4回
2025/03 訪問
僕が世界で一番好きなチーズケーキがあるカレー屋さん。
大阪に来たらこれを食べないわけにはいきません。
元はと言えばその独創的すぎるカレーに惚れたお店ですからカレーももちろん。
カレーの前にカスエッグ。
大阪名物あぶらかすをハムエッグのように仕立てたオリジナルで、マヨネーズと一緒に食べます。
シンプルイズベストな美味しさ、
そして今回のカレーは、
メキシカンチリオイスターパプリカカレー
海老ホタルイカ大中寺芋のアオサカレー
これに
イワシとシラスのハイビスカスライス、イチゴのポルサンボル、蕪と菜の花の鯛出汁サンバル
がつくという相変わらずの情報量の多さ。
そして相変わらずの旨味のバランスの取り方が絶妙でサラっといける絶品カレーです。
大阪カレーの良さは自由さにあると考えているのですが、その大阪カレーの自由度を跳ね上げたのがこちらの店主、堕天使かっきーであることは間違いないでしょう。
鬼才というか奇才というか、とにもかくにも自由すぎる発想と実現力。素晴らしいです。
最後にチーズケーキ。
生胡椒を使った甘さ控えめのバスクチーズケーキ。
チーズケーキ大好きで生胡椒大好きな僕を狙い撃ちするかのようなど真ん中のチーズケーキ。
一個じゃ足りないので最初から二個注文。
絶品すぎて悶絶。
これで終わりたくなくてもう一個。
深煎り珈琲ウイスキーが最高に合う。
こちらはかっきーのパートナーである小麦のレによるもの。天才です。
奇才と天才のタッグ。
通うわけです。
これからも通い続けます。
2025/03/02 更新
2024/12 訪問
相変わらず全国を飛び回り各地でコラボ営業をし、そこで得た経験値と出会った素材を大阪に持ち帰り、行くたびに進化を遂げている堕天使かっきーと小麦のレのタッグ。
今回のカレーは「常夜灯の和牛モツとスズキーマの林檎のアップルホルモンシナモンカレーに、紋甲イカのイカスミライス、日野菜とフェイジョアのハーブスマック和え」という相変わらずの情報量の多さと想像に斜め上を行く美味しさ。
ちなみに常夜灯は岡山のホルモン屋、スズキーマは富山のカレー屋。
全国を飛び回っているかっきーだからこその材料の入手法であり、かっきーにしかできないコラボと言えるでしょう。
レちゃんのゴルゴンゾーラと生胡椒のバスクチーズケーキは日本一です。
今回は体調の関係でお酒ではなくソフトドリンクとしてコーヒーを頼んだら、僕の大好きな心斎橋ダンケのバターコーヒーでラッキー! しかも合う!
今日も最高でした!
ちなみに僕は東京在住ですがこちらのお店は既に5回目。
臨時休業も多いお店なのでタイミングが合わなかったことも少なからずありますが、それでもこれだけ通っているのは料理の美味しさもありますがお二人の人柄もあってこそ。
大好きなお店です。
2024/12/16 更新
2023/10 訪問
堕天使かっきー&小麦のレによる大衆ガストロノミー
大阪間借りカレー界の異端児、堕天使かっきー。
各地での間借り営業やイベント、コラボなどで全国的に活動中なのですが、そのかっきーが遂に自分のお店をオープンさせました。
ここのところかっきーのイベントでもコラボ参加している小麦のレと手を組み、その名も堕楽暮として。
カレーは日替わり。
かっきーのスペシャリテである鯛出汁の鶏キーマをメインとしてこちらはしばらく固定。
その周りの副菜やご飯が日替わりという形です。
この日のご飯はツブ貝んおハイビスカス炊き込み飯。
副菜はビーツとマイクロキュウリの白和え、バニラー油の香り。
万願寺トウガラシと四角豆ピキーニョ炒め。
と、相変わらずの情報量の多さ。
これにトッピングとしてイリコ出汁の松茸カレーも加えてオーダー。
かっきーの凄さは情報量が多いにも関わらずとっちらかっておらず、全てが調和していること。
そしてその一度見たら忘れないハイテンションなキャラクターとは裏腹に上品で優しい味わいであること。
これです。
食べていてうるさく無いのです。
かっきー自身はうるさくてもw
スルスルと胃の中に収まっていき、身体じゅうに染み渡っていく旨味。
入り口にあるスパイスの香り。
そして出口にもしっかりと居座る香り。
香りが多層的なのです。
何を食べているかわからなくなりながらも、最終的にはとにかく美味かったと思える料理の数々。
実店舗を持ったからこそ、時間のかかる調味料も自作アレンジできるようになったとのことで、より一層パワーアップしています。
小麦のレによる様々なスウィーツがまた素晴らしくて。
それぞれスウィーツにスパイスや酒をプラス。
コーヒーにもこだわり。
酒も面白いものが色々と。
死角がまるでありません。
美味しいだけではなく楽しいを感じられるお店。
それぞれの食材や飲み物が日本各地の専門家との出会いによって入手したものだったりして、その際のエピソードの楽しさもまた料理の味のうち。
大阪の大衆ガストロノミーここにあり。
今後も各地でイベント出店は続けていくそうで、その度に新たな出会いと共に進化していくのでしょう。
素晴らしいお店です!
2023/10/13 更新
かっきーの料理は何を作っても何と合わせてもかっきーの味になる。
これは大阪を代表する虹の仏のシェフ、リョウヤさんの言葉ですが、まさにその通り。
この日のカレーはブルースリーカレー。
青魚3種を使っているからブルースリー。
バイオマン的な意味でのブルースリーです。
秋刀魚のカラヒはパキスタン料理ですがやはりかっきーテイスト。
鯖出汁パリップはスリランカ料理ですがやはりかっきーテイスト。
アジのラープはタイ料理ですがやはりかっきーテイスト、
それぞれオーセンティックな良い部分は壊さず、オリジナルの工夫を加えているのですが、それだけでこのオンリーワンの個性が出せるのは本当に凄いこと。
そして今回は大好きなバスクチーズケーキの出来立てをいただくことができました。
出来立てはとろとろ具合が増してとんでもないことに。
世界一です。
かっきーも凄ければレちゃんも凄い。
カレー界の2000万パワーズですね。