2回
2013/12 訪問
天婦羅専門店…みぃたぁいぃな!お蕎麦屋さん♪なんかいい雰囲気で天婦羅を堪能できるお蕎麦屋さんです♪
猫嫁と御歳暮選びに行った先で、そろそろ時間も良い頃合い…お腹もすいたかなぁ…と、そんな時、猫嫁の低い鼻がヒクヒクと…この近くに美味しいお蕎麦屋さんがあると言う…
「まえっからパパには言ってるのに…ど〜せ、パパは覚えてもいないんでしょ!パパの脳ミソはラーメンで出来てんもんね!」
おぉ!上等だ!所詮、おんなじ麺類じゃねぇか!行ってやろうじゃねぇか!…と行ってみると、入り口のとこまで待ち客で溢れている!しょうがない…じゃあ、もう一軒、お煎餅屋さんに行って…(中略)…で、出直しでやってきました。でも戸を開けて中に入るとまだ一組二人連れの待ち客が…まぁそれ位はしかたないか、とウェイティングに♪タッチの差でモーパパ夫婦の次に来た三人組客、お店の方が材料が切れてしまいましたと…モーパパ、首の皮一枚で、のこった!のこった!
さて、落ち着いて店内を見渡すと座席は基本カウンター!お蕎麦屋というよりはお寿司屋さんのような造りですね。早速の食べログチェックを入れてみると、こちらはお蕎麦屋であると同時に天婦羅屋さんとして高評価であると言う!なるほど、テレビなんかで良く見る都会の天婦羅専門店と同じカウンターの造りなんですね。山形のようなド田舎にもこんな天婦羅専門店があったんだ♪これは中々素晴らしい♪
さて、先行レビュアーさんの情報をチェックしてみると…いるわ・いるわ、ふーちゃんとぼきんさん、ずでんしゃさん、ゆちいちごさん、暴食夫妻さん、みちのく五郎さん、インコ店長さん、皆さん大変な高評価です♪ずでんしゃさんのお蕎麦への辛口コメントは気になる所ですが、皆さんの絶賛にはさすがのモーパパもうっかりです!
さて、御注文は「板天310g1600円」としました。お蕎麦は170gと310gから選べるようですが、配膳で眺めていたお蕎麦を見ていると、170gでは少なすぎるような感じがしましたので310gにしました。ただ、ちょっと気になるのが「牡蠣天付き板天310g2300円」です。わざわざ「牡蠣天」を付けるとこなんざぁ自信の表れか、オススメか、…なんにせよ猫嫁はこの店側のオイスタートラップに見事に引っ掛かってしまっているようです。まぁ仕方ありません。猫嫁は「牡蠣天付き板天310g2300円」といたしました。
さて、メニューよればランチ天婦羅は「海老・鮮魚貝・野菜三品」となっています。牡蠣天付きはランチ天婦羅に牡蠣天が二個付くようです。おそばは細打ちとメニューにあります。配膳は天婦羅専門店スタイルで、揚げたての天婦羅を順に出してきます。
まず、最初に来たのが…これは?海老ですか?…海老の足のとこ?おぉ♪サクサクと…エビエビして…美味いです〜〜〜♪今日はこんな感じで続くのですね〜〜〜♪これはなんかウキウキと楽しい楽しいお食事になりそうですね〜♪
海老の足が御通しで次に来たのが主役のお蕎麦です。お蕎麦はちょっと黒っぽい色の濃い感じです。色の濃さからすると全粒粉なんでしょうかね?お蕎麦はよく分かりませんが、かなりの細麺でスルスルと食べやすく美味しいです。蕎麦つゆは、何と言ったら良いのでしょう?美味しいですが、よく山形で頂くお蕎麦屋さんの蕎麦つゆとは違う独特な感じがします。嫌いじゃないです。むしろ好きです。それに薬味でついてるのが葉ワサビ、これがまた美味いです。辛味よりワサビの風味が楽しめてお蕎麦がより一層美味しく楽しめました。
お蕎麦をつまみながら、次々に揚げられてくる天婦羅を楽しみます。まず、海老の頭が来ました。軽く味を付けてあるそうで、そのままお食べくださいと、飾り籠の中に説明があります。続いて海老の胴体部分の殻、そして、胴体本体と尻尾が来ました。この殻、ほんとの海老煎餅です。それに海老自体の身もちょっと小さいですがプリプリで最高に美味しいです。
海老の次に来た丸い物体?これなに?と思ったら「…トで、ございます。ちょっと熱いので冷ましてお食べください。」と。モーパパのお耳は怪しいので半信半疑ながらお店の板前さんの言う通りに素直にフーフーして食べました。食べて…やっぱり!!モーパパのお耳が悪いんじゃない!!トマトじゃん、これ♪面白い!!
次に、ふきのとう♪山形のオヤジ族はこれが大好きです♪
そして、づけまぐろ♪こんな形で天婦羅で食べさせてくれるのも嬉しいですね。もはや、蕎麦屋さんじゃなく立派に天婦羅専門店を楽しんでます。
次に白子♪とろっとなくなります…お口の中で消失♪胃袋にワープ直行!
そしとやってきました。堂々の牡蠣♪油で揚げられてるからかなり縮こまっている筈ですが、それでもかなりでかいです。元の牡蠣はどんだけでかかったのでしょうか!もちろん一口で食べられるもんじゃありません。「大盛のモーパパ」ですら三口を要しました。でかいです。普通の板天との差額が牡蠣二個で700円ですが、十分にその価値はあります。海辺の市場にでも行けば大きな生牡蠣が当たり前に1個500円を取られる事を考えたら安い位です。
最後に〆の芋、ほくほくとして甘いです…それに、熱い♪最近、話題の安納芋かなんかでしょうか?とにかく美味いです。
かなり、この天婦羅のコースは堪能できました。天婦羅すべてがサクッと小気味よい食感で、全然油感がないし、衣も必要最低限で全然邪魔にならないし、最高の出来映えです。天つゆも用意してありますが、ほとんど塩だけで食べられました。逆に塩だけで食べられる天婦羅というのはとても凄い事だと思います。ありきたりの天婦羅だと油切れが良くないし、ひどいのは衣自体がベシャベシャしてるので、余計に塩がひっついて、塩を食ってるのか何を食ってるのか分からなくなります。でも、ここの天婦羅はそんなに塩が付かないので、本当に味わいを添えるだけで天婦羅ネタの味が楽しめます。下手な蕎麦屋さんの天婦羅のように天つゆにべちゃべちゃしなくともほんとに美味しい天婦羅…久しぶりに美味しい天婦羅を頂きました。福島にくらべて山形には中々美味しい天婦羅がないと残念に思ってましたが、これなら福島の某辛口コメントの方々にも自慢できるのではないでしょうか♪それにどこのお蕎麦屋さんでも天ざるや天板を頼めば1500円〜2000円位のお値段を当たり前に頂きます。それに比べてこれだけ美味しい天婦羅を専門店並のコース仕立ての素敵な雰囲気で頂けるのは最高ではないでしょうか♪コスパも文句なしです♪
以上、御馳走様でした。
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ちなみに、昼の部のメニュー構成が平成26年2月上旬より以下の三種類のみに変更になるそうです。消費税も上がりますし、仕方ないでしょうかね。
・おまかせ天ざるそば170g2000円
・おまかせ板天310g2400円
・おまかせ天ぷらと紅花切りそば170g2300円
おまかせ天婦羅の内容は「エビ・魚貝・野菜三品・そばがき天・エビと季節の野菜のかきあげ天の7品」と、お値段も上がりますが、天婦羅も2品増えるそうです。もし、現在のリーズナブルな板天で試してみたい方はお早めにお試しください。その上で好みに合うようでしたら2月からの新メニューを楽しんでみても宜しいのではないでしょうか。
2014/01/29 更新
猫婆との暮らしが始まってあと少しで半年、猫嫁と猫婆は実の母娘だけに連日、容赦のないバトルを繰り広げています。盆休みの最中、たまたま猫婆が家を留守にしたため、猫嫁へのねぎらいに猫嫁の好きなお店に連れてきました。馬耳東風っぽいマスオさんだってちゃんと気を使っているんです。
訪問は平成30年8月13日、どうやら前とは少しシステムが変わったようです。前はお客さんがいっぱいいましたが、今はどうやら目が行き届く範囲にお客様を限定しているようですね。それに順番待ちで待たせるのではなく、お客様に御案内時間をお伝えする事で、お客様がその間に買い物など待たずに自由に時間潰しができます。モーパパと猫嫁も30分以上ありましたから、13号線の先のヤマザワとダイソーで買い物を済ませてきてから再びお店におうかがいしました。
・ランチ/オマール海老天付き天ぷらと板そば310g2950円
・ランチ/オマール海老天付き天ぷらと板そば170g2650円
まず、海老の頭から、続いて海老、海老の脚、そして、かぶ、赤烏賊のしそまき、ゴーヤ、オマール海老、トマト、マッシュルーム、最後の〆に海老の尻尾がやってきます。ゆっくりとひとつひとつ味わって堪能させていただきました。オマール海老は勿論プリプリして美味しいですが、海老の殻や脚や頭もすべてが上質な海老煎餅です。他の素材もすべてに美味しいですが、天つゆなど全然使わなくても、添えてあるカレー塩・トリュフ塩・ハーブ塩等のアレンジ天然塩で充分に美味しくいただけました。カリッとした天ぷらにちょっとだけ付けて食べる事でネタの味と旨さがストレートによく伝わります。トリュフ塩は確かオマール海老に付いてきたのかな?プチ贅沢な気持ちがくすぐられます。ゆったりした昼下がりの天ぷらコースに恍惚とどっかにトリップしてしまいそうでした。
天ぷらメインのオマール海老が来る前に、お蕎麦がちょうど茹で上がりました。お蕎麦は極細打ちで、喉ごしよくするすると入ります。香り的には十割蕎麦程ではないけど、優しくしっかりと感じられます。二八くらいなのかな?美味しいです。薬味に山葵や大根おろし、刻み葱がありましたが、山葵はおろしではなく、山葵漬けなのかな?蕎麦に乗せて美味しくいただきました。
驚いたのが蕎麦湯です。こんなに粘性が高くとろとろして風味豊かな蕎麦湯は、それだけで贅沢な逸品です。蕎麦処山形とはいえ、これだけの濃厚な絶品の蕎麦湯を提供してくれるお店は何軒あるでしょう。まさにお代わりしたくなるような蕎麦湯です。
最後のデザートに出たのが蕎麦掻き?いやいや全然違います。聞き違いじゃなければ確か蕎麦粉もち?と言ったような。トゥルントゥルンとしたその食感はまさに官能的です。きな粉や抹茶や黒蜜がかかっていて、まるで上質なわらび餅のようで、これまたついついお代わりしたくなります。
すべてに満足させていただきました。普通のお蕎麦屋さんでも天ぷらを付けたお蕎麦となれば1500円から2000円近くしますので、ここまで天ぷらに特化させた蕎麦屋さんであれば御値段は納得です。美味しかったです。御馳走様でした。