食べログの評価ロジックは定期的に見直されているようだが、この3~4年間で利用者にも明示的に分かる程の大きなロジックの変更があったのは2016年9月と2019年5月だと思う。
まず2016年9月の評価ロジックの変更では、単価の安いお店の評価が大きく引下げられた。
うどん、カレー等の客単価が4桁に届くか届かないかの店は、ごくごく一部の例外を除き、4点超の高評価は基本的に出なくなった。
結果、4点超のお店は単価が5桁を超える高額店ばかりになってしまった。多くの一般レビュアーにとって、手の届かない店にだけ高評価が出るという絶望感のある状況が生まれた。
2019年5月の評価の変更は大きくいうと以下の3点。
1.単価の安いお店(除くチェーン店)の評価が爆上げ。お店毎の濃淡はあるが、うどん、カレー等の名のある個人店は総じて0.1~0.4点くらい加点。
2.チェーン店には原則3.5以上の評価が付かなくなった。
3.口コミの総件数や鮮度の良い口コミの件数の少ないお店の評価は引下げ。
色々な批判があるが、変更内容を冷静に分析してみると、その方向性自体には納得感がある。
1は普段使いできるお店に光を当てる方向性。高額店偏重からの軌道修正。
2はチェーン店はおススメしないとの食べログとしての意思表示であり納得感がある。
3はオフ会実施による評価引上げへの抑止効果あり。
方向性、総論はいいが、手放しによしともできない。
評価が引き上げられたのは、食べログが百名店を選定しているジャンルに偏っている点。百名店を盛り上げようとの「お手盛り感」は否めず。
また過去の評価との連続性は完全に失われてしまった。食べログの点数自体が何を表しているのか、よく分からなくなってしまった。今までの点数って一体何だったの?今の点数って一体何なの?との疑問は禁じ得ない。
気の毒だなと思うお店も出てきた。韓国料理で多店舗展開しているKが典型。私自身は未訪なので評価の客観性は分からないが、各店3.5超の評価がロジック変更で一律に引下げられたのだから、お店にとっては死活問題。
食べログさんには申し訳ないが、評価自体はあまりアテにならないとの気持ちは強まるばかり。
結局「自腹で食べ、お店との利害関係なしに率直な食後感を書いているレビュアーは誰なのか」を見極め、そういう方の口コミを頼みにするしかない。