2回
2017/11 訪問
水曜日のみ定休。三代続くそば打ち名人
初回の訪問時は、二代目長谷川勝昭さんが仕上げた蕎麦を頂戴しました。
今回は三代目が全てを切り盛り。
(初代徹氏は全麺協のメンバーとなります)
新そばとの幟に引き寄せられる様に入店。
道の駅ばんだいからでも徒歩三分となる立地となります(^^)
尚、こちらはあさがおと呼ばれる浅いこね鉢を使用しているらしい。
◆そばがき(\300税込み)
◆もりそば(\700税込み)
・そばがきは大根おろしをあえて頂くスタイル。
やはり蕎麦の香りを堪能するには最適な食べ方となるでしょう♪
フワフワのムース状で素晴らしい舌触りで魅せてくれました。
・もりそばは多分今回もロール挽き。
最初にそばがきを頂戴したので、鼻が蕎麦の香りを感知出来ません(汗)
・しかしこちらのつけ汁は極上品。
本枯れ、または宗田節系の風味が格別となります。
そしてかなりの濃い目、蕎麦の下三センチが基本となりそれ以上漬けると塩辛くなります。
そば通ならそのところの加減は熟知されているので問題はないでしょう。
無論、蕎麦湯を投入すると格別な世界に。
ご馳走様でした。
もり(\700税込み)
お新香
そばがき(\300税込み)
兵どもが・・・鶴ヶ城三の丸
今回も低回転のロール挽き
大根おろしと共に提供されます(ふわふわ))
正直、今回は香りが薄い
三の丸方面からの紅葉を
若松市役所
三の丸からの入城口
2017/11/22 更新
2016/11 訪問
見た目はごく普通、口に入れた瞬間にひろがる宇宙に酔う
会津の在来種選抜種。
会津のかおり本来の輝きに出会えるお店。
悲しい事に、この蕎麦本来の癖のある味わいは一般の方には全くうけません。
という事で、今流行りの変な水を使った硬い蕎麦(香りが希薄)を本物と思っている方々には
全くお薦め出来ない名店となります。
かなり贅沢な手打ち蕎麦、多分60パーセント以上は捨てているかもしれません(^^;
しかし、そばがきが売れれば少しは廃棄の量も減るかもです。
素人目でも、剥きから挽いたロール挽きといった手打ち蕎麦。
ロール挽き、三番粉まで入れるとこんな感じになります。
後日、こちらの親方と会う機会があり確認したところ、季節や蕎麦の状態により、
ロール挽きにするか、石臼挽きにするかを変えているそうです。
(石臼挽きが最上で、ロール挽きがその下といった見方はナンセンスらしい)
尚、今回は新蕎麦、スピードを超低速に設定してロール挽きで製粉。
経験上、新蕎麦を楽しむには最上の挽きかたとの事。
皮を軽く挽きこんでいるので、写真よりかなり褐色、そして密度感と滑らかな喉越しが
魅力的です。
長さは8寸よりやや長め。
それでも、私みたいな若輩ものでさえ、ズズ~と一気に、そして気持ち良く啜れます♪
まるで自分が蕎麦通になったかのようです(^^;
喉越しの滑らかさという点でも比類なし、つまり圧巻。
◆高遠そば(\800税込み)内容を考えると破格
先客が4人という事なので、提供までは10分程度でしょうか。
最初に、蕎麦汁とか汁サーバー、大根おろし/大根の搾り汁、お茶が提供されます。
直ぐにフロアを担当している親方が手打ち蕎麦と共に登場。
大根の搾り汁とか大根おろしの使い方を説明。
初めての使い方なので、なるほど~と納得。
蕎麦汁に大根おろしと大根の搾り汁を入れる前にかえしを確認。
辛口のあっさりしたタイプ。
例の風味が軽く鼻から抜けていきます。
本節の最高級品、又は宗田節とか亀節系。
蕎麦の風味を生かす為、ライトに仕上げているのかもしれません。
香りとか風味に関しては過去最高の手打ち蕎麦。
噛まなくても、口腔内に溢れる蕎麦の強い風味。
蕎麦本来の風味が強烈なので合う方には合うし、小麦の配合の多いタイプが趣向と
なっている方には当然向かいないかな~(^^;
変な水を使った硬い蕎麦に慣れている方には肩透かしを食らいそうな喉越し。
しかし、この滑らかな喉越しと風味は他では絶対ありつけません。
磐梯の手打ち蕎麦を代表するお店。
私的には福島県でも2本の指に入るお店かと~(^^v
一店は郡山の隆仙坊、そしてもっと強烈な風味が持ち味となるのがこちら。
しかし簡単にはありつけない事も
一言付け加えておきます。
何せ全国各地への出張とかが多いご様子。
又、どういうルートなのかは存知ませんが、団体客の予約が入る事も暫し。
暖簾を出さないという事もありそうです。
*未確認ですが、こちらの親方は長野県(信州)に度々訪れているご様子、本当の高遠を知っているのかも
しれません
*麺棒は多分青ダモ、イチローのと同じ。勿論ミズノ製でしょう~♪
大根の搾り汁
大根おろし
蕎麦汁はドライな辛口、血合いの風味は感じられますがそんなに濃くはありません
蕎麦湯は営業も後半なのでかなり白濁しています
最初に提供される汁セット(高遠蕎麦\800税込み)奥に見えるのは汁サーバーです。
かなり盛りの良い手打ち蕎麦(レンズの特性で手前がデフォルメされています)
暫し待つべし
多分、60パーセントは捨てているかも(^^;
麺棒はミズノ製(青ダモ)か・・・あのイチローのバットと同じ工房製。
収穫した葱はおばあちゃんが丁寧に水洗い中、基本的に蕎麦、野菜は自家製。
自家栽培、自家製粉、手打ち。剥きとか製粉は蕎麦の状態でその都度変えています
2017/11/15 更新
三代続く蕎麦打ちの名家
2017/11/15 更新