4回
2019/01 訪問
冬限定、優しい鴨南そば。
細雪が舞う午後、冬枯れの庭を眺めつつ、
初めて温そばをいただくことにしました。
先日、他店の鴨せいろの鴨ロースに感動した余韻から、初「鴨南そば」1,500円。
やってきた温かい丼には、鴨肉(小さめ)が6枚と大きな椎茸
そして、ご主人手打ちの粗挽き細切り蕎麦。
鴨肉は、最近鴨肉フリークになった娘に半分取られましたが
さすがに先日の感動鴨ロースとはだいぶ違う歯応え。
でも、蕎麦はツルリとしたのより星の多いザラつき系が好きな私には、
短く切れてしまっていてもコチラのが好き。
温かい穏やかなつゆにも、粗挽き蕎麦は案外馴染んで
違和感はありません。
笑ったのは、いつもの「海老二本天せいろ」を頼んだ娘。
幼児の頃は「蕎麦大好き」
いつからか「味がない。」と言って蕎麦を食べなくなっていたのが
最近、蕎麦食いが復活したと思ったら
私のススメで摘まんでみた鴨ロースにハマり
今日はコチラの粗挽き蕎麦を啜りながら
「こういう蕎麦って、旨いねぇ。」なんて(*^^*)。
短く切れてしまう蕎麦を、1本ずつ丁寧に摘まみ上げて食べていました。
食の嗜好は、成長と共に目まぐるしく変化しているのですね。
ごちそうさまでした。
2019/01/28 更新
2018/07 訪問
「森のお蕎麦屋サン」で、鴨汁せいろ。
娘が小さかった頃によく来た、地元の手打ち蕎麦店。
随分久しぶりの再訪です。
メニューはまた整理されて、看板の1つだった「とろろ」が消え
「蕎麦」「天ぷら」「蕎麦がき」に絞られた感じでしょうか。
瓶ビール(ヱビス)を頼むと、お通しに「きんぴら」が。
昼下がりの蝉しぐれを聞きながら、冷房が心地よく効いたお座敷で
冷たいビールと、アツアツふくよかな「蕎麦がき」。窓の外は濃緑。
至福ですねぇ…(#^.^#)。
ビールが終わる頃声掛けで、今日は初めて「鴨汁せいろ」をいただきます。
白や薄茶の星が飛んだ、粗挽きの手打ち蕎麦。
短めに切れてしまっているのがチョット残念ですが。
鴨汁には、鴨肉が4切れ。三つ葉がタップリ。
蕎麦そのものは美味しいんだけど、
鴨汁は味の深みにやや欠けるかなぁ…。
でも、森に囲まれた一軒家でいただく蕎麦の贅沢さ。
総合3.5は、雰囲気点による加点ということになります。
ご主人の出来る範囲で、という営業に変わっているようですが
相変わらず地元の方に愛され、土日は売り切れ仕舞いが早いので
事前に電話で確認されることをオススメします。
ごちそうさまでした。
鴨汁せいろ。
せいろ、アップ。
鴨汁。
そばがき。
せいろ、リフトアップ。
せいろを鴨汁で。
鴨肉。
お通しのきんぴらごぼう。
ビールはヱビス。
座敷からテラス席を望む。
おしながき。
おしながき。
暖簾。
2018/08/08 更新
2014/05 訪問
静かな森のお蕎麦屋さん。 【再訪】
2014.5 再訪
緑が濃い、イイ季節になったので、久々の再訪です。
メニューは昨年の同時期と基本は変わっていませんでした。
今日はせいろ・麦飯・とろろ汁に天ぷらが付く「林間」2,000円にしました。
セットは一度にどーんと来ますので、
せいろが伸びないうちに、先に蕎麦と対峙するしかナイんですね…(^^ゞ。
このセットはいわば食事であって、酒の肴ではないので、
それもOKだとは思いますが。
以前は何とも思っていませんでしたが、
食べログ書きとめながらいろいろな蕎麦や蕎麦屋酒を経験してみると、
こちらのお品書きは、蕎麦屋酒というよりは
料理としての蕎麦ととろろを前面に押し出しているお店なんですね。
日本酒と焼酎が2種類ずつ、肴も鴨焼き、漬物、枝豆などが4種類ほど。
夜は予約がなければ営業していないことからも、
‘蕎麦処’‘食事処’としての性格が、ロケーションからしても鮮明です。
せいろは、薄茶色でやや平たく、黄色や褐色の星が見えます。
アレ、以前もこんな蕎麦だったかな…???
そばつゆはとても穏やかですが、最後にやや尖った感じが残るような…。
天ぷらは、海老・アスパラガス・蓮根・南瓜・ヤングコーン。
素材はとてもイイのですが、揚げ方は突出しているわけではありません。
ピンク色の岩塩と思われる塩が付いてきます。
麦飯は、麦少な目でやや柔らかいご飯。
とろろ飯にするなら、もう少し硬めがイイな~。
とろろ汁は旨いです。
以前付いてきたあおさ海苔は付かなくなり、代わりに青ネギが付いてきます。
自家製のお漬物は美味。
なんだか、以前よりだいぶ辛口コメント?になった自分に、チョット驚き。
こちらの味が変わった…と言うよりは、自分の蕎麦経験値が上がったコトで、
比較の範囲が広がり、細かい点に気づくことが多くなったのでしょう。
こちらではアットホームな雰囲気の中、
緑を眺めながらゆっくり食事をするのが一番のオススメです。
ご馳走様でした。
2013.4 再訪
ちょっとわかりにくいお店なので、行き方を先にご紹介しておきます。
「中央林間」駅の東急ストア前から、「横浜銀行」と「オリンピック」を右側に見ながら
「中央林間駅東口」交差点へ。
信号を渡って「石窯工房ベルベ中央林間店」を右に見ながらさらに直進。
そのまま住宅街をまっすぐ進み、道が細くなってちょっと不安になってくる頃、
突き当たりの‘つるまの森’のフェンスに、画像1番目の大きな看板が見えます。
細い道を右に曲がって突き当たりの駐車場の左側に、画像2番目の木の看板が。
クリスマスローズが咲くアプローチを左奥に入ると、突き当たりの一軒家が
お店兼ご自宅の「智月庵」です。
(専用駐車場はお店の前にあるので、クルマで前述のアプローチを
奥へ進むことができます。)
久々にお邪魔したら、またまたメニューが少し変わっていました。
今回の画像は16枚目までです。
デフォルトの「せいろ」を以前のおしながきでいう「粗挽きせいろ」にし、
「鴨焼き」もメニューに復活させたようです。
「小町とうふ」はメニューから消えていました。
‘そば&とろろ’を前面に押し出しているところは前回と変わりません。
今日はお座敷に10名程度の団体が入っていたため、
私たちが入った段階で「今日は予約でおしまい」の札が…。
タッチの差でした。良かった…。
大人は麦飯とろろ付きの「十六山」1,400円、
娘は(海老天をお目当ての!)「天せいろ」1,500円にしました。
粗挽きのせいろはいろんな色の星がいっぱい。
粗挽きなためか、長さはかなり短めで太さも揃ってはいません。
でも、ザラリとした独特の歯触りが、すっきりしたつゆによく合います。
滋養たっぷりのとろろと麦飯にあおさ海苔をかけて、
自家製お新香といただきます。
娘の天ぷらも、シャキッとしたアスパラガスとプリップリの大きな海老、
蓮根、南瓜、筍など、春の美味しさがいっぱい。
森の一角といった感じの庭には、花が咲き、野鳥が遊び、
ゆっくりと流れる時間とお料理を静かに楽しむことができます。
いつもながら、ココロとカラダにいい食事ができました。
ご馳走さまでした。
2012.9 再訪
「蕎麦ととろろ汁」にメニューが一新されてから、ランチタイム初訪問。
蕎麦を中心に、「とろろ汁と麦飯」
「蕎麦ととろろ汁」などのメニューが加わりました。
ランチタイムにも、「十六山」「林間」などのコースメニューが増えたため、
そば・天ぷら・とろろ汁・麦飯・そばがきぜんざいなどが
ゆっくり味わえます。
「天ざる」はメニューにはありませんでしたが、
聞いたところ「できますよ。」とのことでした。
私は「ざるそばととろろ汁」1,300円を注文。
大きなすり鉢状のどんぶりに、たっぷりのとろろ汁。
青さのりが別皿で付いてきます。
季節のためなのか、6月に夜コースでいただいた時よりは
自然薯があっさりしてとろみが弱めでしたが、やっぱり美味しい…!!
蕎麦とのセットは、山のご馳走をいただいた感があり、満足度100%。
さすがに麦飯までは食べられないかな、と思いましたが、
他のお客さんが麦飯とろろをかきこんでいるのを見たら、
メニューに「ミニ麦飯」があったら、とろろ汁と一緒に思いっきりズルズルッと
やりたいな…と思ってしまいました。
お願いすれば出していただけたかもしれません。今度、聞いてみよう!
また楽しみが増えました。
2012.6 夜のコースを初体験。
念願の夜の席を予約して家族5人で訪問しました。
手作りの漬物とやさしい味のきんぴらごぼう、小町とうふの先付に始まり、
こだわりの自然薯を使ったまぐろの山かけ、
塩でいただく海老・筍・アスパラガス・かぼちゃ・茄子・大葉の天ぷら、
麦飯に自然薯とろろ、あおさ海苔、
あらびきそば、そばがきぜんざい、最後にメロン。
蕎麦の味はもちろんですが、実はとてもこだわっているという自然薯の、
なかなか口まで届かない?ほどの粘りには本当に驚き!!
味付けもほどよく素材の味を活かしながら、薄すぎるのではなく、
すべてがしっくりと地に足が着いている感じです。
イメージしていた「懐石」の高級感というよりは
丁寧に吟味された山のごちそうにお呼ばれしたといった感覚。
蕎麦の前の麦飯とろろが結構なボリュームだったので、
蕎麦が第一の目的だった高齢の両親は
迷った末に麦飯を残す結果になり、ちょっと残念そうでした。
そばがきぜんざいは、お昼のメニューにもありますが、
優しい甘さで娘も気に入ったようです。
夜のコースは一日一組だけなので、
まわりに気兼ねすることなく、まるで家庭の食卓の延長のように
美味しいモノをゆっくりいただくことができました。
夜のコースメニューの写真のとおり、
開店10周年を迎え、蕎麦ととろろ汁の店として頑張ります、
とのコメントでした。
以下は初レビュー 2012.3 ↓
蕎麦好きの娘(5歳)が、「森のお蕎麦屋さん」と呼んで愛しています。
ご主人の打つ手打ち蕎麦の香りと喉越し、奥様の穏やかで優しい接客、
窓から見える庭の季節の草花や雲・虫・小鳥・猫…、
静けさの中で美味しいものをゆっくり味わえるお店です。
お蕎麦だけでなく、ちょっとした小鉢(手作りのお漬物や煮物など)が付いてくるので、
これに「今日はありますか?」と確認して注文する小町とうふの冷奴(300円)を付ければ、
栄養のバランスもバッチリで満足感は120%。
天ぷらも季節の野菜がカラッと揚がっていて、最後にゆっくり蕎麦湯を味わえば、
親子揃って「ああ、シアワセーー!」。大事な人と、ゆっくり食事をしたいお店です。
今度はぜひ、要予約の夕食「そば懐石」を味わいに、訪れてみたいと思います。
「林間」セット2,000円。
せいろ。
せいろリフトアップ。
せいろをそばつゆで…。
「林間」セットの天ぷら。
とろろ汁。
麦飯にとろろ汁をかけて。
蕎麦湯。
座敷(和室)もあります。
そば・料理メニュー。
ドリンクメニュー。
「十六山」セット1,400円。
森に突き当たるところに看板があります。
木立に佇む手作り看板。
「つるまの森」の入口に佇む一軒家です。
ギリギリ間に合いました…。
暖簾。
粗挽きせいろ。
粗挽きせいろアップ。
粗挽きリフトアップ
麦飯とろろ。
天せいろの天ぷら。
蕎麦湯。
ご自宅を改装した店内。
窓際に活けてある山桜。
最新メニュー【2013.4】
飲み物メニュー【2013.4】
新メニュー「ざるそば&とろろ汁」1,300円。
天ざる1,500円。アスパラガスの天ぷらが美味!
小町とうふの冷奴。ねっとりと甘ーい。
おしながき(旧)
夜のコースのご案内
天ぷら(夜のコース)
麦飯とろろ(夜のコース)
そばがきぜんざい(夜のコース)
2014/05/18 更新
小さい時からよく来ていたので、娘は中央林間の蕎麦では
「ココのが一番、好き。」と言います。
確かに、つるんとした蕎麦ではなく
薄茶と白の星がポツポツと飛んだ粗挽きの蕎麦は
細身だけど、噛み締めた時の風味がイイんですよね。
今日の「海老天せいろ」には、緑の鮮やかなふきのとうが二つ入って
この季節ならではのホロ苦さがとっても素敵。
土日祝日には、予約だけで打った蕎麦が仕舞いになりますので
伺う時は必ず、電話で確認して下さい。
食後には、裏手の森を抜けた陽だまりで、散り初めの梅を愛でて。
「早春」を満喫の、休日でした。
ごちそうさまでした。