は、郡上茶もいい出加減です。

そして、２０分ぐらい待って、出てきた、うなぎを食して・・・・・

:なんと、大・・・・大・・・・大・・・・ビックリの・・・・大感動、大感激です！！！！！
以前より・・・さらに・・・いや、はるかに美味しいではないですか！！！！！！
というより・・・・・
今まで、数多く食べた中でも、一番かも・・・・・
私的には、日本一のお味です。

:大・・・・大・・・・大・・・・ビックリの・・・・大感動、大感激です！！！！！

最近、うなぎの値が高騰する中、うなぎ屋さんの値段が上がるだけではなく、味が落ちてきています。
うなぎ通を自負する、私としては、忌々しき事態です。
もう、美味しいうなぎは、正直諦めかけていたのです。
今年になって、うなぎ屋さんに通う回数が、極端に減りました。
以前は、毎週のように、地元関西のみならず、高速を飛ばして、全国各地に食べに行っていました。

このあたりのうなぎは、関西の直焼きを通り越して、表面は、パリパリに焼きます。
それが、すごく香ばしくて、そして、中はふぁふぁで美味しいのです。
個人の好みだと思いますが、私は、関東の蒸してから焼いたうなぎも好きですが、
この地方のうなぎの焼き方が、一番好きです。

今日は、その中でも、期せずして、これまでの中でも絶品のうなぎに、運よく出くわしたのです。
家族も、うなぎには、うるさいのですが、私と同意見でした。
今日は、すごく、得をした気持ちで一杯でした。

この店は、現在、旅館が経営されているのですが、もともとうなぎ屋さんが本業で、歴史あるお店です。
うなぎは、仕入れたものをすぐには出さずに、数日間、井戸水の中で飼い、泥をはかせて、生臭さを抜くそうです。
うなぎのほかにも、飛騨牛やイノシシのメニューもあるのですが、一番のお勧めは、季節ものですが、長良川で採れる、天然のあゆの塩焼きです。

今日は、あまりにも美味しかったので、ご飯も２杯おかわりをしました（無料です。）
うなぎは、１匹半もあって、すごいボリュームで、その美味しさは、うつわの底に残ったうなぎの脂まで美味しいというものでした。

最後にデザートまでいただき、これで、２９５０円
日本一のうなぎを食べられて、大満足で、これから、１ヶ月に１回は来ようと家族で誓い合い、
まだまだ、日本でも美味しいうなぎを食べられることに安心し、２００キロはある帰路につきました。

郡上八幡は、昔ながらの街並みも残り、シーズン以外は、比較的静かで、そこに住んでおられる方々の、日常に接することが出来る街です。もうすぐ、郡上踊りの季節にもなります。

この町並みも、この店も、本当は誰にも教えず、そっと静かにしておきたい気持ちです。

私は、これまで、信州や、福井のお蕎麦屋さんを、
食べ歩いたことがあります。
しかし、あまり、お蕎麦の美味しさが分からず、
どこで食べても、そんなに、味は変わらないだろうと、
思っておりました。

南からでないと曲がれない、狭い道路を右折し、
少し行くと、右手に、店が見え、
手前に、４台ぐらいの、駐車スペースがありました。
店の前は、ご亭主のご自宅になっていました。

開店３０分前に着き、
店の前の椅子に、座っていますと、
奥様から、「お待たせして、すみません。」と、
声をかけてくださいました。

そして、開店５分前には、入れていただきました。
店内は、すごく、綺麗で、整然としていました。
開店時は、私たち二人だけでしたが、
後から、お客さまが、絶え間なく訪れておられました。

カウンターに座り、
「もりそば・８００円」を注文しました。

今日は、「栃木県益子産」の、「細挽き」と、「粗挽き」を、
それぞれ、半々を、順番に出していただきました。

ご亭主の、お蕎麦を扱う、その動きを見ていますと、
熟練した職人そのものです。

そして、まず、そば汁ですが、
辛さも、甘さも丁度よく、
やわらかい風味の
やさしいそば汁でした。
これまでで、一番のそば汁かもれません。
お蕎麦が、茹であがるまでに、
何度も味わってしまいました。

お蕎麦は、まず、そば汁につけずに、
そのままで、また、ワサビをつけていただきましたが、
その美味しさに、思わず、感動してしまいました。

これまで食べていた、お蕎麦は、
いったい、何だったのだろう？
これまでのお蕎麦とは、まったく別物の食べ物でした。

「世の中に、こんなに、美味しいものがあるのか！！」と、
大感激でした。

もちろん、その後、一気に、そば汁で頂いたのですが、

「お替わり」で、いただいた、
「長野県塩尻産」の、「粗挽き」に至っては、

さらに、美味しすぎて、
写真を撮るのも、忘れてしまいました。

十割蕎麦であるのに、表面に光沢があり、
例えるなら、マヨネーズで和えたようにも見えます。

しかし、その食感は何ともいえない、
独特の、弾力性があって、、
のど越しというより、歯触り、舌触りが、
何にも、例えようのない、すばらしい逸品なのです。

多治見市に「信濃屋」という、
絶品の「ころうどん」を出す店がありますが、
その時以来の、大感激でした。

「世の中には、まだ、私の知らない食べ物があるのだな。」とつくづく思いました。

美味しいものは、素朴なものでも、
それだけで、満足するものですね。
「そばゆ」も頂き、大感激して、店を後にしました。

ご亭主は、職人気質で、寡黙な方ですが、
奥様も、すごくお優しい方で、
接客も、自然で、慣れておられます。

今後、この店もまた、、私も、常連客の一人となりそうです。

「かねます」の後、午後４時２０分頃、寄せていただきました。
金曜日でしたが、並んでおられる方は２名のみで、
かねがね、噂は、聞いておりましたので、すごくラッキーだと思いました。
その日は、小雨がパラついておりましたが、その後次々に並ばれ、
午後4時40分頃までに来られたお客さんまでが、開店時に入店できました。

店内は、想像どおりの、年季の入ったレトロな感じで、
今までで、一番雰囲気のよい居酒屋さんでした。
カウンターが、コの字になっており、そこに、1３人ぐらい、
壁際に５人ぐらい、座れました。

早速、
牛にこみ（半分）・３００円ぐらい
肉どうふ（半分）・４００円ぐらい
鮭ハラス焼き・３５０円
レモンハイ・４２０円を注文しました。

接客の女性は、みなさん、美人で、愛想もよく、テキパキされています。
注文もスムーズに出来ますし、気を使わなくてすみます。
すごく落ち着ける、良い雰囲気です。

実は、私は、お酒が弱く、
モツが苦手で、にこみは、あまり食べたことがありません。
以前、上野で、にこみを注文したものの、ほとんど食べられなかったこともあります。
大阪の、スジを味噌で煮込んだ、「どて焼き」は好物なのですが・・・・

それで、今回、評判のよい、このお店に伺う時も、
にこみを注文しようか迷っていたのですが、思い切って注文したのです。

そして、まず、出てきた、にこみを、一口食べてみると、
すごくトロトロに煮込まれ、上品な旨みがあり、すごく美味しいでした。
肉の嫌な臭みもまったくありませんし、肉の部位も気になりませんでした。
正直、半分にしたのを後悔し、もう一皿、普通サイズを追加しようかと思いました。
こんな美味しいにこみがあるのですね。どうしたら、作れるのでしょう？
みなさんが、「にこみ、にこみ」と騒がれる理由が、初めてよく分かりました。

次に、出てきた肉どうふも、もっと、ありきたりな味を想像していたのですが、
想像したのとまったく違い、
それは、ただの肉どうふではなく、何か、美味しさで、オブラートされたような、
料理の旨みの極みを、越えてしまったような美味しさでした。
評判は聞いておりましたが、月島の居酒屋さんで、
こんな料理にめぐり会えるとは思ってもおりませんでした。

先にいただいた、にこみもそうでしたが、
上に乗せられた刻みネギまで、すごく良い食感で、
普段食べているものとは、別物に思えました。
まるで、魔法にかかったようです。

次にいただいた鮭ハラス焼きも、脂の乗りといい、塩加減といい、絶品でした。

ここでいただいたお料理は、正直、
京都の高級料亭でいただくものより、美味しいかもしれません。
それにすごくお安いと思います。
日本酒の銘柄もそろっています。

その後、もう一軒行く予定でしたので、
この日は、これで、切り上げましたが、
また、近いうちに、つれあいとゆっくり寄せていただき、
この店の美味しい料理と、お酒を、じっくり味わいたいと思います。

青森で、食べログ第2位、３．９１のお店です。

ＪＲ青森駅から、タクシーで、約１０分、
私は、宿泊したホテルから、２０分ほど歩いて行きました。
中心街より、少し店が少なくなってくる所にあります。

開店と同時の、午後５時に予約していましたが、
店の前に辿り着いたときは、
外観があまりパッとせず、
予約をしていなかったら、やめたかも知れません。

気を取り直して店内に入ると、
店内は、料理屋さんのような店構えで、なかなかいい感じです。
時間も早いせいか、貸しきり状態で、座敷もありましたが、
カウンターで、ご主人のお話をお聞きしながら、いただくことにしました。

まず、アサヒ生ビール・５００円を注文、
お通しの、玉子焼き・キノコの煮つけ、たらの煮物が出てきました。
これらは、ごく普通に美味しい。

そして、本日、寄せていただいた一番の目的
大間産のまぐろの刺身の盛り合わせ・１５００円（推定）をいただきました。
これは、まぐろの中トロ、赤身、脳天、ほほ肉、かまトロ、テール等
いろいろな部位の盛り合わせなのですが、
どれも、これまで食べたことのない、絶品でした。
一言で言うと、味が、みな濃いのです。
さすが、大間産のまぐろは違います。想像した以上でした。
以前、阪神百貨店の地下で買った大間産まぐろとは、まったく違いました。

ご主人は大間出身で、同級生の漁師の方から、
直接、質の良いものを、１本買いで仕入れるそうです。
１００Ｋ前後のまぐろが良いそうです。

このお店は、観光客というより、常連客が多く、
お客さんに喜んでもらおうと、
こんな破格の価格で、提供されているそうです。
店で使い切れない赤身は、地元の魚屋さんに卸されます。
「味が濃くて、美味しい」
「こんなまぐろは、食べたことがない。」
と言うと、ご主人は、すごくうれしそうな顔をしておられました。

次に、ほやの塩辛・６００円をいただき、
ご主人お勧めの、「たつ」・１５００円（推定）をいただきました。
「たつ」とは聞いたことのない呼び名ですが、
たらの白子のことです。
生の白子に包丁を入れて茹で、花が開いたような形にしてあります。
まったく生臭さもなく、脂が乗っていて、これもすごく美味しいでした。
この「たつ」も、今までで、一番美味しい白子かもしれません。
たらも一本買いされるそうです。
「たつ」の横に添えられた塩もみの食用菊も、
「たつ」の味を引き立たせていました。

後は、潮うに・９００円（推定）（画像は撮り忘れました。）
それに、じゃっぱ汁（たら汁）・８００円（推定）をいただきましたが、
これらもすごく美味しいでした。

うには、季節ではありませんでしたので、
ご主人が、自家製で、塩漬けにされていたものです。
たらは、お刺身にもされるようで、すごく新鮮なものでした。

この間ハイボール・７００円を２杯いただきました。

ご主人と、地元のいろいろな話をしましたが、
以前は、東京の奥様の実家で、
老舗のうなぎ屋さんをされていたようで、
２０年ぐらい前に、青森に戻ってこられたそうです。
代々受け継がれた、うなぎのタレの甕を、
大切に保管されていました。
メニューに、うなぎがあるのは、そのためです。

満足なものいただき、お腹が、一杯になったため、
うなぎは、うな重・３０００円にして、持ち帰りましたが、
ホテルに帰って食べると、
タレが、すっきりしていて、うなぎの質も良く、
とても美味しいものでした。

このお店は、いろいろとメニューがありますが、
ご主人にお聞きし、その日のお勧めをいただくのが良いようです。
お勘定は、全部で１２０００円足らずでした。

帰る頃には、結構、お客さんがみえられ、
全国市長会の市長さん達も、みえられていました。

このお店に寄せていただいたおかげで、
青森の夜も、大満足に過ごすことができました。

前日、新潟に宿泊し、どのルートで京都まで帰ろうかと思案し、
結局、以前から行ってみたかった戸隠に、お蕎麦をいただきに行くことにしました。

新潟から、高速道路で約1時間半、信濃町で高速を下り、
その後、約30分間、山並みの道を登っていきました。
こんな自然豊かな山岳地帯だとは、思ってもいませんでした。

最初、マイレビュアーさんお勧めの、。極楽坊に行くつもりでしたが、
その前に、欲張って、このお店にも伺おうと思いました。

店の前に着いたのは、午前9時過ぎでしたが、
店の前に置いてあった予約の用紙は、既に２枚目で、
早い方は、午前4時ごろには見えられるそうです。

親切な店員さんから、今日は10時からの開店で、
時間通り来られない方もおられるので、
運がよければ1順目で入れると教えていただき、
駐車場にも留められましたので、１軒目はそのまま待つことにし、
名前を書き、開店まで、戸隠神社に参拝することにしました。

戸隠神社は、樹齢何百年といった神木があり、由緒正しい神社です。
このあたりは、厳粛な雰囲気があり、歴史的由来もありそうです。
立派な、旅館やお蕎麦屋さんもありました。

参拝を終えて、10時前に戻ってくると、予約の紙は、既に5枚目に達し、
これからの方は、3時間待ち、1日300人以上は見えられるとのことでした。

このお店のシステムは、うまく出来ていて、
名前を記入した段階で、あと何時間待ちか、おおよそ分かるようになっており、
その間、周りを散策することも自由です。仮に、途中で順番が過ぎていても、
店の前で言えば、その次に入れてもらえます。

店の前で、ご店主が丁寧な応対をされていました。
このお店は、混んでいるのにもかかわらず、雰囲気がゆったりして、慌しくありません。
それは、まわりの景色もさることながら、
ご主人や店員さんたちが、みな、親切で、おだやかな方ばかりだからと思います。

予想に反して、2順目になってしまい、
順番がきておられなかった方も、途中で帰ってこられ、
ようやく店内に案内されたのは、11時過ぎでした。

店内に入ると、お客さんは、席に余裕をもって座っておられました。
寛ぎながら食べていただこうというご店主の配慮だと思います。

空腹であったこともあり、
大盛ざるそば・1000円
きのこの天ぷら盛り合わせ・900円を注文しました。

待っている間、店員さんの仕事ぶりを見ていますと、
大勢おられましたが、みな、きびきび働かれ、
慌てたり、雑なところはまったくなく、とても丁寧な仕事をされていました。

可愛い店員さんが、雑誌を持ってきてくださったり、
忙しいはずのご店主が、戸隠神社の由来について話してくださったり、
すごく良い雰囲気でした。

もてなしの心というものを、大切にされているのだと思います。

さて、肝心のお蕎麦のお味ですが、
きれいに、「ぼっち盛り」にされ、みごとな見栄えで、
そば独特の香りがして、程よい弾力性で、のど越しもよく、すごく美味しいものでした。
つけ出汁も甘めで、私好みで丁度良く、
正直、繁盛店で、こんなにレベルに高いお蕎麦をいただけるとは、思いもしませんでした。

きのこの天ぷらも、えのき、しめじ、まいたけ、しいたけ等と、
種類は平凡なものでしたが、地物なのか、とても美味しいものでした。

そういえば、最初に出てきた、はくさいのお漬物もすごく美味しかった。

帰りがけには、半生のお蕎麦や、蕎麦茶、蕎麦味噌等、お土産も一杯買ってしまいました。

不覚にも、お腹が一杯になり、、
次に、寄せていただくつもりでいた極楽坊には、行けずじまいになってしまい、
次回のお楽しみとなりました。

戸隠は、雰囲気といい、お蕎麦といい、とても良い所でした。

５年振りに、朝一番で寄ってみた。

平目エンガワ半々漬丼、せんべい汁、イカ刺を
注文した。

見た目は、これまでとあまり変わらなかったが、まったく美味しくなかった。

いつの季節でもあった、いちご煮もなかった。

そんなに値上げは、されていない様だが、味がまるで変わってしまった。

イカ刺は、特に酷かった。

まったく別の店に来た様であった。

ここにも、インバウンドの影響が出ているのかも知れない。流行り過ぎたかな。

その日は、ホテルを午前5時にチエックアウトし、
車で、20分ぐらいで、陸奥湊に到着しました。

お目当てのこの店には、朝６時の開店に合わせて伺いました。
駐車スペースは、店の横に３台分ありました。

その日は、土曜日でしたが、競りが、月１度の休みで、
露天は出ていましたが、
店の前の道路沿いは、比較的落ち着いた雰囲気で、
店のお客も、私だけでした。

店内は、民芸調で、思ったより綺麗で、
ご主人は、フォーク歌手の、高石ともやさんに似ていて、
とても穏やかな方でした。

メニューも色々あって、少し迷いましたが、
やはりここは、お目当ての、
平目漬丼１０００円と、いちご煮８００円を注文しました。
お茶は、セルフサービスです。

お客は、私だけで、ご主人とゆっくり話が出来ました。

程なく出された平目漬丼は、
ご飯の上に、ぎっしり、平目の切り身が乗っており、
新鮮で、とても美味しいものでした。
特別の、サービスということで、平目のえんがわも乗っていました。
ご飯も美味しく、お出汁も、丁度良い辛さでした。
黄身と混ぜて食べると、一段と美味しさが増しました。

事前に、美味しいとは聞いていましたが、
これほど美味しいとは思いませんでした。
これで、１０００円とは、たいへんお得だと思います。

漬物がわりの、長芋短冊も、良かったですし
ご主人が、一番お客さんに食べてもらいたいとおっしゃっていた、
いちご煮も、地物のうにや、あわびが一杯入っていて、
磯の香りがして、とても美味しいでした。
これも８００円とは、すごく安いと思いました。

ご主人は、良質のうにや、あわびを使わないと、
この味は出せないないとおっしゃっていました。

私が、上品な味だと言うと、
京都の人にそういってもらえて、
とてもうれしいと喜んでおられました。

私は、平目漬丼も、いちご煮も、
もっと荒削りな味がするのかと思っていましたが、
薄味で、とても上品なお味でした。

帰り際に、常連の男性客が来られ、
「ばくだん」という、
色々な刺身を小さく切って、
ご飯に乗せたものを注文されていましたが、
それもとても美味しそうでした。

このお店にも、今度、嫁さんを連れてきてやろうと思い、
次の目的地、乳頭温泉に向かいました。

以前からこのお店に行きたくて、久留米で高速を下りました。
お店は、街中にあり、外観は、ごく普通の建物でしたが、
店内に入るや否や、そこは、別世界でした。
昭和の時代に舞い戻ったような、
なにか懐かしい気持ちになりました。

平日の、開店からまだ間がないせいか、
お客さんは、あと１組だけで、
すごく落ち着いた気持ちになりました。

さっそく、
肉丼玉子入り・８６０円、
お吸い物・１００円を注文しました。
あと、肉丼、かつ丼、親子丼、玉子丼がありました。

待っている間、トイレに行ったのですが、
トイレも、レトロ調で、すごくよい感じで、
行く途中、調理場が少し見えたのですが、
照明に照らされて、昔の家の台所のような、
映画のセットを見ているようでした。

そして、出てきた、肉丼は、
肉が、細かくきざまれており、
卵を混ぜて、食べると、すごく美味しいでした。
高級なお肉で、すき焼きをしたあとの、おじやのようでした。
肉丼は、玉子入りにしたほうがいいです。
お吸い物も、一流料亭に引けを取らないものでした。

お店の中は、全体に、薄暗いのですが、
こういった雰囲気のお店は、京都にもあまりなく、
わざわざ、立ち寄った甲斐がありました。

昨日は、熊本に一泊し、
マイベストラーメンの「天外天」に、
１０ヶ月ぶりに寄せていただいて、大感激でしたが、
このお店も、これから寄せていただきたいお店のひとつになりそうです。

熊本では、馬刺しに、辛しレンコンが、定番だと思いますが、
最近、ラーメンが苦手な、私が、ハズすのが嫌で、
食べログの記事と、にらめっこして、やっと選んだのが、この店です。

結果的には、大正解でした。
とにかく、美味しいのです。

カウンターだけのお店ですが、
店員さんは、ハキハキしていて、親切ですし、
清潔だし、

６５０円の普通のラーメンでも、
美味しい、分厚い、とろけるようなチャーシューは、一杯入っているし、
麺も程よいのど越しで
、
それに、何よりも、ニンニク味の、透明感ある、
とんこつスープが、
コクがあるのに、すっきりしていて、
食べた後も、胸にもたれない、

これまで、食べたラーメンの中でも、
最高のラーメンでした。

このラーメンが、熊本ラーメンを代表するものかは、
分かりませんが、

こんな、美味しい、ラーメンを食べられる、熊本の方は、
たいへん幸せだと、思います。

味にうるさい、我が家の家族も、みんな、大絶賛でした。

口をそろえて、熊本に行ったら、
また、最初に、ここに来ようと、言っておりました。