レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/01訪問 2014/02/01
目の覚めるような‘古来日本の食文化’との出逢い。「妙味必淡」の極みなり。
湖北訪問を決めたとき、今回の一番の目的とした
こちらに、まっさきに予約の電話を入れました。
ご主人の徳山氏が、丁寧に応対下さり、
列車の時間を伝えて「余呉」の駅まで迎えに来て下さることになりました。
昨晩の雪がウソのような冬晴れの下、
ご主人は「余呉」駅の改札で私を和やかに出迎え、
羽衣伝説の残る余呉湖の案内までしていただきながら、お店へ…。
今日のお昼は私も含めて3組のようです。
大きな木のテーブルの、一番窓際の席に案内されました。
雪が積もったウッドテラスの外に、
青く鎮まる余呉湖が望めます。
「お飲物はどうされますか?」の声かけに、
オススメという地酒「七本槍 紫霞の湖(しがのうみ)」をお願いします。
お昼には8,000円のおまかせ料理もありますが、
予約時にお願いしたのは10,000円のおまかせ。
お昼でも「熊鍋」など、ご主人の一番のオススメが味わえるので
ぜひ、とのことでした。
近江の鮒鮓(ふなずし)に代表される、日本の熟れ鮓(なれずし)文化は、
文献においては奈良時代まで遡ることができる、古来の伝統食文化です。
日本及びアジア各地に残る動物性タンパク質(おもに魚)の調理・保存・熟成法であり、
現在のような酢飯が作られる以前の、日本の「すし」の最も古い原型といえます。
冷蔵庫のなかった時代に、主に魚と塩、飯を漬け込んで乳酸発酵させることで、
保存がきくだけでなく、魚のタンパク質がアミノ酸分解され、
独特の風味もうま味も栄養価も、抜群に高まる食品です。
先人たちの偉大な知恵と経験の蓄積から生み出された、美味・珍味・妙味。
この熟れ鮓や琵琶湖・余呉湖の幸、山菜と獣肉など、古来よりの日本の食文化を、
近江のこの地で独自に探究してこられた、ご主人と奥様。
一つひとつのお料理は、ご主人か奥様が手ずから配膳して下さり、
丁寧にお料理の説明をしてくださいます。
すっぽんの身に鰻の骨出汁のジュレ
実山椒、白髪葱、刻み海苔
すっぽんの身の旨みに、味わい深いジュレ。
実山椒は、春にご夫婦が山に入って採ったものだそうです。
まさにピリッと効いて、アクセントに。
飯(いい)を除いた鯖の熟れ鮓(なれずし)にトマトソースとチーズ
この一品だけ画像紛失…(^_^;)。
飯(いい)とは、熟れ鮓の製造過程で、飯に漬け込んだ
その飯が、熟れ鮓の熟成時に魚のうまみと一緒に醗酵したもの。
この鯖鮓では飯(いい)は除いてあるとのこと。
酢で〆たのではなく、乳酸菌発酵によるまろやかな酸味の、日本海産の鯖。
トマトソースとすりおろしたチーズという洋の味付けで、鯖が予想外にあっさりと食べられます。
お酒が進んじゃう~(*^^*)
鹿のたたき 辛味大根乗せ
鹿の野性を奥深くに秘めながら、実に洗練されたしなやかな身に、辛味大根が絡みます。
旨いなあ…。
琵琶湖産本モロコの一夜干しに飯(いい)のソース
芳ばしく焼けた湖魚に、熟れ鮓の飯(いい)の粒々感を僅かに残した、酸味の利いたソース。
湖の恵み、漫喫。
猪のロースト 林檎と蕪、バルサミコ酢と岩塩添え
赤身は淡い桜色をした猪の肉。柔らかい肉ですが、噛み締めるほどに、
弾力と旨みが口の中で躍ります。粒胡椒と岩塩が絶妙。
発酵からすみ 菊花蕪
からすみそのものは滋賀県内では作られませんが、
三重県産のからすみを、
こちらの培った発酵技術を駆使し、塩漬けにして発酵させたものとのこと。
ねっとりした舌ざわりに、熟成が進んだ旨味と塩気と仄かな酸味。
これは酒の肴には堪らない逸品!!
鮒鮓(ふなずし)の昆布〆
ココで登場した真打、鮒鮓。
鮒鮓のクセを、どうしたら誰もが美味しいと思うものにできるか、
苦心を重ねた末、製造過程で他の雑菌の混入を防ぐ工夫をし、
昆布〆にすることで円やかさを出したのだそうです。
芳醇と円熟の極み。部屋の額に言う「妙味必淡」とは正にこのことか…と。
子持ち鮎のあんかけ 実山椒と青葱添え
クライマックス「熊鍋」前の一品。
子持ち鮎の粒々感に、薄味のあんかけが沁みます…。
ツキノワグマと天然ナメコ、葱の鍋
さて、運ばれて来たのは、秋の間に冬に備えてたっぷりと身に脂を巻いた熊肉。
赤と白のコントラストが実に鮮やかです。
ご夫婦が山から採ってきた天然ナメコが入った醤油ベースの出汁に、
熊肉と葱を投入。
アッという間に熊の脂がチリチリに縮まるので、引き上げていただきます。
なんという深い旨み。至福…(*^。^*)。
あっさりした醤油出汁に浮かぶ脂も、コクがあるけれど澄んでまったくクセがありません。
ご主人に伺うと、
野生の獣肉は、処理の技術の良し悪しと、
それぞれの個体の環境(食べたもの、健康状態など)と肉の部位の目利きがきちんとできれば、
一番美味しいところを一番美味しい食べ方でいただけるものです、と。
熊鍋出汁の雑炊
「鍋の汁は1/3ほど取っておいてくださいね」と言われていた鍋で、
アツアツの雑炊が出来上がりました。
熊の脂が得も言われぬ旨み出汁になった雑炊。
身体が芯から温まって、汗が出てきました…(^^ゞ。
漬け物
雑炊のお供に出された、お漬物と山菜味噌と鮒ずしの一部。
飯(いい)の冷たいデザート
鮒ずしの飯(いい)を使った、まるでレアチーズケーキのようなオリジナルデザート。
シャリシャリした半凍感と、酸味と甘味。
幸せ気分で、ゆっくり味わいます。
すべてが芳醇。すべてが円熟。
そしてすべてが、お酒にピッタリ(*^^)v。
古来の食文化と調理法で生み出される、豊かな熟成感と、
天然素材そのものの旨みを最大限に引き出すために、ご主人によって計算し尽くされた
繊細で淡泊な味付けと、絶妙にお料理を引き立てる薬味、添えもの。
「妙味必淡」、まさに部屋に飾られた言葉のとおり。
そしてもうひとつ。
いのちそのものをいただく天然の味わいの奥深さと拡がり、ありがたさ。
野生の生き物の肉体は
生命をかけて走り、飛び、泳ぐための、発達してしなやかな赤い筋肉と、
それを守り、寒さを凌ぐために皮下に蓄えた白い脂肪で成り立っているのですね。
鹿、猪、熊、鴨もそうでした。
昨晩味わったA5ランクの近江牛のサシの入ったステーキは、
天然ではなく、人間が自分の嗜好で造り出したものです。
サシの入った筋肉では、野山を駆け回り、空を飛び、湖を泳ぐことはできないのでしょう。
でも日本では、一部の家畜を除き、畜産や養殖の技術が伝授され発達する明治期(ごく最近!)まで、
野山や海、湖、川で捕る天然のいのちこそが、
人が得られる最高のご馳走だったのだと、
こちらでお料理をいただいて初めて強く思い至りました。
ご主人は今から、夏に出すお料理に向けての仕込みと研究に
余念がないご様子。
夏には、ご主人自ら余呉湖で釣ってくるという天然鰻が食卓に上るとか。
四季折々、こちらでご主人と奥様の丹精込めたお料理をいただけたら、
どんなに幸せなことでしょう…。
このお店は東京でも京都でもなく、
ココ、近江・湖北の自然の中でしか絶対に存在し得ない、奇跡のようなお店であると。
そしてご主人が、どれだけ近江・余呉湖畔のこの地を愛しているか…。
どうしても、とお願いして、ご主人から鮒ずしをお土産用に分けていただきました。
今、自宅であの風景を思い出しながら鮒ずしをいただくのも、至福の時間です。
次はいつ再訪できるか…秘かな楽しみが増えました。
追記: 場所柄、車を使ってアプローチしたくなりますが、
こちらのお料理は地酒にピッタリで、ぜーーーったいにお酒と一緒にいただきたくなりますので、
お酒の飲める方は運転手付きで行くか、列車で行って送迎を頼まれることを
強く強くオススメします(^_-)-☆
ご主人がご自分のお店(旅館)の目指すところを「オーベルジュのようなもの」とおっしゃったので、
お店のジャンルに「オーベルジュ」を追加しました。
鮒鮓の製法は下記のとおり。本当に手間暇のかかる、古来の食品なのです。 ↓
現在の滋賀県で行われている一般的な製法は以下の通りである。
1.春に捕獲したフナのウロコとエラ、卵巣以外の内臓を除く。
内臓を取るには腹開きにはせずに、先を曲げた金属の棒などをフナの口から挿入して、
内臓を引っ掻けて取り出す。
そして、フナの腹腔内に塩を詰め、これを塩を敷いた桶に並べて、その上に塩を敷き、
さらに塩詰めしたフナを並べるということを繰り返す。そして、最後に塩を敷いて蓋をし、
その蓋の上に重石を置いて冷暗所に保管する。これは「塩切り」と呼ばれる。
2.夏の土用の頃まで塩漬けにした後、フナを取り出して水で良く洗い塩抜きをする。
塩味が少し残る程度で塩抜きを終え、次に飯をフナの身の中に詰める。
この飯には塩を混ぜるが、「塩切り」したフナには塩味が付いていることから、
飯には塩を混ぜない方法もある。
また、醗酵を促進させるために酒を加える製法もある。桶の中にフナだけでなく飯も交互に敷き詰め、
フナは身の内と外から飯に囲まれた状態で敷き詰められる。
落とし蓋の上から重石がかけられ冷暗所に保管される。
乳酸醗酵には、空気を遮断することが重要であり、重石をした後に桶に水を張ることが行われてきたが、
最近では、桶にビニール袋を敷いてからフナと飯を詰めて、
ビニール袋の口を閉じてから落とし蓋と重石をすることで、水を張らずに空気を遮断する方法も行われている。
3.夏の土用の頃に飯漬けを行うと、晩秋には食べることができる。
また、1年から2、3年程度飯漬けを行うこともある。
桶内のフナは乳酸発酵によって腐敗が防止され、アミノ酸などのうま味成分が増す。
4.飯漬けの後に、酒粕や味噌に漬けることも行われている。
by ウィキペディア
2位
1回
2014/08訪問 2014/08/30
これを、フランス料理と呼ぶのでしょうか。
ジャンルとしては当然そうなのでしょうが、
「徳山鮓」」を訪問したときにも感じましたが、
土地にあって土地のものを採って(獲って)活かし、
伝統的な調理法を用いて最大限に素材の力を引き出す郷土食というものは、
ジャンルに関係なく、目指すものがとてもハッキリしていてブレがない…。
料理というある意味で原始的な人間の営みの中に、
凛とした哲学を貫いているその孤高の姿に、感動を覚えます。
席に着いた時には、眼下の洞爺湖は黄昏どき。
アペリティフに「ベッリーニ」をいただきながら、
徐々に暮れてゆく湖と、遠く羊蹄山のシルエットを眺めます。
ディナーコースは3種。
こちらのスペシャリテである「ガルグイユ」が入っているのは
高い方の2種のコースですが、
(オススメは野菜中心の確か33,000円ぐらい?のコースとのこと)
一人だというのもあり、そんなに時間かけて食べられないナ~と思ったので
19,000円のコース Evasion にしました。
それでも、先にアミューズが数点、順番に運ばれてきます。
ミシェル・ブラスの子供の頃の思い出が書かれたカードと共に
「コックー&ムイエット」
半熟卵の優しいけど濃厚な味わい。懐かしいママンの味、なんでしょうね。
「セップ茸のタルト」セップ茸(ポルチーニ)の薫り高いさっくりパイ。美味。
「ひとくちのアミューズ」
内浦湾のイカ、ビーツのムース、リードヴォーをスプーンに乗ったままひとくちで。
このあたりでアルザスのワイン(白)をグラスでいただきます。
パンは、最初からテーブルに置かれていた
大きなそば粉パンをひとかたまりずつ切っては、サービスしてくれます。
最初のひとくちをそのまま食べると、酸味を感じる強い歯ごたえ。
それに、ミシェルが選び抜いた十勝産という、
ロゴマークのリーフ模様が彫られた美しいバターを付けてみると、
ふわりと口に拡がるバターの円やかさが、パンの強さや酸味と融け合って
得も言われぬ調和が生み出されます。これには感動…。
もうひとつ、テーブル上にオブジェのように飾られていた
薄い布地のような、パリパリの芥子の実パンが、これまた美味!
ワインとのマリアージュもバッチリです。
オリジナルのカトラリーを使う中で、ミシェル・ブラスの故郷であり
本店を持つライオール(フランス中南部の村。刃物の生産が盛ん。)の伝統に従い、
ナイフは料理によって変えることをせず(=何でもよく切れる一生モノのナイフはライオールの宝物)
料理のつどにパンで拭いながら、最後まで使い切ることを勧められます。
ライオールの本店でも、同じ説明とサービスをされるとのこと。
ミシェルの故郷の食に対する深い愛情と敬意が感じられます。
さてここからがコース内容。
「ほぐした牛テール コールラビ&マスタード」
ほろほろに煮た牛テールをほぐし、シャキシャキの食感のコールラビを乗せたもの。
「フェンネル&オイルでポッシェした北海道産サーモン 根セロリ エシャロット」
ふんわりと見事に旨みを引き出された秋鮭。
付け合せなんてものじゃなく、堂々たる料理の一部をなしている野菜やハーブたちの存在が、
どの料理も本当に素晴らしいですね。
泡立てた軽やかなフェンネルオイルとのコンビネーションもステキです。
「ライオールのエスプリ シューファルシ シナガワハギのクリーム&セロリ/オレンジのブイヨン」
シューファルシは、ロールキャベツの原型となった郷土料理で、
キャベツの甘みに、薫りの強い草や野菜を使ったクリームを合わせて、洗練された一品に。
ワインはコート・デュ・ローヌの赤をグラスで。
「ゆっくり時間をかけて火を入れた日高ポーク ヤングコーン&ミニチンゲンサイ」
厚みのある、どっしりしたポークは、全体が見事に淡いピンク色に火が入り、
柔らかくかつ肉の旨みがしっかり閉じ込められて、絶妙な歯ごたえです。
外側のカリカリした衣が、肉の柔らかさを引き立てます。
ポークの付け合せは、アリゴというオーブラック地方(ライオールがある)の郷土料理で、
北海道産のジャガイモとライオール特産のチーズを練って作ったペースト。
温かいうちは、チーズの粘りですっごくよく伸び、まさに大地とミルクの薫りがします。
「フランス(ライオール)産と北海道産のチーズ」
私は、十勝とライオールの熟成チーズ、北海道産の山羊チーズ、
乳酸菌醗酵させた北海道産のヨーグルト状チーズにオレンジのチャツネ
を取り(切り)分けてもらいました。
それぞれがとっても個性的ですが、ライオールの熟成チーズと
北海道の山羊チーズが特に美味しかったです。
メインは終わっても、まだまだ静かな宴は続きます…。
「カリカリに焼いたショコラスフレとアボカドのソルベ」
外側はカリッカリ、中はとろーーんと濃厚なショコラ。甘さも苦さも大人の味。
アボカドのソルベは、ほとんど甘みはなく、アボカドの風味そのままです。
ショコラが濃厚なので、アボカドのねっとり感がむしろサッパリと心地よく…。
「5種のソルベ」
甘い香りのバナナ、濃厚なショコラ、爽やかというよりは葉の持つえぐみまで余さず活かしたミント、
甘酸っぱいプラム、オリエンタルな匂いのするカルダモン。
おクチ直し…という感覚でしょうが、どれもきちんと食べごたえがあります。
さらに食後のコーヒーかお茶(私はカモミールティーにしました)と共に
「牛乳のリキュールと、リキュール入り砂糖菓子(ボンボン)、ミントの薫りの砂糖菓子」
牛乳のリキュールがなんとも言えない美味しさで、
カモミールティーがこの素晴らしき正餐を、心地よく爽やかな余韻へと導いてくれました。
ひとくちずつがすべて幸せな瞬間で、
フランス料理から連想される重たさは微塵もなく、天使の羽根のように軽やか。
そしてすべて、食材の旨みだけが昇華されたようなお料理でした。
「徳山鮓」の食堂に掛けられていた
「妙味必淡」という額の言葉を、ここで再び思い出します。
今レビューを書いていても、もう一度味わってみたいお料理ばかりであるのに気づきました。
(いやいや、そう簡単には再訪できないけど…(^_^;)
ミシェル・ブラスの料理は、有名シェフに師事したり高級レストランで修業したというものではなく、
オーベルジュを営む母の厨房で、母の料理から自分で学び、生み出したものだと。
故郷のライオール村は、辺鄙な山村で、食糧の自給自足率が高いところ。
そんな環境で、故郷と母と自然にはぐくまれた彼の天才的な舌と五感。
孤高の料理人が、世界で唯一の支店をオープンする場所として選んだのが、
北海道の、洞爺湖を見下ろす山の上だったとは!
この場所で、この料理に巡り合えること自体が、幸せな経験です。
席を立つときに、さらにお土産にと渡された「クロッカン」。
これがまた、芳ばしくて豊かな味わいとザクザクとした歯触りが絶妙で、
「美味しい~♡」と思いながら、あのテーブルで過ごした時間と味覚の記憶を思い起こすのにピッタリです。
心から、ごちそうさまでした<(_ _)>
3位
3回
2018/08訪問 2018/08/21
盛夏のランチ訪問。
娘の夏休み、最後のお楽しみです。
百日紅の色が青空に映える、午後。
カウンター席、私はシャンパーニュ、娘は白ぶどうジュース。
私は真ん中のランチコース、娘は子供用のステーキコースにして
魚料理は半分コすることにします。
前菜 才巻き海老のマリネ
スープ とうもろこしの冷製スープ
魚料理 イサキと万願寺唐辛子のナージュ
ステーキ うかい特選牛ステーキ
ご飯 ガーリックライス、あおさの赤だし、香の物
デザート 桃のジュレ
コーヒー 小菓子(フィナンシェとナッツチョコレート)
娘のステーキコースは
前菜 太刀魚のフリット
スープ、ステーキは私と同じメニュー
ご飯は白いご飯
デザート パイナップルシャーベットを、
メニューには載っていないメロンシャーベットに差し替えていただきました。
以前にも食べた「冷製とうもろこしのスープ」の甘さが
旬の美味そのもので、言葉を失います。
アサリで取ったスープで煮た、イサキの旨み。
前回の「甘鯛」以来、娘はステーキだけでなく
こちらの季節ごとの魚料理も、楽しみにしているようです。
特選牛(今日は栃木産)ステーキには、焦がしネギを浸した生醤油が添えられました。
ブラックペッパーやガーリックチップでシンプルに食べても美味しいステーキですが
醤油を合わせても互いを引き立て合う、実にイイ関係です。
ふくよかで瑞々しい白桃に、シャンパーニュのジュレと桃のシャーベットを合わせたデザート。
盛夏の美味を楽しみました!
ワインなどを含め、価格は数年前より全体的に上がっていますが
気取らずに特別な時間を過ごせるコチラの良さは、変わっていません。
夏の良い想い出になりました。
ごちそうさまでした。
2年ぶりに、娘の誕生日祝いをこちらで。
今回はカウンター席ではなく、個室予約でゆったりと。
秋はやっぱり季節が良く、食材が特に美味であることと、
お祝いやイベントに適しているのでしょう
土・日・祝はランチもディナーも予約がギッシリでした。
ピカピカに磨き上げられた鉄板を囲む、重厚な個室。
大人は真ん中のディナーコース、娘は子供用の一番上のコースにしました。
アミューズ ずわい蟹のゼリー寄せ キャビア添え
前菜 北寄貝と木の子のソテー
スープ 栗のスープ
魚料理 甘鯛のナージュ
肉料理 うかい特選牛のサーロインステーキ
ガーリックライス とろろ昆布の赤出汁 香の物
デザート うかい亭モンブラン
紅茶 焼き菓子(いちごジャムのクッキーとフルーツパウンド)
子供用のコース
オマール海老のソテー
とうもろこしのスープ
うかい特選牛のサーロインステーキ
ご飯 味噌汁
バニラアイスクリーム フルーツ添え
ワインはグラスで、白は山梨・勝沼産のヌーヴォー
後からフランスの赤((^-^; 銘柄は失念)を。
娘はお気に入りの「有機葡萄ジュース(赤)」で乾杯。
バターソテーされた北寄貝の、プリンプリンの身と舞茸の香ばしさ。
娘のオマール海老も「すご~く美味しかった!」そうです。
秋のメニューでは大人気という栗のスープの、豊かでナチュラルな甘味。
今回、忘れられない味となったのは「甘鯛のナージュ」。
皮目から焼き上げ、小さなウロコが松かさのように立ち上がったら
蓋をして、水菜の水分で蒸し上げます。
身の側には火を当てず、ふっくら、ふんわりと仕上げ、
甘鯛から出汁を取ったスープをかけて、阿波のスダチをキュッと搾る…。
サックサクのウロコと、ふんわり軟らかい身、
スダチの薫りと酸味がアクセントになったスープ、なんとも絶妙。
季節ごとに、新しいメニューを皆で意見を出し合いながら「研究」するという
このチェーンならではの逸品。
今日は鹿児島産の黒毛和牛、というサーロインステーキの極上の旨さは
言わずもがな。今回は、たっぷりと添えられた「山わさび」で食べるのが
私の中でのヒットでした。
ガーリックライスに舌鼓を打った後は、階上のサロンでティータイム。
娘のコースは、バニラアイスクリームとフルーツの盛り合わせ(Happy Birthdayのメッセージ入り)
が付きますが、娘はお目当ての「うかい亭モンブラン」も別注で(^_^;)。
濃厚な和栗のペーストと冷たいバニラアイスクリームのコンビネーションには
今日も感嘆!!いたしました。
やっぱり、いつ来ても底力を感じる料理とサービスです。
ごちそうさまでしたm(_ _)m。
2015.10 再訪
娘の9歳の誕生日祝いには、娘のたっての希望で
こちらを再訪することになりました(笑)。
私も、春・初夏・盛夏と訪れていますが秋にぜひ、来てみたかったのです。
素晴らしいモンブランがある、と読んでいたし(≡^∇^≡)。
遅めのランチ予約、カウンター席です。
シャンパーニュ Gosset と有機葡萄ジュースで、乾杯!!
先ずは「タスマニアサーモンといちじくのサラダ」。
肉厚のサーモンに、いちじくとナッツが香ばしいソース。秋、ですねェ~(*^^*)。
「栗のスープ」は、栗の甘さとバターの薫りがいっぱい。底に栗が沈んでいます。
鉄板の前にシェフが登場し、山盛りのキノコを見せてくれます。
丹波の舞茸(白・黒)、ひらたけ、しめじ(共に産地失念)、大きな平戸椎茸。
鉄板の上に岩塩を撒き、その上で丁寧に焼かれてゆきます。
いい薫り~(*´∀`)。調味は塩と油だけですが、天然の美味そのものですね。
素晴らしいサシの但馬産サーロインが目の前で焼かれ始めたら、
赤ワイン(グラス)にシフト。
肉塊には、最初に両面を焼いたら、時に鉄板の低温の部分で寝かせながら
ゆっくりと火を通してゆきます。
添えられたのは、ややトロミを感じる濃厚なポン酢と、山葵ソース。
美しい有田焼の大皿に配された、スライスオニオン、
ガーリックチップや粗挽き胡椒とも組合せながら、肉の旨みを余すことなく堪能します。
香ばしいガーリックライスに、茄子の赤だしで〆。
秋のお料理は、本当に薫りが多彩で変化に富んでいました。
娘は最後にシェフから赤い薔薇を贈られ、照れ笑い(*^^*)。
午後の日だまりとなった、デザートコーナーに移ります。
私のお目当ては「うかい亭モンブラン」。
サックリしたメレンゲ台の上に、バニラビーンズたっぷりのバニラアイスクリームが乗り、
その上をマロンクリームで覆ってから、濃厚なマロンペーストが豊かに絞ってあります。
ライブな美味しさ満喫の、ココでしか味わえない贅沢なデザートです(*≧∀≦*)。
娘にも味見させたら、もっと食べたかった様子。
ヤバい、来年のお祝いもココ!って指名されそう(^_^;)。
秋の西陽が透けるサロンを出て、ゆっくりと三人で散歩しながら帰りました。
娘の9歳は、素敵な秋の一日から始めることができました。
ご馳走さまでした。
2014.6 再訪
うかいグループの最初の店舗「うかい鳥山」が高尾山にオープンしたのは
1964年12月。今年でちょうど50周年なのだそうです。
以後着々と評価を高めながら、鉄板焼きレストラン、豆腐料理レストラン、
デセールショップ、割烹と展開を拡大してきました。
いずれも、お料理の内容はもちろん、接客サービス、建物、庭、調度品、など
総合的な顧客満足度が非常に高い評価を得ているお店ばかりです。
(「箱根ガラスの森美術館」を‘うかいグループ’が経営しているなんて、
ココで調べるまで、まったく知りませんでした!!)
小学校に通う娘が毎日毎日こちらの裏口前を通っていることもあり、
「せっかくご近所なんだから、1年に一度ぐらいはこちらで贅沢したいよね~」と
再訪の機会を窺っておりました。
今年は、父と妹のダブル誕生日祝いの名目で、ディナーを(*^。^*)。
予約は17:00から。
まだ外が明るいので、到着後も美しい庭園で遊んだり、
大きなガラス戸越しに緑を眺めながら食事ができます。
4人以上だと、内装も豪華な個室でいただくことができます。
お願いしたのは10,800円のステーキコース。
グラスのシャンパーニュ(ルイ・ロデレール)←こちらも50周年記念ラベル!!
と、ワインの原料有機ぶどうのジュース(白)で乾杯です。
オクラ、ヤングコーンなど初夏の野菜と濃厚な雲丹を取りあわせたジュレ、
歯ごたえが素晴らしい分厚い牛タンのグリエ
牛タンがダメな人には、さばいたばかりプリップリの穴子の白焼き。
スープは、じゃがいもの薫りとザラつき感が舌に楽しいヴィシソワーズ。
野菜料理は、トロ~リアッツアツの賀茂茄子に甘辛いソースとトリュフをかけて…。
メインは、うかい牛のランプステーキ(腰から尻にかけての部位)。
娘の分として100gを追加していただきます。
塊りのまま、塩胡椒で焼き上げ、食べやすい大きさに細長くカットされたステーキ。
適度な硬さと脂の乗りがあって、美味ですね~。
本山葵と、ガーリックチップ、それに大きな山葵の葉が添えられた肉は、
別添えの小豆島の醤油と淡路島の刻みタマネギ、山葵の葉や茎(辛味はなく薫りが素晴らしい!)
も含めて、いろいろな組み合わせで楽しみながら、食べます♡
〆はこんがりガーリックライスと、じゅん菜の赤出汁に茗荷と白瓜の漬物。
以上、初夏の美味を150%満喫です!!!!
貴族の館にご招待された気分で(娘はホントにすっかりプリンセス気分(^O^)
赤絨毯の階段を昇り、食後のお茶&デザートの席へ。
すっかり暮れた窓の外と、ランプの優しい明かりの中、
ジノリのカップでいただくコーヒー。
そして冷たくて仄かに甘い、季節のデザートと焼き菓子。
到着した時からここまですべての時間が、美味しく心地よく過ぎてゆきました。
やっぱりスゴイ。名店です。
余韻に浸りたくて買った美しいクッキー詰め合わせは、
「アトリエうかい」の方にレビューアップすることにします。
2013.7 再訪 (画像は27枚目まで)
3月の初訪問から4カ月。
念願のディナー訪問を果たすべく、‘夫の誕生日祝い’という名目で再訪。
夕方、自宅からトコトコ徒歩で豪華な玄関先に…。
今回は3人なので個室ではなく、2階のカウンター奥に案内されました。
大人は12,600円のディナーコース、
娘は前回グラタンなどには手をつけなかったことを伝えたら、
「それでしたら、ステーキ単品にして、他のお料理はお取分けでいかがでしょう。」
と勧められ、うかい牛サーロインステーキ100g4,200円を別注。
まずはグラス・シャンパーニュ「ルイ・ロデレール」1,890円と
ワイン用のオーガニック葡萄を使ったグレープジュース(赤)1,050円で乾杯です。
今日のアミューズは「雲丹とじゅん菜のジュレ」。
前菜は冷菜「石鰈のカルパッチョ」か温菜「オマール海老」のどちらか。
ハーブを多用した夏らしいカルパッチョと、
プリプリのオマールにバターソースのかかった幸せな一品。
付け合せのズッキーニのフリットの、ゴリッとした歯触りも新鮮です。
感動の「冷製とうもろこしのスープ」。
トロけるようなとうもろこしの甘味と、粒のシャキシャキした感覚に、言葉を失います…。
(ちなみに娘は、夫から譲られたスープの器を飲み終わるまで幸せそうに放しませんでした…。)
季節の魚、スズキとともに若手のシェフが登場。
穏やかな会話を挟みながら、丁寧に鉄板でスズキをソテーし、ソースを作って蒸しあげます。
「スズキのマリニエール」は、皮はパリパリ、
身はふっくらしたスズキに、季節野菜たっぷりのソースがかかって、さっぱりと…。
飲み物は大人が赤のグラスワイン「ムーラン・ド・シトラン」1,260円、
娘はこんどは葡萄ジュース(白)を、いっちょまえにワイングラスに注いでもらい、
気取った仕草でグラスを傾けています(^_-)-☆。
さて、いよいよ‘うかい牛’の登場です。
今回は3人ともサーロインでお願いしましたので、300gの塊が目の前に…。
焼き方はお任せすることにしました。
にんにくチップを作った後、ステーキが目の前で焼かれていきます。
今回は露草の柄の大皿に、付け合せとしてたっぷりのオニオンスライス、
薬味には山葵、黒胡椒、塩、別添えで醤油とポン酢。
キレイに切り分けられた肉が、皿に積まれてゆきます。
肉の脂は別に醤油味で十分に炒めた後、皿へ。
口に入れると、肉の甘みと旨みが脂にのってじわ~っと拡がってゆきます。
普段はフィレが好きな私ですが、「ステーキはサーロインが最高」というのが
よくわかる、至福の旨さですねエ…。
このぐらい脂があると、塩・胡椒よりも山葵醤油のほうがピッタリかもしれません。
食事ものは柚子風味の効いたサッパリ素麺。鷺草の器が美しいですネ。
席を移してのお楽しみ、デザートと珈琲の時間。
誕生日祝いと伝えておいたら、スタッフの方から夫に一輪のバラの花のプレゼント、
さらにはこちらのソファで記念写真を撮って、すぐにバースデーカードに仕立てて下さいます。
さり気ないけれど、嬉しいサービスですね。
次の記念日にまた来たくなっちゃいますよネ(^O^)。
デザートには夫は「マンゴーのムース」、娘は大好きな「メロンのシャーベット」、
私は「白桃のスープ仕立て」を選びました。(デザートの追加1,260円。)
この白桃が素晴らしかった…。
大きなグラスにミントの薫るふるふるのゼリーと白桃の果肉、
中央にトロリと濃厚でとびきり薫り高い白桃のソルベ。
味見させた娘の目も真ん丸に…!!
焼き菓子としてマドレーヌとメープルクッキーもサービスされました。
なんとも美味なる、幸せな時間を過ごしました…。
サービスの質の高さは変わりませんが、
やっぱり、全体の雰囲気もお料理のクオリティも、
ランチよりもディナーの方がさらに素晴らしいですネ。
記念日のご利用が、絶対オススメです。
次のウチの記念日は何だったかナ…(*^。^*)。
ご馳走さまでした…!!!
2013.3 のレビュー ↓
自宅から徒歩圏にありながら、なかなか機会がなかったこちら、
ついにランチで訪問することができました。
うかい牛のステーキがいただきたかったので、
スペシャルランチコース8,400円、娘はお子様コース6,300円を。
まずはシャンパーニュをグラスで。
桜の季節に合わせて、「テタンジェ キュヴェ プレスティージュ ロゼ」1,890円。
シャンパーニュ大好き、特にテタンジェには思い入れがありますが、
ロゼをいただくのは初めてです。美しい桜色。すっきりと軽やかながら深い味わい。
アミューズは雲丹のフラン。料理名はフランス料理ですが、
だしの効いたあんかけに雲丹の乗った洋風茶わん蒸しそのものです。美味!
桜鯛のマリネも、お造りにほんの少し季節のソースをつけていただいているよう。
季節の素材の良さを最大限に活かすお料理、とでも言うのでしょうか。
このあたりで、飲み物はグラスの白ワイン「コート・デュ・ローヌ」1,050円を。
飲み物のメニューにも、すべて明朗に値段が記載されているので、
頼むにも余計な心配がありません。
ホワイトアスパラに、卵黄を使ったオランデーズソースで春らしく。
筍と大あさりは、目の前で調理してサービスされます。
えぐみのない柔らかい筍と、プリッと大きなあさりの食感。
旬の素材を活かす若緑色の香草とあさりの旨みがスープ仕立てになっています。
そして、うかい牛のステーキ。
私はフィレを、他の連れはみんなサーロインでお願いしました。
鉄板の上で焼かれるステーキの見事な手さばきには、見惚れるばかり。
焼きあがる肉を見て「よだれが出そう…。」とつぶやいた娘は、
直後に本当によだれを垂らしてしまい、自分で爆笑していました(笑)。
こちらではステーキには塩は供されず、
「黒七味と、刻み玉ねぎ&醤油で食べ比べてみてください」とのこと。
黒七味は独特の薫りとピリリとした余韻がお肉にぴったり。
春玉ねぎ&醤油で食べるのも、あっさりしていて美味でした。
娘はよほどおいしかったのか、ただ黙って真剣に肉を食べ続けています。
最後はお決まりの香ばしいガーリックライス。
これには母が、まるでTVの紀行番組レポーターのように
「美味しい~~!」を連発していました。
席を替えてゆっくりいただくコーヒーとデザートは、それだけでも食べに来たいぐらい。
こちらも季節感満点です。
お店は加賀の古い庄屋屋敷の建材(欅の柱は210年前のものだとか…)を使い、
重厚かつ豪華に建てられた明治時代の洋館で、
日常とは隔絶した空間であるばかりでなく、
内装、調度など洋館としての意匠の中に、欄間の彫刻など至る所に和の技術が見事に活かされています。
お料理もまさに同様で、洋の中に和のエッセンスが窺われ、
どれも素材を最大限に活かしながら、
季節感にあふれ、さり気ない優しさや繊細さを感じさせるものばかりでした。
このお店の本領が発揮されるのは、やはりディナーなのかもしれませんね。
次の機会には、ディナータイムにこちらの真髄に触れに伺いたいと思います。
御馳走さまでした。
4位
1回
2016/09訪問 2016/10/01
2016.9
今回も、平日の昼に一人で伺うにあたり、
念のため電話で予約を入れ、「粗挽きせいろ」1枚だけは、
食べそびれることがないように確保をしてもらいました(*^^)v。
ガイドブックなどに載っているのでしょう、英語圏のお客サンもチラホラと。
カウンター席でゆっくりとお品書きを眺め、
「とうふ」700円、「お漬物」600円、「そばがき」ハーフ900円、
冷酒「風和 かぜやわらか」(新潟・佐渡)1,300円 をお願いして、
後から声かけで「粗挽きせいろ」1,000円をいただくことにしました。
BGMは一切ない静かな店内なのですが、
今日は「ゴジラ」について熱く語り合うおじさまグループの声が、かなり高め(苦笑)。
まぁ昼酒ですから、賑やかなのも悪くないですけどネ(^^;。
「とうふ」は「今日は、黒大豆のとうふです。」とのことで
やや灰味がかった甘~いとうふに、薄緑色の生湯葉がたっぷり乗っています。
石庭のように美しく盛られた「漬け物」5種。どれも野菜の匂いと歯ごたえ、旨みがあります。
ガラスの酒器でいただく「風和 かぜやわらか」は、
こっくりとした味わいのある、佐渡の海の濃紺を思い出させるようなお酒。
そして、アッツアツで提供された「そばがき」、
その器の地紋と同様に、各色の星星が鮮やかに散る、
蕎麦の実の滋味そのものの、優しい美味しさ。
蕎麦は、「そば切り」にする食べ方が普及する以前は「そばがき」で食べるものだったそうですが
正にシンプルで、蕎麦の美味さがストレートに伝わってきますネ。
そして、久しぶりにいただく「粗挽きせいろ」。
相変わらず、お日さまをたっぷり浴びた干し草みたいな、穀物の素朴さいっぱいの豊かな味わい。
つゆを使わずにそのまま食べても、「じーーーーん…(;'∀')」と感動の涙が出ちゃうほど、旨いんです。
私の中では、蕎麦だけで言うとこれまでで「一番美味い蕎麦」。
今回改めてつゆを使ってみると、「つゆもこの蕎麦に完璧に寄り添って」いて
蕎麦とつゆが無欠の組み合わせ なのだ…ということが感じられました。
蕎麦湯で割ったつゆも、じんわりと喜びが拡がっていくような、美味しさでした。
ワイン醸造家がぶどう作りから始めたり、日本酒造りが米作りにこだわるのと同じように、
「蕎麦作りから係わる」というご店主の姿勢が
最高に美味しい蕎麦を打つ、その業の元の部分にしっかりと根づいている…そんな感慨を持ちました。
蕎麦って、美味しいなぁ~~~(*^^*)。
ホントに幸せな時間でした。ご馳走様でした。
2014.1
平日の11:00過ぎ、渋谷駅から電話を入れて、
一人で伺う旨を伝えると、
「本日の開店は11:50頃になりますが、それでよろしければ予約をお受けします。」
とのこと。そこで渋谷駅から、冬晴れの下そぞろ歩き、
期待に胸をふくらませて、清楚な暖簾をくぐります。
先客はカウンターに1名。
私もカウンターの逆の端っこに陣取ります。
午後から仕事でなければ、日本酒か焼酎の蕎麦湯割り!!なんですが、
いくら顔には出なくても、匂いでバレちゃうかも(><*)…と躊躇し、
ココは堪えて結局ヱビスの生にしました。
(そんでもアカンやろ~と自分でツッ込んでみる…(^^ゞ )
つまみ選びにもさんざん迷ったあげく、直ぐに出てきそうな「ぜんまい」840円と
焼き立てを期待して「焼き味噌」630円を。
‘昼からビール’を味わっていると、「ぜんまい」の小鉢が登場。
小さい頃から、新潟出身の母が煮る干しぜんまいが好物でしたが、
今までに見たこともないような、太くて長い立派なぜんまいです。
国産のぜんまいを、いい塩梅で煮たものかと思われます。
ふっくらかつシコシコと、野趣を残しながら優しい山の味。
次に、今度は焼き立てアツアツの焼き味噌が…。
プチ鉄板に乗せられて、見た目はちっちゃなお好み焼きみたいですネ。
こんがり焼けた外見とは裏腹に、思いがけず甘くて‘たをやか’な旨さ。
いよいよ登場の「粗挽きせいろ」1,050円は、
蕎麦そのものの薫りと言うよりは、
お日さまをたっぷり浴びた干し草みたいな、日なたっぽい穀物の素朴さが溢れる味わい。
初めて出逢った蕎麦、これまで食べたことのないような蕎麦です。
旨いッ!!思わず声が出ちゃいました(^O^)。
つゆはもちろんありますが、つゆに付けない方が、
蕎麦の旨みと薫りが心ゆくまで味わえます。
結局、粗挽きせいろ1枚は、ほとんどつゆを使わずに
そのまま味わいながらペロリと食べてしまいました。
つゆが残っているので、「つゆなしお替わりそば」840円をお願いしたところ、
「予約のお客様だけで粗挽きが終わってしまったので、
もう少し細かい挽きのせいろでもよろしいでしょうか。」と。
ハイ、もちろん!!図らずも2種のせいろが食べ比べられます(*^^)v。
細挽きというせいろは、粗挽きとは対照的に、
真に蕎麦の薫りいっぱいの‘正統派そば’という印象。
細挽きとはいっても、色といい星といい、十分に蕎麦粉の個性を引き出した
力強い蕎麦です。こちらも旨いですね~(*^。^*)。
やっぱり、この蕎麦を味わうには私としては‘つゆは不要かも…’と思いながら、
そのまま、とそばつゆ使いを交互に、いただきます。
ただ、つゆに薬味のネギを入れてみたら、ネギの薫りが蕎麦の薫りを負かしてしまい…。
慌ててネギはもう一度すくい上げて(^_^;)から蕎麦を食べ、
山葵とネギはつゆの蕎麦湯割りに変化をつけるためにだけ、使いました。
ビールが終わってから出された温かいそば茶も、素晴らしい薫り高さ。
ロケーションもありますが、蕎麦の栽培から手掛けているという
まさにすべてが手づくりな蕎麦と料理は、当然価格も高いです。
でも、この価格に見合った手間をかけて、心をこめて作られたものであることは
豊かなこの味が証明しています。
この蕎麦にまた出逢うためになら、折に触れて来てみたいお店です。
ご馳走様でした。
5位
2回
2021/09訪問 2021/09/23
地酒と料理と蕎麦を楽しむための、新橋の小庵。
本来は夜営業のみなのですが、長引く緊急事態宣言を受け
昼の臨時営業をしていると知り、正午少し前におずおずと扉を開けると
空間をとって5席に絞られたカウンター席がひとつだけ空いていました!!
久しぶりの「地鶏そば(太打ち)」1,400円を、お願いします。
いつもながら丁寧かつムダな動きのない、大将の仕事ぶりを眺めます。
濃い灰色をした、極太打ちの蕎麦。
啜るなんてとてもムリで、ワシワシと嚙みしめると
蕎麦の野性味と品格が、バランス良く共存しているのを味わえます。
香ばしく炒りつけられたジューシーな地鶏もも、円やかなつくね、
トロリと甘いネギ、シャキシャキ三つ葉、ホロ苦く薫り立つ青柚子
それらをまとめて太打ち蕎麦に絡みつく、ふくよかな汁。幸せですねぇ。
カウンター席はみんなお独り様で、それぞれ黙って好みの蕎麦を噛みしめています。
イイ蕎麦、イイ空間。
またお酒が楽しめるようになったら、ぜひ再訪したいですねぇ。
ごちそうさまでした。
2016.2 再訪
アイリッシュ・パブでウォーミングアップの後は、久々にこちらへ。
ビールの後ですから最初から日本酒、行っちゃいます(*^^)v。
おまかせ3,600円コース+今夜は酒呑み3人で、
日本酒のおしながきをほぼ制覇しちゃいました~(^_^;)。
季節外れの春の嵐から寒さが戻った今夜のコース内容は
鶏皮入りきんぴら 菜の花茶碗蒸し ★
地鶏たたきの昆布〆
こめたまの出し巻き玉子
ブロッコリーとカリフラワーの炭火焼 ブロッコリーソース ★
ロール白菜 ★
千住葱と媛っこ地鶏、つくねの炭火焼
蕎麦 (細打ちまたは太打ち 相盛り可)
★マークが季節の料理、無印はこちらの定番料理です。
淡い緑色をした「菜の花茶碗蒸し」の、春を先取りの優しさとねっとりしたホロ苦さ。
カッチリした「出し巻き玉子」の旨み。
和風出汁の中の、心も温まる「ロール白菜」に
ブリブリの歯ごたえの香ばしい「地鶏焼き」。
この、穏やかでしっかり旨い肴に、次から次へと燗酒が楽しめるんですから
もう~何も言うコトありません~(*^。^*)。
いただいたお酒は
「玉川」(京都)・「隆」(神奈川)・「悦凱陣」(香川)
「✚旭日」(島根)・「宗玄」(石川)・「秋鹿」(大阪)きもと
とここまではすべて燗酒。
最後に「風の森」(奈良)の冷酒で〆ました。
〆蕎麦は細打ちと田舎の相盛りでお願いしました。
繊細な仕事ぶりをうかがわせる二種の蕎麦。
不思議なことに、これだけ個性が違う蕎麦なのに、
穏かなつゆがピタリとどちらの蕎麦にも寄り添い、見事に活かしていて、
飲んだ後でもまったく違和感がありません。お見事\(^o^)/
大将に窺ったら、今はランチは一切提供していないとのこと。
(仕込に忙しくて、とても手が回らないそうです(^_^;)
店舗情報、修正しておきます。
それにしても、やっぱりこちら、料理も蕎麦もお酒も素敵。
季節によって変わる美味と変わらぬ美味を求めて、
折にふれて訪ねたいお店ですよね。
ご馳走様でした。
2014.1 再訪 夜レビュー
「大愚」サンで念願の夜のおまかせコース3,500円を。
カウンター7席だけの店内には、モダンジャズ(トランペット)が流れています。
コース内容は
前菜2品 冷奴のじゃこ掛け 小松菜の胡麻あえ(鶏皮乗せ)
季節料理 海老芋まんじゅうの蟹あんかけ
鶏料理 地鶏のたたき昆布〆
こめたまの出し巻き玉子
野菜料理 ふろふき大根の炙り
媛っこ地鶏と千住葱の塩焼き
蕎麦 (細打ちまたは太打ち)
となります。
最初はプレミアムモルツの小瓶で乾杯。
すぐにおまかせ料理に合わせたおすすめ日本酒にスイッチ。
初めは「開運」(静岡)を。
お酒はいずれもぬる燗にしてもらいました。
とろりと味わい深い豆腐。
ぽってりした海老芋まんじゅうに出汁の効いた蟹あんかけ。
お料理はいずれも‘京風’ではなく、関東風の骨太な味ですね。
パプリカ色素の入ったエサではなく(色素で卵の黄身が濃い黄色になるとか)
お米をエサに育った鶏の卵で作った
こめたまの出し巻き玉子。
丁寧に、ふんわり、じゅわっと焼かれた玉子に、
辛みの強い染めおろしがまさにピッタリ。旨い~(*^。^*)。
お酒は「✚旭日」(島根)を。
口に含む瞬間にふわっと薫りが立ち上るお酒ですね。
じっくり炊かれた大根を炭火で炙った野菜料理。
刻んだ大根葉と葱と醤油がピリリと…。
そして、愛媛の媛っこ地鶏と千住葱の塩焼き。
塩加減も良くカリリと焼けた皮の下に、
素晴らしい歯ごたえと肉汁を秘めた地鶏の身が。
レモンを絞り、「やげん堀」の七味でいただくと、
うーーーん、至福の味ですう~\(^o^)/
ご主人は、蕎麦だけでなくこの鶏焼きにも、
とても情熱を注がれたと某記事で読みました。
甘い葱とつくねもGOOD!!
いいな~、コレお替りしたかったです。
3種目のお酒は「秋鹿」(大阪)。
最後が一番重みのあるお酒でした。
蕎麦は、先日食べられなかった「太打ち」をお願いしました。
薬味には辛味大根とネギ。
「細打ち」に添えられる薬味は山葵とネギです。
噛みしめると太打ち蕎麦の強さに圧倒されますが、
優しいつゆに付けると、蕎麦の野趣が息を潜め、
とても落ち着いた感じになります。
こういうところが面白いですネ~。
蕎麦湯を飲み切って、ご馳走様。
CPも上々です。
ご主人は、名だたる蕎麦店で修業を重ねた後、
こちらをオープンされたとのこと。
お料理は、いわゆる蕎麦屋の‘蕎麦前’ではなく、
「コレを食べて欲しい」という、静かな中でも強い
ご主人の心を感じるものばかりでした。
イイお店です。
また伺いたいと思います。
2013.9 の昼レビュー↓
蕎麦屋が犇めく新橋界隈で最高ポイント(4.0)の「大愚」サン。
マイ蕎麦ブームの中、ぜひランチを…と足を運びました。
白い暖簾をくぐると、カウンターだけの店内に先客はポツポツ。
でも、ランチは限定15食なので、
席が空いてても蕎麦が終わっているかも…と恐る恐る
「せいろと田舎(1,340円)をお願いします。」と言ってみたら、
ご主人「今日は田舎が終わっちゃったんですよ。」と…。
うーん、残念…(;_;)。だけどココは気を取り直して、
「地鶏そばを細打ち(本来は田舎)でお願いできますか?」
OKとのことで、「地鶏そば(細打ち)」1,200円を。
カウンターに取り囲まれた厨房では、ご主人が一人で
丁寧に丁寧に仕事を進めています。
隣りの男性に、田舎そばの「越前おろしそば」が来ました。
横目で見ると、素晴らしい太打ちの蕎麦が、器の中でのたうっています。
「いいな~、やっぱりアレも食べたかったな~」と思いながら、
ご主人が地鶏つけ汁を作るさまを眺めます。
削り取った青柚子、ブツ切りにした地鶏、地鶏のつくね、長ねぎ、しめじを
フライパンでこんがりと焼きつけ、
小鍋に用意したかえしと出汁に入れて強火で煮ています。
大鍋に沸かした湯の中に、蕎麦をパラパラと入れ、
もう一度沸き立ったぐらいで大きなざるに掬って、よく洗い、
作っておいた氷水で〆ます。
実に無駄のない、手と身体に沁みついているかのような自然な動き。
出された「地鶏そば」、早速いただきます。
繊細ながら、肌や切り口に若干の野趣を秘めた蕎麦。
そのまま食べても旨いです。
出来立ての地鶏つけ汁につけると、蕎麦が秘めていた仄かな野趣が、
鶏の出汁と脂、葱やしめじと絡まって、一気に香り立ち、
旨みが一つになります。スゴイ!!
丸々としたつくねの旨さ、歯ごたえのある地鶏の旨さ。
これは堪りません…(*^。^*)。
私の後に入った男性客二人で、ランチタイムの蕎麦は売り切れ終い。
ああ、このお蕎麦、食べられて良かった…(^O^)。
寡黙ですが、誠実そのもののご主人。
夜のおまかせコース(〆は蕎麦)3,500円に、
おすすめの日本酒をいただきに、次は必ず夜、伺いたいと思います。
ちなみにこちら、
「夜は日本酒を飲まない方の入店はご遠慮願います。」と但し書きが…。
誠実ゆえに、実にきっぱりしています。
6位
2回
2017/08訪問 2017/08/15
盛夏にお昼をいただくのは、初めてです。
今日は私も含めて、カウンター4人が全てお一人様。
大将は訊かれたコトに答える程度だし、女将サンもお料理の説明のみ
なので、基本はシーンと静かな昼のご馳走になりました(^_^;)。
最初が、柚子の薫るあんかけの掛かった瓜の冷やし鉢。
炙り〆の魚の切り身にポン酢と青ネギ、一味唐辛子。
ピリリとした唐辛子とポン酢の酸味が爽やかでイイですね。
蒸し物は温かい、穴子の茶わん蒸し。優しい味。
鱧・加賀南瓜・万願寺獅子唐・緑竹の天ぷら。
サックリと揚がった鱧に梅肉。他の素材にも、夏が感じられます。
ねっとりと濃厚なずんだあんを乗せたおこわ。
蕎麦はいつもの細身の更科ですが、純白の肌に僅かに黒い星が点々と。
ツルリといただいた後、汁は蕎麦湯でぜーんぶ飲み干しました(^_^)v。
デザートには、いちぢくのシャーベット。
チョットずつ手の込んだ美味を堪能できる、
新橋のお手軽昼懐石としては不動の存在です。
季節をわざと変えて訪問してはいるものの、
今まで一度も同じ料理が出されたことがありません。
にこやかに寡黙(^o^)な大将の、料理に向き合う姿勢が窺われる、仕事ぶりです。
久しぶりに伺ったら、前回から500円アップして3,300円になっていました。
やっぱり、この価格で(最大9名に)毎日お昼を提供するのは
なかなか厳しくなってきているのでしょうね。
ご馳走様でした。
2015.11 再訪
憧れていた季節のお昼ご飯、念願の秋の訪問です。
最初は「イクラ入りのむき蕎麦」でしょうか。
粒々のイクラと茹でた蕎麦の実に出汁をかけた、
山形・酒田の名物「むきそば」に似た一品です。
〆の蕎麦以外に蕎麦の実を味わえる料理も、季節らしくてイイですね。
そのあとは小鍋にグツグツと登場した「湯葉」。
こちらも穏やかな出汁が効いて、体がポカポカ温まります。美味~(#^.^#)。
今日のお造りはカワハギ。よくある薄づくりというより、かなり肉厚な身。
そして、ねっとりしたカワハギの肝とポン酢が添えてあります。幸せ~(#^.^#)。
天ぷらは、雲子(タラの白子)に伏見唐辛子とポロ葱。
甘~いポロ葱とトロリとした雲子が、カラリとアツアツ~(#^.^#)。
ご飯は鯛のおこわ。硬めツヤツヤ、もちもちの糯米が美味~(#^.^#)。
〆はいつもの清楚なせいろそば。
そしていちじくとゴールデンキウイのゼリーがけ。
丹精された季節の美味を、小一時間堪能しました。
次は冬、かな(笑)。楽しみですね(*^^)v
2015.6 再訪
約1年ぶりに、再訪です。
初めてカウンターから、厨房内で大忙しの大将の動きを眺めながらいただきました。
「あん肝と海老の茶碗蒸し」
ねっとりあん肝にプリッと海老が、上にかかったジュレと一緒に卵と溶け合います。
「鰈の昆布〆」
肉厚の鰈を、サッパリと。
「穴子、アスパラ、玉蜀黍の天ぷら おろし和え」
揚げたての天ぷらが、おろしと天つゆに浸かって供されます。
ホクホクの穴子に天つゆが滲みて、くっきりとした印象に。
「鱧皮のおこわ」
おそらく、夜の部で出す鱧の皮を使っているのでしょうが、
いい味が出ていて美味ですね♪
「せいろそば」
細く清楚な、いつものせいろの佇まい。
「梅のシャーベット」
今年は秋にも1回、季節のお料理をいただいてみたいものです。
夜…はやっぱりなかなか…(^_^;)ですが。
2014.5 再訪
再訪の機会を狙っていて、今年は初夏の昼会席をいただくことになりました。
総数9席の店内は、美味しいランチを楽しみたいという空気に満ちています。
「魚ぞうめん(ぎょぞうめん」と「衣かつぎ」。
魚ぞうめんは、白身魚のすり身で作った素麺。枝豆や海老、温玉の黄身が入って、
ユニークに美味いです。初夏らしい彩りもキレイ。
衣かつぎがまた、指で押すとツルッと口に入るんですが、美味だな~。
「あいなめのお造り」
これは昨年と同じでしたね。皮は焼いてあるのですが、ちょっと硬めで食べにくかったかも。
「季節の天ぷら」
真ん中をレアに揚げた帆立、青々したアスパラ、甘~いとうもろこし(*^。^*)。
衣はごく薄く、素材の良さを味わえる天ぷらです。
「季節のおこわ」
何のお魚か聞きそびれたのですが、旬のお魚のそぼろが乗ったおこわ。
もち米の丸さと硬さに沁みこんだ出汁が旨い!
「せいろそば」
相変わらず、清楚な細打ちの蕎麦。色白ながら、星も見えています。
こちらの蕎麦は、そのままでは端正すぎ、
そばつゆを付けて初めて生きる蕎麦ですね。
雰囲気は、鎌倉「こ寿ゝ」サンの蕎麦にちょっと似てるでしょうか。
育ちの良い、江戸の町家の一人娘、みたいな印象の蕎麦です(~o~)。
白濁&とろみの蕎麦湯が、旨かったです。
「梅のシャーベット」
これはまあ、季節っぽく。味は普通。
消費税分もあってか、ランチ価格は2,800円になりましたし、
内容的にも昨年よりはちょっと抑え気味…な印象ではありましたが、
それでも十分満足のお昼ごはんです。
夜に来てみたい気持ちは山々ですが、
バブルの頃ならいざ知らず、30,000円の自腹ディナーはさすがに…(^_^;)。
ランチばかりのリピーターは、お店にとっては不本意かも…??ですが、
せっかくなら秋・冬のランチもいただいてみたいな…と思いました。
ご馳走様でした。
2013.3 のレビュー
新橋界隈でお昼の和食ランキング第2位のこちら、
満を持して伺う機会を得ました。
扉を開けると、小ぢんまりと美しい空間は
ミシュラン☆などという敷居の高さはまったく感じさせない
和やかでアットホームな雰囲気。
ご夫婦の目の届く広さなのでしょう、わずか9席のカウンターとテーブルに座っただけで、
お宅の食卓に招いていただいたような落ち着きを感じられます。
「茶碗蒸し」
ゆずが仄かに、出汁が豊かに香ります。
「鴨ロース」
脂の乗った鴨ロースの旨み。添えられた菜の花とツマがピリッと効きます。
「あいなめお造り」
霜降りにしたあいなめがふっくら。
「天ぷら」
サクッと揚がった海老に筍、山椒の葉と白子。天つゆが仄かに甘くてとても上品。
さり気ないけれど、素材の良さが活きた天ぷらです。
「桜海老のおこわ」
サクサクの桜海老の美しい彩りと、桜葉の香りのおこわ。
嬉しい春、そのものですね。
「手打ち蕎麦」
細くコシのある手打ち蕎麦。つゆは穏やかで優しい味です。
専門店の蕎麦のような力強さや主張はありませんが、
食事の〆にピッタリの味わいとのど越しです。
薬味もひとつひとつがキレイ。
蕎麦湯は一人分ずつ陶器の器でいただけます。
ドロリと白濁した蕎麦湯。オナカもずっしり温まります。
「桜色の白玉ぜんざい」
ほんのり桜色に色づいた白玉が、
ふっくら炊かれたあずきの中で、ゆったり温まっています。
1品1品丁寧に作られた、少しずつだけれど本当に美味しい、
心のこもったお料理をいただきました。
これで2,500円なのですから、手を合わせたくなります。
「夜にまたお伺いしたいですね。」と伝えたら、奥様が
「ボーナス出たら、ぜひ来てください。」とにこやかに送り出してくださいました。
ホントにぜひまた再訪したいです。
ご馳走さまでした。
7位
4回
2024/05訪問 2024/06/01
大好きな蕎麦店なのに、気付けば6年もご無沙汰していました。
祝日の昼、12時20分頃に着きましたが
満席で外で少し待ち、席に着いて注文する時には
「発芽田舎蕎麦」は残り一食とのことでした。
それでも、食べられて良かったです!
「とうふづくし」のセットにして
自家製おぼろ豆腐やおからの春巻を肴に日本酒「七田」をいただき
天もりそばを頼んだ娘と、「粗挽き細打ち」「発芽中太田舎」を分け合うことにします。
温かいおぼろ豆腐も美味しいけれど
やっぱり蕎麦はどちらも絶品です。
娘もザラつくような粗挽き蕎麦が好きですが、ここでは細打ちが気に入ったようです。
私はワシワシ噛み締める発芽田舎蕎麦に、しみじみ幸せを感じつつ…。
また、近いうちに来ましょうね。
ごちそうさまでした。
父の誕生日祝いに平日の夜、「蕎麦会席コース」で貸切利用させていただきました。
3,500円のコースを4名分に、娘の「合わせ天もり」でギリギリながら15,000円超。
プラス飲み物と、追加天ぷら(娘の海老天)(^_^;)。
平日の夜は、基本営業していないのですが
総額で15,000円~のコース予約なら、貸切り利用ができます。
今日の内容は
前菜三種 出汁巻き玉子の蕎麦の実あんかけ
発芽田舎そばの白酢和え
自家製凍み豆腐の蕎麦味噌田楽
蕎麦の実の料理 蕎麦の実のタルタル風
蕎麦粉の料理 抹茶そばがき かぼちゃ味噌すり流し
蕎麦生地の料理 広打ちそばのお造り 大根漬け巻き
揚げ物 海老の天ぷら
ズッキーニの味噌挟み天ぷら
種ものそば 鴨なんばん(発芽田舎そば)
盛りそば 粗挽き細打ちもりそば
デザート 自家製豆腐の黒蜜がけ ドライフルーツ&はるかマーマレード添え
なかなか独創的な蕎麦料理コース、でした。
アツアツの出汁巻き玉子と蕎麦の実のあんかけは
ふんわり感に香ばしさのマッチング。
もっちりとして、抹茶が香る「抹茶そばがき」のふくよかな美味しさ。
ユニークな、「大根漬けの蕎麦生地巻き」。
ズッキーニの天ぷらにも、甘辛い自家製味噌が
効果的に使われています。
でも、やっぱり真打ちは温そばともりそば。
甘みのある発芽田舎そばに絡みつく、穏やかな出汁と
濃厚な鴨の旨みと脂、ネギ。
蕎麦の恵みを余さず生かした細打ちそばを、でしゃばり過ぎずに引き立てる、
もり汁の優しさ。
とっても好きです、こちらの蕎麦。
蕎麦の命を、感じます。
ごちそうさまでした。
久しぶりに、昼酒を楽しみに♡
「野菜天ぷら」のセット950円を、細打ちせいろから
お気に入りの「発芽田舎蕎麦」に差し替えてもらい、蕎麦は後から声かけに
「そば焼き味噌」と「七田」の冷酒を追加で。
セットの「おからサラダ」と「野菜天ぷら(玉ねぎ、ピーマン、にんじん、南瓜、茄子、さつまいも)」
それに「そば焼き味噌」をつまみながら、ゆっくり昼酒ヽ(^o^)丿。
“十二種類の素材を使った”というそば焼き味噌は、蕎麦の実の香ばしさに
練り込まれたネギや青紫蘇の薫りが濃厚で、甘味は少ない、野趣あふれる一品です。
野菜の天ぷらも、凝っている感じはなくて
どれも厚めの切り方に揃え、素材そのものの甘さを味わえるようにしてあります。
さて、声かけで出てきた「十割発芽田舎蕎麦」。
今日の発芽蕎麦は、栃木県・日光市産です。
細打ちと発芽田舎で、蕎麦の産地も変えているのですね。
甘味のある、穀物らしい蕎麦の旨味が前面に出てくる田舎蕎麦。
私、単純に【十割の蕎麦切り】だけで言うと「玉笑」の粗挽きせいろの次に、
こちらの「発芽田舎蕎麦」が好きです。
もちろん、蕎麦の打ちだけが全てではないので、評価そのものは
他のいろいろが加算・減算されての結果になるのですが。
穏やかさに溢れた、秋の午後の陽だまりみたいな田舎蕎麦。
店主ご夫妻と店内の雰囲気と共に、素朴な感じがココの良さ、ですね。
美味しい昼酒と蕎麦でした。
ごちそうさまでした。
2016.12 再訪
両親を連れて、念願の「そば会席」をいただく機会を得ました。
冬の2,000円「そば会席」
(平成28年12月1日~29年2月28日まで)【要予約】
内容は
前菜二種 発芽田舎そばの白酢和え 自家製凍み豆腐の蕎麦味噌田楽
そばがき 鴨のつくね汁そばがき
揚げ物 お豆の飛竜頭 ほうれん草の塩麹餡
温そば 切干大根のすり流し 梅肉添え 発芽田舎そば
盛りそば 粗挽き細打ちもりそば
デザート 自家製柚子ジャムそばがき 福豊甘辛煮 小豆あん添え
発芽田舎そばを、胡麻・味噌・崩した自家製豆腐を使った
オリジナルのタレ「ごまみ」と酢で和えたもの、そして
アッツアツの凍み豆腐の上に、香ばしい蕎麦味噌。
これは飲まずにいらりょうか~!?と、ヱビスの中瓶の後は
「旭若松」(徳島)をぬる燗でいただくことにしました(*^^)v。
オリジナリティあふれる“創作そばがき”は
鴨つくねと葱汁に浸ったそばがき。冬らしい味覚、ですね。
揚げ物は、中に大豆が入ったふんわり自家製飛竜頭。
濃い緑色のほうれん草の餡が、優しい味。
コースはこの後「温そば」が出るのですが
まだお酒が残っているので、「天ぷら盛り合わせ」を追加オーダー。
大きな海老天3本、軟らかなアオリイカ4切れ、
野菜は 南瓜、ピーマン、紫芋、さつま芋、にんじん。
ケンカせずに3人で食べ切れる、ちょうどイイ組み合わせでしたネ(^^♪
衣はしっかり堅めで、塩で食べるよりは
つゆに馴染ませて食べる方がしっくりとくるタイプでしょうか。
さて、いよいよ真打「温 発芽田舎そば 切干大根のすり流し 梅肉添え」の登場。
これまで、発芽田舎そばは「冷そば」でいただいたことしかありませんでしたが、
穏やかな温かいつゆに、旨みのある切干大根のすり流し、
そして梅肉の酸味が爽やかなアクセントになり、
発芽田舎そばの甘みや薫りを、決して消すことなく
すべてが見事な「調和」を造り出しています。
〆は、あたかも文章の「句読点」のような役割を担った、粗挽き細打ち蕎麦。
デザートがまたユニークで、
自家製柚子ジャムが入った、甘酸っぱいそばがき、です。面白いですね。
添えられた豆の甘さも優しい…。
薫り高い蕎麦茶をゆっくりといただいて、大満足でご馳走様。
蕎麦の実、蕎麦粉、蕎麦生地、蕎麦切り…そして、豆ふ、豆。
どこまでも「そば」と「豆」にこだわり抜いた、滋味あふれるそば会席でした。
2,000円で、これだけヴァラエティ豊かな蕎麦メニューを楽しめるのもスゴイし、
独創性と探求心も、お見事です。
3,000円・4,000円の会席は、予約の都度献立を考えて下さるそうで、
好みや相談にも応じてもらえそうですヨ。
次はどんなチャンスに来られるかな???
早くも楽しみになってきました~\(^o^)/
2016.2 再訪
久しぶりに、一人で訪ねてみました。
休日の昼過ぎはやっぱり満席ですが、しばらく店内で待たせてもらい、
やがて空いた席に案内されました。
厳選純米酒のメニューから、今日は「七田」(佐賀)を冷酒でもらい、
「豆ふづくし」950円の細打ち蕎麦を、+100円で田舎蕎麦に変更してもらいました。
「でしたら、蕎麦以外のお膳を先に、お持ちしますね。」と奥様。
せっかく日本酒いただくので、追加で「そば味噌焼き」380円も
お願いしちゃいました(*^^)v。
ふくよかな味わいの「七田」を手酌でちびちびやりつつ(オヤジっぽい…(^_^;)
「豆ふづくし」の膳と「そば味噌焼き」をいただきます。
とろりと優しい「自家製おぼろ豆腐」、
穏やかな味わいの「おからサラダ」、
酸味が程よい「ごまみ和え」、
やや後から揚げ立ての「卯の花春巻き」が来ます。
こちらでは初めていただく「そば味噌焼き」、
豆腐料理の優しさとは異なり、甘みの少ない野趣に溢れた焼き味噌です。
練り込まれた蕎麦米が、ふっくらしながら香ばしい。
蕎麦前をゆっくり楽しんだ後、声掛けして、蕎麦をお願いします。
久々にいただく、発芽蕎麦十割で打たれた「田舎そば」。
さほど太くはないのですが、粗挽き蕎麦のカラフルな星が散りばめられ、
コシは強くないですが、とにかく甘くてもっちりとした歯ごたえ。
そのまま食べてもホントに甘いんです。
つゆに漬けると、表情が少し変わって品格のようなものが生まれます。
豆腐と蕎麦…どちらも滋味に溢れ、カラダに優しくて
シンプルながら様々な表情を見せてくれる、実に奥が深い食べ物ですね~(*^。^*)。
なお、来月(2016年3月)からは、
平日(月~金)は12:00~15:00の昼営業のみ。
土日は12:00~15:00と18:00~20:00の2部制となるそうです。
蕎麦会席などの貸切予約の場合は、上記時間帯以外でも応じてもらえるそうです。
土日の夜も営業する(予約も可)ので、使いやすくなりそうですね??
こちらの蕎麦会席、ずっと憧れているんです。
ご馳走様でした。
2014.7 再訪
またまた一人で昼に再訪です(*^^)v。
家から歩いて行きましたが、13:30頃着くと、店内満席。
汗だくになりつつ、店内の椅子で待たせてもらううちに、
「これは今日は、昼から飲むしかないでしょ。」という気分になりました(^○^)。
残念ながら「田舎そば」は今日はもうお仕舞い、とのこと。
今日は初めから「細打ち・田舎・温そば」の3種が食べ比べできる
「伊呂波セット」1,700円のつもりだったのに、がっかり…(;_:)。
「田舎がなければ、細打ち盛りそば×2でもいいんですが。」と申し出たところ、
「「伊呂波セット」は3種の食べ比べをしていただくためのセットなので…」と
奥サンも残念そう。
それならムリなお願いをせず、「野菜天ぷら」ご膳にして、「揚げ出しそばがき」を蕎麦前に
滋賀のお酒「松の司」をいただこうと思ったら、奥サンが
「それでしたら、伊呂波セットで田舎ナシの分、お値段をお安くしましょう。」と提案下さり、
セットの中から、蕎麦前になるように先に「自家製おぼろ豆腐」と
お通しと思われる「野菜のピクルス」を、日本酒と一緒に出して下さいました。
酒呑みに嬉しい心遣い、ありがとうございます!!
滋賀の「松の司」は、まろやかでフルーティーなお酒です。
ふわふわで仄かに温かい自家製おぼろ豆腐には、一味と塩と梅塩が。
ピクルスも野菜の味が活きてて美味しい。
そして「細打ち盛りそば」が。汁は普通の「盛り汁」と、特製の「ごま汁」の2種。
ザラリとした食感の細打ち盛りそばは、そのまま食べても美味ですが、
「盛り汁」というだけあって、鰹の薫るつゆに付けると絶妙ですネ。まさにピッタリ(^○^)。
オリジナルの「ごま汁」は、豆腐・ごま・味噌・味醂を使ったマイルドな味わい。
スッキリした盛り汁とは対照的に、とても優しいんです。
その後、なんと諦めていた「発芽田舎そば」がやって来ました!!
「1枚分には足りないけれど、「伊呂波セット」用の小盛りなら、なんとかありましたので…。」
というコトで、ラッキーにも完全なセットをいただけることになりました\(^o^)/。
こちらの「十割発芽田舎そば」は、おひさまを浴びた穀物の薫りがします。
味も歯ごたえもしっかり。以前と同じく、「盛り汁」と合わせるとちょっとそばが強すぎ。
ところが、カドのない優しい「ごま汁」に付けると、
思いがけず田舎そばの粗野な感じが鎮まって、まーるい感じになりました。
このあたりも、実に面白いですネ~(*^。^*)。
温かい「海老天そば」には、細い隠元とオクラが散らしてあります。
海老天の衣は硬めでしっかり。かけ汁を吸って軟らかくなることが、きちんと計算されています。
そばは先ほどと同じ「細打ち」。でも、つゆに使われている醤油が違います。
盛り汁には地元町田市や相模原市の醤油屋サンの濃口を複数ブレンド、
温そばのつゆには、ヒガシマル醤油(兵庫)の薄口醤油を使っているとのことです。
穏やかなつゆは、そのままゴクゴクいただいちゃいました。
デザートには、もちっとしたそばがきに仄かに甘い小豆を合わせた「そばがきぜんざい」。
冷たいそば茶(コレがまた美味!!)でいただくと、ホッとします。
ご夫婦だけで丁寧に仕事しているので、
待つ時間が長いときもありますが、
やっぱりこちら、食材のひとつひとつも探しぬいて、
「ホントにイイ!」と思ったものだけを提供していることが窺われます。
時間がない時に掻き込む蕎麦、ではなく、
ゆっくりと、美味しいお料理とお酒、そして心のこもった蕎麦を食べたい時、
この界隈ではイチオシの蕎麦店です。
2014.3 のレビュー ↓
以前からBMしていたこちら。
春の休日、ウォーキングを兼ねて一人で訪問してみました。
バンダナ姿のご夫婦が営む、住宅街の小さな手打ち蕎麦屋サン。
細打ちと田舎、天ぷら蕎麦(温)の三種を味わえる「伊呂波」1,700円が
初めてには絶対イイ!とは思いましたが、ちょっとボリュームが多いかな…と、
自家製豆腐料理と盛り蕎麦の「豆ふづくし」950円にして、
蕎麦を粗挽きの「細打ち」から、発芽させた玄蕎麦を殻ごと挽いたという
「中太発芽田舎蕎麦」に変更で+100円。
純米酒のメニューを眺めても、
佐賀・徳島・滋賀県産が並び、とっても個性的。
画像撮りませんでしたが、そばがきメニューも美味しそうです。
店内にも、信条と拘りが垣間見えていますヨ。
今日の蕎麦は福井県大野市産、とホワイトボードに書いてあります。
「豆ふづくし」がやって来ました。
まず、星がいっぱいで一見無骨そうな中太田舎蕎麦を
そのまま食べてみます。
薫りは感じないけれど、もっちりとした歯ごたえのある田舎蕎麦が
口の中で強く主張します。「玉笑」の粗挽きを思い出す佇まい。イイですね~。
つゆは見た目は濃い口に見えますが、蕎麦をつけてみると
予想外に穏やかで、田舎蕎麦だとやや蕎麦の方が強く感じます。
山葵を加えた方が、味が引き締まりました。
ふんわり甘い自家製おぼろ豆腐。
優しい味のおからサラダ。
卯の花春巻きも、卯の花の薫りが豊かで、ユニークな春巻きですネ。
ごまみとは胡麻・味噌・崩した自家製豆腐を使ったオリジナルのタレらしく、
そのタレに蕎麦を付ける「ごまみそば」もこちらのオリジナル。
ごまみと酢で春野菜を和えたのが「ごまみ和え」で、
白和えのように野菜と豆腐を味わえる、カラダに優しい一品です。
蕎麦湯は陶器で供されました。
ゆっくり味わいながらいただきます。
春の午後、美味しいだけじゃなく、とってもヘルシーなランチをいただきました。
トイレの個室に飾ってあるフレーム等を拝見すると、
どうやらご主人はツーリング&写真がご趣味と想像。
「そば会席」もやっていて、季節限定『春のそば会席』2,000円は
価格もさることながら、お品書きを見ると
「ああ、食べてみたい!」と思わせる魅力がいっぱい。
通年のそば会席も2,800円~4,800円まで、
蕎麦と豆腐を使ったオリジナル料理が並び、こちらも興味津々ですネ~。
平日しか対応していないようなので、そのつもりでチャンスを作らなくては
食べられないですね。
臨時休業も多いようなので、
行かれる際には事前に確認した方が無難かもしれません。
いずれにしても、「ごまみ蕎麦」や天麩羅、そばがきをいただきに、
再訪決定です。
ごちそうさまでした~\(^o^)/
8位
6回
2018/04訪問 2018/05/02
AGE(終末糖化物質)を減らすことに着目したスパイス料理、サリールランチ。
久しぶりにいただきました。
低温&短時間調理で、野菜と豆、酢、スパイスを駆使したヘルシーなランチ。
美しい前菜盛り合わせが、ホントにステキなんです。
中央にパパドの帆をかけた船は、青唐辛子のクリームチーズディップ。
そのまわりに、大根のアチャール、海老と玉ねぎのアチャール、生ナッツのクリーム、
シークカバブ、トマトとミントのアチャールが配されて、
どれも個性豊かで美味しく、しかもヘルシーで
ランチタイムから呑みたくなること、請け合い(^^♪。
カレーは、マトンカレーと日替わりのチキンと筍のカレーの二種にしましたが
濃厚なマトンカレーはもとより、
さらさらスープ状で、ごろごろチキンに季節らしい薄切り筍が入ったカレーの、美味しさ。
ライスはバスマティではなく、普通の日本米ですが
個性が異なる二種カレーをかけながらいただけば、なんとも贅沢ランチに。
さらにデザートに、生カシューナッツを使ったクルフィ(アイスクリーム)が付き
追加したチャイでホッとひと息つけば
心が豊かになれるランチタイムが穏やかに終了です。
あ~、美味しかった。
ごちそうさまでした!
貯まっていた何回分かの訪問を、一挙にレビュー。
こちら、女性店主は日本人、夫のシェフはネパールの方なのですが
ダルバートやモモなど、定番のネパール料理はモチロンですが
ネパール、インドに必ずしも固執せず、“美味しくて健康的なスパイス料理”を
どんどんメニュー開発し、紹介していこうという
そんな気概と取り組み、創意工夫が、満ち溢れているところが素敵なんですよね。
今日はそんなランチメニューから
北アフリカ~中東の料理「クスクス」をいただいてみました。
スパイスとハーブが効いたマトンの豊潤なシチュー、トリュフ風味の大きなソーセージ。
それらの旨味をしっかり吸った粒々のクスクスが、なんとも美味。
ランチビールも頼んで、「揚げナスとナッツのサラダ」を追加しました。
油を吸ってとろけるナスと香ばしいナッツのハーモニー。
お酒の肴にピッタリです(^_-)-☆。
別の日のランチには、ダルバート。
今日は濃厚で深い味のマトンキーマカリーに、自家製チリマサラを足して。
粘りの全くない、ふわっふわのバスマティ米は、なんとも軽やか。
料理の1つひとつから、スパイスのオーラが出ている…
そんな魅惑的な世界が、この小さなお店の中に拡がっています。
ごちそうさまでした!
開店6周年の限定メニュー期間の夜に、訪問。
生ビールとグラスワインを飲みながら、
「タンドーリチキン」「トリュフソーセージきのこクリーム」
「海老と蓮根の揚げしんじょ アジョワン風味」をいただきました。
辛過ぎないけどスパイス感たっぷりの料理に、娘と舌鼓。
通常メニューには現在ナイのですが
限定メニューの中に「チキンビリヤーニ」があるのを見つけていたので、
テイクアウトして家でいただきました(^_^)v。
ふんわりパラパラなバスマティ米に沁み渡る
バラエティに富んだスパイスとハーブの薫りと香味、ごろごろチキンの旨味。
アチャールとライタの酸味。
美味しい~ヽ(^o^)丿。最高に贅沢な、お家ゴハンになりました。
6年の間に、地元からもビジターからも愛され、
中央林間を代表するレストランになりましたネ~。
ご馳走様でした。
誕生日以来のディナー訪問です。
ネパールビールは、以前はなかった銘柄「ムスタン」をいただきます。
「前菜4種盛り合わせ」は
海老と玉ねぎのアチャール
青唐辛子とクリームチーズのディップ
大根のマスタードピクルス
タルカリ(←シークカバブの代わりに、差し替えてくれました)
どれもピリリとスパイシーで、野菜たっぷり。
コレをつまみに飲む分には、罪悪感ナシ(*^^)v。
特に、パリパリのパパドに、青唐辛子を練り込んだクリームチーズのディップが
旨ウマです(^^♪。
焼き立ての「シークカバブ」で、ビールがさらに進みます。
今日はお店のオススメ、「プーリー」を頼んでみることにしました。
全粒粉に塩、水、それに薬効もあるというスパイス「アジョワン」を練り込み
薄い円形にして揚げた、インドの揚げパン。
揚げてはいますが、アジョワンのシャープな香りもあって
全然しつっこさを感じません。
そのまま食べても美味しいですが、「お待たせしたお詫びに」とサービスしてくれた
「ダル」(豆のスープ)に浸けて食べてみると
なんだかとってもシックリときますね。
ホントにいろいろな薫りと風味、個性が楽しめて
どのお料理を頼んでも、ワクワク感がありますし、
スパイシーでありながら、とってもヘルシーなのがイイ(^_-)-☆。
ご馳走様でした。
2年前のbirthdayに、こちらのお料理をテイクアウトしましたが
今年の??歳誕生日は、スパイシーなbirthdayディナーに訪問しました!
パリパリのパパドを割って食べる「イーマサラダ」。
フレッシュな野菜に、スパイシーなチキンも入っていて、美味しい!
「タンドーリグリル盛り合わせ」は、マトングリル、シークカバブ、タンドーリチキンの盛り合わせ。
久しぶりにいただいた「ネパールアイス」にピッタリな、
ジューシー&スパイシーなお肉です(^_^)v。
今だけの裏メニュー、「マトンのモモ」があると聞き、お願いしてみました。
マトンならではの、みっしり濃厚な挽き肉から滴る肉汁を、
もっちりした皮が包んで…(*^O^*)。パクチーソースがまた、絶妙。
コレ、旨いです!オススメ\(^o^)/
お店のアプリ会員限定のクーポンで、BIRTHDAY特典のケーキを付けて貰いました。
黒蜜&きな粉がかかった、手作りの酒粕チーズケーキ。
優しい味だけど酸味もしっかり効いて、美味でした。
クーポン使いじゃなくても、お祝いケーキや貸切りパーティーメニューもあり
子供向けには「スパイスなし」メニューにも対応して貰えます。
心配りを感じる、スパイス料理店。
今年もヨロシク!ごちそうさまでした。
2016.12
土日ランチに再訪。
今日も「ダルバート」1,200円に、シークカバブ+100円とランチビール+250円を付けて、
残り少なくなった2016年の休日ランチを楽しみました。
ヒマラヤの峰々に降る雪のように白い、ふんわりバスマティライスに
パリパリのパパド。やさしい味の豆スープと、コクのあるマトンカレーには
オリジナルのチリマサラソースをプラスして。
野菜とスパイスが絶妙なタルカリと、酸味の効いたアクセントのアチャール。
少しずついろいろ混ぜながら、混沌の中からきちんと現れる「調和」を味わいます。
サラダのドレッシングも改めて美味しいな~、と感じるし
スパイシーなシークカバブも、これはこれで炭火焼きの魅力たっぷり。
実は初めて、食後にホットチャイをいただいたのですが(^^;
仄かに甘く、スパイスが薫ってじんわりと心と体を温めてくれます。
「ネパール」とか「インド」とかの枠を超えて、
洗練された「スパイス料理」の域に到達しつつあると感じる、こちらのお料理。
年末の慌ただしさの中、幸せな午餐のひとときとなりました(#^.^#)。
ご馳走様でした。
2016.9
土日のランチがリニューアルしました!
これまではネパールランチ「ダルバート」にもナンが付けられる という
良く言えばイイとこ取りの、オシャレなインド・ネパール折衷ランチだったんですが
そこのところをキッチリ色分け。
「ダルバート」にはバスマティライスにパパドが乗って、
カレーもタルカリもアチャールも、味も見た目もグレードアップ!!しました。
インドカレーのランチは、カレー2種の「パハールランチ」と
炭火タンドール料理中心の「タンドールランチ」として、鮮明に棲み分け。
さらにディナーメニューから新たに「クスクスランチ」も登場です。
こういう方向性の出し方、とってもイイと思います\(^o^)/。
価格もほんのチョット高くなりましたが(+200円)、
料理全体の素材や印象がグレードアップしていて、「カレー屋さん」ではなく
「スパイス料理店」でありたい という意思が汲み取れます。
薫り高いバスマティライスでいただくダルや豆カレー、
青唐辛子の酸っぱ辛いアチャールは、やっぱり素晴らしいですネ(*^^)v。
画像はありませんが、食後のアイスチャイも
しっかり薫り高く、紅茶の旨みが活きてて、ステキでした。
こういうお店がご近所で、何度も言うけどホントに嬉しい!!
ご馳走様でした。
2016.8
AGE(終末糖化産物)の発生を抑えることに留意した調理法&食材による
「サリールランチ」1,050円を始められたので、ご紹介。
生野菜や、酵素たっぷりの生ナッツやスパイスを多用し、低温でゆっくり調理した
「カラダにやさしいスパイス料理」のコースです。
最初に、自家製玉ねぎ&にんじんドレッシングを使った生野菜サラダ。
その次の前菜プレートに、こちらのお店の新しい方向性が目に見える形で盛られています。
涼しげなガラスのプレートに、少しずつ&色とりどりの前菜5種。
海老と玉ねぎのアチャール
大根のマスタードピクルス
シナモン入り生カシューナッツのクリーム&バルサミコソース(←このクリーム、絶品!)
脂を可能な限り落としたシークカバブのトマトチリソース和え
クリームチーズ&パパド
添えられた、ミントとパクチーのアチャール
どれも仄かな酸味とスパイスが効いた、素材の味わえる逸品ばかりです。
お、お酒が飲みたい…\(^o^)/。
この前菜をゆっくり味わうことで、その後のカレー&ライス摂取時の
血糖値の急上昇を抑制できるのだそうです。(普段の食事でも心がけてはいますが(^_^;)
ライスは控えめに盛られているのですが
ゆっくり時間をかけて前菜をいただいた後なので、十分満足感を得られます。
マトンカレー&ライス(ナンも可)の後は
スパイス(カルダモン)とナッツたっぷりのアイスクリーム、クルフィが付きます。
サラダからデザートに至るまで、どれも本当に時間と手間をかけて作られたお料理ばかりだし
味に変化があるので、おクチも幸せ&オナカも満足&心も豊かになるようです(*^^)v。
奥様とお話ししていたら
最近、土日などのランチは大盛況なのですが
「サッサとカレー食べて帰る」という、(スタンドカレー屋サンみたいな?(^^ゞ)需要が多くなったようで
お店の目指す方向を再確認するために、このランチの提供を始めます との
お気持ちのようです。
オナカを満たすためだけじゃなく、美味しいモノでカラダもココロも豊かに…!!
8月から登場のこのランチコース、ぜひゆっくりと味わってみて下さい。
2016.3
久々のディナー使い。
最近、ダイエットのため^_^;夜は炭水化物の摂取を控えています。
おまけにこの日は、鼻が詰まって調子がイマイチ。
なので、私はビールはやめて
「スパイシーフィズ」に「マトン&キノコマサラ」と「ダルスープ」にしました。
ジンジャーとハーブが香るフィズは、ピリッとしながらも優しい印象。
穏やかな豆のスープと、サービスでいただいたアチャール2種をつまみながら、マトンを待ちます。
プリンとした海老のアチャールと、酸味の強いポテトサラダ風のジャガイモのアチャール。
「アチャール」って、ピクルスとか漬物のようなもの、と思っていましたが、
奥様曰く、ネパールでは、例えばドレッシングやソースのような液体状のものもアチャールと呼び、
酸味や辛味があって混ぜた時のアクセントになるもの、の総称なのだとか。
最後にやって来た「マトン&キノコマサラ」にも
緑色のソース状「ミントとパクチーのアチャール」が添えられました。
こちらのマトンは、ワイルドではなく一口サイズでとても上品。
マトン独特の臭みもほどほど、です。
最近、マトンのワイルドな旨さと臭さが好みな私には、
幾分物足りないかも(^_^;)。
でも、やっぱり家の近くにこのお店があるのは、
嬉しい(^_^)v ごちそうさまでした。
2015.1 テイクアウト利用
1月。
私の♡♡回目の誕生日祝いは、諸事情&私の希望により、
こちらのお料理をテイクアウトしての、ホームパーティーとなりました。
前日にデンワで「チキンビリヤーニ」2人前をはじめ、
ネパール&インドの名物料理をオーダーしておいたものが、
豪華に卓上に並びました。
さすがにカレー以外のお料理は、正直やっぱりお店で焼き立て、出来立てを食べるほうが
圧倒的に美味いとは思いましたが、
自宅で何の気兼ねもなく、ワイワイおしゃべりしながらみんなで食べられるのは
コレはコレで楽しいパーティーでした。
こんな楽しみ方もできますヨ(*^^)v。
ご馳走様でした。
2014.12 再訪
憧れだった「チキンビリヤニ」(二人前2,000円。前日までの予約制)を予約して、
両親を連れてディナーに伺ってみました。
ネパールビール「Nepal Ice」(ボトル)といつもの「タルカリ」をつまみながら、
「裏メニュー」と書いたおつまみメニューから、
「クリームチーズとバジルの包み焼き」と「玉ねぎの丸ごとタンドール焼き」(40分かかるとのこと)を。
ネパール料理は初めての両親も、野菜のクタクタスパイス煮込み「タルカリ」を
「美味しいねえ~。」とつまんでいます。
さて、今夜のお目当て「チキンビリヤニ」!!
バスマティライスを、チキンとスパイスでじっくり炊き込んだ、インド(~南アジア)の料理です。
なんとも複雑で、馥郁たるスパイスの重層なハーモニー。
ライタ(ヨーグルトソース)と、パクチーのアチャールが添えられ、
好みで混ぜると、酸味や薫りでさらに変化が…。
口の中から徐々に脳内にまで、素晴らしいスパイス宇宙が拡がります。
これ、絶対クセになる…\(^o^)/
ビールの後は、ラムにスパイスを漬けこんだという「スパイスラムカクテル」をいただきます。
ラム特有の甘い薫りにピリッとスパイスがアクセントになって、
味はドライながら実に華やか。
クリームチーズとバジルを餃子の皮に包んで焼いたのは、なかなかオシャレなおつまみ♡
で、待ってました~の「玉ねぎ丸ごとタンドール焼き」500円。
外側真っ黒、中はじんわりとろーり、甘~く焼けた玉ねぎに、
同じく見た目真っ黒、硫黄の匂い(大涌谷で嗅ぐ匂い)がする不思議な岩塩、
ヒマラヤブラックソルトをおろし金でおろしてかけて、いただきます。
うーーん、美味(#^.^#)。大満足です~。
家から至近なところで、スパイス料理に酔える幸せ。
ネパールのダルバートにインドのビリヤニ…お米ってやっぱり最強の食べ物!!と
改めて感動した夜でした。
クリスマス用に、タンドーリチキンも販売するようですよ!!
また来ます~(^_-)-☆
2014.10 中央林間ちょい呑みフェスティバル vol.1
10/7~8は第3回中央林間ちょい呑みフェスティバル!!
2,400円(当日2,500円)のチケット3枚綴りで、
参加3店をちょい呑み(1ドリンク&1メニュー)しながら巡る…というお得で楽しいイベントです。
数日前から、黄色いちょい呑みの幟にワクワクしている私を見て、
娘が「○○ちゃんもちょい呑みに行く!」ということになり(^^ゞ
それなら、と今夜はお気に入りのこちらで一緒にネパール料理を楽しむことにしました。
イーマサラさんのちょい呑みメニューは
1)炭焼きスパイシーマトン&タンドリーチキン
2)とろ~りチーズナン
3)ムサカ(ナスと挽肉のグラタン)
4)イーマサラサラダ
5)本格キーマカレー&ナン
から一品と、ドリンクを1杯選びます。
ドリンクは、「ネパール・スパイス・ラム」(スパイス&ハーブで香りをつけたラム)や
「自家製ジンジャーモスコミュール」など、スパイスを駆使したオリジナルドリンクをはじめ、
ビールやワイン、焼酎、ソフトドリンクも各種。
私は「炭火焼きスパイシーマトン&タンドーリチキン」と、「キリン生ビール」を選び、
さらに「タルカリ」(ネパールの野菜スパイス煮込み)560円を追加。
娘はいつものキッズカレーセット500円でバターチキンカレー&ナン&ミルク&サラダ。
さすがにこういうイベント用のマトンやチキンは、
事前にある程度準備されていたようで、アッツアツの焼き立てというわけではありませんでしたが、
それでも辛いというより豊潤なスパイス感と肉の芳ばしさを十分味わえます。
「タルカリ」の、複雑で奥深いスパイス使いと、野菜の甘さと優しさは、やっぱりいつでも旨い!
娘のナンはもちろん焼き立てのアッツアツ。
カレーもマイルドでありながら、とってもスパイシーです。
自分も子連れで参加ですが、中央林間ちょい呑み、
お子様連れで飲みに来る(というか食べに来る)方が多くてビックリ!!
家族みんなでちょい呑みを楽しんでるんですネ。
ドリンクにキーマカレーとナンが、800円で楽しめちゃうんですから、
普段のランチよりもお得ですもんね(^-^)v
私たちはサクッと食べて飲んで、今日はご馳走さま。
明日は一人で、もう少しオトナのお店に行ってみたいと思います。
ちょい呑み、明日10/8もやってますヨヽ(^。^)ノ
2014.8 再訪
今日も娘とランチ。
ダルバートランチでライスのみにしてもらい、
カレーは「ほうれんそうチキンカレー」(中辛)を、大辛にしてもらいました。
卓上にも辛さ調節用に「チリマサラペースト」がありますが、
厨房で調整してもらったら、やっぱり辛くて美味でした(*^^)v。
タルカリ&ダールと混ぜて食べるのは、やっぱりライスが一番です。
いつもナンをお替りしていた娘、
最近は食欲が落ちているのか、半分も食べなかったので、
結局私が自分のダルバートの他に、甘口チキンカレーと大きなナンを半分以上やっつけ、
もう動けないほど、おなかポンポンです(^^ゞ。
暑い季節にはスパイス料理。やっぱりイイですね。
店内では、スパイスの販売も始めたそうです。
チャイ用のオリジナルスパイスの他、珍しいスパイスもありそうですヨ。
ご馳走様でした~。
2014.3 再訪
ランチで訪問するのは久しぶりです。
今日は絶対ネパールの名物定食ダルバートだ!と決心して来たので、
「ダルバートランチ」980円。
ダルバートなら本来ライスなんですが、
こちらのランチにはカレーも付くので、カレー用にナン…と思い、
ライスとナンのハーフにし、カレーはキーマカレーを選びます。
ダルバート(豆のスープ「ダール」「タルカリ」「アチャール」とライス)
がワンプレート、さらにキーマカレーの器とハーフサイズのナン、
さらにサラダとドリンク(ラッシー)で、
テーブルの上はいっぱいに…(^_^;)。
解説にあるとおり、白いご飯(長粒米ではない)に
豆のスープ(ダール)と野菜のスパイス煮(タルカリ)、
時たまアチャールを混ぜながら食べます。
美味しい~(^O^)。
単品ずつではなく、こうして混ぜながら食べるのが、
光を当てたプリズムのように終始変化する、野菜やスパイスの味わいを
楽しむ食べ方なんですネ。
ネパールのアチャールは、インド料理に付くピクルス風のものよりも
ゴロンとしていてスパイシー。
スープやタルカリは辛くない分、このアチャールがアクセントになります。
キーマカレーも美味しかったですが、
こちらのお店ではやっぱりランチでもディナーでも「ダルバート」体験を
強くオススメします!
ごちそうさまで~す(^O^)。
2014.2 再訪
今夜も娘はキッズカレー。
私はビールセット700円を頼み、
今日はネパールビール「ゴルカ」にしてみました。
ふわりとハーブみたいな薫りが立つ、スッキリしたビール。
カレーは、単品でも2種でも値段が一緒、
なので「ほうれんそう&チキン」と「マトンカレー」にしました。
ナンは、たまには変化球…と「ごまナン」(ハーフ)をチョイス。
厨房で、パンパンとナンの生地を伸ばしている音がします。
ビールセットのシークカバブとパパドをつまんでいると、
娘のカレーと私のカレー2種、ごまナン到着。
マイルドなほうれん草&チキンカレー。
マトンカレーは、ほうれん草とはまるっきり違う、
赤くてヒリッとした味わいのカレー。肉はマトン独特の薫りがします。
ごまナンは、表面に白胡麻がびっしりとまぶしてある、香ばしいナン。
娘はやたらナンがお気に入りで、
キッズカレーセットのハーフナンでは全然足りないと言い始め…。
ごまナンじゃなく、プレーンナンが食べたいと言うので、
結局プレーンナン(ハーフ)さらに追加。
無心に食べて、フルサイズをほぼ食べ切ってました。
今日は私も久々にカレー&ナンをいただきましたが、
やっぱりこちらのお店ではインド風料理よりも
(カレーやナンなら、もっとレベルの高いお店はあると思いますが)
ご主人の故郷ネパールのお料理を、解説してもらいながら味わうのが
絶対はずさない使い方…という気がします。
ご馳走様でした。
2013.10 再訪
今夜も娘と二人ディナー利用です。
平日の夜は、日にもよりますが結構空いています。
娘はいつもの「キッズカレーセット」500円。
私は、今日は無性にジンが飲みたくなったので、
(最近、食べログ効果もあって体重増えすぎなので(-_-;)
カレーはやめて、ジントニックのつまみに
ネパール料理「タルカリ」とタンドーリチキンを2ピースいただくことにしました。
7月よりも、50円~100円ぐらいずつ価格がアップしたようです。
ジントニックを味わっていると、先に「タルカリ」登場。
季節の野菜をスパイスで炒め煮した、ネパール料理。
いわばネパール風「ラタトゥイユ」ですね。
クタクタの野菜がたっぷりで美味しい!
スパイスと言っても、辛いわけではありません。
メニューに「辛くもできます」と書いてあるので、お好みで辛くしてもらえるようです。
タンドーリチキンも、こちらのは辛くないので、娘も気に入って食べています。
私の好みからするとややジューシーすぎるほど、ジューシーなチキンです。
チキン2pにするより、シークカバブと組み合わせれば良かったかな。
こちら、お料理のテイクアウトもできるので、
自宅でネパール&インド料理パーティーもできます。
予約をしておくと、パキスタンの炊き込みごはん「ビリヤーニ」も食べられます。
お店の雰囲気もイイんですが、おうちパーティーしてみたいかも…(~o~)。
ごちそうさまでした。
2013.7 再訪
さっき「ココス」で夏のカレーメニューを見たら、
夜はきちんとしたカレーが食べたくなりました。
娘も「大っきーいナンにカレー付けて食べたい!」と同意してくれたので、
夫を呼び出してこちらをディナー訪問。
今夜はカレーセットではなく、念願のネパール料理とアルコールをいただくことにしました。
ビールセット700円でネパールビール(一番搾り生中のセットなら600円)と
シークカバブ、パパドが付くので、まずはビールセット。
「ネパールアイス」はフルーティーなネパールのラガービールです。
シークカバブは、スパイシー&ジューシーで、美味!!
パパドもパリパリしてて、おつまみに最適。
さらにネパールの餃子、という「モモ」550円と野菜のスパイス煮込み「タルカリ」450円、
「タンドーリチキン(骨なし)400円を注文。
娘はいつものキッズカレーセットで、ナンをマイルドなバターチキンカレーに付けて
ぱくぱく食べています。
こちらは夜は一応分煙なので、スパイスの香りを殺してしまうことがなく、
子供連れでも安心して食事できます(*^^)v。
「モモ」は、挽肉と野菜のコロンとした肉肉しい餡を、
もっちもちの手作り皮に包んで蒸した、まさにネパール餃子。
トマトとスパイスの効いた、ソースを付けていただきます。旨~~い!
餃子もペリメニもラビオリも、このモモも、
つまりは大陸を形を変えながら伝播していった‘パスタ’文化なんですね。
思わずまだ見ぬネパールに、いろいろ思いを馳せてしまいます…。
それにしても旨い!!お気に入り料理になりそうです。
「タルカリ」も、以前ダルバートでもいただきましたが、たっぷりの野菜をスパイスで煮込んだ、
カラダに優しいネパール名物料理。
タンドーリチキンも辛すぎず、バランスのよい味付けです。
娘は今回も自分のナンだけでなく、夫の2種カレーに付いてきたナンもむしって食べた後、
オナカいっぱいになって、コトンと寝てしまいました…(^_-)。
お会計の後夫が、大きくなった娘をおんぶして帰ります。
(私には重くなりすぎてもう手に負えません…(^^ゞ )
お店は決して広くはないのですが、その分アットホームな雰囲気で、
どのグループも楽しそうに食事とお酒を楽しんでいました。
ランチもいいですけど、やっぱり夜の楽しみ方が最高なので、
ポイント上方修正しました。
ご馳走さまでした~!おやすみなさ~い…(-_-)zzz
2013.5 再訪
娘と一緒にディナー訪問しました。
娘は「キッズセット」500円バターチキンカレー、
私は「ディナーカレーセット」1,290円にして、カレー二種は
スパイシーキーマカレーとほうれん草チキン (いずれもデフォルトは【中辛】表示)にしました。
サラダの後、焼き立てパリ&ふわのナンとアッツアツのカレーが来ます。
こちらのカレーは、ネパール料理の特長を活かした手づくり。
スパイスは多用していますが、油っこさがなく、ホットではなくとってもマイルドです。
中辛表示でも、辛さはほとんど感じられません。
辛口好みなら、オーダー時に辛さを追加してもらうのがオススメです。
私も今回はちょっと辛さが物足りず…。
カレー二種のうち、キーマカレーを‘大辛’にしてもらえば良かったかな…。
娘もキッズサイズのナンとバターチキンカレーを、ニコニコしながら完食。
さらに私のナンの端っこまで、ちぎって持って行きました(^o^)。
カレーセットに付くタンドーリチキンも、ホットではありませんが
スパイシー&ジューシーです。
ディナーメニューには、スパイスを使ったオリジナル料理や伝統的なネパール料理、
デザート、オリジナルカクテルを含むドリンクも実に多彩です。
食べてみたい、飲んでみたいものばかり。
ディナータイムの使い方としては、
グループでお料理を沢山とって、スパイス料理をつまみながらワイワイ飲むのが、
やっぱり良さそうです。
雨の夜、店内は最初から最後まで私と娘の二人だけ。
ご主人も厨房の奥から声をかけてくれましたが、
フロア担当の奥様にも、娘にいろいろお気遣いいただき、
ホントに雰囲気もホンワカした、イイお店です。
次はぜひ、ワイワイディナーに行こう…!!
2012.10の初レビュー↓
ご近所にあって、ずーっと気になっていたこのお店。
日曜日のランチタイムに初めて伺いました。
以前はもっとベタな感じのインド料理店だったのですが、
こちらのお店に変わってとても洗練され、女性でも気軽に入れる
カフェ風の内装と外観に変わりました。
こちらではまずはネパールの名物定食という「ダルバート」ランチを。
豆のスープに野菜のスパイス煮込み、大きなナンとライス、サラダに
カレーが1種類チョイスできます。
野菜の煮込みには大根、里芋、ピーマン、パプリカ、茄子、
ゴーヤーetc.…が入っていて、辛くはないですがスパイスの香りが豊か。
豆のスープも美味しくて、とにかく野菜たっぷり、スパイスいっぱい、
ナンはふかふか、これで890円は大満足です。
カレーは「ほうれん草チキン」「スパイシーキーマ」「ネパール風スープカレー」
「きのこのスパイシーカレー」「バターチキンカレー」などから選びます。
2種のカレーを選ぶランチが780円。
「ネパール風スープカレー」は、骨付きチキンと大根、ゴーヤーなど
野菜たっぷりのサラサラカレーです。
キッズセットもあり、カレーとナンorライス、サラダ、ドリンク、
ゼリーが付いて500円。
娘は大きなナンに、嬉しそうにそのままパクついていました。
カレーは基本的にはあまり辛くありません。
辛口の方にはもちろん、大辛まで調節が可能です。
おつまみにピッタリの一品やドリンク、
ビールもネパールビールをはじめ、品揃えがユニークです。
デザートなどもとても充実しているよう。
1ピースから注文できるタンドーリチキンや
大好きなシュガーバタークレープもあり、
今日は満腹すぎて追加オーダーできませんでしたが、
次回はぜひ食べてみたいと思います。
夜も使い勝手が良さそう。
スパイス好きな仲間と賑やかに酌み交わしたくなるような、
実に居心地の良いお店でした。
9位
1回
2014/11訪問 2014/11/29
原宿 勢揃坂(せいぞろいざか)は、渋谷区に残る古道(旧鎌倉街道)の一部で、
1083(永保3)年、後三年の役に出陣する八幡太郎義家が、
この緩やかな坂に軍を勢揃いさせたことに由来するのだとか。
その勢揃坂を上った熊野神社の少し手前に、こちらの蕎麦屋サンがあります。
平日の18:00過ぎ、事前に電話をかけて一人で訪問。
カウンターの端っこに座りました。
ご主人が三重出身の方とのことで、手打ち蕎麦以外に
三重産魚介のお刺身や生牡蠣などの料理があり、
さらに女将サンの出身地、福島の地酒と酒肴が揃っています。
このお店がオープンしたのが、東日本大震災の1カ月前。
直後のあの惨事に、女将サンの思いを込めて福島の応援フェアを続けているのだそうです。
ということで、まずは「福島の酒肴 お味見セット」1,000円を。
地酒「会津中将」(会津)、「穏(おだやか)」(郡山)、「又兵衛」(いわき)の飲み比べセット、
そして「にしんの山椒煮」(会津)、「紅葉漬け」(福島)、
「うに味噌」(いわき)の3種の酒肴が付きます。
福島県は、太平洋岸の「浜通り」、白河から北上する街道に沿った「中通り」、
越後と背中合わせの山と盆地「会津」と
山地を境に大きく三つの地域に分けられ、天気予報などでもこの地域分けで予報が出されます。
女将サンは、福島市内のご出身とのことですが、
この福島の三地域から、それぞれ代表的なお酒と酒肴を揃えてみました、
とおっしゃっていました。
それぞれ、ふくよかさのある爽快な飲み口の
福島の地酒3種と、同3地域代表の酒肴。
いずれも一口ずつ、ですが
山椒が薫るにしん煮と、鮭の麹漬けの素朴な味わいが良かったですねエ。
お通しには、さきいかの天ぷら。酢橘が添えられて、とても上品です。
「蕎麦味噌」も、さほど待たずに提供されました。
アッツアツの味噌は甘味のない辛口、
練り込まれた葱と蕎麦の実が芳ばしく、野趣に溢れています。
地酒に合う、合う(*´∀`)♪
数ある地酒の中から、こんどは東京(東村山市)のお酒を、と
「屋守(おくのもり)」無濾過生酒一合と
やっぱり秋だし、と「塩炒り銀杏」をいただきます。
とろみのある、穏やかな旨みの生酒と、大粒プリリの銀杏。
三重産の生牡蠣にも惹かれましたが、
あれは1粒ジュルンとやったら、幸せだけどそれで終わっちゃうから(^-^;
ちびちびつまめる肴にしました(笑)。
女将サンと、福島名物の話で盛り上がりつついただくのは
楽しいですね♪
さて、〆には当然「もりそば」を。こちらの蕎麦は、石臼挽きの二八です。
細身でツルンと喉越しのイイ、星は見えない端正な二八。
つゆも柔和で上品。女性的な二八そばによく合っています。
鉄瓶で出された蕎麦湯も、濁りもほとんどないナチュラル系。
美味しかったです。
お店の構えや蕎麦の佇まいからも、
こちらは蕎麦だけじゃなく、蕎麦前を心ゆくまで楽しむにふさわしいところですね。
次の機会には、オススメ料理が並ぶコースで
いただいてみたいです!
いいお店でした。ごちそうさまでした。
10位
3回
2017/10訪問 2017/10/31
ららぽーと海老名で食べて以来の、若葉台店です。
昔から通い慣れたこちらは、木々に囲まれたゆったりログハウス風のお店が
昼でも夜でもとっても雰囲気がイイ!!
おまけに、ディナータイムには1,690円の「オリジナルハンバーグ220g レギュラーセット」が
ランチタイムだと全く同じ内容で1,350円!!
紅葉し始めた木々を眺めながら、ゆっくりと“肉を喰らう”楽しさ(*´∀`)♪
サービスも、新店舗よりはやっぱり「こなれた」感があり、余裕を感じます。
でもショッピングモール店との一番の違いは、ココではお客サンがみんな、
「ココで肉を食べるため」だけに集っているのだ、ということでしょうね(^o^)v。
ランチなので、今日は久しぶりにセットのパンもいただきましたが
肉の味に寄り添うふんわりと優しげなパンは、美味しかったですよ♪
不動の、「丁寧に仕上げられた豪快なガッツリ肉」の旨さは
やっぱりこういう個性的な一軒家で、気合いを入れて味わいたいですね(*^^*)。
ごちそうさまでした!
フードコートのなんちゃってハングリータイガーや
ココスのハンバーグで誤魔化していたものの、やっぱり久々にこちらの
オリジナルハンバーグステーキが食べたくなりました(#^.^#)。
ランチタイムやディナータイムには、どの店舗も待ち必至なハングリータイガーですが
数年前からE-PARKの順番待ちシステムを導入しており、
スマホから順番待ち受付ができ、順番が近くなるとメールでお知らせしてくれるため
以前よりは店頭での待ち時間がグッと短縮できるようになりました(^_^)v。
最近再び店舗数を増やしていたハングリータイガーですが
店舗挙げての「チャコールマンコンテスト」
第3位入賞の方が、こちら若葉台でハンバーグを焼いているのだとか。
http://www.hungrytiger.co.jp/news/170615.html
今日は、久々の「オリジナルハンバーグステーキ」。期待が高まります。
夜なので、私は単品オーダーに「アスパラガスサラダ」を別注です。
先にサラダを食べ終わると、ジュウジュウ音を立てて鉄板が目の前に…(ワクワク)。
最後の調理をしてもらう手さばきを、ナプキンで脂ハネを避けながら観察し、
ハンバーグソースは半分にだけ、掛けて貰います。
ビーフそのものの肉感ながら、ナイフを入れるとジュワ~と肉汁が零れるハンバーグ。
私は半分を塩胡椒だけで、パティの味を堪能しますが
もう半分は、絶対マネできないオリジナルソースの旨味で。
付け合せも「なんで相変わらずミックスベジタブルなのっ?!」なんて
もはや言うのはやめましょう(^_^;)。
ベイクドポテト、いんげんソテー、トロミのついたミックスベジタブルと飴色タマネギ。
どれひとつ欠けても、ハングリーのハンバーグじゃなくなっちゃうから…(笑)。
娘は「ハンバーグ&タンドリ-チキン」のコンボを豪快に食べてました。
最近カレースパイス風味のチキンが気に入っていて、すっかりご満悦でしたが
「ここのハンバーグはさぁ、ソースが美味しいのもあるけど
お肉がぎっしりしてるのに、ホロッと崩れるのがイイんだよねぇ~。」と
見事なコメント(^O^)。
おなかイッパイ、大満足のディナーになりました。
店内どのテーブルを見回しても、老若男女が嬉しそうに肉を頬張っている…
ココではこれが「日常風景」です(笑)。
ご馳走様でした。
2015.8 再訪
久々の訪問。
夏のプレミアムセット=オリジナルハンバーグ&イベリコ豚ロース 2,880円に。
セットには冷製アスパラガスのスープとライスorパンも付きますが、
残念ながらこれらはそんなに…(^^ゞ。
やっぱりこちらの美味しさの柱はハンバーグとステーキですね♡
オリジナルハンバーグはいつものように半分にオリジナルソース、半分はハーブソルトで。
今回お初のイベリコ豚ロース、
厚みのある豚ロースが、チャコールグリルでこんがり焼かれています。
なんとも骨太な感じの肉、しっかりした豚の旨み。
お好みでステーキソースを、と言われましたが、
豚のがっしりとした旨みには、むしろシンプルな塩胡椒が似合う気がします。
豚のタンパク質は夏バテにも効くそうだし、
これだけバッチリお肉を食べれば、夏バテ知らずですね(^_-)-☆
どうやら10月にNew Openする「ららぽーと海老名」の中にも
新たな店舗が入るようで、最近再びジワジワ足場を広げつつある虎サンです。
ご馳走様でした。
2014.12 再訪
娘が風邪をひいたりして予定が立てられなかったため、
今年のクリスマスディナーは、いつものココになりました。
今年度、月イチ以上のペースで通い詰めた娘は、「キッズカスタマーカード」から
「ウルトラスーパーキッズカード」に昇格し、
来るたびにスープやデザートがサービスされる待遇になりました(笑)。
せっかくのクリスマスなので、私はウィンタースペシャルメニューという
「オリジナルハンバーグとふもと赤鶏の肩こにく」2,080円にしてみました。
これがまた、すっごいボリューム!!
ハンバーグはいつものですが、
鉄串に刺さった、ゴロゴロ大きな「ふもと赤鶏の肩こにく」(←稀少部位だそうですが)が2本と
椎茸、ししとう、葱の串。柚子胡椒が添えられています。
さすがにビーフに較べたら、パサパサだと感じるほど脂が少なく、
鶏として食べればきちんと美味い鶏肉ですが、
とにかく大きくて量も多く、食べきるのがやっと…(^_^;)でした。
ハンバーグも鶏も、この半分の量でも十分満足、なんですけどネ~。
とは言うものの、来年も間違いなく頻繁にお世話になりそうなお店。
クリスマスもやっぱり、混んでました~。
ご馳走様でした。
2014.11 再訪
あまりの再訪ペースの速さ(最近はもう、いちいちアップしていない…)に、
毎回ハンバーグでは脂の取り過ぎとわかり、
今日は初めて、「サーロインステーキ」にしてみました。
単品サーロインは200g、2,800円。
180gもあれば、ホントは十分なんですが、
これで外側に付いた脂を食べなければ、ハンバーグよりはずっとヘルシーだし、
フィレとは違う、ホントの肉らしい噛みごたえと旨みがありますネ。
ステーキならやっぱりサーロイン!!と言う方が多いの、わかります。
ステーキに乗ってるハーブバターは、半分ほど溶かしたら
付け合せのポテトに乗せるのがオススメです(*^^)v。
最近は、パンやライスも頼まずに、単品ステーキ
(ポテト、インゲン、ミックスベジタブルが定番の付け合せ)と単品サラダで済ませています。
娘がキッズステーキと併せて、最近お気に入りなのが「シルクアイス」(みかん)。
キッズ専用スタンプカードがあり、スタンプが溜まるとこの
アイスが付いたり、スープがサービスになったりします。
間もなく川崎店がオープン。
再び少しずつ、店舗拡大中の我らがハングリーです。
2014.10 再訪
再訪ペース、早いです。
今日は初めて「オリジナルハンバーグ&レモンペッパーチキン」のコンビ1,960円に
してみました。
レモンペッパーチキンは、大ぶりのチキンもも肉を開いたものを
チャコールグリルにして、レモンとペッパーソルトを添えてあります。
チキンそのものは、ハンバーグの牛の脂に較べると
どうしても淡泊すぎてパサパサに感じてしまいますが、
付いてきたペッパーソルトが美味いんですよネ。
オリジナルハンバーグの半分を、いつものようにハンバーグソースではなく、
今日はチキン用のペッパーソルトで食べてみたら、素晴らしく美味(^O^)。
これ、お願いしたら普通のオリジナルハンバーグにも
使わせてもらえないかなア…(無理か…(^_^;)
11月下旬に、こんどは「グランツリー武蔵小杉」店がオープンらしいです。
再び少しずつ、店舗を拡大しつつあるようですヨ、
ハマの名物ステーキ店、ハングリータイガー。
2014.9 再訪
娘のリクエストで日曜日のランチタイムに行ったら、
数量限定の「オリジナルハンバーグ&フィレステーキ180g」のセットがありました。
セットのフィレステーキは、切り落としのような部位を使うため、
単品メニューとは違い、焼き方を聞かれることがなく、
ディナータイムになると売り切れていることが多いセットメニューです。
平日と違うので、土日はランチのお得メニューは残念ながらナシ。
軟らかくて美味しいフィレに醤油ベースのソース、そして定番のオリジナルハンバーグ。
今日も家族の笑顔がいっぱい(^O^)。美味しいな~。
でも、ハンバーグから滲み出て、鉄板の隅にかなりの深さで溜まっている脂を見ていたら、
「あまり頻繁に食べるとタイヘンなコトになりそうだな…(^_^;)」
と、ちょっと考えてしまいました。
やっぱり、「たまにはご馳走!」程度の訪問が一番です(笑)。
2014.8 再訪
夏休み中に、一度ステーキを食べに行きたい、と娘の希望で
日曜日の17:00に訪問。
この時間なら、駐車場も店内もまだ余裕があります。
小さなお子さん連れは、このあたりを狙って行くのがイイんでしょうね。
私は今日は軽め?にグラスワイン(赤)1杯と
「オリジナルハンバーグステーキ」。
それに「アスパラガスサラダ」Lサイズを3人でシェア。
サービスされた「オリジナルハンバーグステーキ」は
カットしてくれた半分にだけハンバーグソースをかけてもらい、
あとの半分は塩・胡椒だけで食べます。
最近の私の定番。
やっぱり、先日の「和牛スプリームハンバーグステーキ」よりは、
最初から味付けが強めだということが、塩・胡椒だけで食べるとよくわかります。
このガツン!がまた、美味しいんですけどね。
「ああ、肉を食べてるなア…」と実感させてくれるハンバーグ。
ご馳走さまして帰る18:00頃には、もうウェイティングの家族連れで
店先があふれ返っていました。
イイゾ、ハマの名店ハングリータイガー!!
2014.5 再訪
3カ月ぶり、です。
お店の入口に「東海地区初進出!6/27 イオンモール名古屋茶屋店OPEN」のポスターを発見。
なんと、横浜名物ハングリータイガー、市内に限定していた店舗を、
「炭焼きレストランさわやか」を展開する静岡県内を一気に飛び越して??
名古屋に進出する戦略のようですヨ。
それってどう思います、胃を切った男のグルメ日記先生????
3カ月ぶりに見たら、先日食べた「オリジナルハンバーグ&フィレステーキ」のコンビは
メニューから消えていたので(^^ゞ、
初めて「和牛スプリームハンバーグステーキ」にしてみました。
今日は初めてグラスワインもいただいてみましたが、
赤のテンプラニーニョ(スペイン・リオハ)は、
グラスになみなみすぎて、ワインというよりぶどうジュースみたい…(^_^;)。
ま、お酒飲むお店じゃないのはわかってますが、
ワインはもう少しワインらしくサービスして欲しいかも…(苦笑)。
そして待ってましたの「和牛スプリームハンバーグステーキ」200g。
またまた、半分は塩・胡椒で、半分をスプリームソースでいただいてみました。
夫のオリジナルハンバーグと食べ比べてみて気づいたのは、
和牛スプリームハンバーグは、肉の甘みを活かすためか、
モトモトのハンバーグの味付けがごく控えめ。
オリジナルハンバーグは、実はかなり胡椒が効いていますが、
そういうキツさがありません。
スプリームソースは、どうやらオリジナルソースにバターを加えただけのよう。
でも、ハンバーグ自体の味付けが優しいので、
塩・胡椒はもちろん、ソースで食べても、ガツンとくる感じがなく、
肉の旨みそのもの。イイですね、これ。
娘も嬉しそうに「キッズステーキ」を完食しました。
前回までの教訓を活かし、私はパンもライスも注文せず。
でも、ステーキ完食の娘が残したパンで、もう十分でした。
いつもながら、週末は待ち30分~が常識のこちら。
やっぱり老若男女みんな、お肉大好き!なんですネ…。
ごちそうさまでした。
名古屋店のレビュー、ちょっと楽しみですネ?!
2014.2 再訪
3カ月ぶり、ぐらいでしょうか。
土曜日の19:00前は、15組待ちでした(^^ゞ。
でも、やっぱりこちらは食事のみが目的なので、回転も速く、
30分ほどで着席。
初めて、「オリジナルハンバーグ&フィレ切り落としコンビ」にしてみました。
娘は、大好きなチキンを、ということで「バーベキューチキン」。
ハーフサイズもあるとのことですが、シェアして食べよう、とフルサイズ。
娘が好きなので、これも季節に関係なく「アスパラサラダ」。
健康&ダイエットにイイ、というので、3人で先にサラダを完食(*^^)v。
待ってました!!お肉の登場です…(#^.^#)。
今日はハンバーグを、オリジナルソースと
塩・胡椒のみの両方で味わってみたかったので、切り分けてくれたお姉さんに、
「ソースは(半分に切った)片方だけにかけてください。」とお願いしてみました。
「塩・胡椒でも、とても美味しいと好評ですヨ。」とお姉さん、ニコニコ。
そして、ジュウウゥゥ~~…。飛び散る肉汁とソース…。
先に塩・胡椒のみでハンバーグをパクリ。
肉の旨みと脂の甘みが、ストレートに感じられます。
こちらの肉感抜群の粗挽き肉だからこそ、の旨さ。
そしてオリジナルソースをかけたハンバーグ…。
マイレビュアー「胃を切った男のグルメ日記」サン絶賛のハンバーグソース(*^。^*)。
濃厚でメリハリのある独特の味は、肉の旨みと一緒になると
やっぱり最強ですね。旨いなあ~!!
コンビの切り落としフィレステーキは、さすがに焼き方を聞かれることはなく、
最初からミディアムぐらいでしょうか。
でも、このステーキソースも、他にはない味わいなんですよネ~。
マネのできない、ココだけの味。
娘のBBQチキンフルサイズは、ムネ部分と開いたモモ、ほぼ鶏の半身すべて。
もっのすごいボリュームです(+o+)。
皮目こんがり…はイイのですが、やや焼けすぎて娘は「苦い!」「硬い!」と
ずいぶん避けながら食べましたが、それでも半分も食べたら
「オナカいっぱいで死にそう…。もう食べられない。」と…。
確かに、ちょっと火が通りすぎて、ジューシーさには欠けるかな…???
これだけ肉を大量にオナカに詰め込むと、
パンやライスの入る余地もほとんどなく…(^_^;)。
次は単品のステーキとサラダ、だけでも十分そうですネ。
娘は満腹になりすぎて、寝ちゃいました…。
美味しいんですが、いつも‘適量’以上に食べ過ぎてしまうのが
困りもの…(^_^;)。メニュー研究、まだまだ続けなきゃ!!
ご馳走様でした。
2013.7 再訪
こちらも、1~2カ月ペースで再訪中。
コンビメニューに「オリジナルハンバーグ&フィレステーキ」が
新たに加わりました!!
これはイイ、と思ったものの、娘が取分けではなく、
フィレステーキを一人分食べると断固主張する(^_^;)ので、
娘にフィレステーキ、私はそれならとフィレはやめて
「ハンバーグ&リブロースコンビ」にしてみました。
アスパラガスサラダLサイズも毎回頼んでいますが、
さすがに生アスパラガスのサイズがだいぶ小さ目になってきました。
旬の季節も終わり、もうすぐメニューから消えるのでしょうか…。
実は、恥ずかしながら20年近く前から通っておいて、ココの一押し、
「オリジナルハンバーグステーキ」、食べたコトなかったんです^^;。
‘ハンバーグを食べずしてHungry Tiger を語るな!’と怒られちゃいますよネ…。
なんと、今日初めて、お姉さんに目の前の鉄板でハンバーグを切り分け、
じゅううッ…とハンバーグソースをかけてもらいました…。
うんまい!!粗挽きの牛肉のジューシーな旨みそのもの、
ペッパーをはじめスパイスが効いてるので、ソースがかかっても旨いけれど、
ソースなしでも旨いですね~~。
次食べるときは、半分切りした片方にソースをかけてもらい、
もう片方はソースじゃなく、塩&胡椒で食べてみたいものです。
私も娘と同じ?で、ハンバーグのあのモソッとした食感や、
玉ねぎや卵黄などつなぎの風味で好き嫌いがあったのですが、
つなぎなしの純ハンバーグステーキは、圧倒的に旨い!!
これからは、ハンバーグ付きのコンビを定番にしようっと!!
リブロースも、さすがにフィレの柔らかさとは違いますが、
肉の味がしっかりした、食べごたえのあるステーキでした。
今日も相変わらず満席の夫婦や家族連れ…。
皆さん、お肉好きなんですね~。
ご馳走さまでしたっ!!
2013.5 再訪
娘がすっかりこちらのステーキファンになってしまい、間をおかずに再訪。
それも、娘はキッズステーキではなく、
フィレステーキがお気に入り、とのこと…(^_^;)。
平日の19:00、待ちはないですが
店内の席はほとんど埋まっています。
すごいですね~、ごちそうディナーとしての地元での定着ぶりに、
昔からのファンとしては、やっぱりちょっとホッとしてしまいます。
おまけに、若い人だけじゃなくって年配の方が、
結構がっつりディナーにお肉食べてますね~。
この光景にはちょっと驚きます。
今日は私が「フィレセレクトステーキ200g」をスープ・サラダ付きの
スペシャルセットにし、娘とシェアすることにしました。
スープはコーン入りのクラムチャウダー。
サラダはパリパリの大ぶりレタスがたっぷり。
先日のレビューと同じですが、昔よりスープやサラダの質が
グーンとアップしています。
これで、‘ハンバーグやステーキだけがウリのレストラン’という印象から
見事に抜け出していますね。
企業努力の賜なんだろうと推察いたします。
ミディアムのフィレステーキが鉄板に乗ってじゅううううっと登場。
早速切り分けて娘と食べようとしたところ、
「お肉はぜんぶ○○ちゃんが食べる!」って…エッ?!
お願いして、ようやくお肉を分けてもらうことができました(苦笑)。
フィレの柔らかさと味わい。
子供でも、やっぱり美味しいと思いますよね、そりゃ。
次来る時には、どういうふうにオーダーして食べ分けるか、
ちゃんと考えとかなくっちゃ(爆)。
以下、2013.4 のレビュー ↓
本当に久しぶりに、こちらを訪問しました。
土曜日の19:30過ぎ、一番混んでる時間帯に訪問。
待ちは5組ほどいますが、こちらはゆっくり飲むお店ではなく、
ひたすら‘楽しく肉を喰らう(笑)’ところなので、そんなに長くは待たされません。
まず、「アスパラガスサラダ」Lサイズ780円が到着。
きちんと甘味のある太目のアスパラガスが横たわり、
トマト、レタスが添えられた旬のサラダです。
以前は、お肉はイイけどスープ&サラダが変わりばえなく不満でしたが、
メニューに改善が加えられていますネ。
「キッズステーキ」980円が先に到着。事前にカットの上、鉄板でサービスしてもらいました。
子供用でもチャコールグリルの焼き目が香ばしい、きちんとしたサーロインステーキです。
次に、大人向けに鉄板を乗せる木の台が先に配されます。
これが、‘いよいよ次はお肉が来るゾ’の前奏曲。ワクワクの瞬間です。
鉄板が運ばれてくる「ジュウ~~」という音が心地よい序奏となり、
来ました、メインのステーキ!!
で、ここからがこちらならではのパフォーマンス。
係の方が、ハンバーグを手早くカットし、くるりと鉄板に押し付けます。
ジュウウウウゥゥ~~とさらに高い音がして、
レアだった肉に火が入ると、上からソースをサラッとかけまわし…
ジュワァァァ~とこんどはやや含水率の高い音。
その間、私たちは鉄板の下に敷いた紙ナプキンを掲げて、
脂やソースの飛び散りを防ぎながら、
その見事な手際を食い入るように眺めています。期待はもはや最高潮…。
私はココで、紙ナプキンを片手で持ち上げながら、
さらにフィレステーキにソースをもう1杯かけまわします。
こちらのステーキソースは醤油ベースのオリジナルですが、
熱が入ったほうが若干トロミがついて、肉に絡めやすくなるんです。
ジュウジュウ音がやや低くなったら、ナプキンを下ろし、
おもむろにナイフを入れて、まずパクリ。
ミディアムレアーのフィレセレクトステーキ200gは、外側は香ばしく焼けて炭の香りがし、
中はふんわり柔らかく、かつ肉の旨みがぎっしり凝縮されてます。
うんま~~い)^o^(。
やっぱりコレですよ、コレ。
昔も今も、やっぱりご馳走。
ステーキに乗っているハーブバターは、やや溶けたところで今度は
付け合せのポテトの上に移動させるのも、昔からの‘私流’。
十二分に肉の味を堪能し、最後にはサッパリとカモミールティーをいただきました。
学生時代から社会人になり立ての頃、
実家に近かったこちらに、たまにステーキを食べに来ていました。
ビーフハンバーグステーキというものが、ビーフ100%つなぎナシであることや、
鉄板に乗せられた熱々の肉を客の目の前で切り分けたり、
ソースをかけてジュウッといわせるパフォーマンスは、
30年近く前、こちらで初めて知ったものです。
横浜を中心に展開されているこのステーキ・チェーン。
今でこそファミレスでもそこそこのステーキが味わえますが、
専門店ならではの、柔らかい肉そのものの旨みとボリュームを、
この品質にしてはお手頃な価格で堪能できるので、
バブルの頃は土日の夕方にはどの店も行列待ち必至でした。
その時分から私のお気に入りは名物ビーフハンバーグより‘フィレステーキ’。
その当時の何よりのご馳走でした…。
久々に訪れましたが、土日には相変わらず待ちの列があるのを見て、
正直、ちょっとホッとしました。
便利で低価格のチェーン・レストランなどが増える中で、
‘ハマ名物’とも言えるこちらのお店には、
これからも堅実に、このスタイルで頑張っていて欲しいです。
2012年2月に初投稿。
12月25日現在、レビュー数846件になりました。
846軒ものお店と出逢い。
特に2014年は、1日1件以上のペースで書き続けてきたということになります。
小さな1歩ずつですが、出逢いの積み重ねがチカラになるのは、
人との出逢いと同じですね。
2014年で忘れられないのは、
「徳山鮓」そして「ミシェルブラス・トーヤ・ジャポン」との邂逅です。
どちらも生命あるものを活かす料理。
こんな食のカタチもあるのだと、衝撃と感動を覚えたお店でした。
ご馳走のお店ばかりを並べてしまわないように…と思い、
大好きな蕎麦屋サンや、ご近所の大好きなお店も入れました。