先週まで、都合によりグリーグを聞いてました。
最初にペールギュント(全曲版)を聴きました。
本来は恐怖や緊張感のあるシーンの曲でも、
「子供のような心をもち、常に宝物を忍ばせていた」
(池尻大橋・calmeの、ある月のメニュー紹介より)
というグリーグのメロディは
小さい頃の、不思議な心の高まりを呼び起こすような
ある特別な魅力に溢れていました。
二作品目は、例の有名な出だしのピアノ協奏曲を
聴こうとしましたが、すぐに胸焼けしましてしまい笑
結局、通しで一回聞いたか聞かないか。
好きか嫌いか微妙な状態で、三作品目は、
calmeのメニューのコピペで出てきた、抒情小曲集。
ピアノの小作品集です。
Apple Musicの検索結果順に、上から聞いてみたところ、
エミール・ギレリスの演奏で、完全に心を奪われました。
まるで自然音みたいに穏やかに流れだす曲と演奏は
いつから曲が始まったのか分からないくらい耳に馴染むのですが、
気付くとギレリスが創り出すグリーグの世界観に
どっぷりはまってしまっています。
とても静かで、派手なメロディなんてないのに
本が読めなくなるくらい支配的な演奏で、衝撃でした。