2回
2019/11 訪問
吹田の住宅街の非日常
いつぞや、自分の誕生日に、吹田の柏屋でゆったり食事。
住宅街の中にある料亭。
非日常な個室。
氷結卵黄のねっとり濃厚さと、きめ細かいけど歯触りある長芋のとろろ豆腐。上にはとんぶりと生ウニ、山葵からスタート。
初っ端から、レベル高くて幸せ。料理に合わせて日本酒とワインのペアリングで、お酒も楽しい。
碗物は、蟹しんじょう。
ナマコの卵巣、干子と。柚子の香りと、澄んだ出汁。身体に染み入る薄味。
造りは、鯛、カツオ、烏賊。
それぞれ新鮮だけど、ビーツや大根のおろしのピリ辛醤油、鰹の出汁の効いた松前醤油がなんとも刺身に合う、バランス良いお味。
凌ぎに、イクラ醤油漬けと!蟹身、柚子を炊き込んだ飯蒸し。
むっちり、香り良い。ベタに美味しい。
八寸。
あん肝酒煮、ほうれん草浸し、タラの白子を湯葉で巻いてあげた物、梅を練り込んだ茶巾納豆射込み、子持ち昆布、松風、銀杏素揚げ
小さいけどどれも手が込んでいる。
しっかり日本酒や、ピノノワールと合う。
焼物は、
鰤の塩焼き、金柑おろし添え。
鰤は思ったよりも脂がのっているものではない。
癖はそれほど強くない。
金柑のキツすぎない爽やかな香りが、鰤の味を損なわないでマッチしている。
煮物。
がんもどき、とっても味わいの良い海老芋、菊菜、柚子と。
ご飯は、細かく鯛を削ったものと、梅、大葉、あられの茶漬け。
水物は、洋梨のワイン煮。苺あられ蜂蜜ゼリー和え。
菓子は、白小豆餡 あんぽ柿 南瓜麩
最後に、ソムリエさんのお勧めのシャンパンと、本気の味わい深い白ワインで、シメ。
いやー、いやー、とても美味しかった。
12時半から、3時半までゆっくり食事しました。
あと、ソムリエとの話が楽しすぎて、お酒追加しすぎて泥酔しました
今年1番印象に残った食事でした。
2019/11/23 更新
仕事でお世話になっている人が、ずっと行きたかったと言っていた吹田の柏屋へ。
個室でゆったり、春の懐石料理を食した。
先付
車海老生揚 うるい うど こごみ 芥子黄身酢 木の芽
麩の焼き 桜餅見立て
平貝炙り 三つ葉 桜花塩漬け 玉味噌 桜葉ペースト
麩を桜餅に見立てた料理。見た目も、味も春。
煮物椀
海老しんじょう丸 筍 椎茸 春蘭 木の芽
澄んだ出汁で、春野菜を味わう。
造り
鯛松皮造り昆布〆 鰹叩き 烏賊 3色花弁 紅蓼 山葵 松前醤油 ネギおろしポン酢
綺麗な刺身、ねっとり出汁がよく利いた松前醤油と。
凌
蛍烏賊素麺 蕗 叩き木の芽
ホタルイカと、ホタルイカのわたの苦味、旨味が冷たい素麵によく絡む。
八寸
鮑煮 ホワイトアスパラ 蕗の薹和え 松前醤油
ホタテ貝焼き目 酒盗だれ かんずり 花独活
串打ち
厚焼き玉子 車海老 利休麩
菜の花餅 リコッタ漬けあられ揚げ 蒟蒻
ホワイトアスパラやリコッタチーズなど、洋のニュアンスもある八寸。
ペアリングに赤ワインというのも、納得。
焼物
琵琶鱒塩焼き 人参しんじょ煎り出し 一寸豆 長いも入りおろし酢
しっとり火入れの良い鱒の塩焼き。
箸休
若布 豆
御飯
筍御飯 叩き木の芽
この時期は、やっぱり筍御飯がうれしい。
この段階で結構お腹はいっぱいになっていたのだけれど、それでもするするっとお腹に入っていく。
汁
田舎味噌仕立て 胡麻豆腐
水物
春尽のみつ豆
イチゴ アンデスメロン ひよこ豆 梅白玉 はちみつの蜜
菓子
柳桜重ね 花麩 白粒あん 粒あん
前回も良かったけど、今回もとても良かった。
澄んだ出汁、上品な味付け。完成された整形、丁寧な味。
とても満足しました。
食にうるさい連れも、満足していました。