しろうねさんが投稿したレフェルヴェソンス(東京/表参道)の口コミ詳細

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レフェルヴェソンス表参道、乃木坂、広尾/フレンチ

2

  • 夜の点数:4.4

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.4

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.4
2回目

2017/08 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

鮎のコンソメと夏の蕪

8月ごろ、鮎の時期にということで
お誘い頂き、お伺いしました。
レビューが遅すぎて季節はそろそろ冬ですが、
来年行かれる方の参考になれば…^^;

各ワインのタイミングが正確じゃないかも。
当日のコース内容は以下です。


・Emmanuel Brochet Le Mont Benoit

・ハロー~毛蟹、ピーマン、茴香/かぼすと日本酒
 毛蟹の旨み、赤ピーマンの甘さとフルーツっぽい香り、
 ウイキョウの清々しい泡が夏らしい一品目。
 真ん中の、シェリービネガーと醤油の円熟味ある層が
 他の個性を生かしたまま包み込んで調和させています。

・Beau Paysage Tsugane La Montagne

・アップルパイのように #29~雲丹、穴子、海苔
 定番のシリーズメニュー。バージョン29。
 アップルパイのように、という名前ですが、
 久しぶりに本当にリンゴが入っているそうです笑
 相変わらずの、卵感の強いうわがけが好みです。
 生地は前回の羽毛のような薄さ・軽さはなかったかな。
 穴子のしっかりした美味しさと、海苔の風味が強く、
 小さいながら食べ応えのあるフィリング。

・Beau Paysage Kurahara Nuage

・鮎のコンソメ
 コンソメを凍らせてから抽出してる(?)スープは
 信じられないくらい濁りがない味と香り。でも物足りなさはなく
 豊かな鮎の出汁が出ていて、衝撃&素晴らしいです^o^
 「加熱」が、旨みと同時に、いかに様々な雑味も
 煮だしてるのかが分かります。
 この日、レフェル来てよかったな~と思う一品。

・夏~鮎をうるかの香りで、枝豆、米酢、芋茎
 鮎を半身ずつ、揚げ焼きと蒸し焼きにした一皿。
 なんだか確認し忘れたのですが、NZ産のキレッキレの
 ソーヴィニヨンブランみたいな香りのハーブがあしらってあります。
 鮎ってキュウリを合わせてる事、よくありますが
 キュウリウオにキュウリ合わせるって、まんまじゃない?と
 思ったりもするので、このアプローチはとっても良いと思いました。
 
・Sebastien Riffault Sancerre Saulétas

・定点~蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
 ん~この蕪おいしい!!
 夏だけ、青森県の野辺地産の蕪らしいです。
 噛むと瑞々しく、甘さと程よい苦みを感じる水分が溢れてきて、
 蕪らしい爽やかな香りが心地良い。
 夜中に収穫し、その日のうちにレフェルまで運ばれるそうです。
 鮮度も重要ですね。

・Gérard Schueller Pinot Gris La Cuvée de l'Oncle Léon

・マイグレーション~とうもろこしの冷たいスープと発酵乳、モーレネグロ
 スープは、普通のコーンスープという感じです。
 左側の黒っぽいのが、モーレネグロというメキシコのソース。
 唐辛子、カカオ、スパイス、フルーツなど
 30種類以上の材料を使っているそうで、誤解を恐れずに言えば
 ブルドックソースを複雑&マイルド&濃厚にした感じです。
 南米、北米では結構メジャーなソースと仰っていたような?
 奥深い豊かなソースで、もっとたっぷり混ぜたかったな~( ̄▽ ̄♪

・Gut Oggau Atanasius Rot

・森のむこうに/狩りの記憶~夏鹿のロティとムール貝、茗荷、茄子、大葉、青梅
 シェフが狩りに同行した際に見た、茂みに隠れた鹿を表現するために
 お肉を大葉で覆ったとの事。
 味的には、シソは強いので、真ん中にサンドされた1枚くらいで良かった?
 ロティは、しずる感溢れる見た目から分かる通り、
 ストレスのかかってない火入れ。血の鉄っけは薄目でしたが、
 香りは強め、後味に少しレバーっぽさもあり
 癖が強めで嫌いじゃない感じでした。でも好き嫌いあるかも?

・Churton Marlborough Petit Manseng

・木陰の涼~メロン、ヨーグルト、朴の葉、カフェ
 今回のスイーツはいまいちでした。
 原因としては、メロンが青すぎたのが大きいかも。
 シャクシャクで瓜の青さがあり、甘みと芳醇な香りは弱く。
 狙って使っていらっしゃったらすみませんm(_ _;)m

・お薄 & World peace&小菓子
 個人的には、小菓子は流して食べてしまうところ^^;
 でも見た目が素敵だし、お話ししながらまったり食べるには
 いいんですよね。

この日のコースは以上です。
マイレビュアー様が書かれているように、
こちらは組み合わせの妙がとても楽しく、
どのお皿にもわくわくがあります。
ワインのペアリングも、個人的に大変ツボでした。

そして当日、テーブルに付いていただいた
サービスの方のホスピタリティも本当に素敵で、
サーブ時の、スマートで美しい所作と
トーク時のチャーミングさのギャップに萌えました♪

長居してほぼ最後の客となるほど、楽しいランチでした^^

  • 森のむこうに/狩りの記憶〜 夏鹿のロティとムール貝、茗荷、茄子、大葉、青梅

  • 夏〜 鮎をうるかの香りで、枝豆、米酢、芋茎

  • 定点〜 蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ

  • 鮎のコンソメ

  • ハロー〜 毛蟹、ピーマン、茴香/かぼすと日本酒

  • 森のむこうに/狩りの記憶〜 夏鹿のロティとムール貝、茗荷、茄子、大葉、青梅

  • アップルパイのように #29〜 雲丹、穴子、海苔

  • マイグレーション〜 とうもろこしの冷たいスープと発酵乳、モーレネグロ

  • 木陰の涼〜 メロン、ヨーグルト、朴の葉、カフェ

  • お点前

  • Emmanuel Brochet Le Mont Benoit

  • Beau Paysage Tsugane La Montagne

  • Beau Paysage Kurahara Nuage

  • Sebastien Riffault Sancerre Saulétas

  • Gérard Schueller Pinot Gris La Cuvée de l'Oncle Léon

  • Churton Marlborough Petit Manseng

  • お茶菓子

  • パン

  • アップルパイのように #29〜 雲丹、穴子、海苔

  • ウェルカム金杯

  • お薄

  • この日のコース内容

2017/10/31 更新

1回目

2017/02 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

技術と心のある人為

予約が大変そうで、行きたいながらも後回しにしていた当店。
良くいかれるマイレビュアー様が、お昼ならネット予約で
週末でもたまに空きがある、と書いていたのを見て、
4日くらい、ネット予約表を見ていたら予約できました。

頂いたのは1万円のコース。
現在、ランチはこのコース一本のようです。
当日の内容は以下です。


タイトル(?):テロワール~海と大地が出会う場所で

・厳冬の候~ぼたんえび、ビーツ、みかん、にごり酒

 新鮮な身の甘味に、塩分のコントラストをつけたエビの身と
 フルーツみたいに華やかな香りと酸味のビーツがよく合います。
 オレンジとエビのカクテルに、根菜の厚みを足した感じ?
 「海と大地が出会う」のテーマ通り、2素材がすごく自然につながっています。
 ディルの泡はハーブらしい爽やかな青さを与えて
 すこし安定感のありすぎる2素材の接続を、軽やかにしています。

・アップルパイのように#26〜あん肝、柿、菊芋

 一口食べると、海っぽい香りの、熱々のフィリング。
 海っぽい香りは、私の知っているアンキモのものとは違い、
 シラスみたいな潮っぽい香りです。もしかして菊芋の香り?
 柿の存在は良く分からず。
 中身も美味しいのですが、こちらは皮が良くできていると思います。
 薄くて軽くて繊細な層が本当に見事です。鳥の羽みたい。
 折り重なった層の間に、心地よいバターの風味を十分に含んでいますが、
 重さは一切感じません。
 ドリュールは卵黄感が強く、暖かいニュアンスの香りが鼻をくすぐります。

・雪見〜甘鯛の乳清ポシェ、根セロリ、オリーブオイル

 アマダイは水分が多い身質なので、和食でも一塩したり
 一夜干ししたりして扱うお魚ですが、
 こちらは塩を入れた乳清でマリネすることで
 水抜きを行うそうです(確か)。
 しっとり感を保ったまま、味を濃縮する為の方法だそう。
 火入れはとても優しく、身が白く色づくギリギリな感じ。
 脂肪分が少ない魚なので、ぷりっとした触感に仕上がっています。
 味は、水抜きで濃縮されたうまみと、アマダイの名前が示す
 上品な甘さがあり、赤い魚の特徴ある香りを控えめに纏っています。
 お魚の優しい仕上がりに、和素材を含む透明なソースがよく合い、
 オリーブオイルのフレッシュな香りが広がりを与えています。
 強い印象を残す料理ではないですが、
 じんわり口の中が幸せになる調和があります。
 これは本当に美味しいです。来て良かった。

・定点〜蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ

 ナイフを入れると、冬らしい辛みのない甘い蕪のスープが
 たっぷり染み出してきます。夏はもっと水分量が多いそう。
 かけられているバターの香りもよく合い、美味しいです。
 でも「焼いた冬の蕪」として想定の範囲内と思いました。

 年間を通して固定の一皿、という位置づけを事前に知っていたので、
 勝手に、季節ごとの蕪そのものを味わう(味わうべき)料理という
 先入観をもって食べていたのですが、
 個人的にはパセリのソースをつけた後の方が断然美味しかったです。
 でもその美味しがり方であってるのかな~。。不安です・・^^;
 そしてソースと蕪の相性は抜群なのですが、数枚散らされている
 パセリの生葉と蕪の相性はとても悪いと思い、避けて食べました。
 同じパセリなのに、なんでだろう?不思議ですね~。

・寒さとともに〜せいこ蟹とさつまいものスープ、鱈の白子と猪のキャラメル、塩漬けレモン

 白子+猪キャラメル+レモンとか、
 さつまいものスープ+猪キャラメル+蟹はよく合っていました。
 逆に、スープ+塩レモンは味に段差がありすぎて「んっ?」となり、
 蟹・白子はどちらかでいいかなぁという感じがしました。
 はたから見たら、複雑な顔して食べてたと思います笑
 とはいえ、猪キャラメルとか濃厚でとっても美味しかった。

・囲炉裏の暖〜七谷鴨を薪で、ソース・アバ、ホタテと焼き海苔のジュ、
 椎茸、縮みほうれん草

 う~ん、この日のこちらはちょっと、鴨肉から微かにレバーっぽい臭みを
 感じました。あえてそういう個性のお肉なのかなぁ。
 お味噌が隠し味のソースアバを付けて食べると、完全に気にならなくなる程度の
 においでしたが、柔和なジュのほうで食べようとすると、肉の香りが勝って
 ちぐはぐな感じに。シイタケと縮みほうれん草はすごく美味しかったです。

・シンプルで深く~洋梨とボストック、ピスタチオ、カルダモンクリーム

 HPに出ている栗のデザートではなく、洋梨でした。
 これがすごく美味しかった♪
 まずほぼ生の洋ナシと、アイスの奥にちょっとだけ見えてる
 ペッパーの相性が良いことに驚き。辛さは強くなく、料理の印象を
 引き締めるというよりは、膨らみを持たせるような香りの胡椒です。
 そして初めて食べるボストックは、ブリオッシュにシロップを染み込ませ
 クレームダマンド(アーモンドクリーム)を塗って焼いたものとの事。
 ブリオッシュ生地とクレームダマンドが混然一体となって
 すこし半生のようなトロっとした食感で、シナモンが効いています。
 どのパートも胡椒を乗っけた方が美味しいので、胡椒が足りなくなります^^;
 コショウって辛くて苦手で、普段自分ではめったに使わないので
 驚きでした。強いて言えば、そのままで美味しい洋ナシでしたが
 何かもうひと手間したら突き抜けるかも?
 今までフレンチで出てきたスイーツの中で、一番おいしかったです。
 
・お薄&World peace&お茶菓子

 お薄とお茶菓子は普通においしい。
 World peaceの効果は不明ですが、
 海外の人とかは抹茶だけだと苦いのかな?


サービスの方は、どの方に質問しても
しっかりお答えいただける感じで、さすがです。
ソムリエの方には、いろいろ希望を聞いて頂きました。
あと甘口ワインが敬遠される風潮を一緒に嘆いたりしました笑

前評判を聞いて、無駄に気合を入れていきましたが、
☆☆とか、食べログの盛り上がりとか、
そんな高カロリーの喧騒とは、別の場所にある料理でした。
素材に無理をさせず、素直に良さを引き出していて
かつ素材そのままではなく、生江シェフの調理の魔法が
それはもうしっかりとかかっています。
素直に美味しかったです。またお伺いします。

  • 甘鯛の乳清ポシェ、根セロリ、オリーブオイル

  • 蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ

  • 洋梨とボストック、ピスタチオ、カルダモンクリーム

  • 七谷鴨を薪で、ソース・アバ、ホタテと焼き海苔のジュ、 椎茸、縮みほうれん草

  • ぼたんえび、ビーツ、みかん、にごり酒

  • パイ あん肝、柿、菊芋

  • せいこ蟹とさつまいものスープ、鱈の白子と猪のキャラメル、塩漬けレモン

  • お茶菓子

  • パン サワークリームとお豆腐のディップ

  • お薄

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  • メニューとテーブルセッティング

  • まずは一献♪白ワインと日本酒

2017/08/28 更新

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