この口コミは、ななしょうさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.5
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¥30,000~¥39,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.2
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.2
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク- ]
待ちに待った未在!!
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正面玄関
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店内の様子①
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店内の様子②
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L字カウンターは左奥から給仕される
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2019/01/25 更新
京都弾丸ツアー・・・〆
ページワンでカキ氷を食べた後、いよいよ「未在」へ。
八坂神社横の坂道を歩いて行ったが、思ったより時間がかかりお店に着いたのが午後5時25分ごろ。
まだ潜り戸には「支度中」の看板が掛かっていた。
実は、お店に来るまでの間にシンデレラさんと話をしていて、驚いたことが何件かあった。
勿論、ドレスコードは有るだろうと、ジーンズをやめてスラックスとジャケット、革靴を準備した。
所が、支払いは現金だけなので、ピン札が必要・・・ええ?? お抹茶があるので、懐紙も必要・・・えええ??? な~~んも準備していない。
どうしよう???・・・「大丈夫!! 私が用意しているから」とシンデレラさんから心強いお言葉・・・ もう、しっかりした姉さん女房みたいww
しばらくすると、待ち合わせのメンバーが到着。
今回は名古屋の「サプレマシー」さん「スパマキスム」さん「鉄道王」さん、東京から「ゆめゆめ」さん、大阪から「@馬吉」さん(順不同)と三重県から私たち二人の合計7名。
挨拶をしていると直ぐに玄関が開き、店内に案内された。
写真撮影は禁止と聞いていたが、確認してみると料理以外はOKとの事。すると、いきなりメンバーが写真を撮りだした。流石食べログメンバー、抜かりは無いww
店内は10数名が入れるL字型カウンター。年寄りから左奥へ??との事で私がその席へ。7名が順番に座って準備万態。直ぐに他の方たちもそろって料理がスタートした。
まずは自家製の「梅ジュース」・・・和歌山産の南高梅。さわやかな梅の味、冷たくもあり良い気分。
飲み物を各自オーダー。
私はお酒は飲めないので「麦茶」を頼んだ。唯、残念ながら乾杯は禁止・・・
いよいよ茶懐石!!
石原氏より一人ひとり、お膳を受け取る。
ご飯と汁・・・ご飯は石原氏の出身地仁多米を使用。汁は八丁味噌。冬瓜の上に辛子が乗る。その辛子を溶いて食べる。
ご飯は柔らかめ、甘くしっとり。茶懐石の作法どおり交互にいただく。
杯を回して、「未在」特製の冷酒、伏見大吟醸を・・・飲めないけどまあ良いか??・・・やっぱり飲んでしまったww
「向付」・・・蓮の花びらに包んだ揚げた蓮の実をを「さまめのずんだ」の上に乗せてある。
「きごしょう」・・・葉唐辛子をかつおの出汁で・・・
「お造り」・・・3人分ずつ器に盛って。白身は明石鯛、九州の対馬の剣先烏賊、烏賊の縁側を和えたもの。
鱧は淡路島。霜降りにして新生姜を刻みこんだ梅肉と青海苔を乗せてある。明石の真鯖は軽く〆てある。九条ねぎと生姜が一緒に。
塩釜から入った141kgの鮪。これは中トロと大トロで。薬味は辛味大根。またその横には鮪の皮を塩焼きにし、黒七味を塗って。鮪はおしょうゆ代わりの昆布と醬油の煮凝りを挟んで食べる。
小付けは柑橘果汁の塩酢、鯛の肝をゆず胡椒で調整した物、特製ポン酢のチリ酢の3種類。どれをつけても材料のうまみは変わらない。
「煮物椀」・・・下関のアワビと京都のキュウリ、くみ上げ湯葉と一緒に。アワビには丁寧に包丁が入りしっかり出汁が染み込んでいる。
「焼き物」・・・ルバーブのソースを掛けた奥出雲の黒毛和牛のステーキ。万願寺唐辛子を添えて。下には地元の無農薬野菜が・・・お肉は柔らかくルバーブのソースは少しの酸味。また、別に添えられた日本蜂蜜の蜂蜜ソースを掛けると一段と美味。
「箸休め」・・・三重県のすっぽん、九条ねぎと共に。コラーゲンたっぷりでほんのりと出汁味。癖は無い。クコの実がアクセント。
「八寸」・・・琵琶湖の鮎の焼き上げ・・・天然の蓼で作ったソースを掛けて。天然物らしく少しの香ばしさとほろ苦さ。身はふんわりと。
以下は、団扇型のお盆に載せて。
桃の揚げ物・・・外側には玄米粉がまぶしてある。さわやかな香りと甘さ。粒粒感も良い。
うなぎの印籠蒸・・・柔らかく蒸し揚げてある。
鯵の南蛮漬け・・・優しい酢の味。
鯛寿司・・・癖も無く食べやすい。
燻したまご・・・鱧と海老のすり身を練りこんである。
雲丹とモズク・・・甘い馬糞雲丹と甘酸っぱいモズク。
稚鮎のテリーヌ・・・ほろ苦さも無く食べやすい。添えられたキュウリも良い。
福井県の本バイ貝・・・サザエに似るが苦味は無く食べやすい。
後、何種類かあったが思い出せず・・・
「炊き合わせ」・・・上賀茂の加茂茄子、ゴマのあんかけ。信太巻き。赤万願寺唐辛子を添えて。
「強肴」・・・北海道の毛蟹、幻の琵琶湖のびわマス、下野の金糸瓜。
「ご飯」・・・2回目のご飯はお椀に少量入れた白ご飯の上から、おこげを入れた焦がし湯を注ぎ込み、湯漬けとしてして食べる。
香ばしくて、するすると入っていく。
「香の物」・・・水茄子、かぼちゃ、はりはり着け、鷹峰のキュウリ等
「菓子」・・・本蕨粉作った蕨もちと、秋田のジュンサイ。和菓子専門店で作っている蕨もちよりずっと滑らか。ほんのり甘み。添えられた黒蜜が又絶品。
「お茶」・・・八坂神社の御神水を使ったお抹茶。作法が正しいか良くわからないが、一応それらしい作法で・・・少しの苦味が心地よい。
「水菓子」・・・全部で48種類の果物を使用。天草産、晩柑のゼリー。マンゴーソースに入った宮崎マンゴー。北海道さくらんぼ。りんごのコンポート。藤稔(ふじみのり)葡萄。バジルシード。
一応これでコースは終了。私は少しずつ残してきたので何とか完走した。
お好みで追加のシャーベットも頂ける。勿論私はStop!!
お料理自体は、文句のつけようのない正統派茶懐石。日本料理の究極の形がある。又、変な創作系が無いので安心して楽しめる。
色々言う人もいるが、私はこういったお店が続いていることはとても嬉しい。まさしく日本の心だと思う。
食べログレビュアーとしては料理の写真を撮りたいのは山々だが、この雰囲気を壊してはいけないと思うと仕方が無いのかも???
最後にお会計を頼んだら、このグループの会話を聞いていたのだと思うが、個別に一人ひとり順番の別会計にしてくれた。このあたりとってもスマート。
おもてなしばっちり!!
今回集まったメンバーが良く、お店も良くて約3時間強楽しい時間をすごさせてもらった。皆さんに感謝!!
ご馳走様でした。
2015.08 食べログ4.46点